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「こどものための環境づくり」(日本建築学会会長:仙田満)を聞いて

2005年10月15日 23時48分37秒 | 育児
講堂いっぱい、1,000人以上もの学生、子どものための環境づくりに取り組んでいる人・ひとが集まりました。勤めている大学の児童学科開設記念の講演とシンポジウムが、今日ありました。およそ4時間、それはそれは熱気あふれる公開講座でした。
そのなかで、日本建築学会会長で、こども環境学会設立発起人会長の仙田満先生が、①いじめや不登校、少年犯罪、こころとからだの「活性」の低下で、今、こども達の育ちが危うくなっています。②都市化の進展の中での「こどもの視点」の欠如で、こども達を取り巻く環境が悪化しています。③実践者と研究者が連携する学際的な総合科学で、こどもの成育に寄与する環境づくりをしよう、と呼びかけました。
それは、素晴らしい講演でしたので、ホントの気持ち、このページで紹介したいのですが、割愛させていただき、「これは面白い!」という一言が心に留まったので書き留めることにしました。
仙田満先生は、子どもの遊びは4種類に分けられますと言って、4番目に「めまいを起こさせるような遊び」を話されました。そのめまい感覚ですが、子供に人気の遊びといえば、ブランコも“めまい”感覚を楽しむ遊びです。サーフボード、スノーボードも、同じめまい感覚を楽しむ遊びといってもよいでしょう。インラインスケートやスケートボード、スノーボードのハーフパイプや、ジャンプしながら回転するスキーのエアーなども、このめまい感覚は強烈です。めまいを競争して楽しむ遊びかもしれません。東京ディズニーランドの遊びは全部、めまい感覚を遊ぶことでしょう! 室内ゲームも楽しいが、突然の雨や吹雪、風などの自然の変化が加わる野外ゲームもめまい感覚です。柿の実を取るというなんでもない行為を描いたパピーちゃん絵本11月号「パピーちゃんのかき」も、柿の実を落としてくれたのは風ですから、めまい感覚ということになります。
そのめまい感覚、どう?「こどものための環境づくり」につながっていくかは、ワタシの研究課題かもしれません。
※「パピーちゃん」と「五十野惇のプロフィール」「パピーちゃん歳時記絵本」(発行:メイト)について、もっと知りたい方は、ホームページ「五十野惇フォーラム」「」へ。
ここでは、TVアニメ「アルプスの少女・ハイジ」の主題歌をうたう大杉久美子さんが「パピーちゃん絵本」の主題歌をうたっています。
コメント (9)
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