聖書に出てくる女性たちから何を学べますか Ⅴ
サラ
どんな人? サラはアブラハムの妻で,イサクの母親でした。
何をした人か サラは繁栄した町ウルでの快適な生活を後にしました。神が夫アブラハムに約束した事に信仰を持ったからです。
神は,ウルを出てカナン地方に行きなさいとアブラハムに言いました。神はアブラハムを祝福し,アブラハムから偉大な国民が生まれるようにすると約束しました。
『神はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷,父の家を離れて,わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし,あなたを祝福し,あなたの名を高める,祝福の源となるように。あなたを祝福する人をわたしは祝福し,あなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべて,あなたによって祝福に入る」。アブラムは、神の言葉に従って旅立った。ロトも共に行った。アブラムは,ハランを出発したとき七十五歳であった。アブラムは妻のサライ,甥のロトを連れ,蓄えた財産をすべて携え,ハランで加わった人々と共にカナン地方へ向かって出発し,カナン地方に入った」』。
(創世記 12:1~5)
サラはその頃60代だったと思われます。それ以降,サラはアブラハムと共に遊牧生活をしました。
サラは遊牧生活で危険な目に遭いますが,アブラハムが神の導きに従えるように支えました。
「さて,その地方で飢饉が起きた。飢饉は深刻だったので,アブラムは一時的に住む場所を求めてエジプトに向かった」。
(創世記 12:10)
「ファラオに仕える高官たちも彼女を見た。そしてファラオの前で彼女のことを褒めるようになった。そのため,サライはファラオの家に招き入れられた」。
(創世記 12:15)
何年もの間サラは子供に恵まれず,ひどく悲しみました。ですが,神はアブラハムの子孫を祝福すると約束していました。
「そのころ、主(神)がアブラムに現われ、そして『あなたの子孫に、わたしはこの地を与える』と仰せられた。アブラムは自分に現われてくださった主(神)のために、そこに祭壇を築いた」。
(創世記 12:7)
「あなたが見ている土地全体を,私はあなたとあなたの子孫に与えよう。そこはずっとあなたたちのものになる」。
(創世記 13:15)
『その日、主(神)はアブラムと契約を結んで言われた。「あなたの子孫にこの土地を与える。エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで」』
(創世記 15:18)
『さて,アブラムの妻サライは子供を一人も産んでいなかった。サライには,エジプト人の召し使いがいた。名前はハガルといった。 そこでサライはアブラムにこう言った。「お願いがあります。神(エホバ,ヤハウェ)は,
私が子供を産まないようにしておられます。それで,私の召し使いと関係を持ってください。私は彼女によって子供を持てるかもしれません」。アブラムはサライが言ったことを聞き入れた』。
(創世記 16:1,2)
「ハガルは男の子を産み,アブラムはその子をイシュマエルと名付けた」。
(創世記 16:15)
やがて神は,サラがアブラハムの子供を産むと約束します。サラは子供を産める年齢をとうに過ぎていましたが,確かに子供を産みました。サラが90歳,夫のアブラハムが100歳の時でした。
「アブラハムはひれ伏した。そして笑いだし,心の中でこう言った。『100歳の人に子供が生まれるだろうか。サラが,90歳にもなる女性が,子供を産むだろうか』」。
(創世記 17:17)
「それでサラは妊娠し,神が約束していた時に,老齢のアブラハムの子を産んだ。アブラハムは,生まれた息子,サラが産んだ子をイサクと名付けた。そして神に命じられた通り,生後8日目にイサクに割礼を施した。
息子イサクが生まれた時,アブラハムは100歳だった」。
(創世記 21:2~5)
2人は息子をイサクと名付けました。
学べる教訓 サラの例から,どんなに不可能に思える約束でも,神は必ず実現させてくださることを確信できます。
「信仰によってサラも,すでに老齢になっていたのに子孫をもうける力を得ました。約束をした方は信頼できる方である,と信じていたからです」。
(ヘブライ 11:11)
結婚生活で妻が敬意を示すことの大切さも学べます。
「希望を抱いて神を待っていた昔の聖なる女性たちは,まさにそのようにして自分を飾り,夫に従いました。例えば,サラはアブラハムを主人と呼んで従っていました。皆さんも善を行い続け,恐れに屈しないなら,サラに倣えます」。
(ペテロ第一 3:5,6)
真の神はご自分の友アブラハムに,多くの子孫を与えると再び約束されます。また,それまでのアブラムという名前を,「多数のものの父」を意味するアブラハムに変えさせます。
この時,初めてサラの役割についても語り,「争いを好む」を意味するサライという名前を,「王妃」を意味するサラに変えさせます。
神様はその理由をこう説明されます。「わたしは彼女を祝福し,また彼女によってあなたに男の子を与える。わたしは彼女を祝福し,彼女は幾つもの国民となる。もろもろの民の王たちが彼女から出るであろう」。
「あなたの名前はアブラムではなく,アブラハムとなる。私はあなたを多くの国の人々の父祖とするからだ」。
(創世記 17:5)
『そして神はアブラハムに言った。「あなたの妻を,もうサライと呼んではいけない。彼女の名前はサラになるからだ。私は彼女を祝福し,彼女によってあなたに男の子を与える。彼女を祝福し,彼女から幾つもの国民が生まれるようにしよう。彼女の子孫から王たちが出る」』。
(創世記 17:15,16)
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-20201028215900
一部引用
梅毒は細菌による性感染症で、大人の場合、初期は性器や唇などにしこりやリンパ節の腫れが出て、進行すると全身に赤い発疹ができる。胎児に感染すると死産や早産のほか、目や耳に障害が残る恐れがある。
県によると、患者数は14年以降増加。17年には前年比4・3倍の172人に激増し、18年160人、19年190人となっている。今年も10月4日現在で129人(暫定値)と、高い水準を維持している。
患者は依然として男性が多い一方、女性の占める割合が増えてきており、18年以降は全体の4割近くに達している。特に若年層の感染が目立ち、今年は女性の患者51人のうち20代は24人、10代は10人に上っている。
県によると、女性の感染者が増えている理由は分からないが、全国でも同様の状況。妊娠・出産が多い年代の女性患者の増加に伴い、先天梅毒の報告も相次いでいる。国立感染症研究所の統計では、13年まで1桁だった報告数が、14年からは15人前後で推移し、19年には23人に上っている。
“世界に衝撃”中国2035年ガソリン車全廃へ(2020年10月28日)
中国政府は2035年に新車販売のすべてを電気自動車などにする方針を示しました。ガソリンエンジン車では世界で大きなシェアを握る日本の自動車メーカーですが、今後どうなっていくのでしょうか。
大都市での激しい渋滞に、大量に吐き出される排気ガス。経済発展とともに環境が悪化。そんなイメージを連想させる中国で…。
中国エンジニアリング学会:「2035年までに伝統的な動力に占めるハイブリッドの割合を100%にする」
自動車の販売をHV(ハイブリッド車)、EV(電気自動車)などに限定し、事実上のガソリン車全廃に向けてかじを切ったのです。温室効果ガス排出対策。これは世界の流れにも。
アメリカ・カリフォルニア州は2035年からガソリン車の新車販売を禁止すると発表。また、ドイツ、イギリス、フランスなどヨーロッパ各国も2025年から2040年までの間にガソリン車、ディーゼル車の販売禁止を打ち出しています。日本も菅総理大臣が。
菅総理大臣:「我が国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。積極的に温暖化対策を行うことが産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要です」
加藤官房長官:「この実現を図っていくためには従来型のガソリン車からハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車等へのシフト、いわゆる自動車の電動化が不可欠だと認識しています」
しかし、小泉環境大臣はハイブリッド車や電気自動車の購入支援など、社会に普及させるための政策が欧米と比べて遅れていることに危機感を示しています。
小泉環境大臣:「こういったなかで日本のマーケットはものすごく小さい。そして、世界のマーケットは一方でガソリン車をやめると。カリフォルニアの動き、ヨーロッパの動き、このままいくと日本の世界に対する自動車のマーケットがシュリンク(収縮)をしていくなかで、このEVに対する支援を充実させたい」
世界第2位の経済大国、中国がガソリン車の制限に向かったことで日本の自動車産業にどのような変化をもたらすのか。