インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
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建築倉庫ミュージアムのル・コルビュジエ / チャンディガール展へ!

2018-07-03 | コルビュジェ関連・建築物 Architectures
 
 
 
今日の記事の舞台は日本です。
 
ル・コルビュジエ/チャンディガール展へ先日行ってきました!
(この記事の続編はこちら→セクター13がない理由
 
 
こんなブログを書いている最中にこんな展覧会が催される事になろうとは!
友人からも「チャンディーガルって住んでた所だよね~、やってるよ!」と連絡がありました!
 
5月末~7月中旬まで東京品川区の建築倉庫ミュージアムで開催されています。
天王洲アイルの寺田倉庫1階にある小さなミュージアムです。
公式サイト→建築倉庫
 
参考になったサイト。↓ ありがとうございました。
建築倉庫ミュージアムで「ル・コルビュジエ / チャンディガール展 -創造とコンテクスト-」開催。
 
館内では写真撮影(一部を除く)&SNSでの発信OKだそうです。
 
 
この展展会ではなぜかチャンディーガルではなくチャンディガールとなっていて、SNS上の他の方からの指摘で気づきました。
ひょっとしてコルビュジェがフランス語訛りで発音していたのでしょうか?
フランス語ではそのように発音されるそうです。
 
追記
ヒンディ語文字通りに読むと→チャンディーガル
英語版Wikipediaで紹介されているアルファベット発音記号通りに読むと
→チャンディガールになります。
 
この展示場では、都市計画に関しての最初のコルビュジェの構想を感じ取るような場になっているようでした。
細かな建築物に関しての説明などは頂いた資料にもあまりありません。
 
 
先ず壁面にコルビュジェの詩が、、、
この都市計画を着手するのに巨匠と呼ばれる人にも大きな苦悩やストレスがあったようです。
 
 
 
城壁など何もない平原に線を引く事には恐怖があったようです。
 
コルビュジェがインドで感じた事、全てをどう建築物に生かすのか、元になったイメージやインスピレーションなどを彼の描いた絵や図面、詩や手紙などの資料から、そしてカメラマンのホンマタカシさんの写真や映像、音と共に展示されていました。
 
映像と写真が撮られた時期は偶然にも私も現地に住んでいたので、久々にチャンディーガルの人達を見ることができました。
当時、現地でカメラマンのホンマタカシさんと遭遇できなかったのは残念でした
 
 
 
下はコルビュジェが手がけた建築物の写真。
左が立法議会議事堂(議会棟)、右が行政庁舎(合同庁舎)。
これらはSector1のキャピトル・コンプレックス(Capitol Comple)と呼ばれる建築群の一部です。
 
議会棟を横から見ると、雨樋の形がユニーク!
インドでは神聖視されている牡牛からインスピレーションを感じたようで、牛の角をイメージした雨樋がわかります。
 
 
 
この建物の共通の特徴として、インドで表現されている「蜂の巣状」のブリーズ・ソレイユと呼ばれる日除けが取り入れられています。
彼のこうした建築物はとてもダイナミックですね!
 
 
その写真の建築群の三つが白いペーパーで作られたミニチュアとして床に配置されていました。↓
一番奥は高等裁判所です。手前の二つは上の写真の建築物です。
これらの建築物はユネスコ世界遺産に登録されています。
 
 
実際、行政庁舎は現地で目の前の実物を見ました。
 
その他、平面図も知りたかった&欲しかった資料だったので偶然にしても驚きました
 
最初のマスタープランとしてのSector25までしか計画されていない平面図(この中にもう一つ欲しかったものが描き込まれていてお宝資料でした)と、V1~V7という7段階の道路表示のある図で、はっきり知りたかったV7の道路が描き込まれた平面図。
これは緑地帯であるLeisure Valleyの、恐らくSector10の図でした。
中に川もきちんと描き込まれていて、木々もコルビュジェのスケッチ画がありました!
 
この二つの図面は、きっと現地のチャンディーガル建築博物館やル・コルビュジェ・センターでも同じ資料を見学したはずですが、、、
またここで再会できるとは思いませんでしたね!
 
参照過去記事
また現在以下の内容で揉めているようです。
 
ささっと見るだけではなく、大きな発見をする為にじっくりと見学してみて良かったです
 
また何気なく置かれていたテーブル&椅子を見た時、最初思わず二度見してしまいました。
瞬間的にあれ?と、とても懐かしい家具に再会した気がします。
コルビュジェの従弟のスイス人の建築家、ピエール・ジャンヌレの作品だそうです。
現地でも似たような物を一度はお目にかかったのかもしれませんが、とても懐かしい見覚えのある雰囲気を醸し出していました。
 
 
別室では別の建築物のミニチュアの展示を見ることが出来ました。
こちらもなかなか面白かったです。
 
 
 
アクセス
 
JR品川駅から徒歩だと15分~20分の距離。
モノレールの他にも意外とJR品川駅・港南口の都バス(1番乗り場、98番大田市場行き・新東海橋下車)が便利で、新東海橋を渡り、ちょうど寺田倉庫の斜め前に停まるので殆ど歩く必要がなく良かったです。ミュージアムは建物奥の横からですが入口がわかり難かったです。
 
2018年5月26日(土)から7月16日(月・祝)まで
11:00~19:00 月曜休館(月曜日が祝日の場合は火曜日休館) 
一般 3,000円、大学生/専門学校生 2,000円、高校生以下 1,000円
 
 


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