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倭人が来た道

謎の民族文様が告げる日本民族の源流と歴史記憶。

第14章 二種の神器と三種の神器

2012-11-07 10:26:09 | 第14章 二種の神器と三種の神器
 倭国王家から天皇家へと脈絡する支配層の祭政手法(信仰的儀礼)は、中原王朝のそれに倣ってきた。これに、後漢末の中国で盛んになった天師道(初期道教)の要素が複合すると述べたが、その最たる事例が「三種の神器」である。  中国学界でも道教研究者として知られる福永光司によると、道教の前身たる張魯の天師道は鏡と剣を二種の神宝としていたという。これが4世紀末ごろに儒教を取り込んで、道教として体制内宗教に昇華し . . . 本文を読む