岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

大勝軒@神奈川新町

2007-03-08 12:17:54 | ラーメンレポ

【地図】神奈川県横浜市神奈川区浦島町1-1
2007年3月5日 午後1時頃訪問

昨日大阪から帰ってきて本日は午前中に有明、午後は新横浜という久しぶりの1日2現場。
途中先輩M氏の誘いで横浜は神奈川新町の大勝軒に行ってきました。
近くにもうひとつの有名店があり、どちらにしようか相談したのですが、そちらの方は定休日で選択の余地無く大勝軒へ。
こちらのお店は、もりそば(つけめん)で有名な東池袋大勝軒直系ののれん分けです。

頼んだのはM氏に習って、合い盛り。
冷やした麺のつけめんのと暖かい麺のあつもりが一緒に食べられるというものです。
つけめんというと、茹でた後、冷水で締めた麺に暖かいつけだれというのがスタイルで、食べているうちにだんだんぬるくなってくるという弱点がしばしば言われます。
私もその口であんまりつけめんを好んで頼みません。
その弱点を補うため、麺を冷水で締めないで、そのまま出すというものあつもりなるものもがあり、つけめんの中のひとつのバリエーションとしてメジャーになりつつあります。


合い盛り 680円

さて合い盛が運ばれてきました。


まずつけだれは酢と砂糖で酸味と甘みを加え、唐辛子でピリッとしたアクセントを加えた正調大勝軒風。
表面にはやや多い油とネギが浮き、底にはざく切りのチャーシュー、メンマ、ナルトが沈んでいます。


そして麺も大勝軒の流れを汲むやや加水率の高い、太目の自家製のストレート麺。
上の写真左が暖かい麺、右が冷たい麺です。
暖かい麺は濃いスープのラーメンを食べているよう。
冷たい麺はやはりしっかりつけめんですね。
底に沈んだチャーシューはちょっと厚めでガシッとした歯ごたえを残しつつも、よく味が染みこんでおります。
メンマも大勝軒の伝統で乾燥メンマを念入りに戻して味付けしたもので、メンマ好きの私にはうれしい一品です。


最後は割りスープを頼んでスープを割り、つけだれもいただきます。
大勝軒の味付けしていないスープの味見を味見できるのは珍しいことなので、割りスープだけをレンゲにとってちょっとだけ味見してみました。
鶏がら、豚骨、煮干、鰹節類、野菜が交じり合い、それだけでも美味しいスープとしていただけそうです。
東池袋の元祖に負けない美味しいつけめんでしたね。
ごちそうさまでした。

■池袋大勝軒中華そば(1食入)

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竹岡ラーメン 梅の家@高輪台

2007-03-07 22:47:34 | ラーメンレポ
※お詫び
この記事は二週間ほど前に書かれたものです。
書いたっきり、アップするのを忘れていました。
時系列的におかしくなりますが、ご了承ください。


【地図】東京都港区白金台2-26-13
2007年2月26日 12時頃訪問

今年も花粉の季節がやってきました。
つい先日までかなり調子が良かったのですが、突然のクシャミと鼻水、仕舞いには頭がボーっとしてきてなんと微熱まで出てくる始末。
肌もなんかかゆくてカサついて来ました。
泣きながら病院に駆け込んだのが2月22日の朝。

鼻に吸引するタイプの投薬(ネブライザっていうらしい)と2か月分の薬を貰いましていざお会計・・・ってな時に手持ちのお金が足りなかったのです。
恥ずかしながら、半分ほどのお金を払って残りは後ほど持ってまいりますので・・・ヘコヘコ。
と、本日はその残額を支払いにきました。

長い前置きになりましたが、その病院の近くにあったのが高輪台の梅の家。
竹岡式ラーメンは端的に言うと、千葉県富津市は竹岡の地ラーメン。
豚肉を醤油で煮て煮豚を作り、その煮豚の煮汁がスープのもとになります。
乾麺を小鍋で茹で、その茹で湯と煮豚の煮汁を丼で合わせて作る、鶏がらや、豚骨のスープを必要としないシンプルなスタイル。
副産物的に大量に出来る煮豚をザクザク乗せて、長ねぎのでは無く、たまねぎのみじん切りを乗せるのが特徴。
その特殊性と希少性から密かに人気が高まっているラーメンであります。
しかも梅の家は竹岡式ラーメンの発祥の店とされている屋号。
これは期待大で・・・あれ・・・よく見ると竹岡"式"ではなく竹岡ラーメンとなっていますね~。
店の外にある券売機でラーメン500円の食券を買って店に入ると、
「当店は竹岡の梅の家とは関係ありません」の張り紙」

騙された!

しかも乾麺ではなく生麺を使用している模様。
というわけでまさに「騙された」と思って食べてみたラーメンのレポートです。


ラーメン 500円

醤油色の真っ黒なスープ、ネギではなく玉ねぎを薬味にしているところは竹岡のラーメンぽい。


しかし竹岡の特徴である、醤油だれを作るときに大量に出来るチャーシューを惜しげもなく乗せる・・・様なことは無く、丁寧に薄く切られたチャーシューが2枚という寂しさが残念。


乾麺でなく生麺というところがまた残念。その麺の茹で具合の悪さがまたまた残念。
そのほかの具も文句が無い程度の出来で、普通のラーメンという印象がぬぐえません。
常連さんや近所の人たちの評判も良いみたいで、しかもいまどきラーメン一杯500円という価格は悪くは無いと思います。
私も「竹岡」という知識を入れてさえいなければ、こんなに「残念」言われることも無かったのかな?と思います。
ごちそうさまでした。


■激ウマラーメン千葉(2007年版)

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金龍ラーメン@なんば

2007-03-06 23:27:51 | ラーメンレポ

2007年3月3日 午後10時頃訪問

さて夜の町に消えていったiwaYohはどこへ行ったか?
こういった場合、普通は女性のいる店に行ったりする訳ですが、ワタクシ的にはとりあえずラーメン屋であります。
今や大阪もラーメンブームに巻き込まれ、全国から集まったさまざまなスタイルのラーメン屋さんがあります。
その数ある中で、大阪ラーメンの原点と個人的に考えると、この金龍ラーメンじゃ無いかと思うわけです。
赤を基調とした派手な店構え、特に道頓堀の店は龍がのたるオブジェがディープインパクト。
それに比較してビニールのテントのような空けっぴろげな店構えのアンバランスがたまりません。


グローバルな食券機で食券を買い、カウンターでそれを渡し、しばしの後出来たラーメンを受取り、白菜、ニラのキムチ、おろしにんにくの無料トッピングを乗せて、テーブルではなく、島に分かれた座敷で食べます。


トッピングのカウンターには、サービスのご飯があり、もちろんおかわりは自由であります。
ラーメンが出来るまで、このご飯にキムチを乗せて食べながら待つのも良いもんです。
この如何大阪ライクなシステムも大阪を感じさせてくれる要因でしょう。


ラーメン 600円

さてラーメンが出来てきましたよ!
豚骨、鶏がらを白濁するまで煮込んだ濃厚なスープですが、他の人のレポートを読むと醤油のタレに秘密があるというウワサ。

中細の麺はちょっとノビ気味ですが、私はヤワ麺も好きなのです。
チャーシューは「肉を煮ただけ!」っていう感じの煮豚。
・・と一通り素の味を確認し、レポートが出来るようにした後は
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やっぱりニラ、白菜キムチの大量トッピングでしょう。
どちらも結構な激辛キムチですが、構わず山盛りです!
ついでににんにくも山盛りだ!
寝る前の牛乳と歯磨きは欠かせないぞ!


さて食べた後は黒烏龍茶・・・。
「アクセルを踏みながらブレーキも踏む」
H社F山さんの名言であります。

【地図】大阪府大阪市中央区難波3-3-5


■たべあるきnavi関西激うまラーメン3版

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炭火焼肉 楽洛亭 本店@なんば

2007-03-04 22:29:57 | 外食レポ

2007年3月3日 21時訪問

この前の記事でも書いていますが、出張で大阪に来ております。
さくっと仕事を終わらせて、宿泊先に着いて、一息つくと先方主催の恒例の一席です。
鯛の刺身や牛肉鍋を堪能しつつ、話にも花が咲き、その中の一人がガンオタ(ガンダムオタク)であることが発覚。
ガンダム話で盛り上がったものの2時間の時間制限でお開き。
2次会へ行きそうな雰囲気もないので、大阪の夜の街を一人でウロウロ徘徊しました。
気がつくとここは難波。

何年か前、仕事で毎月の様に仕事に来ていたことがあります。
内容はいつも違うのですが大体いつも一人でか二人で、行き先は大体インテックス大阪という展示会場。
宿泊は会場から遠いのですが難波や心斎橋のホテルにしてもらっていました。
まあ、場所柄宿泊費が安いって言うのもあるんですが、展示会場の辺りで宿泊しても夕食を食べに行く場所もありませんしね。
しかも自腹で食べるんだからそれなりに安くていい物を食べたいものです。
楽洛亭はその頃開拓したお店で、よく一人で焼肉を食べに来ていました。
東京近郊では一人で焼肉を食べに行くにはちょっと勇気のいる行為だったりしますが、こちらのお店はカウンターが10席くらいあり、常に一人客が居ます。
一人前も少なめに出てくるので、頼みやすいし、何より安いのが味方です。
今回も私の前に2名ほどの一人客が居ました。

お店に入りカウンターに腰掛けると、焼肉のタレと七輪が運ばれてきます。


この青ねぎがたっぷり入ったタレは胡麻やにんにくなどさまざまな材料が使われていて複雑な風味で真似できません。
肉はどれを頼もうか、とチョイスはウルテと赤セン。
焼酎の水割り、お変わり無料のキャベツも運ばれてきましたよ!



ウルテは牛の喉、気管のところで、軟骨が硬いため細かく包丁が入っています。
コリコリというよりはバリバリとしておりやや顎が疲れますが、その野趣あふれる歯ごたえが魅力です。


一緒に頼んだ赤センはシマチョウとも呼ばれる大腸の部分。
処理の仕方では臭みの出る部位も新鮮な肉なので臭みはありません。

写真を撮り忘れましたが、もやしのナムルもいい箸休めになります。

肉類をすべて食べてしまい、手持ち無沙汰になったので、気になった2品を頼みます。


コリコリは牛の心臓付近の血管だそうで、筋肉というか筋膜と呼ばれる硬い部分。名前の通りこりこりの歯ごたえが魅力。
ツラミは頬肉で、カルビやハラミのような感じですが、若干柔らかさはこちらのほうが上かな?

ついでに焼酎をお代わり。
最後は冷麺とかで締めようかなと思ったのですが、そういえばと思い出し。
肉、もやし、酒をすべて平らげ、会計を済ませて、夜の難波に消えて行ったのであります。
ごちそうさまでした。また来ます。

【地図】大阪府大阪氏中央区難波4-4-6


■楽しい!オンナのヒトリメシ

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あじさい茶屋 八重洲口店

2007-03-03 17:43:42 | うどん・そばレポ
2007年3月3日 朝訪問

今日は3月3日、ご存知の通り皆様耳の日です。
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モトイ!ひな祭りでありますね。
ひな祭りは、上巳、桃の節句とも言われ、江戸時代より伝わる五節句の一つであります。
ちょっと調べると

1月7日 人日・七草
3月3日 上巳・桃の節句・ひな祭り
5月5日 端午・菖蒲の節句
7月7日 七夕・竹・笹
9月9日 重陽・菊の節句
  ※ウィキペディア調べ

とあります。
1月1日の正月、元旦は節句じゃないんですね。
なるほどなるほど・・・しかし、この流れだと11月11日に何か入れても良いのでは?
っていうと何の節句になるのか・・・銀杏(いちょう)の節句?
しかし銀杏(ぎんなん)の節句と読んでしまうと、ちょっと臭そうです。

などとプチ知識と無駄話を披露しつつ、突然ですが本日から明日まで大阪に出張です。
というわけで新幹線に乗るためやってきた東京駅は八重洲北口の改札を入ったところにあるあじさい茶屋で朝食。
美味い不味いを超越した食べ物というのが個人的にあるのですが、その中でも代表格が「駅そば」ですね。
一昔前は駅の立食い蕎麦といえば、駅ごと、ホームごとにいろんな店舗があり、朝食に、急ぎの昼食に、避けの後の締めにとしばしば食べ、特に味がどうこう言わないけれど、いざ話題に登ると、駅ごとの美味い不味いから始まり「いやいや何駅の何番ホームが一番だ」とか「あの駅のあのホームのおっさんは無愛想だけど、そばは美味い」とか論争が起こったりもしました。
しかし昨今、関東地域のJR各線の駅蕎麦は先述のあじさい茶屋に支配されつつあり、駅蕎麦の統一化が進んでおりますな。
品質もそれなりに安定して供給されるので、「ぐえっ、何だこの店!失敗した!」みたいな目に遭わずにすみますが、その代わりどこに行っても同じ味なのでスリルが無くてつまらないとも思います。
でも吉野家のようなチェーン店でも論争があったように、「○○店が美味い」とか「○○店が不味い」とか「○○店の昼過ぎから美味くなる」とか「作っているのが田中さんだと美味い」とかそういうのを研究している人もいるかもしれませんね。
っていうか、JRの路線内でであじさい茶屋じゃない立食い蕎麦を見つけるとわざわざ入ってみたりする私は奇特な人でしょうか?

さて話を戻します。
店に入り、券売機(これも個人的には嫌いです)を前にすると、「春の山菜、ちくわ天そば・うどん」というのが目に入りました。
せっかくひな祭りで春になったんだから・・・とそのボタンを押して、席に座り(立食いじゃないんですよ)食券をおばさんに渡します。
すぐに「そばうどんどちらにしますか?」と聞かれますので、それを言わせないように、おばちゃんの口が最初の「そ」の形になったところで、先回りして「そばで」と答え、おばちゃんの言葉をつまずかせます。
暗い情熱、嫌味な楽しみなのは百も承知。

しばしの後にやってくる春の山菜ちくわ天そば!

春の山菜ちくわ天そば 450円


丸みをおびてやや伸び気味なそばに甘みの強いそば汁。
ここまで来てやっと気がついたんですが、山菜もちくわ天も種物として、通年でやっているわけで・・・「春の」ってついただけじゃない?
気づかなくていいことに今更気がついてしまいました。
まあ、ちくわ天はデカイし、山菜も好きなのでまあいいか。
ごちそうさまでした。

余談・・・
全国の飲食店業のみなさん!明日からとりあえずメニューに「春の」ってつけてみましょう。
通常の「ラーメン」500円をとりあえずメンマでも多めに乗せて「春のラーメン」にして600円で!
「カレー」450円もとりあえず肉団子乗せて「春のカレー」で600円に!
あっ!これ今日からビジネスモデル特許申請するんで、特許料は私あてで!
えっ?もうあじさいがもう取得したって?
※この話は途中からフィクションです。

【地図】東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅構内


■偉いぞ!立ち食いそば

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干焼蝦仁(海老チリソース)

2007-03-01 23:47:38 | レシピ


さて中華料理の中でも特に人気の高い干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)。こう書くとなんだか中国の妖怪の名前みたいですが、一般には「海老チリソース」の通り名で有名です。
中学生のころ野球部に入っていたのですが、土曜日は半ドンで給食が無く午後の部活のため、弁当持参でした。(土曜の半ドンって週休二日が普通になった最近の子供は知らないんだろうなあ・・・)
週に1回だったので、それほど負担にならなかったのか母が毎週気合を入れたお弁当を作ってくれたものです。
その中でも登場回数の多いのがこの海老チリでした。
その影響で私も弁当とかを作るとこれをよく作ります。
ただ、あまりに「お弁当のおかず」というイメージが強くて、なかなか夕食のおかずとしてはあまり思い浮かばないんですよね。
そんなおり先日知人とのちょっとした会話から海老チリの話になり、そういえばと思い作ってみました。
「海老チリソースの素」とかを使わないでも意外に少ない材料で作れるので、思ったよりも簡単だと思いますよ!

★★材料★★
 海老・・・・・・・・・15尾
 長ねぎ・・・・・・・・1本
 トマトケチャップ・・・大さじ4
 豆板醤・・・・・・・・大さじ1
 鶏がらスープ・・・・・90ml
 生姜の絞り汁・・・・・少々
 塩・・・・・・・・・・適量
 胡椒・・・・・・・・・適量
 片栗粉・・・・・・・・適量
 油・・・・・・・・・・適量(揚げ油は別)

★★作り方★★
 1.海老は殻を剥き、背腸を取って、尻尾のとがったところを切り落とす
 2.殻を剥いたえびを塩で揉んで、水洗いし臭みを抜く
 3.水を切った海老に軽く塩胡椒して生姜の絞り汁を加えて揉み、下味をつける
 4.下味の付いた海老の水気を切り片栗粉をまぶしてから軽くはたき、衣を馴染ませる
 5.長ねぎをみじん切りにする
 6.中華なべにたっぷりの油(分量外)を熱して160℃くらいで下ごしらえした海老を揚げる
 7.海老を一度引上げ、油を捨てたら、洗わずに中華鍋を再度火にかける
 8.豆板醤を入れ軽くかき混ぜたら、トマトケチャップと長ねぎを入れしばし炒める
 9.長ねぎに火が通ったら、揚げた海老も入れ、最後に鶏がらスープを加えてしばしかき混ぜながら煮立たせる
 10.水分が適度に飛んで、海老の衣が溶け出してとろみが付いたら完成

★★ポイント★★
海老の背腸は苦味の元になるので、丁寧に取り除きましょう。
鶏がらスープですが、「スープの素」等のインスタントのものには塩が入っているので、その分下味の塩気などを控えめに。
豪華に見えるので殻付きの海老を使っておりますが、無塩のむき海老とかでも出来ます。
海老を油で揚げるのが面倒な人は、片栗粉の衣を付けずに、その代わり炒め時間を長めに取り、最後に水溶き片栗でとろみをつけてもいいと思います。

それと最後に、とっても気をつけていただきたいのですが

豆板醤をいためるとその辛味が揮発して目や鼻に来る

ので、換気扇を回すのを忘れずに!


そうそう、海老が大きめだったのと、酒のつまみにすることから、ついでに包菜も買ってきて1尾ずつ包んで食べるようにしてみたのですが、これ結構当たりです!


■唐がらしみそ四川豆板醤(シセントウバンジャン)

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