建築設計について

建物を建設するときに何が大事かということを考えてみました。

建築主とのトラブルと解決シリーズ 第5回

2012年07月28日 | 工事監理

「町つくり」修景工事で工事監理をしている中で建築主とのあいだでトラブルになった問題をシリーズで掲載します。
(工事完了時の報告書の1部を抜粋して掲載しております。)

第5回 和室の壁補修について

  • 和室の補修については契約時に防水と一緒に施工する場合、「現在汚れている範囲で補修します。」ということで打合せを行い、和室で請負会社の会長の立会いの基に範囲を確認していただいており、部屋全体の壁を塗り替えるとの約束は請負会社ではしていません。奥様の思い込みで作業内容の変更を指示されたと思いますので、再度現場で施工範囲の説明をさせていただいており、その後請負会社の専務も説明しています。
  • この折に御社から「ころころ、ころころ、言っている事が違って、いやだ!」といわれましたが、御社の発言は契約を無視した建築主の暴言と受け止めており、施工上約束したとおりの工事範囲で施工を行いました。

工事範囲について建築主と請負会社の食い違いが発生した問題です。既存建物の室内が漏水により変色してしまっている部分が有り、その部分の補修範囲について、契約時の補修範囲は部分補修ということで契約しましたが、建築主が当初の見積もり範囲を超えて元の壁と塗り替えた部分が色が違ってしまうので、請負金額の範囲内で部屋全体を塗り替えて欲しいとの要求が出されたため、契約範囲を説明して部分補修を行いました。修正後建築主に見ていただきましたが、違和感がないように色を調整して塗ったため、了解していただけました。


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