柳は緑、花は紅

ありのままのすうざん

夢で逢えたから。

2013-09-24 17:43:08 | Weblog

今日は、二年前に亡くなったゆくのんの誕生日。

今月になって、意識したからなのか、一週間くらい前のある日の午後、

転寝の時にみた夢に、久しぶりにゆくのんが出てきました。


夢の中のゆくのんは、認知症だったけれど、きちんと歩いていたし、

私のことも娘として認識していた。

会話もある程度出来て、ゆくのんは入所している施設の愚痴を言っていた。


手をつなぎながら、お互いの体温を感じながら二人で散歩してした。


あまりにリアルな夢だったので、目覚めた後も暫くは、手にゆくのんの温もりが残っていた気がした。


亡くなってからの一年は、時々、ゆくのんが夢に出てきた。

いや、正確には、ゆくのんの気配は感じるのに、本人は出てこない夢。

「丁度、買い物に出かけたところだよ」

と、この夏に取り壊された、実家の団地の居間で、やはり亡くなっている父が私に言っている。

父も兄も居るのに、ゆくのんだけがいなくて、

「ゆくのん、早く帰ってくればいいのに」

と思ってすぐに

「あれ?ゆくのんはもう・・・」

と考えた瞬間に、哀しくなって眼が覚める。

そんな夢を繰り返しながらも、少しずつ、みなくなっていた。


最近では、ゆくのんに似た女性を見ては切なくなったり、

仲の良い母娘の姿を見かけては羨ましくなったり、

そんな事も、減りつつあったので、今回みた夢に戸惑っています。

お彼岸が近かったからなのかな。

と思いながらも、もしかしたら

私が寂しいんだ。と

こうゆう感情は、きっと、このままなんだろうな。