忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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・・・で?「エレクトロプランクトン」その1

2005年03月30日 | 作品紹介(ゲーム)


■DS:「ELECTROPLANKTON」


某社のトップ発言ではないが、
「著名な芸術家の作品です」と前置きされると、
その作品の良さが分からないのは、
自分に芸術を解する感性が無いからではと不安になることがある。
1本数万円のワインと数千円のワインの区別もつかないクセに、
「こちらは●●の●●年物でございます」と言われると、
「確かにまろやかですね」などと
適当に相槌を打ったりする小市民の私にとって、
「アート」や「高級」という言葉には、
「でも私には良さがわかりません」
という言葉を押し込める作用があるような気がする。
まぁ、全ては私が勝手に感じているだけであり、
劣等感から来ていることは間違いないわけだが
今回は勇気を振り絞って書いてみる。

「私には『エレクトロプランクトン』の良さが分かりませんでした」

いや、そもそも良し悪しを語るソフトなのかというのはある。
これはゲームなのかという根本的な疑問もある。
これはアートなのだと、
従来の物差しで測れる代物ではないのだと、
何度も自分に言い聞かせながらプレイしたのだが、
残念ながら私には楽しさを見出すことが出来なかった。

「エレクトロプランクトン」は、
タッチペンや声を使ってプレイする
10種類のモードが用意された音楽ソフトである。
こうすればクリア、という明確な目標はなく、
ただひたすら画面の中でちょこまかと動き回るプランクトンを
眺めるだけのソフトになっている。

本作を手掛けた岩井俊雄氏は、
FCディスクの「オトッキー」やPS2の「びっくりマウス」
TV番組では「ウゴウゴルーガ」なども手掛けたクリエーターである。
その昔(1994年頃であったか)、
SFCで「サウンドファンタジー」というソフトが
任天堂から発売予定であったが、諸般の事情により中止になった。
この「サウンドファンタジー」を手掛けていたのが
岩井氏ということもあり、「エレクトロプランクトン」は
任天堂と岩井氏の10年来の企画がいよいよ実った作品と言えるのだが・・・

最近前置きが長いせいか無駄に長いな、反省。
申し訳ないが続きは次回に。

*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 タイトル:エレクトロプランクトン
   機種:ニンテンドーDS
 メーカー:任天堂
  発売日:2005年4月7日
   価格:4800円(税込み)
公式サイト:http://electroplankton.com/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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9 コメント

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Unknown (影武者)
2005-04-04 09:47:06
とりあえず、友人とラフォーレ原宿のイベントに見に行こうかと計画中。

「…で?」というのはピクチャにも通じるものがありますから、

触って見ないと判断できないです(^^;



返信する
Unknown (レフェリー)
2005-04-04 19:20:04
説明を受ければ「で?」になるけど

自分で見つければ「あ!」になるゲームなんでしょうね。
返信する
む、 ()
2005-04-05 21:04:24
>影武者殿、レフェリー殿



「ピクトチャット」や「nintendogs」は、

「・・・で?」とは思わなかった。

口では上手く説明出来ないのだが、

お絵描きや犬と戯れるというのは

もう娯楽として成立しているからではないかと思う。

触ってみていただくのが一番早いので、

体験されてからの感想もぜひお寄せいただきたい。
返信する
Unknown (影武者)
2005-04-11 09:32:59
とあるオフ会で触ってきたので感想をば。



「これ、ゲームじゃなくてツール、玩具です。」



万華鏡を渡されて

『回してごらん、おもしろいでしょ?』

と言う感覚に近いですね。



この電脳玩具をどう楽しむかは買った人次第ですね。

例えば、音を録音するプランクトン。

4匹いるので4パートの録音が可能、

そこで4人が別々のパートを順番に録音。

重ねてもいいし、短く区切ってしりとり風にしてもいい。

それを再生すると御馬鹿なボイスの出来上がり(笑)



おもしろいと思うけど、ゲームを期待している人には勧められませんね~
返信する
Unknown (レフェリー)
2005-04-11 18:35:18
あ!と思ったのはパッケージでしたね。

異彩を放ってました。

 感想としては、人を選ぶとは思いますが、面白いって言う人の方が多いんじゃないかなと。

 学校の美術の授業にメディアアートっていうのがあれば、いい教材になると思いますよ。

アートに興味を持つ人が増えればいいですね。
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む、 ()
2005-04-12 11:44:15
>影武者殿



感想感謝。

なるほど、大勢でいじるというのも

良いかも知れぬ。

万華鏡は例えとしてかなり近いと思う。

万華鏡も綺麗は綺麗だが、

「・・・で?」タイプのおもちゃであろう。



>レフェリー殿



私はアートとゲームというのは

素のままでは馴染みにくいのではないかと思う。

任天堂が「マリオペイント」を出した時、

ハエたたきなどのミニゲームを入れたり

マリオなどのキャラクターをハンコとして入れたりしていたのは

まさしく「マウスで絵を描くだけでは足らない」と思ったからであろう。

同じことが「エレクトロプランクトン」にも言えると思う。

もうひと手間かけていれば、全く違う印象のゲームになったと思うのだ。

惜しい。
返信する
Unknown (レフェリー)
2005-04-12 18:19:21
だからDSは「世界の車窓から」なんでしょう。

自分たちの知らない世界を見せてくれる窓ですよ。

それに芸術って儲からないけど、ずっと出し続けて欲しいです。
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Unknown (豆しば)
2005-04-12 18:22:33
ユーザーに対するフォローはオーディエンスモードだけですね。参加できる自動演奏みたいな奴です。でもコレが思った以上に良いです。

私は、コレで良かったと思います。正直、コレが芸術かどうかは俗な私には分かりませんが、コレにゲーム的なものを求めてもしょうがないということは分かりました。ヘタに、ゲームを入れたら、他の遊び方は試さないだろうと思います。

ちなみに、私は、モノマネが得意なので、レックレックにモノマネを覚えさせてます。あと、良い曲になったら録音できたらよかったかなと思いますね。
返信する
む、 ()
2005-04-12 20:32:19
>レフェリー殿



なるほど。

私はどうも意味を求めすぎるのだな。

いかんいかん。



>豆しば殿



おぉ、買われたか。

豆しば殿なら確かに楽しめるかも知れぬ。

私もこっそり購入してみるべきか。
返信する

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