石原信市郎です。

頑張ろう福島!!力を併せてこの国難を乗り切ろう!!

総論賛成、各論反対にならないようにしないと。

2009年03月27日 16時13分38秒 | 日記
こんにちは山のほうは雪が降っているようです。昨日、一昨日に引き続き、今日も寒い一日です

私は地区の青少年健全育成推進会の会長をおおせ使っています。よくいう子供会や育成会とはちょっと違う団体で、子供たちが非行に走ったりしないように、また、いろいろな犯罪の手から子供たちを守るために、地域が一体となって取り組む活動をしています。標語は「大人が変われば子供も変わる」です。今日はその各地区の青少年健全育成会の会長さんと小学校、中学校の校長先生、そして、福島市の志所長さんたちが集まって構成している西地区青少年健全育成推進連絡会という団体の総会に出席してまいりました。青少年健全育成の組織構成は各地区の推進会があり、その上にいくつかの会が集まった中間的な組織、そして、市町村単位の会があり、それを県が取りまとめています。
 ただ、この組織県レベルでは生活環境部が肝いりで作った団体で、教育委員会のほうはかなり冷めているんですよ。しかも、教育委員会で学校の教職員の多忙化を改善するための調査に取り組んでいて、健全育成推進活動もその取り組みの見直しの一つに入っているようなのです。
 この前の議会でもちょっとだけ取り上げた事なのですが、教員の多忙化そのものは以前から問題視されていて、なんとか改善しなければならないわけですが、現実に地域に戻ると、学校が手を引いてしまうと立ち行かなくなる団体がいくつも出てしまいます。
 私が会長をしている青少年健全育成会の事務局は市役所の支所内においてありますが、大部分は学校が事務局になっているようです。総論賛成、各論反対になる可能性も今後でてくるかもしれないなぁと、今日の会議を通じて実感いたしました。
 ただ、本当に教員は忙しいようです。私もPTAの会長を都合4年やったから良くわかります。のんびり自分の時間を過ごしている先生はまず見かけませんね。地域としてはもっと先生方と連携を取りたいところなのですが、本来の教育がおろそかになってはいけませんので、こと青少年健全育成活動については事務局のあり方が全県的に見直されなければならないのでしょう。
 私は現在優先すべきは多忙化解消だと考えています。

 子供たちは今日も塾です。長男の学年は100人くらいですが、うちの長男を含め6人が同じ塾に通っています。福島市は地方の中小都市ですが、それでも塾は星の数ほどもあります。こんな田舎でもみんな塾に通っているんだなぁと思うと自由時間の少ない長男長女がかわいそうになるし、塾に通わなければ希望する高校に行きづらい今の教育って不思議だなぁとつくづく思います。教師も忙しい、子供たちも忙しい、僕らが小中学生のころは塾なんか行かなくても高校に入学できたし、大学も進学できたのに、今の教育はおかしいですね。

教育論は誰でも語れるけど、みんなちょっとづつ違っていて、しかも素人の発想が教育界に取り入れらてしまう怖さもあります。教育について質問や提言をする時は慎重の上にも慎重になるように気をつけていますが、実質的に教育の中央集権が変わらない現状では、財政が逼迫しているなか、教育が後回しにならないようにしていくのが精一杯なのかもしれません。