いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

動物福祉市民講座 -2-

2020-06-27 | 外部セミナー・研修会
市民講座第2週目は、「動物虐待について」 田中亜紀先生と
「虐待のLINK」 山崎左季子先生の講義でした。

動物虐待は、歴史の中で日常茶飯事であった時代もあり、
耳をふさぎたい気持ちになりました。
それでも、現代では動物福祉を考えて、農業、畜産、養鶏等に携わる方も多くなり、
環境エンリッチメントを取り入れて、限られた場所であっても
動物本来の行動がとれる方法を考える動物園、水族館も多くなってきました。

私たちの身近にいる犬猫やその他のペットたちの福祉についてはどうかな?
ペットは家族と言いつつ、しつけという名のもとに恐怖や抑圧にさらされていないかな?
かわいいといいつつ、イヤダと言っているのにおもしろがっていないかな?
ペットをうさばらしに痛めつけたり、脅しの道具にしていないかな?
お金を儲けるために、小さなケージで不適切な繁殖を強いていないかな?
かわいそうだからと、ちゃんと世話ができる頭数を超えて保護していないかな?
きちんと不妊去勢手術をしてむやみに増えないように管理できているかな?

動物虐待は、ヒトとのかかわりが大きいです。
もろもろ予防するためには、連携が大切です。
以前、環境省主催の「社会福祉施策と連携した多頭飼育対策に関する検討会」 を
傍聴する機会がありました。
社会福祉関係者(人に対する)と動物関係者(行政、保護団体等)とが
連携することで、この場合は多頭飼育問題ですが、
「未然に防ぐ」「小さいうちに解決する」ことが可能になるという取り組みです。
子ども虐待、高齢者虐待では、教師、医師、近隣の方、警察などには
通報義務がありますが 、対動物では通報義務はありません。
実際には、このような場面に動物も巻き込まれている場合が多いです。
今回の講義の中でも同様のお話がありました。
日本では、まだまだ動物は2の次といった傾向がありますが、
ヒトと動物は密接に関係があるのは周知のことです。
だから、ヒトを助けるためには動物も助けることも
大事だと思います。
同時に動物福祉は、ヒトの社会や人間関係も
よりよくできるのではないかなと思っています。




 

きょうのChoco.さん、朝んぽ10分( ̄∇ ̄)
ごはんは食べて、💩も軟らかめだけど良。
                                                  



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