ただの映画好き日記

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13時間 ベンガジの秘密の兵士

2017-04-10 | 映画 サ行


リビアのベンガジ、米国領事館からさほど遠くない場所に、秘密裡に設置されたCIAの拠点「アネックス」に軍事組織GRSの6人の警備兵が派遣された。2012年の9月11日、その夜は、在リビア大使のクリストファー・スティーヴンスがベンガジに滞在している、というだけでなく、特別に重い意味を持つ日付となった。夜の10時になろうかという時、それまで静かだった領事館の周囲に、どこからともなく群集が集結し、しばらくもみ合ったあとその内の誰かが、自動小銃を発射しだした。その群衆の目的は、火器による領事館の襲撃だった。そしてゲートに殺到すると同時に塀をも乗り越え、ほとんど反撃される事もないまま、領事館を制圧してしまうばかりか、内部の人間を襲撃し始めた。

13時間 ベンガジの秘密の兵士 2016年/アメリカ/マイケル・ベイ





実話ということで、エンタメに走ることなく、リアルな演出だと思いました。
緊張感が伝わってきて、13時間が長く感じられ、早く朝にならないかな…と何度も思いました。
目を背けたくなるシーンが結構ありましたが、派手な演出というわけではなく、現実を意識させる意図なのだろうと思います。
大使と警備兵が亡くなり、アメリカが撤退、そしてリビアはISの拠点となり…。
実際にあったことなんだ…と思うと、いたたまれない気持ちになってしまいました。




以下、映画の感想からはズレますが、強く思ったことがあったので自分用のメモとして記します。

兵士たち個人レベルでいうと、どうして他国のために命をかけなければならないんだろうって思うのが普通だろう…と思います。
日本が攻められたら米軍が助けてくれる!なんて甘いんだな…とも思いました。
安保条約があるからといってのほほ〜んと安心している場合じゃないし、もしもがあったとして、お手伝い程度?くらいに思っておいた方がいいのかもしれません。
CIAが攻められていても米軍は助けに来ないんだから、本当に甘い考えは危険だなと思いました。
日本人は本当に危機感がないと思います。
戦争シマセーン!と宣言すれば他国が攻めてこないとでも思っているのか、それとも、様々なことに反対している人達は日本が滅べばいいとでも思っているのか、本当に不思議に思います。
先月、北朝鮮が4発のミサイルを日本海側に撃った時、その後、米国務長官が来日した時、日本のマスコミは何を報道していたでしょうか?
マスコミも野党も、ミサイルよりも安全保障よりも森友、森友ですよ。呆れ果てました。
ここ数日、マスコミもようやく森友から離れ、北朝鮮問題に注目していますが、もっと前から注目すべき問題だったはずです。

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