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映画『東京家族』について

個人的メモ(241)

2024年07月02日 | 映画『東京家族』

























 先日偶々『その手をにぎりたい』というNHKの連続ラジオ・ドラマの放送があり、全部ではないがとても楽しく聴いた。これは所謂「バブル期」の物語であり、『恋の予感』や『CAT'S EYE』などの音楽が流れる東京を背景に、清心なドラマが繰り広げられる。西田敏行と竹下景子がふたりだけで全ての役を演ずるこの音声だけのラジオ・ドラマの形式は、逆説的に定型詩が定型であることによって手にしている不自由さ故の自由のように、想像の余白があり、ああ、ラジオ・ドラマはいいなあ、と改めて思う。これは決してラジオは受信料がかからないからだけではない(笑)。
 このドラマを聴いていて、おや?と思ったのが、主人公の名前が本木青子(もとき・せいこ)であり、実家が栃木県のかんぴょう農家ということだ。「(まろに)えーらー」の私としてはすぐに「瓜田瑠梨」を連想する。調べてみると『その手をにぎりたい』は2016年の再放送であり、柚木麻子さんの原作は2014年の出版だから、後先でいうと2013年の『まろに☆えーる』の方が先である。しかし影響の有無には私はあまり関心がなく、それぞれの作家が見つめる時代への関心、それだけである。











































































































































 そして、このラジオ・ドラマの枠は昔、『日曜名作座』として森繁久彌と加藤道子が演っていたのではなかっただろうか。






















































































































































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