インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

Sector13がない理由は?

2018-07-25 | コルビュジェの構想&街の造り Le Corbusier's plan

チャンディーガルにはSector13がありません

追記 2020年にSector13が出現しました!


しかし最初のマスタープランにはあったのだそうです。

これに関しての記事を書きかけていた時に、先日の品川の展覧会でそれに関する平面図を見つけました

Sector25までしかない最初のマスタープランの図。展覧会での図をお借りします。
(現在のチャンディーガルはこの倍以上の面積です。)



何気なく見て、2度目に見てやっと気づいたのですが。
拡大してみると、赤丸の数字がセクター番号と思われます。
赤丸の数字がない段もあります。

よ~く見てみると、現在のSectro10&11が4分割されて10、11、12、13となっているのです!
そう、最初のプランでは13は確かにあったのです!



しかしこのマスタープランは変更されました。

実は最初の予定では、現在のSector10~12のエリアは文化に関するセクターにしたかったのだそうです。
ちょうど現在のSector14のパンジャーブ大学の斜め前になるSector10&11の南半分を該当セクターにし、その該当部分をSector12、13とナンバーを振ったのです。

しかし普通は各セクターには一つの数字しか振られません。
が、この案では二つのセクターに四つのナンバーが振られるという案です

また現在のSector12は当時、同じ文化エリアで使う為にキープされていたそうです。
(Sector25までしかないはずが26という仮のナンバー?が赤丸でその場所に描かれています。)

*しかしSector10&11に四つものナンバーを当てはめる事。
*一つのセクター内に異なった目的のエリアを作る事。
これらは理想的ではないとされ、変更がされました。

最初の案は却下、10、11と一つずつのナンバーを振る。
Sector12の場所は隣にキープした空き地に12を当てはめました。
その時点で既に向かい側はSector14に決まっていたのでしょう。
10、11、12と当てはめてそして14に続ける。

現在の図。



あれ?13の場所がないよ

Sector13の行き場がなく抜けてしまったのが真相だそうです


Sector13がない理由に関しては、設計したコルビュジェが西洋人だったので、キリスト教徒だから!スピリチュアル系だから!と、色々な噂が出回っているそうです。

ウイキペディアにもキリスト教徒だからという理由が書いてあり、彼の弟子として働いた人まできっとそうだ、建築家はこういう事をよくするものだ、と証言しているそうですがコルビュジェ本人に尋ねたわけではないと思います。

手元にある資料の本に依ると、噂はデマだと書かれてあります
ただ、Sector14以降のナンバーをずらし、変更して13を入れることはできなかったのでしょうか??
まだ都市計画が完成していない状態なら簡単に出来たのではないかと思うのですが??

こればかりは本人に聞かなければ分からない事ですよね、、、

因みに13という数字は決して不吉な数字でも何でもなく、逆にとても神聖な数字だという説もあります。


余談

実はこの展示会に入る時にロッカーに荷物を預けるようになっていました。
ロッカー前に立った時に、目の前の位置がちょうど13番のキーだったんです。
直ぐにピンと来て13番のロッカーに荷物を入れました。
どこに入れよう?と最初に目に入った数字が13だったので=チャンディーガルだ!と思ったのです。
そして私にとっても個人的にも縁のある数字が13です。

その後、この展示会で13にまつわるお宝資料に出会えたのは驚きでした


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