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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

プベルル酸、ヘプタ7環の爪

小林製薬の「紅麹原料」を使ったサプリ「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた70代~90代の5人が死亡、114人が入院したことが明らかになっています。(T . T)

因果関係は分かっておらず、小林製薬などが調査していましたが、「紅麹原料」に含まれる「未知の成分」が「大阪工場」で混入した可能性が高いと29日の会見で明らかにしました。(^-^)

この「未知の成分」について、小林製薬は一般的に青カビからつくられる天然化合物で、毒性が非常に高いとされる「プベルル酸」の可能性があると、厚生労働省に報告していることが明らかになった、とのこと。(^。^)

「プベルル酸」は、一般的に青カビからつくられる天然化合物で、抗生物質の特性を持つことが知られていて、毒性が非常に高いといわれています。(^_^)

ただ、腎臓に対する障害は現時点では明らかになっていないとしていて、あらゆる可能性を検討し調査を進めことにしているそうです。m(._.)m

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

馬関は、この事件の行方もさることながら、原因の一つと目される「プベルル酸」なる物質に興味を惹かれました。(^。^)

一応、理工系出身ですし、大学受験時も有機化学は得意でしたから、即座に気になったのは、「プベルル酸」の化学構造式でした。(^-^)

さっそく調べてみると、「プベルル酸」の構造は、写真のように、ベンゼン(6員環)ではなく、ヘプタ(7員環)となっていました。!(◎_◎;)

1932年にその存在が発見され、Wikipediaでは、次のように紹介されています。(^。^)

比較的弱い抗生物質との報告がある。抗マラリア作用が報告されている。生体内での毒性も高く、マウスを用いた評価では、5 mg/kg×2回の皮下投与で5匹中4匹のマウスが3日目までに死亡している。

マウスの致死率の高さ(4/5=80%)には背筋が凍るような思いがしますね。( ; _ ; )/~~~

一刻も早い全容解明が待たれます。m(._.)m

「眼に見えぬ七環の爪黴の闇」 祖谷馬関

(注)黴(カビ)は、梅雨時の高温多湿に乗じて発生する菌の一種。食べもの、衣類、畳、壁など、何にでも発生する。鬱陶しい長雨の季節を象徴するものであるが、味噌醤油の製造に欠かせない麹黴やペニシリンを作る黴など、有益なものもある。
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