電気
基本的に停電が少ない街とは聞きますが、生活していた頃は何度か計画停電が行われました。
順調であれば、停電がない日が続いていました。
計画停電は、夏の電気不足の頃や真冬の12月にもあり、午前と午後に決まった時間に1時間ずつでした。今現在はどういう状況なのかはわかりませんが、電気が不足すると行われると思います。
*元々コルビュジエが50万人都市として計画した都市ですが、現在は人口がその倍以上に増えているそうで富裕層が多く電気が足らなくなってもおかしくないですね。
ここは、退職後に住みたい都市のナンバーワンに選ばれた事もありますからね。
普段は落雷により、架線が切れたり強風だけでも停電が起きていました。
発電機を置く家やUPSの起動、物件と大家さんの対応によっても色々だと思います。
セクター外エリアのマンションでは自動的にバックアップがすぐに行われ、あまり困った状況ではなさそうでした。
ソーラー・システム(太陽光発電)
インドの一般的なバスルームはギザという湯沸かし器を備え付けていますが、チャンディーガルでは屋上に太陽光パネルを備えた戸建て住宅も見かけていました。
屋上の太陽光パネル
隣家の屋上にもありました。
写真はバスルームのお湯を沸かすシステムに太陽光パネルを使用していました。
インドに住む日本人がギザ(タンクの大きさにより水量が限定され、沸くまで時間が必要)で苦労しているのを知っていたので、あまり大きな声でこのシステムがある事を言えませんでしたが、インドの事情としてここでは書きたいと思います。
この太陽光発電を利用した設備ですが、、、
入居してからこのシステムがあるのを知りました
下見に行った時、ギザがどこにも付いてなかったので尋ねると、蛇口から直接お湯が出るという説明しか受けなかったのです。ここはそういうシステムなんだ、と。
実際、洗面所と浴場のシャワーでお湯が直接蛇口から出て、タップを左右へお湯、水と切り替えるだけでホテルのような感覚で使えました。
ギザの様にお湯を沸かす時間が全く要らないので、シャワーを浴びたい時に直ぐに浴びられて便利でした。
屋上のタンクの水がある限りは連続してシャワーを浴びることができるので、日本でシャワーを浴びる感覚と同じです。断水でもない限り、屋上のタンクの水が足りない事はありません。
夏は4月頃には気温が上がり、自然にタンクの水がお湯になっていて太陽光の力を借りなくても=スイッチを入れなくてもお湯が出て来ていました。
しかしこの太陽光発電。
北インドの真冬とはとても相性が悪いです
真冬は霧が多く、霧で太陽光が遮断されてしまい普段の様には活躍してくれません。
真冬は霧が多く、霧で太陽光が遮断されてしまい普段の様には活躍してくれません。
濃霧の日は午後になってようやく晴れる日もあり、飛行機は欠航、列車も大幅に遅れ、それが度々です。
シャワーを浴びようとしても40℃に満たない生ぬる~いお湯が出るんです。
ただそんな温度でも一応、お湯なので文句は言えませんね
水よりはマシとは言え、この中途半端な温度のお湯もまた寒くて出しっ放しにして止める勇気がありませんでした。
好きなだけお湯を出しっ放しにできただけでもマシだったとしか言えません。