思いつきはホドホドに

年も明けた２日、思いつきで午前中より温泉に行くことにした。
今回の行き先は美並。
念のため営業確認の電話を入れてから出発する。

道中は連日の曇り模様からようやく青空の見える冬晴れ。
気持ちよく、そしてウキウキしながらクルマを進める。
そしてＲ１５６を北上しているうちに白い山々が見え始め、道の脇にも次第に雪が残っているのが見受けられるようになった。
雪景色を見ながら温泉は入れるかもしれないと思うと更にウキウキする♪

　道の駅“美並”の直前、もう既にうっすら雪景色となってます。
そして車を運転しているうちに「このまま大晦日のテレビ放送でみた真っ白に積雪した世界文化遺産の白川郷まで行きたい」と思いつく。
「この青空に白く雪化粧した合掌造りの家々をこの目で見てみたい」　←結構昔からの夢。
「この天気なら雪深い白川でも行けるような気がする」　←道に雪は無いと信じ切っている。
「きっと行ける」
「今なら行ける」
「いや、今しか行けない？」
「今しかない！」
「行くしかない！！」　←ここまでは自分の頭の中だけで考えてます。
で、同乗している妻に相談。
私　：　「なあ、天気メチャメチャええし雪の白川郷の景色を見に行ってみーへんか？」
　　　　「こんなチャンス滅多に無いで」
妻　：　「・・・」　←突然何を言い出すのか？という反応。
と言いながら、私の手はナビを触り白川郷までのルート検索をし距離・時間を調べている（笑）
その時点で白川まで東海北陸自動車道を利用したとして、距離約１１０キロ時間にして２時間半弱と出た。
温泉入ってたら昼過ぎになってはしまうけど行けないことはない。
妻からの返事は余り芳しくなかったけど、とりあえず温泉に入りながら考えようということにする。
でもその時点で私は行く来満々（笑）
そして温泉に入る。
温泉は温泉で楽しまんとイカン。
堪能する。
雪景色と青い空を見ながら浸かる露天風呂はサイコーだ！　　　
浸かったり冷ましたりを繰り返しながら１時間余りをそこで過ごす。
何度も書くが冬の露天風呂はサイコー！
ところで、この温泉施設のおもしろいところは長良川鉄道というローカル線の駅舎と合体しているところ。

　温泉の休憩所から駅舎のホームにダイレクトに行けるのである。
昨年の秋はこのローカル線に乗って美濃から郡上八幡まで列車の旅を楽しむ予定をしていたのだけど、例によってケガのため断念していた・・・。
今年こそ乗ってローカル列車の小旅行を楽しむつもり。　
新緑眩しい時期か夏ごろがいいかな。

そして白川郷に行くかどうか。
妻は「この雪の時期にどうしてそんな遠いところまでわざわざ行くの？」という感じだったけどなんとか承諾、いざ出発　
行きは急いで行くため東海北陸自動車道に乗る。

がしかし！
なんとインターに入り本線を２００Ｍほどを走っただけで大渋滞・・・　
全然動かない・・・。
ＶＩＣＳの情報だと白鳥インター付近までの渋滞。
時間は刻々と過ぎて行き、郡上八幡インターに辿り着く前に断念・・・無念・・・。
でもこのまま帰るのも非常にもったいないので、白鳥にいる友人宅を訪ねることにした。
新年早々、自動車道上から電話を入れチョイと寄ると告げると「もの凄い雪だけどホントに来れる？」との返事。
白鳥の雪事情全然知らない私達は「スタッドレスも履いてるし大丈夫だと思うよ」と軽く返事だけして、なんとか渋滞を耐え抜き郡上インターで下りてＲ１５６を更に北上する。
と、雪がとんでもなく凄いことに！！　
どっひゃ～　な、なんじゃこりゃ～！　道が見えんぞ～！！　　　　　
路面はオール雪！　所々の穴ぼこよりアスファルトが見えるけどそのお陰で道はガタガタ、ハンドル取られるしクルマが揺れる揺れる。
もちろんスピード出せんしスローペース、車は揺れるしスリップしないように神経使うしでかなり疲れる。
一時は行くのをやめるかとも思ったけど、それでもなんとか友人宅に近づいた。
そしてまた電話を入れるのだけど、家の前の除雪が出来てないので来ない方が良いということで近くのお店の駐車場で待ち合わせ。
それほどの雪。

　除雪された駐車場は良いがそれ以外はこんな感じ。
民家の方々は家にハシゴ掛けて屋根の雪下ろしをされてます。
聞けば年末より降り出して連日降ってばかりで、当日が久しぶりの晴れ間だそうだ。

雪はさておき、到着するのが予定より随分遅くなったけど無事に久しぶりの友人と再会し、行った甲斐はありました。

それにしても想像以上の雪だな。
山方面に行くにしたがって、目に見えて雪の量が増えていく。
甘く見てた・・・これじゃ白川郷なんてとんでもなかったかも。
思いつきの行動もホドホドにせんとイカンな（笑）
でも、雪中ドライブも楽しかった♪　←懲りないヤツ