掛り付け医に勧められて、内臓のMRIを撮影する為広島記念病院に出掛けた。
以前何回か、MRIは撮影してもらった事が有るので、様子は心得ていたが
担任の先生が丁寧に説明してくださった。
「撮影途中、工事現場のような音がするので、びっくりしないでください!」
若い頃は、工事現場の現場監督をしていたので、なるほどそういう表現があるかと一人で笑った。
「基本的には、動かないでいれば機械が綺麗な画像を撮ってくれます」とも・・
体を固定されて、トンネルのような所に入って行く。
両耳に装着されたヘッドホンから声が聞こえる。
『この度は、20秒の撮影です。息を吸ってください! はいてください! そこで息を止めてください』
ピュン ピュン ピュン ピュン・・・・
続いて『この度は、25秒の撮影です。息を吸ってください! はいてください! そこで息を止めてください』
ポョン ポョン ポョン ポョン・・・・
そんな撮影が数回続いた後、又声が聞こえる。
『この度は3分の撮影です。動かないでください』
おいおい! 3分も息を止めていろってか?
海女さんじゃないんで、無理に決まってるだろ!
ドキドキしながら待っていたが、幸い『息を止めて』という声は聞こえなかった。
「助かった! 生きながらえた!!((笑い」」
そんな、こんなドタバタ喜劇を演じながら撮影は終わった。
先生からは「綺麗な映像が撮れましたよ」という一言。
そりゃ 検査に来て、人を殺すという事はしないよね。と納得した。
検査結果は、全く異常なしとの事で終了した。
ちなみに、広島記念病院の表玄関を出たすぐ向かいに、不思議な光景が有る。
個人薬局が、二軒軒を連ね、少し先にも三軒目の薬局が並んでいる。
院内薬局は持たず、薬は院外薬局に任せっきりという事だが
三軒も並んで、経営が成り立つのかな?と余計なお世話を焼いてみた。