なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【東紀州】熊野灘を望む巨石海岸オハイ

2014年07月09日 | 東紀州

2014年 7月2日(水)   

 

以前、九鬼の頂山に登った時に、熊野灘に突き出た九鬼の半島を少しだけ歩いた。

半島は九木崎遊歩道で歩くことができる。

その遊歩道から少し海の方に下ると、オハイ(大配)と呼ばれる巨石海岸があり、間近に熊野灘の絶景を望むことが出来る。

梅雨の合間の曇り空であるが、行ってみることにした。

九鬼漁港の前を通って九鬼神社手前の世古を山の方に入って行く。

尾鷲市役所センター前を通って、九木崎遊歩道へ進む。

 

遊歩道は徐々に登りになる。

遊歩道の前方に鹿の親子がいた。

この辺りの民家は、鹿除けネットがしてあったので、日常的に鹿が近くにいるのだろう。

石段を上ると

海が見えた。

道の石積みは九鬼水軍に関係しているのだろうか。

遠見番所・魚見小屋の案内板があった。

オハイは、そこまで行かない。

シシ垣にぶつかる。ながーいりっぱなシシ垣だ。

シシ垣を乗り越える。

小滝が見えた。暑い時は水があると涼しいな。

小滝の近くで、ちょっと休憩した。

 苔むした石のガラガラした道になり、滑らないようにゆっくり歩く。

 鉄板の橋と歴史を感じる石積みの道。石積みは九鬼水軍を偲ばせるような雰囲気が漂っていた。

本来の道は落石で通れなくなっており、道は鉄梯子で上がっていた。 

 水の流れる音が聞こえてきた。そして段々と流れる音が大きくなりオハイが近いことを知る。

道端の大きな岩にオハイという文字が記されていた。

岩の後ろに回り込み、海に向かって降りて行く。

 

 沢に沿って歩いていく。

 踏み跡を探しながら歩く。

かなり沢沿いの道は薄暗い。

うっそうとした山から沢の水と一緒に飛び出たら、そこはオハイだった。

 

沢の水がなにかに解放されたみたいに、さわやかに流れ落ちる。 

 大きな岩の間を迷路のように枝分かれして流れていく。

こんな景色は、初めてだ。

素晴らしい~。

 

あいにくの曇り空なので、空と海の青さはないけど、この景色は感動ものだ。

晴れていたら、数十倍美しいだろう。 

 熊野灘と岸壁の岬の風景いいなぁ。

 ちょっと危険な岩場から覗く海の色はエメラルドグリーンだ。

ヒヤヒヤしながら海を覗く。 

 オハイで昼食をして、たっぷり遊んだら、ガスがでてきた。

しっかりとオハイの景色を目に焼けつけて帰ろう。

 

 また来た道を戻る。

 

先ほど歩いた道だけど、さらに薄暗くなっていた。 

民家の所まで来た。帰りは思ったより早く戻れた。

 九鬼の漁港に着いた。

 

巨石の間を縫って流れていく沢の流れが作る美しさと、目の前に広がる熊野灘。

梅雨の合間のひと時の自然との触れ合いを楽しんだ。

 

今日咲いていた花。

ピンクが可愛いサフランモドキ。

良い香りのシタキソウ。

 

モロコシソウ。

 

 

 コクラン。

 



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