へそ曲がりの真っ直ぐ日記

反日の韓国と中国、国内の反日マスコミを斬る

政治家が歴史家の解釈を決定する国や、世論が歴史家の史観に圧力を加える国

2015年04月26日 | 報道・ニュース

今日の読売新聞一面「地球を読む」に、明治大学特任教授の山内昌之氏が「戦後70年 和解阻む歴史の政治利用」とのタイトルで、中韓の歴史認識の異常さ・異様さについて書いていた(ネットには不掲載)。

山内氏は、かつて日中歴史共同研究にも参加した。安倍首相の戦後70年談話について検討する「21世紀構想懇談会」のメンバーでもある。900万部を超える部数の読売に、中韓の歴史認識批判を書くことは、影響力が大きいだろう。

内容は読んでもらいたいが、山内氏は産経にも同趣旨のことを書いている。
<【歴史の交差点】明治大特任教授 山内昌之 「ふりかえれば未来」>
http://www.sankei.com/life/news/150223/lif1502230027-n1.html

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歴史家の仕事は、出来事や人びとの在り方をできるだけ客観的に見て公平に評価することにある。それは、Id est quod est(カクノゴトクアルモノハ、カクノゴトクアル)と言い表すこともできよう。私は、日本の歴史を格別に悲観的に考えたこともなく、ゆとりのある反省から見る方である。歴史とはすでに起こったことであり、こうい鵜鵜う風にあってほしい、できればこの点を直したいと思っても、もはや事実そのものを変えることはできない。私は、歴史解釈をめぐって日本を批判する国々にも格別の好き嫌いはないが、政治家が歴史家の解釈を決定する国や、世論が歴史家の史観に圧力を加える国の窮屈さには驚く。

中国唐代の歴史家・劉知幾の『史通』は、遠い昔に互いに覇を争い勝負の行方が定まらなかった時代でも、歴TY史家は他国のよい点を必ず称賛して書き、自国の悪い点も隠しだてしなかったと述べる。ところが近い時代になると歴史家は公平に記録せず、自国の優れた点を自慢し他国の劣った点をあげつらうようになった。「それを触(ふ)れ文(ぶみ)に載せて、相手をあげつらうことは許せるが、それを史書に載せて出鱈目(でたらめ)な話を作り上げることは適当でない」(内篇巻7、西脇常記訳注)。これは拳拳服膺(けんけんふくよう)すべき正しい史論になっている。

 モンテーニュによれば、品性の堕落は真実を追放する点に現れるという。他国の歴史的行為については、あれこれの数字を改変してまで、極端な解釈を世界中に広める国々もある。世界史には互いに相手を嘘つきよばわりし面罵した民族や国もあった。しかし教訓とすべきは、ギリシャ人とローマ人の偉い将軍でさえ、口で報復しあうだけで、それ以上の重大な結果をつくらなかったことだ(『エセー5』第18章)。
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山内氏が俎上に上げた中韓の態度とは、例えば次のようなものである。
<「謝罪」要求の論調強める 安倍首相訪米前に韓国メディア>
http://www.sankei.com/world/news/150425/wor1504250040-n1.html

■安倍晋三首相の26日からの訪米を前に、韓国各紙は25日、元慰安婦の女性らが安倍氏の謝罪を求め日米で記者会見したことなどを大々的に報じ、安倍氏が29日の上下両院合同会議での演説で韓国との歴史問題に言及、謝罪するよう求める論調を強めた。

 日本政府関係者は「訪米はあくまでも日米関係のため」と話すが、韓国では「日米韓の連携のためにも、韓国への配慮を見せるべきだ」との主張が強い。韓国メディアは「ワシントンを舞台に歴史問題の論争に火が付く見通し」(東亜日報)などと書いている。

 一方、東亜日報の社説は「安倍首相は退行的な歴史認識で韓国、中国の批判を受けるが、世界の評価は悪くない」と分析。植民地支配を受けた韓国は歴史問題を軽視するわけにはいかないとした上で「こだわり過ぎて重要な国益を逃す危険がないか振り返る時だ」とも指摘した。(共同)■

アメリカまで口を挟んでくるのだから恐れ入る。
<歴史問題への言及に期待感 安倍首相の米議会演説でホワイトハウス高官>
http://www.sankei.com/world/news/150425/wor1504250037-n1.html

■【ワシントン=青木伸行】ローズ米大統領副補佐官は24日、安倍晋三首相の訪米を前に電話で記者会見し、日韓関係改善の観点から、首相が29日の議会上下両院合同会議での演説で、歴史問題に言及することへの期待感を示した。

 演説での歴史問題の扱いについて、ローズ氏は「われわれは過去の(河野、村山)談話と合致するような建設的な取り組みを、首相に促している」と述べた。

 外交筋によると米政府には、村山談話をはじめ、過去の内閣の立場を引き継ぐ意向などを首相が表明することへの期待感がある。

 ローズ氏はまた、「首相の訪米を、アジア太平洋地域におけるリバランス(再均衡)戦略の文脈で考えている。日米関係は地域の同盟ネットワークの中心だ」と強調。28日の日米首脳会談では、日米防衛協力の指針(ガイドライン)再改定や北朝鮮、中国、ロシア、イランの問題などをめぐる協議を通じ、日米の協力強化を確認すると説明した。

 同時に、中国の習近平国家主席と朴槿恵(パク・クネ)大統領も年内に訪米することを強調し、安倍首相の訪米が韓中に“日本優遇”の印象を与えないよう配慮した。■

「わが意を得たり」と韓国に寄り添う朝日も<米高官、過去の談話継承促す発言相次ぐ 安倍首相訪米前>と報じている。日米韓の同盟を堅固にしたいアメリカの考えは理解できる。しかし、原爆投下や東京大空襲などで民間人を大量殺戮したことに、おわびも謝罪もしないアメリカが歴史問題に口出しする資格はない。

山内氏は「記念碑」を関係のない外国に建てるようなやり方も批判している。北米での中韓連携しての策動である。
<【歴史戦】韓国系が日系取り込み「慰安婦像推進委」発足 設置保留のカナダ・バーナビー市で>
http://www.sankei.com/world/news/150426/wor1504260005-n1.html

■【ロサンゼルス=中村将】韓国の姉妹都市、華城(ファソン)市から提案された慰安婦像設置の判断を当面、保留することを決めたカナダ西部ブリティッシュコロンビア州バーナビー市で、韓国系住民らが「平和の少女像建設推進委員会」を新たに発足させたことが分かった。「平和の少女像」は慰安婦像を意味する。戦時中にカナダで苦難を味わった日系2世らを取り込み、「韓日双方の合意」として像設置案を再提出する戦略が見え隠れしている。

 関係者によると、韓国側は最近、像設置に反対した日系住民のうち、戦前生まれの2世有力者と接触した。地元の韓国系メディアは「予想以上に肯定的な意見交換だった」とする推進委関係者の言葉を報じた。日系人側の反応は不明。

 日系住民による反対運動で、肉筆500人分以上を集めたり、市当局に対し、反対理由や慰安婦問題をていねいに説明したのは、主に戦後に日本から移住するなどした日系住民(新住民)と地元カナダ人だったが、推進委はこうしたグループとは接触していない。

 カナダの日本人移民や日系人は米国などと同様に、先の大戦中には収容所に送られたり、帰国を余儀なくされたりした。韓国側は「戦争の犠牲者」という感情の共有を通じて、日系2世らの取り込みを画策。慰安婦像ではなく、「平和の少女像」を強調することで懐柔しようとしている、との指摘が反対派新住民側からあがっている。

米カリフォルニア州グレンデール市の慰安婦像を説明するプレートも「平和記念碑」となっているが、そこには「20万人以上の女性を強制的に」「日本軍の性奴隷」などと刻まれており、「平和の少女像」を受け入れる反対派新住民はいないという。

 バーナビー市のコーリガン市長は今月15日、設置判断の保留を表明した際、「日系と韓国系の双方が納得する提案がなされれば、そのとき検討する」と含みを持たせていた。韓国側が動き出したことで、“火種”がまたくすぶり始めた。■

反対署名には1万3000人が署名したが、なお継続中だ。
<【 署名/メール】カナダ バーナビー市 慰安婦像反対!ご協力を!>
http://nadesiko-action.org/?page_id=7927

韓国、韓国民に「品格」を求めるのは無理な注文であろう。詐欺師に「正直」を期待するのと同じ愚であろう。
<【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 腹いせ?の日本非難>
http://www.sankei.com/world/news/150425/wor1504250012-n1.html

■インドネシアで開かれたバンドン会議60周年記念首脳会議に参加できなかった韓国が寂しい思いをしている。その腹いせ(?)だろうか、会議での安倍晋三首相の演説にまたイチャモンをつけていた。

 バンドン会議は、インドのネール首相、インドネシアのスカルノ大統領、エジプトのナセル大統領、中国の周恩来首相らの提唱で誕生。欧米の植民地支配から独立したアジア・アフリカ諸国など29カ国が反帝国主義・反植民地主義・民族自決を標榜(ひょうぼう)し、世界平和と協力のために集まった。

 ところがこの時、日本は招かれたのに韓国は招かれなかった。今回も同じである。韓国にとっては実に悔しいところだが、日本は当時からアジアの独立などに対する貢献が高く評価されていたのだ。

 韓国は今回、安倍首相の演説に「謝罪」の言葉が入っていなかったといって、会議出席の各国の間では問題になっていないのにひとり“外野”で日本非難をしている。これはアジア・アフリカ諸国の中でひときわ立派に成長、発展した韓国としては品がない。

 その成長と発展には日本との協力関係が大きく寄与しているのだから、日本に対して悪口ばかり言わず、もっと余裕のある姿勢を示せないものか。(黒田勝弘)■

この国には何を言ってもムダではないか。底なしの愚劣・低劣さである。

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