ケーブルテレビ受信システムの記事です。
福井市在住の娘の家は福井ケーブルテレビ(FCTV)に加入して受信しています。
地デジ、BS、CSの視聴は全く問題ないのですが、STB(ケーブルテレビ専用
チューナー)を通して録画するとHD(ハイビジョン画質)形式の番組がSD(標準
画質)形式でしか録画出来ないのが欠点であった。
時々福井から管理者にHD形式のダビング要請があり、FCTVの技術の遅れが気に
なってました。
昨年HDで録画が出来るシステムがFCTVより公開(下記)されたので、近々対応
するように横からのサポートを考え調査しました。
この世界も技術進歩が早く、対応するには機器の入れ替えが必要で出費を強制
されます。
以下、調査した結果の参考情報です。
現在の受信設備はシステムが適合せず下記のように全部変更することを提案しました。
提案内容
1.STBを新型に変更する。(指定機種・無償交換)
Pioneer BD-V370 → BD-V371
2.レコーダーを新STBに対応する機種に交換(指定機種・新規購入)
Sharp ARW-25 → Sony BDZ-AT950W
3.薄型テレビ、HDMI入力可能機種に交換(任意機種・新規購入)
Sharp LC32GD1 → Toshiba REGZA 42Z3
現在のシステムは別室に地デジ専用として移動する。
参考 1 このシステムに変更してもアンテナ受信に対しCATV受信は次のマイナス面が伴います。
1.BDレコーダーにDLNA規格によるLAN結合で信号を送る為、録画は総てコピー10が
コピー1になってしまう。
2.昨年より発売になったBDレコーダーはBDやDVDディスクから再生するとD端子入力
のテレビだと標準画質に変更され、ハイビジョン画質で再生出来ない。
これは昨年著作権協会のコピー防止措置を強化するAACS規格が採用され総ての
機種がこの制約を受けることになった。
以上1,2は今回初めて知ったことでした。
(この規格、D端子専用のTVユーザーを完全に無視したもので、横暴な規格ですね、
それも2010年以前のレコーダーではHDで再生出来たものが、最新型では再生出来
なくなってしまうなんて声も出せないユーザいじめそのものです。)
参考 2 テレビ放送の画質について
現在テレビ放送は、地デジ、BS,CSの種類がありますが、どの放送が画質が綺麗に見
えるでしょうか。
以下はあくまで技術的な面からみた一般論で、実際に放映する放送は、各放送局の方針や、
番組の制作手法(最新のフルハイビジョン系列の機器で制作したものから、過去のSDの
アナログ番組を映像変換しHDに替え再放送するものまで)により画質は多様です。
画像の精細さは転送レートで決まります。地デジと衛星放送では規格が異なり次のような
規格になってます。
放送の種類 最大転送レート(Mbps) 画面サイズ
1. BS・CSデジタル標準放送 12 720x480(実測データ)
2.BS・CSデジタルハイビジョン放送 24 1920x1080(実測データ)
3.地上デジタルハイビジョン放送 16.8 1440x1080
(通称1920x1080のものは「フルハイビジョン」、1440x1080は「ハイビジョン」
とも呼ばれてます。地デジは後者で受信後、テレビが内部で1920x1080の画面サ
イズに自動変換し表示してます。)
放送技術面から画質の評価するとHD放送はBS/CSの方が地デジより高画質で送れ
る規格になってます。
従って、地デジと衛星放送と同じ番組が放送されるケースでは後者の方が画質は綺麗です。
録画する場合は衛星放送の番組を選択しBD,DVD等のメディア保存する方が良いです。
おわり