子育てコラム~ どんぐり
「森のにおいってやさしいですしねぇ」。とは言っても、花より団子ではなく、匂いより団子でしょうか。秋も深まったこの時期は、森というと、やっぱり「どんぐり」でしょうか。もし、栗ごはんの入ったお弁当、その傍にソーセージでかたどったどんぐりがあったりして、なんだか想像するだけで森の匂いを感じてしまいます。
可愛いからでしょうか。見つけては立ち止まって拾い、また歩いては立ち止まって拾う。いつのまにかポッケが一杯になってしまうどんぐり。
どのどんぐりも食べられるということではありませんが、食べられるどんぐりもいくつかあります。マニュアルを読むと基本はフライパンで炒ってみるとのこと。殻が固くて剥くのに苦労するのではと思いますが、炒っているあいだに勝手に殻が割れて食べやすい、ちょっと栗風味とありました。
どんぐりから、コマを作ったり、やじろべえを作ったり遊んでいると、ふと、どんぐりの芽からどんぐりの木にしてみたいなんて思います。マニュアルを読むと、鉢植えでどんぐりから芽が出るまでの育て方が紹介され、そんなには難しくないとあります。
こうして、どんぐりを拾って食べて育てていくと、小さなどんぐりでさえ、広くて大きな森への好奇心、それからやさしい森の匂いが想像できます。
それにしても、どんぐりとは、なんでしょうか。
どんぐり 詞 /五十野惇
♪ かしの きの みは なーに どんぐり
しいの きの みは なーに どんぐり
ならの きの みは なーに どんぐり
くぬぎの きの みは なーに どんぐり
♪ どんぐり つちに うめた
かしの きの めが でた しいの きの めが でた
ならの きの めが でた くぬぎの きの めが でた
♪ そりゃ そうだ