『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『PRESS~プレス~』

2012-02-21 | 映画・ドラマ・舞台
先週【PRESS~プレス~】の初日に行ってきました



笑いました
まわりの人も、気持ちよく笑ってました

隣りのひとなんて、
からだごとで笑っていて、椅子から落ちそうでした



主演/明石家さんま
脚本・出演/生瀬勝久
演出/水田伸生



明石家さんまさんといえば、

お笑い怪獣と呼ばれる人だけれど、
お笑いだけでなく、数多くのお芝居もされていて、
どんなのがあったかな?と思い出してびっくりしちゃうような

私は、舞台では、笑いも泣きもある【七人ぐらいの兵士】【ワルシャワの鼻】が好きだけど。

 

【さとうきび畑の唄】の中の台詞
『こんなことをするために、産まれてきたわけじゃないんですよ私は』も印象的でした。



生瀬勝久さんの作品も、印象的なものが多いです。

 

舞台で好きなのは【七人ぐらいの兵士】【ワルシャワの鼻】【コンフィダント・絆】【黴菌】



 



水田伸生さんというと、

 

【花田少年史 幽霊と秘密のトンネル】や【舞妓Haaaan!!!】の監督さんです。

 

【冬の運動会】【サイコドクター】の演出も担当されていました。
そういえば【レッツ・ゴー!永田町】も好きでした。





今回の舞台は、このカンパニーの前回の舞台、
笑って笑って泣いた【ワルシャワの鼻】とは、ぜんぜん違う舞台になっています。

 

時代は、1960年代後半。
大阪に本社を置いているスポーツ新聞「堂島スポーツ」
しばらくスクープもなく、特に目立ったジャンルがあるわけでもない。

見出しの最後に小さく「か?」をつけるやり方で、
笑いを取ってきたが、最近は売り上げが落ちて来ている。

文化部部長の才谷(明石家さんま)は、
「誰かを幸せにするウソなら、それはロマンであり善行である」と言っている。

スクープと売り上げにうるさい局次長・磯貝 (大河内浩)
スキャンダルを撮られた若手売れっ子女優木村なでしこ(相武紗季)
売れない元青春スター・萩原(音尾琢真)
堂島スポーツに出入りする曽根崎署の刑事・牧田(丸山智己)

なでしこのマネージャーでありかつては代議士秘書だった若狭(生瀬勝久)

堂島スポーツの面々に、
中尾明慶、山西惇、温水洋一、八十田勇一、新谷真弓、小松利昌、





大河内浩さんも八十田勇一さんも、本当によく観る顔だし、
【ワルシャワの鼻】にも出ていらした小松利昌さん、
ナイロン100°CやG2さん他の舞台で観てきた新谷真弓さん。
【相棒】の山西惇さんは、劇団ダンダンブエノの【礎】にも出ていらっしゃいました。





中尾明慶さんも印象的な役が多いです。





温水洋一さんは、そこにいるだけで独特の空気を出すひと。

大人計画にいた時に松尾スズキさんと組んでいた『鼻と小箱』の映像を、数年前に観ました。
それがもう、ほんとに、面白かったです

【オケピ】や【セプテンバー・ホール~9月の散らかった穴~】も面白いです。

 



相武紗季さんは、
かわいいだけじゃない、癖があったり気が強かったりする役も好演されています。

初日終了後の挨拶で、「ごめんなさい。緑の上着を忘れて・・・衣装が違うんです。」
という彼女は、最高にかわいらしかったです

 



丸山智己さんは、モデルであり、テレビにも映画にも舞台にも出てしまうひと。
そういえば、最近見た【世界ウルルン滞在記リターンズ】の丸山さんも素敵でした。

 



音尾 琢真さんは、TEAM NACS所属の俳優さん。

 

龍馬伝にも。



生瀬さんも吉田松陰の役で出演でした



初日は、初日ならではの緊張感があって、好きです。
楽日に行くと、原型はどこ・・・というものもあったり

アドリブなのかそうじゃないのかわからないさんまさんの舞台は、お客さんに親切です。
だから、終わったあとで、舞台の上の人も、お客さんも、気持ちよく笑っています。

「初日なので・・・3日目くらいが・・・」と挨拶するさんまさん。
ニコニコしながら「立ち見の席も当日券も若干用意しています。またどうぞ」と生瀬さん。
素敵な笑顔でした。

気持ちよく扉を押して、寒空の下に。
雪がチラホラしていました。

でも、心はホカホカしていました。