なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【比良山地】梅雨になる前に武奈ヶ岳へ

2010年06月12日 | 比良山地

6月12日(土)

今週も滋賀の山に行ってきました。行き先は、武奈ヶ岳
琵琶湖西岸に南北20㎞にわたって連なる比良山地の最高峰です。


坊村の葛川市民センターの駐車場に車を止めます。


駐車地から、安曇川に架かる「あけぼの橋」を通り、国道367号を渡って地主神社へと向かいます。


国道を渡って、すぐ角にトイレもあります。
明日から入梅というニュースも流れた為か、多くの登山者がトイレの前で準備しています。


比良山荘の前には山からの水が流れていて、暑くなりそうな今日は、流れる水を見ているだけで、爽やかになります。


地主神社前


地主神社に突き当たり、左方に行くと、葛川明王院への朱色の橋があるので、渡ると御殿山への登山口があります。


ワサビ峠を経て武奈へ(御殿山コース)


いきなり急登が始まります。


杉の植林の中をジグザグに登ります。結構、きついです。
30分ほどで、少し平坦になっている場所があり、登山者が休憩していました。


1時間ほど歩くと、あたりは自然林ばかりになります。
ワサビ峠、武奈ヶ岳方向を示すプレートがありました。
ここからは尾根伝いに登って行きます。


1時間30分ほどで、御殿山標高1097㍍に着きました。


前方には「武奈ヶ岳」が見えてきました。西南稜を歩いている、多くの登山者の姿も見えます。


ここから、ワサビ峠へ下ります。


ワサビ峠。ここは中峠への分岐であり、コヤマノ岳(1181m)や金糞峠、堂満岳(1057m)へのルートです。


ワサビ峠から、また登りとなり、登山道脇には、ツツジ等の花が咲いていました。
青空もきれいです。


途中、振り返ると、さっきまでいた御殿山、その後方に蓬莱山が見えました。


登り切ると小ピークがあり、西南稜の景色が楽しめます。


ここからの景色は、素晴らしいです。


緩やかな登りが続きますが、景色が素晴らしいので、登りのしんどさは感じません。


ケルンのある小ピークからの眺望も素晴らしいです。


ここから、また登りです。山頂はまだ見えません。前方の大きなピークを越えないと武奈ヶ岳山頂にはたどり着けません。


大きな岩場を越えると、


見えました! 山頂です。たくさんの登山者の姿も見えています。


「うさぎとかめ」のお話に出てくるような登山道の道筋です。(笑)


登った所は、コヤマノ岳・八雲ヶ原方面への分岐です。下山時はここから降ります。


さあ!山頂まであと数十歩です。


登頂!武奈ヶ岳標高1214.4m


山頂からの景色も素晴らしいです。青空なのに、琵琶湖は白くガスっていて見えません。よく見ると、なんとか琵琶湖と確認できるのですが・・。


青い空と白い雲がきれいです。


鳥も歌っています。あ~気持ちいいです。


山頂には、お地蔵さんも並んでいました。
山頂で昼食を済ませ、コヤマノ岳に向かいます。


山頂からの分岐は左手の方へ下ります。プレートのイブルキのコバ・八雲ヶ原方面に下ります。


急な掘れた道を下ります。


すぐにコヤマノ岳の分岐に来ました。


ここからはブナなどの自然林が多い、雰囲気の良い道を歩きます。


まもなく、コヤマノ岳のプレートがあり、ここがコヤマノ岳と確認できますが、登山道の通過点みたいな所で、ここがピークなんだろうかと思うような場所でした。プレートがあったので、分かりました。なかったら通りすぎるところでした。


自然林をどんどん下ると、「中峠」に到着。ワサビ峠、金糞岳、大橋・牛コバの分岐です。丁度ここから御殿山山頂も見えました。
ここからは、大橋・牛コバ方面に行きます。
シャクシコバの頭への登りとなります。


10分ほどでシャクシコバの頭に着きましたが、プレートもなにもありません。


ここからは、下りですが、ブナ林から杉が入ってくるころになると、山の雰囲気が暗い感じになりました。


P931を通過します。ここら辺におにぎり岩があるようですが、見た岩は、おにぎりには見えなかったです。


もう少し下ると、月見岩がありました。なんと大きい岩。しかも形が良いです。


さらに下ると、道標がありました。今下っている道の「小川新道」の名前が刻まれていました。そして裏には、1965年に遭難した小川潔君の名前が刻まれていました。
そこで手を合わせました。


ここからは、谷沿いに下っていきます。岩が多くて歩きにくい急な下りです。
しばらくして、右手の方に植林帯に入っていく道が現れます。植林帯に入ります。


葛川坊村(明王谷林道)から大橋へ抜ける道に降りてきました。


大きな木が植林帯の所々にあります。しかし、今まで見た木を大きく引き離す、より大きい木、巨樹が現れました!
大きいです^^

水の音が大きくなってくると、沢が現れました。手を浸すと、数十秒で手が冷たくなってきました。身体中に涼しさが流れました。
ここは「奥の深谷」で沢登りをする場所でもあります。

5人くらいの方がいて、渓流釣りと、なにかの準備をしていました。


ここからは、奥の深谷を渡ります。水量が多い所を避けて、岩の上が少し出ている所を、勇気を出して飛びます。うまく着地したので、水に濡れなかったです。


ここからは、山腹をトラバースするように登っていきます。


今度は下りです。後はずっと下りです。
思ったより長い下りです。


牛コバに着きました。ここは明王林道です。右手の方向に行くと、坊村です。
坊村の方へ向かって、林道を歩きます。
林道も周囲の景色を見ながら、楽しく歩きます。
林道では3人の方とすれ違いました。


50分くらい歩いて、見覚えのある場所に出ました。地主神社の横に出ました。 




午前中よりも気温が上がり、参道横の水が今歩いてきた綺麗な川の冷たい水だとわかると益々涼を誘います。


葛川市民センターの駐車場に戻ってきました。
大津市には小学校区ごとに市民センターを設置されていて戸籍業務などが行われています。
ここ葛川には交番と診療所が併設されていて駐車場が広いので登山者にも開放されています。

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