Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

■ ある有名なペディショナーが言っていた。

2024-05-02 07:41:04 | Ham Radio



 オセアニアに於ける DX Pedetion の最初はとにかくJA をやりまくる。 底をつくことはないにしても、主だった DXer がほぼほぼ QSO してしまうまでは、とにかくJA を徹底的にやる。 EU をやるためには、目の前の JA をいかに減らすかポイントだ。 オセアニアの DX Pedetion を知り尽くした OM が言っていた。 そして、出来れば 1 局だけは 14MHz を 24時間フル運用し、枯渇するまで捌き続け、他のバンドはコンディションを見ながら適宜オペレートする。

 昔、サイパンから SSB で QRV していた JA の OM ( オペレータは初めての海外運用みたいだ ) が JA がガンガン入感しているのに、EU が隙間に聞こえたので EU を相手にしだした  ( 当初から EU サービスを目標にしていたのかも知れない ) 。 しかし、JA の信号の煽りを受けて QSO が全く進まない。 JA を黙らせるために、QRX JA でも出せばよかったのに ・・・ 。 SNS では 「 今は JA の時間帯、もう少し経てば JA がスキップして EU が強くなる。 ヘボオペ !  」 などとオペレータに対して批判や揶揄するコメントが目立った。 たかがサイパンじゃないか、そんなに熱くなる事もないだろう。 もっと暖かく愛情を持って見守る事が出来ないのだろうか。 しかし、JA にも EU にもフラストレーションをたまらせる運用は確かに初心者と言えども看過できない。 

 強い信号をかたずけてしまえば、EU がよく聞こえてくる。 JA 側が相手にしてくれないと嘆くのがこの時間帯です。 乗り遅れた OM は待たされる事になります。 EU が弱くなると再び JA サービスですがこの時点では、クラスターなどで Easy などのコメントが入りますから、慌てる事はありません。。

 ペディショナーに取ってみれば世界中のアマチュア局と交信したいのですから、JA ばかりをやっている訳には行きません。 JA にこれだけ時間を割いたのだから、JA はお終いです。 次は EU です、とメリハリを付けなければ混乱を招くだけです。 それがオペレータの技量と言うものでしょう。

 この時点で JA はやってくれないのかと騒ぐ OM は、次のシークエンスを待って頂くしかありません。

 逆に DX Pedition に JCC サービス感覚 ( 日本人に対するサイパン・サービス ) で行く人もいるそうで、これは EU 泣かせですね。 しかし、多様性 ( 個人の自由 ) がスタンダードになった現代では、考え方は 「 個 」 が主であり、自由なのですから、どんなスタイルで運用しようが、誰も文句は言えないでしょう。
コメント