まっとうな事件であるにかかわらず、「弁論の全趣旨判断」を多用して、証人調べを一切せず、審理不尽とおもえる、早期結審をする最近の裁判の風潮がある。
元東京高裁部総括の富田善範判事による司法研修所での講演にある。
- 「本人の話を聞くということと,本人尋問するというのは,ある意味で手続上の告知・聴聞と同じである」
- 「口頭でのやりとりについて,ちゃんと尋問で聞いて,反対尋問をし,裁判所からも聞いて,立証が尽きたところで,やはり裁判所としてはこう判断するしかありませんというのが、私は民事裁判ではないかと思う」
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