第5章 幾何学文の源流 2012-11-07 10:29:27 | 第6章 幾何学文の源流 これまでに見てきた歴史の流れと民俗移動の経緯からみると、雲南省の滄源岩絵を描いたのはどうやら、漢族に追われて長江上流部へ移動した三苗族の枝族らしい。このことを裏づけるかのように、三苗族の子孫たちが現代まで伝える伝統的民族文様の中にもののみごとにその名残りを確認することができる。 写真は雲南省新舗郷高瀬村の苗族の衣装の背中側。かなり洗練されてきてはいるが、双極文・わらび手文、双脚輪状文など、 . . . 本文を読む