桜田淳子 オープニングメドレーに思うー歌唱編
『桜田淳子は歌が下手だといわれているが、実は、うまいのではないか』ということをよく聞く。
これは、一般的な評価なのだろうか。
佐良直美さんが、第25回紅白歌合戦で、初めて紅白のステージに向かう淳子さんをこう言って送り出している。
『歌の方でも大いに伸びるようにがんばってくださいね。』と。
『じゃ 高1トリオの皆さん。お願いします。』
『今年成長が期待されております。桜田淳子さん、黄色いリボン』
佐良さんは、60年代デビューで、歌のうまさは定評がある。
たぶん、ポップスでは1、2位を争うのではないかと思う。
と同時に、後輩への思いやりがあり、正直な一人だと思う。
だから、当時毎年のように紅白歌合戦の司会を務めたのだと思う。
第25回の紅白歌合戦でのコメントは十分練られているはずで、台本どおりのコメントだろう。
それでも、当時、淳子さんへのコメントは、聞きようによっては違和感がある。
淳子ファンなら、余り好ましく思うかもしれない。
当時は、正直、早く歌ってくれよ。
という思いだけで、特別気にしていなかったように思う。
しかし、最近のように低い評価がされるようだと気になる紹介のしかたである。
佐良さんの正直な人柄だけに、改めてこのコメントを聞くと、避けて通れない。
YouTubeに面白い動画が投稿されている。
『夜のヒットスタジオ』のオープニングメドレーがそれだ。
桜田淳子 オープニングメドレー・コレクション(1974.04~1977.06)
この動画を視て思うことがある。
持ち歌のメドレーだと、先入観に左右される。
こなれた歌だと、そつなく歌うのは当たり前だ。
淳子さんの歌唱を判断するには、他の歌手の持ち歌を即興でどう歌うのかが一番わかりやすいと思う。
紹介された曲目、歌手、淳子さんの歌唱時期は次のとおりだ。
1恋の雪別れ 小柳ルミ子
三色すみれの頃
(印象)伸びやかな高音で、見事に歌いきる。正直、こんな声が出せたんだと今更ながら驚いた。
ルミ子さんが歌うと柔らかな高音でポップスなのだが、淳子さんはコブシがまわったような高音で演歌のようにしか聞こえない。
女性の変声期の影響があるのだろう。
2恋は燃えている 欧陽菲菲
ひとり歩きの頃
(印象)曲に乗っている。声は、この当時の歌声そのままで歌っている。
アイドルとしての淳子さんはこの声を守ってきたように思う。
それは、前作の大ヒットより少し声を丸くしたように感じ、優しい歌声になってきたように思うのだが。
ただ、欧陽菲菲のような情熱的な歌い方ではない。
3星影のワルツ 千 昌夫
17の夏の頃
(印象)淳子さんにとっては非常に歌いなれた曲のようで、そつなく歌っている。
もっとも、この曲は、あまりにも有名で、日本人ならだれでも口ずさんだのではないかと思う。
たぶん『上を向いて歩こう』と同じくらいに。
特徴としては、マイクに頼らない歌声になっているということだろう。
1970年代の代表的歌手 尾崎紀代彦さんのようにマイクを離して歌う歌い方が非常に印象に残る。この当時、マイクを離して歌うことは声量があることの証明だった(たぶん今でもそうなのだろうが)。
この時期、歌い込み、腹筋などを鍛え、腹から声をだせるようになったのではないかと思う。さびの部分の『しかたがないんだ君のため』というところは、そつがない。
ただ、男性の歌なので、やはり低音に不満が残る。
4あなただけでいい 沢田研二
天使のくちびるの頃
(印象)この歌のときの、口のあけ方がいい。
意識したわけではないだろうが『天使のくちびる』になっている。
ホームポジションがダイヤ型という感じだと思う。
5女のみち ぴんからトリオ
天使のくちびるの頃
(印象)もしかしたら、桜田淳子というのは、演歌のほうが向いていたのではないかと思う。
コブシは回せないのか と注文をつけたくなるばかりだ。低音はやはり弱いかな。
6池袋の夜 青江三奈
ゆれてる私の頃
(印象)ブルースらしく恍惚とした歌い方の片鱗を見せて欲しかった。
7君は心の妻だから
鶴岡雅義と東京ロマンチカ
ゆれてる私の頃
(印象)この歌もそつなく歌っているが、この歌は、低音から高音まで、声を引っ張るのがミソだと思う。
桜田淳子の個性なのだろうか、こらえが足りないように思う。
『定めにまけた』の『ま』の部分が曲に合わせようとして、ワンテンポ遅れる。葉書の紹介で気をとられてはいけないところだと思うが。
8弟よ 内藤やす子
泣かないわ
(印象)この曲をそつなく歌えて当然でしょう。
9なみだ恋 八代亜紀
夏にご用心の頃
(印象)この曲、本人も最後に舌を出したとおり、息継ぎを間違えてしまって、肝心な所で息が切れてしまう。
出だし歌いやすいと思って油断したのだろう。
10ロマンス 岩崎宏美
夏にご用心の頃
(印象)よく聞いて欲しい。『あなたお願いよ』で語尾が下がってしまうところが、宏美さんとの違いのような気がする。
確かに、甘えて歌う所なので、下げたほうが表現としては正しいのだろう。
しかし、歌を聞かせるという意味では、伸びやかに歌ったほうが、聞き応えがある。
ここの部分が、仲良しの二人の表現の違いなのだと思う。
二人が持ち歌を変えて歌い、宏美さんが、淳子さんの歌を聞いて『そう歌うんだ』と感心したことを回想したと読んだことがある。
二人の違いは、両方『あり』なのだろう。
『聞かせる岩崎宏美』と、『伝える桜田淳子』ということだと思う。
言い換えれば、『歌う宏美』と『演じる淳子』なのかもしれない。
それぞれが、進む道を分けたのも、そういうことなのだろうと思う。
11小指の思い出 伊東ゆかり
夏にご用心の頃
(印象)この曲は、『小指』ということがテーマにある。だから、この単語のさばき方がポイントになる。
最初の『こゆび』は一つの単語なのに『こ』『ゆ』『び』が一つづつ切れ、強調されている。
ところが、二度目の『こゆび』はひとつの単語としてさばいている。
淳子さんは一つ一つの言葉を大切にする人だと思う。
それが、せりふの聞きやすさに繋がっている。
二度の『こゆび』の歌唱の違いは、意図したものか、それとも偶然か。
12恍惚のブルース 青江三奈
ねぇ!気がついてよ
(印象)もはや、無理だ。と思う。青江美奈の枯れた声でしか、この歌は歌えない。
何といっても、この黄金時代の桜田淳子の歌にはつやがあり過ぎる。
これは、技術ではどうすることもできない。
まっすぐな声を楽しむのが正解だと思う。
13長崎は今日も雨だった
クールファイブ
ねぇ!気がついてよ
(印象)この歌で、二度の失敗をする。『あなたひとりに』『と』をフラットに歌ったため、次の低音が下がりきらなかったのではないかと思う。
『と』を少し独立してあげ、息継ぎをすれば、きっとうたいきれたと思う。
そして、『愛のことばを』で『の』少しあげ、息を継げばやはり最後まで歌いきれたと思う。
これまで、たいてい二度目は修正したのだが、今回はできなかった。
男と肺活量が違うのだから、歌い方を変えてもいいと思うのだが。
14ふれあい 中村雅俊
ねぇ!気がついてよ
(印象)『肩を抱いて欲しいと』のさびの歌い方は、実にうまい。
15なみだ船 北島三郎
もう一度だけふり向いて
(印象)実は、桜田淳子さんの歌唱で、最も好きなのがこの時期だ。
アイドル時代から次のステップに行くのに一番よかったと思う。
実に聞き応えがある。
北島さぶちゃんの難しい歌だと思うのだが、実にうまく歌っている。
『涙の』の『の』のあがり方には正直しびれる。
『お お お お~』といいう所の聞かせ方も素直でいい。
適当に淳子節も聞かせてくれる。
本人の満足の笑顔もうなづけるというものだろう。
『終わりのひとしづく』で、下がりきらなかったのは、語るまい。
本人も自覚の表情なのだから。
16友達よ泣くんじゃない 森田健作
もう一度だけふり向いて
(印象)こういう、前向きの青春ソングは、彼女の十八番なのだから、語るに及ばないだろう。
17折鶴 千葉紘子
あなたのすべての頃
(印象)珍しくファルセット気味に歌っている。
今までにない歌い方に、歌手としての幅が出てきたのだろう。
18春一番 キャンディーズ
あなたのすべての頃
(印象)この曲のような歌は、彼女の得意とするところなので、パスしかないでしょう。
19もう一度逢いたい 八代亜紀
気まぐれヴィーナスの頃
(印象)全体的に、低く設定してあるので、やはり低音が苦しい。
それでも低音のさばき方はだいぶ聞きやすくなってきたように思う。
20夏にご用心 持ち歌
気まぐれヴィーナスの頃
(印象)歌い込んだ歌は、安定感がある。
どれも名曲ぞろいで、70年代人には、どれも耳にこ慣れた曲ばかりだと思う。
しかも、演歌あり、ポップスあり、ブルースあり、とバラエティに富む。
ブルースの女王、演歌の大御所もいる。
今更ながら、当時のアイドルというのは大変だったな と思う。
と、同時にこれだけいろいろなジャンルに挑戦している。
曲だって、やさしい部類ではないだろう。
そんな中で、淳子さんは、音を確実に捉えているといっていいのではないかと思う。
歌唱について、岩崎宏美さんとの関係で面白いエピソードがある。
『あえて渦中の栗を拾う気はないのですが・・・』の後半部分を、是非参照してもらいたい。
このメドレーを聴いても、歌は下手だといえるのだろうか。
次回は、後期のものを考えてみたい。
『桜田淳子は歌が下手だといわれているが、実は、うまいのではないか』ということをよく聞く。
これは、一般的な評価なのだろうか。
佐良直美さんが、第25回紅白歌合戦で、初めて紅白のステージに向かう淳子さんをこう言って送り出している。
『歌の方でも大いに伸びるようにがんばってくださいね。』と。
『じゃ 高1トリオの皆さん。お願いします。』
『今年成長が期待されております。桜田淳子さん、黄色いリボン』
佐良さんは、60年代デビューで、歌のうまさは定評がある。
たぶん、ポップスでは1、2位を争うのではないかと思う。
と同時に、後輩への思いやりがあり、正直な一人だと思う。
だから、当時毎年のように紅白歌合戦の司会を務めたのだと思う。
第25回の紅白歌合戦でのコメントは十分練られているはずで、台本どおりのコメントだろう。
それでも、当時、淳子さんへのコメントは、聞きようによっては違和感がある。
淳子ファンなら、余り好ましく思うかもしれない。
当時は、正直、早く歌ってくれよ。
という思いだけで、特別気にしていなかったように思う。
しかし、最近のように低い評価がされるようだと気になる紹介のしかたである。
佐良さんの正直な人柄だけに、改めてこのコメントを聞くと、避けて通れない。
YouTubeに面白い動画が投稿されている。
『夜のヒットスタジオ』のオープニングメドレーがそれだ。
桜田淳子 オープニングメドレー・コレクション(1974.04~1977.06)
この動画を視て思うことがある。
持ち歌のメドレーだと、先入観に左右される。
こなれた歌だと、そつなく歌うのは当たり前だ。
淳子さんの歌唱を判断するには、他の歌手の持ち歌を即興でどう歌うのかが一番わかりやすいと思う。
紹介された曲目、歌手、淳子さんの歌唱時期は次のとおりだ。
1恋の雪別れ 小柳ルミ子
三色すみれの頃
(印象)伸びやかな高音で、見事に歌いきる。正直、こんな声が出せたんだと今更ながら驚いた。
ルミ子さんが歌うと柔らかな高音でポップスなのだが、淳子さんはコブシがまわったような高音で演歌のようにしか聞こえない。
女性の変声期の影響があるのだろう。
2恋は燃えている 欧陽菲菲
ひとり歩きの頃
(印象)曲に乗っている。声は、この当時の歌声そのままで歌っている。
アイドルとしての淳子さんはこの声を守ってきたように思う。
それは、前作の大ヒットより少し声を丸くしたように感じ、優しい歌声になってきたように思うのだが。
ただ、欧陽菲菲のような情熱的な歌い方ではない。
3星影のワルツ 千 昌夫
17の夏の頃
(印象)淳子さんにとっては非常に歌いなれた曲のようで、そつなく歌っている。
もっとも、この曲は、あまりにも有名で、日本人ならだれでも口ずさんだのではないかと思う。
たぶん『上を向いて歩こう』と同じくらいに。
特徴としては、マイクに頼らない歌声になっているということだろう。
1970年代の代表的歌手 尾崎紀代彦さんのようにマイクを離して歌う歌い方が非常に印象に残る。この当時、マイクを離して歌うことは声量があることの証明だった(たぶん今でもそうなのだろうが)。
この時期、歌い込み、腹筋などを鍛え、腹から声をだせるようになったのではないかと思う。さびの部分の『しかたがないんだ君のため』というところは、そつがない。
ただ、男性の歌なので、やはり低音に不満が残る。
4あなただけでいい 沢田研二
天使のくちびるの頃
(印象)この歌のときの、口のあけ方がいい。
意識したわけではないだろうが『天使のくちびる』になっている。
ホームポジションがダイヤ型という感じだと思う。
5女のみち ぴんからトリオ
天使のくちびるの頃
(印象)もしかしたら、桜田淳子というのは、演歌のほうが向いていたのではないかと思う。
コブシは回せないのか と注文をつけたくなるばかりだ。低音はやはり弱いかな。
6池袋の夜 青江三奈
ゆれてる私の頃
(印象)ブルースらしく恍惚とした歌い方の片鱗を見せて欲しかった。
7君は心の妻だから
鶴岡雅義と東京ロマンチカ
ゆれてる私の頃
(印象)この歌もそつなく歌っているが、この歌は、低音から高音まで、声を引っ張るのがミソだと思う。
桜田淳子の個性なのだろうか、こらえが足りないように思う。
『定めにまけた』の『ま』の部分が曲に合わせようとして、ワンテンポ遅れる。葉書の紹介で気をとられてはいけないところだと思うが。
8弟よ 内藤やす子
泣かないわ
(印象)この曲をそつなく歌えて当然でしょう。
9なみだ恋 八代亜紀
夏にご用心の頃
(印象)この曲、本人も最後に舌を出したとおり、息継ぎを間違えてしまって、肝心な所で息が切れてしまう。
出だし歌いやすいと思って油断したのだろう。
10ロマンス 岩崎宏美
夏にご用心の頃
(印象)よく聞いて欲しい。『あなたお願いよ』で語尾が下がってしまうところが、宏美さんとの違いのような気がする。
確かに、甘えて歌う所なので、下げたほうが表現としては正しいのだろう。
しかし、歌を聞かせるという意味では、伸びやかに歌ったほうが、聞き応えがある。
ここの部分が、仲良しの二人の表現の違いなのだと思う。
二人が持ち歌を変えて歌い、宏美さんが、淳子さんの歌を聞いて『そう歌うんだ』と感心したことを回想したと読んだことがある。
二人の違いは、両方『あり』なのだろう。
『聞かせる岩崎宏美』と、『伝える桜田淳子』ということだと思う。
言い換えれば、『歌う宏美』と『演じる淳子』なのかもしれない。
それぞれが、進む道を分けたのも、そういうことなのだろうと思う。
11小指の思い出 伊東ゆかり
夏にご用心の頃
(印象)この曲は、『小指』ということがテーマにある。だから、この単語のさばき方がポイントになる。
最初の『こゆび』は一つの単語なのに『こ』『ゆ』『び』が一つづつ切れ、強調されている。
ところが、二度目の『こゆび』はひとつの単語としてさばいている。
淳子さんは一つ一つの言葉を大切にする人だと思う。
それが、せりふの聞きやすさに繋がっている。
二度の『こゆび』の歌唱の違いは、意図したものか、それとも偶然か。
12恍惚のブルース 青江三奈
ねぇ!気がついてよ
(印象)もはや、無理だ。と思う。青江美奈の枯れた声でしか、この歌は歌えない。
何といっても、この黄金時代の桜田淳子の歌にはつやがあり過ぎる。
これは、技術ではどうすることもできない。
まっすぐな声を楽しむのが正解だと思う。
13長崎は今日も雨だった
クールファイブ
ねぇ!気がついてよ
(印象)この歌で、二度の失敗をする。『あなたひとりに』『と』をフラットに歌ったため、次の低音が下がりきらなかったのではないかと思う。
『と』を少し独立してあげ、息継ぎをすれば、きっとうたいきれたと思う。
そして、『愛のことばを』で『の』少しあげ、息を継げばやはり最後まで歌いきれたと思う。
これまで、たいてい二度目は修正したのだが、今回はできなかった。
男と肺活量が違うのだから、歌い方を変えてもいいと思うのだが。
14ふれあい 中村雅俊
ねぇ!気がついてよ
(印象)『肩を抱いて欲しいと』のさびの歌い方は、実にうまい。
15なみだ船 北島三郎
もう一度だけふり向いて
(印象)実は、桜田淳子さんの歌唱で、最も好きなのがこの時期だ。
アイドル時代から次のステップに行くのに一番よかったと思う。
実に聞き応えがある。
北島さぶちゃんの難しい歌だと思うのだが、実にうまく歌っている。
『涙の』の『の』のあがり方には正直しびれる。
『お お お お~』といいう所の聞かせ方も素直でいい。
適当に淳子節も聞かせてくれる。
本人の満足の笑顔もうなづけるというものだろう。
『終わりのひとしづく』で、下がりきらなかったのは、語るまい。
本人も自覚の表情なのだから。
16友達よ泣くんじゃない 森田健作
もう一度だけふり向いて
(印象)こういう、前向きの青春ソングは、彼女の十八番なのだから、語るに及ばないだろう。
17折鶴 千葉紘子
あなたのすべての頃
(印象)珍しくファルセット気味に歌っている。
今までにない歌い方に、歌手としての幅が出てきたのだろう。
18春一番 キャンディーズ
あなたのすべての頃
(印象)この曲のような歌は、彼女の得意とするところなので、パスしかないでしょう。
19もう一度逢いたい 八代亜紀
気まぐれヴィーナスの頃
(印象)全体的に、低く設定してあるので、やはり低音が苦しい。
それでも低音のさばき方はだいぶ聞きやすくなってきたように思う。
20夏にご用心 持ち歌
気まぐれヴィーナスの頃
(印象)歌い込んだ歌は、安定感がある。
どれも名曲ぞろいで、70年代人には、どれも耳にこ慣れた曲ばかりだと思う。
しかも、演歌あり、ポップスあり、ブルースあり、とバラエティに富む。
ブルースの女王、演歌の大御所もいる。
今更ながら、当時のアイドルというのは大変だったな と思う。
と、同時にこれだけいろいろなジャンルに挑戦している。
曲だって、やさしい部類ではないだろう。
そんな中で、淳子さんは、音を確実に捉えているといっていいのではないかと思う。
歌唱について、岩崎宏美さんとの関係で面白いエピソードがある。
『あえて渦中の栗を拾う気はないのですが・・・』の後半部分を、是非参照してもらいたい。
このメドレーを聴いても、歌は下手だといえるのだろうか。
次回は、後期のものを考えてみたい。
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