ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ケイトが恐れるすべて / ピーター・スワンソン

2020-10-15 | 本 海外作家
ケイトが恐れるすべて / ピーター・スワンソン 著 務台夏子 訳

創元推理文庫 / 2019.7



ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンのアパートメントで暮らすことにする。だが新居に到着した翌日、隣室の女性の死体が発見される。女性の友人と名乗る男や向かいの棟の住人は、彼女とコービンは恋人同士だが周囲には秘密にしていたといい、コービンはケイトに女性との関係を否定する。嘘をついているのは誰なのか?




面白かったー。
サイコキラー系は、その殺人に理由がないのであまり興味が湧かないのですが、これは、それを上回る登場人物や展開が本当に面白かったと思います。

ケイトも病んでいるし時差ぼけもあるし、コービンの家の豪華さにも意味があるし、覗きのアランもちょっと面白かったし、サイコキラーのヘンリーは面白いとは全く感じられませんが、その堂々とした態度に驚かされたり、あ、猫も一役買っていて面白いです。
登場人物がとても面白くしていたと思いました。


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