弁護士美和のブログ つづりまとめ

 弁護士 美 和 勇 夫

裁判員裁判には、シロウト裁判員の為に、あまりにも膨大なてまひまが、かけられすぎている

2019-05-21 16:12:26 | Weblog
これは 殺害された被害者の遺族が、裁判員裁判が時間、日にちをかけずに、多分3回くら

いで無期懲役という判決が、簡単に出されたことに、怒っているとおもわれる。


    なぜ、簡単 簡潔な 裁判という批判が出るか?

    そのからくりを 説明したい。


① 殺人事件では犯人が逮捕されると、犯人が数時間かけて警察官に何度もしゃべって説

  明し、数百ページ、「数通の、厚さ2センチ以上の調書」が、警察によって作

  られる。


② ついで 検察官が、間違いないかをとりしらべ、これまた「数通の数百ページの検

   察官調書」
が 作られる。


③ さらに 事件の数名の関係者、目撃者の膨大な調書が作られる。


④ 殺害現場の「検証」が行われ、何百枚の写真がとられたり、現場の状況の説明文書

  が作られる。


⑤ 一方、弁護人は、犯人や 関係者などの述べたことなどの たくさんの 文書、

  証拠写真などを作る。


⑥ 裁判員裁判でなければ、裁判官、検察官、弁護人によって、綿密な検討がされ、

  何人もの証人を 法廷で調べる。


⑦ しかし、裁判員は シロートなので・・・こんなものをいちいち検討したり、検討で

  きる能力が全くない。 忙しい裁判員のため 何回も裁判手続きをしたくない



⑧ そこで 裁判員に 簡単にわかるような 圧縮された 記録を 作る。

   そのために裁判官、検事、弁護人が・・・うちあわせをするのだが・・

   この 無駄な手続きに 何ヶ月 何十回の てまひまがかか

る。



⑨ そうして 裁判員の負担が かからないように、刑事裁判

   を数日で終わるように、かんたんに 終わらせる。



     ここに問題点が ある     


            < 裁判員裁判・ その1の 説明 >
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