「告白」

湊かなえ著「告白」
読みました！

正直いって、ひたすら読中感は最悪。
読み終わった後も最悪。
でも読まずにはいられませんでした。

オビにもあったけれど
女教師が教壇から生徒に語りかけるせりふだけで
第一章を書ききってしまう
この作者はただものではないと感じさせられました。
しかも第一章のラストで
なにか一線を越えた感じです。
あとはさまざまな登場人物が語り手となっているけれど
どの人物にも感情移入できない。
なのにつぎつぎとページをめくってしまいます。
これが処女作というから驚きです。

人間はこういう文章をかけるものなのか？
人間の影の部分・・・
これを読んで、自分の影の部分が
臨界点に達したらどうなるのか
非常に怖くなってしまいました。。。