ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

受験生は謎解きに向かない / ホリー・ジャクソン

2024-01-29 | 本 海外作家
受験生は謎解きに向かない / ホリー・ジャクソン 著 服部京子 訳

創元推理文庫(2024.1)


高校生のピップにある招待状が届いた。試験が終わった週末、友人宅で架空の殺人の犯人当てゲームが開催されるという。舞台は1924年、孤島に建つ大富豪の館という設定で、参加者は同級生とその兄の7人。開始早々、館の主の刺殺死体が発見される。当初は乗り気ではなかったピップだが、次第にゲームにのめり込んでいき……。爽やかで楽しい『自由研究には向かない殺人』前日譚!




薄っぺら〜い本なので、内容も薄っぺら〜いのかと思っていたのですが、そうでもなかったです。
ピップ三部作を読んでいたから、基本的に薄っぺら〜い内容であっても、ピップがプラスされた分、面白く感じたとも言えると思いますが。
友達との犯人当てゲームも凝っていて、ピップより、このゲームの主催者の方が才能あるんじゃないの?と思ったら、犯人当てゲームは、市販のブックレットだそうで、犯人も含め、「あ、なるほどね(笑)」という結果でした。
それはそれでいいと思います。
解説にもありましたが、全て、ラストに繋がっていると思うと、満足できます。
ピップが自由研究に犯罪調査を選んだわけも伝わってきますし、あの人が、あの人ものラストは思わずニヤリとしてしまいました。
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