狼の帝国
ジャン=クリストフ・グランジェ 著 創元推理文庫 / 2005.12
パリに住むアンナは不可解な記憶障害に苦しんでいた。
高級官僚である夫は、脳の生検を勧めるが・・・。
同じパリの街で不法滞在のトルコ人女性が次々に顔をつぶされた死体となって発見された。
この猟奇事件がアンナの記憶障害と奇妙に交錯し、驚くべき事実が明らかになる!
うわ~~~、これも面白かったです~~。
グランジェの作品の中で(『石の公会堂』は未翻訳のため読めない・・)、1番、テンポがよかったと思いました。
お話の展開やお決まりの猟奇殺人は、グランジェのパターンなんでしょうが、でも、飽きないんですよね~。
今回は、登場人物がみんなバッタバッタと死んでしまい、最後はどうなるんだろう??とちょっと心配してしまいましたが、ちゃんと用意されているんですよね~。
脇も脇と思っていた彼女だっただけに、取って付け??と思ってしまいそうですが、最後の3行を読んでゾクッとしました。
彼女の存在自体に物語の重要な意味があったと言いますか、セマとアゼールの悲しい人生に切なさを感じさせてくれました。
といった感じで、エピローグが今までにないドラマティックな物悲しい余韻を与えてくれます。
新作もとても楽しみですし、この『狼の帝国』の映画化である『エンパイア・オブ・ウルフ』も観てみたいな~と思います。
グランジェってばどうしてこんな作品を書けるのでしょう。
映画のほうも私も見て見たい。
あと一作早く翻訳されるといいんだけれど、いつになるのかな~?
ホント、面白かったです~。
グランジェって凄いですね~。
由美さんにオススメ頂いて、本当に感謝ですよ~。
ありがとうございました!
映画、観てみたいですよね~。
新作も早く読みたいし、未翻訳のも読みたいですね!
本当にご無沙汰しておりました。
変わらず映画を楽しまれているのですね。
ここにコメントをした理由ですが、実はグランジェの本が出たのをご存知かな?と思いまして。
実は私も昨日購入したばかりですが。
ご存知でしたらごめんなさい。
「通過者」です。
私は現在、電子書籍での購入なので、この本の厚さがよくわからないのですが…
上下二段書きの700ページある読みごたえたっぷりみたいです。
今までの本と同じようにかなりショッキングな内容のようです。
なかなか新刊が出なくてあきらめていたので、気がついたのが昨日でした。
本は、紙であの匂いと厚さが好き。と思っていましたが、やっぱり電子書籍の便利さに今ではすっかりはまってしまいました。
また、時々お邪魔させてくださいね。
ごめんなさい、コメント、全然気付かなくて、本当にごめんなさいー。
由美さん、お元気ですか?お変わりなく?
はいー、映画観てますよー!
本は老眼がキツくて、ほとんど読んでいないけど、でも、読みたいのはたくさんあって、積読本が増えてます。
グランジェの『通過者』、初耳です。
由美さんのオススメだもの、ぜひ読みたいです。
由美さんは電子書籍なんですね!
私は紙に戻ってしまいました。
でも、文字も大きくできるし、明るいし、電子書籍の方が便利ですよね。
由美さーん!
本当にコメントに気付くのが遅くなってしまって、本当に本当にごめんなさい。
由美さんが来て下さって本当に嬉しいので、これを機に読書、再開しまーす。
由美さん、またいらして下さいね。
本当にごめんなさい。