石原信市郎です。

頑張ろう福島!!力を併せてこの国難を乗り切ろう!!

原発水素爆発直後の県対策本部

2011年06月25日 16時11分47秒 | 日記
3月11日の震災後福島県では災害対策本部を設置し、被災地救援、避難される方々の受け入れ作業に奔走してきました。

私も地元と県災害対策本部を往復しながら、出来る事をやってきましたが、県は何故スピーディーの情報を公表しないんだと、何度も言われます。

私自身県に対し、公表すれば、その内容を見て納得する方もいるはずだから、残っている資料をPDFにでもして公表すればと、提案してみました。担当してくれたのは課長さんだったのですが、国で同じものを公表していますからと口をつぐんだまま黙りこんでしまいました。

県には地域防災計画、原子力災害対策編というガイドラインがありますが、その中で東京電力との協定があり、原発災害があった時はそれを報告する事が義務付けられているのですが、その書類すらあるのか、ないのか、わからないところです。

また、避難先の自治体でさえ、避難されている方々きて、直接話を聞いて何が起きているか初めて分かったと言う状況でした。

対策本部では、混乱の中多くの書類や走り書き、メモが紛失している状況であり、それを全て保管すべきという質問に対し、確たる回答もありませんでした。

この事から考えれば、意味の無い資料として処分してしまった可能性が高いと勝手に推測している所です。

友人からのメールがありました。

2011年06月21日 23時15分47秒 | 日記
家庭内の除染についてどうしたものかと考えていたのですが、以前に東京理科大の先生の研究成果という事でチラッと聞いた事があったので、友達に確認してみました。

~引用~
それと先程の質問の答えです

重曹とグリセリンと水を同量1対1対1がいいと思います。

最初は重曹とグリセリンだけでしたが、除染対象場所のコンクリート製のどぶ板になかなか浸透しないので水を加えました。
重曹の研磨作用と重曹の成分中のナトリウムがセシウムと同じアルカリ金属であることで、何らかの親和力が働くのではないでしょうか?

そして重曹+グリセリンの次は食塩を試して下さい。
ブラシに食塩をふりかけて、一方向にブラッシングするのです。時々水をかけて行って下さい。またまた線量が下がっているはずです。

除染は一日に長い時間は決して行わないで下さい。除染している時は、被曝もしているのです。あせらず、少しずつです。

そして、食塩の次はお酢を使いたいのですが、もしかしたら放射性の気体が発生するかもしれません。セシウムだけなら大丈夫でしょうが、フォールアウト(放射性落下物)のクラスターはどんな塊か、どんな化合物か、どんな合金かよくわかりません。
酸やアルカリを使うと何が起こるか不明です。

このことにつきまして私も実験してみましたが、放射能度数値は下がりました。
実家の庭でも3~5cm土を剥いで、そしてそこにダイユーエイトから買ってきた土をまきました。
土を剥ぐ前は1.4とか2.0を指していましたが、現在は0.4~0.2マイクロシーベルトまで下がりました。(中国製のガイガーカウンターです)
(そろそろ新しいガイガーカウンターが来てもいいはずなのですが・・・)

~引用終わり~

怖い話もありますが、色々な方法があるようです。出来る部分は是非とも試して頂きたいと思います。



20m㏜基準の見直しや健康管理調査の充実を求める署名活動を始めます。

2011年06月21日 16時23分00秒 | 日記
過去にも国の原発対応に対し本当に今のままでいいのかと危機感を持ち、いくつも要望を上げたり、講演会を開催したりしてきましたが、官邸はなかなか重い腰を上げません。

今回、ツイッターを通じて知り合った友人や、今回の原発の不具合に対する国の対応に疑問を持っている友人たちと、「Children first」という任意の団体を立ち上げました。

主な代表幹事には私の他に、吾妻祥彦さん、橘内芳雅さん、煙山享さん、作田謙太郎さん、佐々木慶子さん、佐藤卓立さん、佐藤仁志さん、真田広志さん、荘司信行さんたちになってもらいました。

要望内容は
 早急に計画的避難区域の基準となっている20mSv/年の基準を放射線に対する感受性が大人の4倍といわれている、(小学生は2倍)若年者にあわせた基準とする事。

 現在放射線の脅威に対し、30キロ圏外でも子どもたちの安全を確保するために、自主的避難をされている方々にさらなる支援を施す事

 放射線は一定のリスクが存在することを福島県民に周知する必要があるが、現在の放射線管理アドバイザー山下俊一氏においては、事故発生当初と現在における発言が必ずしも統一的ではなく、福島県民は非常なる不信を抱いている。偏った意見に偏重されることがないよう現行アドバイザーの解任とあわせて、幅広い見識を持ったアドバイザーを選任し、福島県民に必要な危機管理意識の注意喚起を行うこと。

 今後行われる健康管理調査については、全県民の健康を守る事を前提に国が全面的に支援し、発症が不安視されている甲状腺がんの早期発見にも寄与する甲状腺エコーの実施、尿検査、血液検査などを全県民対象に行い、その実施に当たっては第三者によるチェック機関を設置する事。

 放射線防護に関し、その基準の設定や情報公開を速やかに行うことができるよう、既存の省庁の枠を超えた一元的な意思決定機関を設置すること。これに際しては日本のみならず国際的基準を取り入れられる体制により実施すること。
です。

興味のある方は趣意書ならびに要望書をそれぞれご覧頂けたらと思います。なお、第一次集約は7月25日着までにとさせていただきます。

3カ月が過ぎましたが、組織的な除染活動、また、自主避難者への支援などについてもまだまだ不透明な状況です。何卒ご協力よろしくお願い致します。

向日葵の実証実験

2011年06月18日 11時00分35秒 | 日記

ツイッターでは呟いていましたが、福島市平野地区のお友達と一緒に、500坪ですが除染の実証実験で向日葵を植えました。今日で一週間。

一箇所三粒くらい植えたところが元気がいいようです。

ロータリーかける前は1.7、植えた時は1.3μSv/hでした。

ご近所の方も、なんか変わった事やってるなぁと興味を持ってくれて、仲間が増えています。

向日葵の種がほしい方は09062521693まで電話を頂ければ対応します。

復興・復旧対策特別委員会が開催されました。

2011年06月13日 20時52分10秒 | 日記
僅か10分の持ち時間でした。

仮設住宅のバリアフリー化について、そして、県外の借り上げ賃貸住宅の要件緩和について質問し、それぞれ、バリアフリー化に取り組む。地価の対比についても十分勘案するよう要請するなどの答弁を得ました。

また、瓦礫の撤去、汚泥の処理、については県独自策を提案してでも早急に取り組むように要請し、気迫を持って国とやりとりを進めていくとの答弁を頂きました。

原発廃炉についても質したのですが、歯切れのいい答弁ではありませんでした。やはり、再稼働も視野に入っているようです。

古市県議も復興ビジョンの説明のあと、再三質問していましたが、とうとう廃炉にするのか、再稼働するのかはっきりとした答えはもらえませんでした。
今後さらに連携を深め頑張りたいと思います。

さて、私は放射線については、ICRPの基準で行けば慎重派だろうと自分で思っていますが、県のアドバイザーである山下教授の学説については置いといて、彼の二枚舌には不信感を持っていたので、彼を解任するように質しましたが、知事より、厚労省、文科省、経産省などにも相談しながら検討するとの答弁を引き出しました。今後福島県民の安全のためにもいい結果を出して頂くよう期待したいと思います。

残念ながら30キロ圏外の自主避難に対する、県の独自策、学校疎開については時間がなく、質問する事ができませんでした。

大変悔やまれるところです。


飯館村で今中さんの報告会に参加してきました。

2011年06月05日 07時40分18秒 | 日記
昨日は今中さんの報告会に参加してきました。
写真は3月28日、29日、30日の調査の時に、飯館村で採取したガンマー線のスペクトルの図表です。

飯館村の調査結果の報告やチェルノブイリとの比較などあり、最後に放射線対策についてお話がありました。

1.汚染の現状をきちんと把握する。
2.被ばく量の測定をきちんと行う。
3。晩発性の被ばく影響に対するリスクを見積もる。
4.どこまでリスクを受け入れるか、客観的なデータに基づき、家族会議(私は小さい御子さん等は混ぜないほうがいいと思います。)などでしっかりと話し合い、個人の責任で決める。

4についてはきびしぃなぁと思いましたが、別の方が4について、個人では決めかねるとの質問をしていました。

1と2については国がしっかりとした対応をしないうちは無理ですし、3についても知見の幅が広いので本当に悩むところです。

情報について国が隠ぺいなどせずに出して頂くよう、さらに声を出していきたいと思うし、基準についても本当に今の基準でいいのか、訴えていきます。




内閣不信任案と弟と私。

2011年06月03日 09時04分14秒 | 日記
昨日の内閣不信に案はそれぞれの方がそれぞれの思いで見ていた事と思います。

私は福島県の地方議員ですが、リーダーシップと決断力のなさからくる、震災以降遅々として進まない復旧・復興事業。原発の不具合に対するお粗末な対応と情報の隠ぺい、そして放射線防護対策の甘さに不審を募らせていたので、とにかく内閣を変え、思い切った施策をうってもらいたいという希望を持っていました。

福島の方々からは何故力を合わせて国難に立ち向かえないんだとの御叱りを受けてきましたが、実情は違います。
本当に民主も自民も他の政党も震災復興・原発収束に向け意見具申し、アイディアを出し、放射線防護の方法についても真剣に議論を続けていました。

それなのになぜ前進しなかったのか、官邸が動かないからです。

二次補正の先送り一つ見てもお分かり頂けると思います。また、除染対策についても同様です。実に多くの方が動いてくれました。それでも全く前進しません。

このような状況から、私は内閣不信任案の可決に淡い希望を抱いていました。

私の弟は国会議員をしておりますが、弟とは言え別人格ですので政治家の決断については、口をさしはさんだことはありませんが、今回はどのような行動をとるのか、興味津津でみていました。

結果、内閣不信任案は否決、弟は採決を欠席しました。
今後、多分党員資格停止などの措置が待っている事と思いますが、なに、国家国民の事を思い、ふるさとの復興を思いとった行動ですから、恥じることはないと思っています。

さて、昨日の内閣不信任案否決に至るまで、様々なドラマがあったようです。

菅さんと鳩山さんの間に申し合わせがあったそうです。

民主党を割ることは出来ない。
自民党に政権を譲ることは出来ない。

どちらも内向きの議論で呆れてしまいます。

しかし、鳩山さんを始め鳩山グループの多くの議員はその申し合わせを良しとして、次の政権を目指し動き出してしまったようです。

衆寡敵せず、不信任案では、他の議員は弟を始めとして思い思いの行動をとりました。

それと時をおかず、田中秋征が次のコメントを寄稿しています。

菅首相「あいまいな退陣表明」に秘められた意図1
この寄稿にはアンケートがついており、今日現在の結果と不信任案否決後のアンケート結果と同様の結果になっていますが、是非試して頂きたいと思います。

そして、アンケート結果を見ていただいた後、こちらも読んでもらえればと思います。

菅首相「あいまいな退陣表明」に秘められた意図2

権力に執着し狭い一部の論理に振り回される方々の滑稽な姿が浮き彫りになると思います。


私の思いと逆の結果となってしまったので、嫌みの一つも出てしまいましたが、どうかご容赦頂ければと思います。

とにかく今は震災復興と、放射線防護の在り方について努力、邁進していきたいと思います。

プルサーマル導入についての総括というか、言訳。

2011年06月01日 21時12分18秒 | 日記
今回の大震災で多くの方が被災されました。心よりお見まし申し上げます。
また、大震災に伴い津波が発生し、原発も大きな被害を蒙り、多くの方が原発被災者として被害を受けています。

特に第一原発三号炉については、県民皆様の不安を知りながらプルサーマルを実施したところであり、皆さまから批判を受け続けてきたところです。

原子力発電所については私どもも何回も現地調査を実施し、説明を受けてきたところであり、それだけに第一原発がこれほどもろいものだったのかと、驚きを禁じ得ません。
第一原発3号炉のプルサーマルの導入に当たっては様々な議論がなされてきましたが、その席上二重・三重のチェックがなされるから安心だとの説明をうけてきました。

時期については覚えていませんが、知事がプルサーマルの導入を決定し、賛成、反対の別はあっても、県民の皆様一同が驚愕したところだったと思います。

知事が表明する四半期前の議会で民主党の福島県議団の会議がおこなわれました。
「プルサーマルの導入について反対はないよな。」と会議の席上唐突に話が出されました。
私は「そんな事をしたら大変な事になりますよ。」と切り返しました。
「私だけではなく、反対をしている議員はたくさんいます。」と申したところ、分かったと言われその話はそこで終わりました。

次の議会の時、今度は会派の会議で1人ずつプルサーマルについて見解を述べよとの話になりました。
小耳にはさんだところでは、他の会派からプルサーマル導入についての圧力が強く、知事も困り果て県民連合に意見聴取すると言う事だったのですが、私を含め過半数の議員は時期尚早、反対の意見を述べました。
ところが、次の日の朝刊に、知事、プルサーマル容認の記事がありました。

県民連合が反対過半数なのでまさかと思っていましたが、会派控室で他の議員に聞いたところ、知事に対し県民連合の意思表明するときに、反対は誰もいなかったとの報告がなされたと言う事でした。

いずれにしろ、会派も離脱せず、政党も離党せず、知事の容認発言をそのまま認めたのですから、同じ穴の狢であるところは論をまちません。

今回、怪文書が出、私どもの幹事長が辞意を表明しましたが、みな同じ立場だと心よりお詫びいたします。

共産党からプルサーマル反対の請願が提出されていましたが、その審議については、時期的に全く覚えていませんが、私と古市県議は県議団会議の席上、党議拘束はしないでくれとの論陣を張ったのは記憶しています。

さて、今回の大震災では山下教授が県の放射線防護のアドバイザーに就任しております。

私は正直申し上げ、彼はIAEAのより高い基準にそって話しているんだろうな、程度に考えていました。
私自身は、友人の空本さんから低い方から選択すべきとの話を頂いていたし、放射線関係の従事者でさえ、20mでしたので、無茶だなぁくらいの軽い印象しか持っていませんでした。大変反省すべき事だと思います。

ただ、朝日ジャーナルに山下教授が「飯館や浪江・川俣の一部の数値がたいのを見て、自主避難では駄目だ、きちんと命令してあげないといけないと言ってきたんです。国に対しては30キロ圏外でも必要ならば避難させなきゃだめだとも言ってきました。」との発言をみて、おかしいと思いました。

どう考えても二枚舌としか思えません。

軽いのではないかとのお話もあるかもしれませんが、山下教授の過去の論文や講演の話を聞いていると、この方に福島県民の安全を託すわけにはいかないとの思いが強くなっていきます。

自分自身、人をあげつらうほどの見識もないわけであり、何様なんだと自分自身思いますが、県民が任せられる体制をつくるために尽力していこうと思います。