あっけらかん日記

とりあえず設置してみました。カテゴリ別にブログを整理しなおそうと思っています。

北朝鮮発「プルガサリ」!!!!!

2005-03-18 22:47:37 | 映画
TSUTAYAのDVDレンタルで、一枚だけある北朝鮮映画「プルガサリ」・・・

どんな映画だろう?とかりて視聴してみたのでした。

見た人達のレビューによると、プルガサリがプースカ的存在でほほえましいとか、
特撮がなかなかよく出来ているとか、北朝鮮の主体思想っぽいものは出てこないとか、
そんな事が書いてある。まあ、まずは見てみよう。

<<内容>>
独裁者の圧政に苦しむ民衆達。その中で、鍛冶やの老人が囚われて、死ぬ間際に、
食べ物(穀物?)を手で練って、生み出した小さい人形。
それに、その老人の娘の血が垂れて、魂がやどり、動き出す。

鉄を食べて、大きく育って行くのだが、決起した民衆(殆どが農民)達の仲間に入り、
一緒に独裁者軍を倒しに行く内容。

出来は、昔の円谷特撮っぽい感じ(実際にゴジラのスタッフが参加しているらしい)。
見た感じは痛快

民衆達は、プルガサリを仲間として暖かく向かい入れ、大切にし、一緒に楽しく暮らしている。

大勢の民衆が敵に向かって突き進んでいくモブシーンの背景に、大きくなったプルガサリが
合成されて、一緒に突進していくシーンが面白い!

そんなプルガサリをなんとかしようといろいろ企む将軍様(キムではないよ)だが、
プルガサリは負けない。大砲の弾がクチに入ったら、そのまま敵にはき出す所、
大きな宮殿をハデに壊しまくるシーンも痛快。

最後には、独裁者は踏んづけられて死んでしまう。

・・・が、そこでめでたしめでたしで無いところがまた凄い!

最初は小さかったプルガサリが、鉄を食べまくって巨大化し、
もてあましてしまう所がなんとも。
民衆達は、プルガサリを大切にしているために、空腹をなんとかしてやろうと
農機具や鍋などの生活用品までプルガサリに与えようとする。


映画が始まる前に映し出された、北朝鮮の放送でよく見かける映像や、
終わった時のテロップに、ハングル語で「金日成」と書いてある所はやはり北朝鮮だが、
独裁者をやっつけようと決起する民衆達の話だけに、今の北の世情とはかけはなれた
内容なのも面白い。途中、兵糧責めにあい、馬を殺して食べてるシーン等、
ニガテな人にはちょっとグロいシーンも多少あるかもしれないけど、
全般としてはなかなか楽しめる映画でした。



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