【70才のタッチ・アンド・ブースト】ーイソじいの”山””遍路””闘病””ファミリー”ー

【新連載】 『四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ』

『人類史の大転換が見えてきた』  © copy right

2022-01-24 15:49:15 | 楽しく元気に『反日』トーク
-若者の個性や、若者自身が自分らしく楽しく元気でポジティブ
 に生きる自由を抑圧する者たちは、滅びの運命に突き進んでいる-

 プロローグ
   
 先日、日本共産党副委員長田村智子さん(以下、「智子さん」)が、ジェン
ダー平等についての学習会の講師をされるということで、ユーチューブで拝聴
させていただいた。『ジェンダー平等』と言えば、多くの人たちが思い、現場
で活動している皆さんが共有されておられる『大きな価値』観ではあるけど、
個々の皆さんの思いや考え、感性はそれぞれ異なっていて、様々なご意見・異
見が交わされていた。自身も経験しているが、異見を尊重し取り入れて納得し
あうというのは結構大変なことで、その際智子さんは『人類史』『人類史のス
ケールで』といったことをポジティブビューで言われ、大変共感し勉強をさせ
ていただいた。
 昨年の衆議院議員選挙の結果や、1月23日投開票であった沖縄糸満市、南城   
市長選挙での結果は残念なことではあったけれど、にもかかわらず実は私は昨
今の世界や日本における若者、学生、市民、知識人、職業人、スポーツマン、
エンターテナー等々自分らしく生きておられる人たちや、社会状況、国際動
向、世界や日本の近現代史等を見ていると、『人類史的スケール』での視点の
重要性を確信している。
 私は単なる高齢の一市民であり研究者でも教育者でもない。思いや考えはい
ろいろと発信しているけれど、そのバックボーンのほとんどは読書や関心事を
契機とした経験知であり、したがっていくつかの論点について述べているけ
ど、精緻な検証等を経ているわけではないので、単なるアイデアやエッセイ程
度の稚拙なものである。しかし基本的なポリシーとしての『人権』『平和』
『国民主権』を頑として譲らない決心と、子供たちや若者たちが、楽しく元気
でポジティブに自分らしく生きていける社会を可能な限り残していくといった
自身のミッションに確信して、旅立ちまで楽しく元気でポジティブに長生きを
しようと思っている。大学院進学やら知的アクションへの魅力もあるのだが、
旅立ちが見えてきそうな位置に来て、これからは知力、体力の衰退と自身の人
生のファイナルカーテン引きのせめぎあいで、時間的余裕や経済的余裕にも追
われ、少し人類史から見ればニュートリノより小さいだろう自身ではあるけれ
ど、少し存在感のあるニュートリノでありたいと思い、以下のコンテンツで述
べてみたい。

PARTⅠ 深化する人類の知性と『滅びゆく守旧の価値観』の葛藤
PARTⅡ 『新自由主義』への私論
PARTⅢ 『階級闘争』への私論
PARTⅣ 「人新生の資本論」(斎藤幸平さん著)への私論
PARTⅤ 若者、子供たち一人一人の個性が輝き、楽しく元気でポジティブに
    遊び、学び、働き、自分らしく生きる学園、社会、国は活気に溢れて
    いる
PARTⅥ 共産主義社会とその未来について考える

                          (以下次回発信)

イソじいの一押しBOOK 2021年夏・2021年秋

2022-01-24 13:53:47 | イチ押しBOOK
                              20220121

 イソじいのいち押しブック-2021年夏(6月~8月)

私の読書のペースは、2週間で約3冊。年間52週(365日÷7日/週=52.1週)だ
から年間約80冊となります。但し現役労働者をリタイア、その結果往復3時間
以上かかる通勤時間に本を読んでいたのができなくなり、その分読了ペースが
落ちました。なお、私は溜る一方で、過剰在庫になる本を処分するのが忍び難
いということで、本は買わない主義で市民図書館や大学図書館で借りて読んで
います。2019年以降の読書歴を書いていますが、それ以前に読んだ本は後日
『心に残った本』としてチョイスして後日アップする予定

 というわけで、今回は2021年夏(6月~8月)に読んだ本の紹介です。「丸
まった背中が2ヶ月で伸びる」「日本国憲法のお誕生」「焼けあとのちかい」
(半藤一利さん)「まるごと早わかり四国八八個所」「マップル四国88ヶ所
お遍路の旅」「石川文洋 四国88ヶ所私の遍路旅」「臨床の砦」(小説)
「15才のお遍路」「四国88カ所を歩く」(山渓)「四国88ヵ所めぐり
(マップル)」「四国88か所をあるく大人の遠足BOOK」「JR上野公園駅」
(柳美里・直木賞作品)「おどろき京大ウィルス学講義」「男が介護する」
「はやぶさ2 最強のミッションの真実」(2回目)「戦争記事たちの真
実」「歴史探偵忘れ残りの記」(半藤一利)「脊柱管狭窄症自力で克服」「心
の歌よ」「満州国朝鮮人の植民地解放前後史」以上の20冊、プラス論文・雑
誌。
 思惑があってやたら『遍路もの』が多い。山渓の本は自身が2000年から
初めて結願までした自転車遍路の時の愛用資料の改訂版。『遍路もの』と対局
の柳美里さんの思い告発の小説、旅立たれた戦中戦後日本の知性である半藤一
利さんの本、若手の真摯な研究者の博士論文という「満州国・・・」これは大
作。もう少し調査の筋になる筆者の論点を出せばいいのかなあ、とも思う。夏
は多様多種な読書だったが、中でも一押しは「男が介護する」。心当たりのあ
る方には一押し以上二押し三押しです。

                              20220121

イソじいのいち押しブック-2021年秋(9月~11月)

 今回は2021年秋(9月~11月)に読んだ本の紹介です。「時代の異端者た
ち」「広島を暴いた男」「長寿社会を生きる」「海外引揚の研究-忘却された
『大日本帝国』」「吹田市の昭和」(写真集)「アルルカンと道化師」(池井
戸潤)「奇跡のバックホーム」(元阪神タイガース横田選手)「湯川秀樹日記
1945」「ふくしま人のものがたり」「死のクレバス アンデス氷壁の遭難」
「人新生の資本論」「聞き書き南相馬」「幻の『カフェ』時代-夜の京都のモ
ダニズム」「こうして生まれた日本の歌-心の歌よⅡ」「治安維持法の『現
場』」「水のように」以上16冊、プラス論文・雑誌。
 市民図書館で予約待ち2か月以上の本がやたらと多く、ドドっと入ってき
た。池井戸潤さんの小説はすべて読んでいる。山崎豊子さん以来かなあ、面白
かった。「海外引揚・・・」「治安維持法・・・」「湯川秀樹・・・」「広島
を・・・」など真摯な歴史・研究論文、資料を読むたびに歴史修正主義者の卑
劣さに怒りを覚える。戦中海軍の依頼で原子爆弾の開発研究をしていた湯川先
生は、普通に大本営発表に一喜一憂(一憂はないか)していたが、戦後の葛藤
を経て積極的平和主義(戦争が絶対悪との信念を持ち行動する)を信念とし、
やがてノーベル物理学賞を受賞するが、その葛藤と信念がよく知ることができ
た。一押しは『人新生の資本論』人新生という地質学時代を置いていることに
若き研究者の卓越した視点とメッセージ性を思う。歴史は人類史をスケールと
して俯瞰しなければならないと私は確信している。そうすることによって近現
代史における歴史的事象や諸現象への解析がストンと落ちる。著者の斎藤さん
はまた、グレタ・トウェンべリさんら個性が輝き自分らしく生きることを主張
する世界の若者達と同調している。そこにも卓抜した感性を感じる今後注目の
研究者だが、著者と世界の若者のコラボが叶えば、ひょっとするとマルクスと
エンゲルスが出会ってパートナーとして協働したことに続く、人類史のエポッ
クメーキングの可能性があるのではないか、とも思っている。『何を入れ込ん
で!!』と思われると思うが、まずは記しておきたい。