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YAESU FL-2100B はリニアアンプではない!?。

2018-09-25 22:12:00 | ノンジャンル
 60 年後半から 80 年代にかけて、多くのメーカーからリニアアンプが売り出されていました。 CQ 誌は 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟 の監修を受けています。 しかし、日本では使用出来ないハイパワーのリニアアンプが CQ 誌の広告に平気で出ています ( 一時期自粛していた時代もあったのですが )。 それら日本では使用できないリニアアンプに付いては 「 輸出専用 」 とか言って逃げていたが、最近はまた緩くなっている。 金さえ出せば 5kW ぐらいのリニアアンプは 120 ~ 130 万ぐらい出せば ( 簡単に? ) 買えるだろう。 しかし、ここまでくると流石に技術がなければ簡単には手を出せない。 そこで 3kW ぐらいで我慢して (笑) いる人が今の DX 界のスタンダードでしょうか?。
 
 当時 ( 70 年代~ ) DX を追いかけている連中、特に関東の連中では YAESU FL-2100B をほぼ全員所持していたでしょう。 しかし、当時は FL-2100B なんて、リニアアンプの数に入っていませんでした。 Tokyo-Highpower , Henry Radio 3-500Z x 2 クラスが標準?。 更には 工人舎、Dentoron や ETO ( ALPHA ) のリニアアンプ、HF-2400 3CX1200 x 2, MT1K 4CX1500B, Collins U-10, U-5, U-3 なんてものが普通に出回っており ・・・ FL-2100B なんてのは鼻にも掛けれなかったのです。 DXCC を追っかけている連中はライセンスには関係なく殆ど FL-2100B ぐらいは最低の標準装置として持っていたのではないでしょうか?。 FL-2100B ぐらい所持していても、誰も何も言わなかった時代です。

 各メーカーが 10W 機と 100W 機をそれぞれ何台出荷したかのデータを出さないし、リニアアンプもどれだけ売れた発表しない ( 発表出来ない数字になっていると思われる )。

 1970 年中頃の話です。 日本の 500W の局がアルゼンチン ( LU ) と交信しました。 「 500W だって? さっき 10W の局と 2 局 QSO したが、お前が一番弱いぞ ・・・ はは~ん、前の 2 局は 「 東京 10W 」 って言うやつだったんだな HiHi 」 日本のオーバーパワーは外国でも有名でありました。

 ARRL のコンテストで 3.5MHz に参加、 1kW に V-Beam を張りQRVしていた。 ナンバーはパワーを言うのだが、平気な顔で 10W と言っていた。 USA の局は WOW と驚いていた。 これくらいの心臓を持ってないと、入賞出来ないのかとコンテストの 闇 をみてしまった。

 こう言う経験をしてしまうと怖いもの知らず。 何でもありになってしまいます。 いまのパワー競争は現役でない私にとってはどんな事になっているのか想像がつかないけれど、この問題は黎明期から脈々と続いており、古くて新しい問題 ・・・ しかも、やったもん勝ちだし、自浄作用なんて今更絶望的でしょう。 アマチュアの問題はアマチュアが自己解決しろと、総通は見放しているから、JARL がやるしかないんじゃないですかね? ( でも、やる人いないし、やったら 天に唾 って事になる OM も ・・・ ?。 他にも問題が山積みですしね )。


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