風に吹かれても!雨にうたれても!

桜田淳子さんの幸せを願うとともに、良き70年代の心を少しでも残したいと思います。

正統派の系譜その5~桜田淳子さんの個性

2013-05-24 15:04:47 | 日記
1975年4月 高校1年生になったばかりの頃、映画『スプーン一杯の幸せ』を見に行ったときのことを今でもうっすらと覚えている。

それはストーリとか云々ではなく、どうしたら桜田淳子さんという個性をそのまま伝えられるか、そうした映画だったのだと今となっては思っている。

ドジで、おっちょこちょいで、かわいくて、面白くて、センチで、それでいて、ひたむきで、純粋・・・、そして負けず嫌い。

そんな桜田淳子さんの個性を表現したのがこの映画だと思っている。

企画に相澤会長が参加しているのだから当然のことだ。


相澤会長のブログにこういう一節がある。(あいさんのブログ)
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人の長所というものを見つけるというのは易しくもあり難しくもあります。
でもそれは意識して見るようにすれば案外簡単に発見できることではないでしょうか。

短所を長所に変え、あるいは長所でカバーしてしまうくらいの意識で育んでいけば、それは「個性」となって自分を助けてくれるものになると僕は思っています。
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そう書かれている。

以前、私はこんな記事をブログにした。

すみれの花と『美を求める心』

『美』とは『人の長所』のことだと思う。


相澤会長は、桜田淳子さんの長所を『意識』してとらえていた。
そして、言葉ではなく、映像として表現した。
それが、『スプーン一杯の幸せ』なのだろう。

この映像で彼女の個性が色濃く埋め込まれている。

だから、僕らは今でも彼女の生き方を信じることができる。

それは、相澤会長の残してくれたものの一つかもしれない。

残念ながら、この映画はすでに僕らの手の届くところには無いのだが。



桜田淳子 化粧 その3


この映像を見て思うことがある。
20歳になって、口紅もほとんどせず、ノーメイクのようにさえ見える(ナチュラルメイクかもしれないが)。

桜田淳子さんが素の自分を見て欲しいという思いではないだろうか。

だから、内から出る輝きを見ることができる。


たとえ短所があっても隠さず、長所に変えてしまう。それが個性となる。

その個性の延長線上に今がある。

淳子さんが映画の撮影当時の頃のことだっただろうか、こんなことを言っていたかと思う。

〝周りが幸せになってくれれば、淳子はスプーン一杯くらいの幸せでいい。〟

淳子さんは、僕らにたくさんの思い出と幸せをくれたと思っている。

個性豊かな桜田淳子さんを育てたのは、相澤会長の包容力だった。

相澤会長が、四谷のお寿司屋さんでつまみながら、淳子さんたちとの思い出話をされていたことがブログに紹介されている。


それは、楽しい思い出だったことだろう。


サンミュージック会長相澤秀禎様のご冥福をお祈り申し上げます。


追伸 動画のUP主様に感謝します。