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井上出と重松彬の往復メール

制空権(イ)

2006-12-28 15:20:47 | Weblog
「制空権が米軍に握られて居る日本は独立国?」

私は機会ある度に日本は戦後60年以上経過した今も米国の植民地で米国の言う事は御無理御尤と尻尾を振って居る状況を嘆き米国からの独立を日本政府に進言し続けて居ます。

日米安保条約が第三国が日本を攻撃して来た際に米国が日本を守って呉れる条約であると信じて居る人が殆んどですが日米安保条約の中には日本を守る等と言う文言等ないのです。 米国は自国を外敵から守る為に日本を防波堤と位置付けて居るにすぎないのです。

北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を開発しその実験をした事から米国は日本に対しICBM迎撃の為の早期警戒レ-ダ-「Xバンドレ-ダ-」を日本国内に追加配備したいと申し入れて来ました。

「Xバンドレ-ダ-」は既に青森県の航空自衛隊車力(シャリキ)に配備されて居ますがこれは米本土防衛が目的であり日本防衛など一切考えて居ないのです。 その証拠に7月の北朝鮮によるミサイルの連発発射の際車力のレ-ダ-は7発も打上げられた北朝鮮のミサイルを1発も捕捉出来なかったのです。

捕捉出来なかった理由は実に単純で要はこのレ-ダ-の監視エリアは上空に設定してあって米本土に向うミサイル以外は捕捉出来ない様になって居たからなのです。 日本に向って打ち込まれて来るミサイル等米軍は全く問題にもして居ないのです。 そして今回追加配備したいとして申し入れて来た目的も米本土防衛の為で日本の防衛など全く眼中にないのです。

日米安保条約では「日本防衛と極東の平和維持」を一応目的に揚げて居ますが米国は日本を防衛する意志など全くないのです。 この事を我々は認識し「Xバンドレ-ダ-」の追加配備等許してはいけないのです。

しかもこのレ-ダ-設置の空域は飛行禁止区域となり日本の飛行機はその空域を自由に飛ぶ事が出来ないのです。 自国の上空を他国がその国の本土防衛の為に設置したレ-ダ-がある為に自由に飛べないと言う状況が全国に展開されて居る米空軍基地周辺にも存在して居るのです。

追加配備は九州か中国地方の日本海側の自衛隊基地を米国は求めて居ますが設置予定地域の住民は絶対に配備を認めてはいけないのです。 反対運動を起しこの要求を拒否しなければなりません。

米国はカナダ国内にも同様のレ-ダ-基地を置くべくカナダ政府に申し入れたのですがカナダ政府はその様な要請を一蹴したのです。 この事を教訓として日本も「NO!!」と拒否しなければ世界中の笑い者になります。

井上 出    (06/12/26受信)