「皇室問題INDEX」設立準備室

マスメディアによる皇室の偏向報道、ネットに流れる東宮家への誹謗中傷を検証しています。

■自由に語ろう! 生前退位の「お言葉」と、その「報道のされ方」の疑問点・問題点について

2016-08-09 00:33:55 | 皇室問題
 8月8日午後3時から、「お言葉」を述べる天皇陛下の姿が一斉にTVに流れ、その前後には異例の大型特集が組まれた。10分程度の「お言葉」の後、安倍首相のコメント、与野党の反応、市井の人びとの感想などが報じられた。政治家たちは一様に「重く受け止めたい」と低姿勢を示し、一般人の枠では「おいたわしい」「国民のことを思ってくださっている」「涙が出た」などと、好意的な人ばかりが登場した。TV局の進行担当者、コメンテーターも例外なく神妙な面持ちで、「お気持ちを重く受け止めなければ」という姿勢で一貫していた。「お言葉」の内容について疑問を感じた人々もいたはずであるが、それを口にする人は誰ひとりとして登場しない。この報道の在り方に違和感を覚えた人は少なくないだろう。

■安倍首相も、野党各党代表も「重く受け止めたい」とコメント


▲安倍首相「しっかり考えていく」、二階幹事長「真剣な検討をしなければ」。


▲岡田代表「国会において静かな形で議論を」、山口代表「深く敬意を表し、心から感謝」、志位委員長「政治の責任として真剣な検討必要」。

■さまざまな”見方”を報じた海外メディア

いっぽう、海外メディアはさまざまな切り口で報じている。以下は「日テレNEWS24」からの要約引用である。

 中国中央テレビ:天皇陛下について「戦争を経験し平和を愛する天皇だ」と指摘した上で、これまでの公務などでの言動から、「安倍政権によってアジアに広がった不安を解消しようとしている」などとする専門家の見方についても触れている。

 ロイター通信:日本国民の多くが生前退位の考えに共感しているものの、安倍首相を支持する保守層が反対していると報じている。



▲ロイター通信は、国民の多くは共感しているが、安倍首相支持の保守層は反対していると伝えた。

 イギリスのBBC:「公務を次世代に引き継ぎたいと強く示唆した」と報じ、日本の法律には生前退位についての規定がないため、法改正が必要になる、と解説。

 フランスの日刊紙「ル・モンド」:安倍首相が消極的。保守層が女性皇族への皇位継承論が再び浮上するのを恐れているなどとし、生前退位の実現が容易ではない背景を紹介。

 アメリカの新聞「ニューヨークタイムズ」電子版:「生前退位は、女性が天皇となることについての論争を再燃させることになるだろう。安倍政権は女性が職場などで活躍する社会を掲げているが、この考え方を皇室にも当てはめる準備ができていると考える人はほとんどいない」と論じる。

 アメリカの新聞「ワシントンポスト」電子版:現在の法律では天皇陛下が生前に退位されることは認められていないことを紹介した上で、世論調査では77%から90%の人が生前退位に向け日本政府が新たな制度を作るべきだと答えているとしている。

 引用元の記事:陛下「お気持ち」表明 海外の受けとめは…(日テレNEWS24、2016年8月8日18:54)


■「お言葉」と「その報道のされ方」についての疑問点を自由に語ろう

ここでは、天皇の「お言葉」と、その報道のされ方について感じた疑問や違和感を、自由に語っていただきたいと思います。以下は、別トピックに投稿されたコメントの転載です(一部要約)。あなたも自由なコメントをお寄せください。

生前退位の法制定(改正)を暗に要求する会見だと感じました (anima mea)2016-08-08 17:39:29

本日午後3時から行われた陛下の会見文は、早速、宮内庁のHPに挙げられていました。(↓)

・象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(平成28年8月8日)

会見をテレビで拝見しましたが、正直なところモヤモヤが晴れたとは言えない気持ちです。もちろん、陛下のおっしゃりたいことは理解できます。しかしどうしても疑問が残った箇所がありました。それは「公務削減ができない」という部分と、「摂政や代理は認められない」という部分です。

>天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。

陛下は上記のようにおっしゃっています。確かに国事行為については憲法に明確に規定されているので、縮小は難しいというのはわかります。しかし「象徴としての行為」は、縮小しようと思えばできるのではないでしょうか? 特に何かを観賞したり見学したりする公務は減らしても支障はないように感じます。平成の公務は、今の両陛下が数を増やしてしまったというように聞いています。そうであるなら数を減らして、昭和時代の水準に戻すことも検討すべきではないでしょうか。今後は皇族の人数も減りますし、公務削減の方向で考えるのが筋だという気がします。

なぜ陛下が「公務削減は無理がある」というお考えなのか、上記会見からはいまいちわかりません。公務を削減できない根本の理由を明らかにされていないように感じるのです(皇室利○が絡みすぎて、今更後には引けない状況に追い込まれているとしか思えないのですが…)。また陛下は、

>天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

ともおっしゃっていますが、このコメントからも「どうしてそこまで頑なに摂政を拒否するのか?」という根本の理由が見えてきません。たとえ病気などが原因で国事行為や公務ができず、摂政や臨時代行を立てることになってしまったとしても「天皇」は「天皇」です。公務ができる、できないで天皇の地位が決まるものではありません。

もし陛下が「国事行為や公務の数や遂行可能性」で天皇の地位が決まるとお考えなら、私はそれは違うと申し上げたいです。いったい何のための摂政の規定なのか? そして国事行為臨時代行に関する法律も、いったい何のために存在しているのか?

陛下は会見の終わりの方で「天皇は国政に関する権能を有しません。」と言及されています。しかし私の印象では、陛下は現行法の規定を遠回しに否定し、遠回しに「天皇が生前退位できる法を作ってほしい」と要求を出され、消極的に政治的発言をしているように思えてなりません。私自身は、

・象徴としての公務で必要性の薄いものを減らしていく。
・現行法の規定(摂政、国事行為臨時代行)で皇太子殿下に天皇の役割を果たしていただく。
・陛下は天皇の地位のままでご静養していただく。

という方法で十分ではないか、という考えに変化はありません。なお、陛下は会見の最後をこう締めくくっています。

>これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。

皇室の安定的継承を考えるとすると、やはり女性天皇の検討は避けられないと思いました。陛下がどういうお気持ちでこう述べられたかはわかりませんが、どこかの民放に出ていたコメンテーターが「女性天皇を含めての検討」と言及していたことが記憶に残りました。

日本国民の多くは、陛下のお考えに同情して生前退位賛成派が大多数となっているようです。私も今上陛下に限り適用される法律であれば賛成できなくはないですが、後世の天皇を拘束するような法改正であるなら反対です。

わがまますぎる (にゃーこ)2016-08-08 21:21:10

今日のお言葉、個人的には不愉快な思いでした。自分は伝統の継承者だと主張しておきながら、大喪の礼や殯宮を全面否定するようにもとれる発言や、そもそもの継承についての異議申し立てをするところ、あまりにも都合がいいというか、勝手だと思います。

誠心誠意とか、一生懸命とか、政治家が選挙において自己主張するような形容が多いことにも、うんざりします。どこまでも「自分、自分」な人であることが、はっきりと見てとれます。自分が高齢化社会の先駆けとしての範を示すような態度も、勘違い甚だしいのではないでしょうか。どこまでも庶民気取りです。

世間では、ご高齢によって負担が大きいのだから退位されたいのは当然という反応が多いようですが、それなら、もっとストレートにお話されればいいのです。皇室典範ではいけないことになっているが、負担が大きいので実質は皇太子殿下に譲りたい、と。おそらく誰も反対はしないでしょう。

生前退位ということへのあまりにも強いこだわりは、高齢による負担というだけではない理由があるとしか考えられません。たとえば、誰もしていないことをしたい、ということ。また昭和天皇のやり方とは違うことをしたい、ということ。

ささいなことかもしれませんが、気になった言葉があります。二度の外科手術…に続いた部分です。「私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき」--これ、どうして皇太子殿下ではなくて「皇族」なのでしょうか。ここまでの流れは、明らかに天皇を引き継ぐことについての話ですから、あとを歩むというのは、天皇になる人のことを指していると解釈できるはずです。つまり皇太子殿下です。この、私の解釈が間違っているのか、あるいは、大げさに考え過ぎなのか。偏った見方なのかもしれませんが、とても気になります。

そもそも、皇太子殿下について、ひとことも触れないのがおかしなことです。すでに何度も代理をおつとめになられていますし、いまも国事行為を代行されています。あまりにも個人的な感情をここまで述べているのに、まったく触れないのはどうなのでしょう。

自分がもっとも伝統を破壊しようとしているという自覚もおありではないようですし、自画自賛がはげしい、ある種の醜態のように感じます。そして先代を否定しておきながら、自分のやり方は否定しないように圧力をかけているように見えます。

公務を減らすという忠告をお聞き入れなさらないそうですが、削るのは当然ながら優先順位の低いもの。ふらふらとお出かけすることができなくなり、おもしろくもない国事行為しかできなくなるから、イヤだとお考えなのではないでしょうか。そして摂政を拒まれるのも同じで、完全に表から切り離されることがイヤなのではないかと思っています。

面倒で責任のある国事行為はしたくないけれど、楽しいお出かけなど目立つことはしたい。たとえば東京オリンピックにも臨席したい。そのために生前退位したい。ここしばらくの一連の流れを、そんな、きわめて個人的なわがままのように感じていましたが、今日の会見でやはり…と思いました。自分が口にしたら誰も逆らえないとわかっていて行われていることですから、究極のパワハラでもあると思います。

ここの記事(↓)にまとめていただいた流れは、確かにあります。
■検証:「生前退位」歓迎報道に仕組まれた、秋篠宮皇太弟(宮家による皇統のっとり)の陰謀

それと陛下のわがままは両立することで、いろいろな立場の様々な思惑が入り乱れているのではないでしょうか。おそらく政府は、秋篠宮殿下の行状や悠仁親王についての情報を持っていますし、彼らが、どれだけ危ない勢力につけ込まれやすいかと危機感を持っていると思います。絶対の権力者と同じ天皇陛下のわがままなふるまいを、どうやって制御するのか、検討していることと願っています。

(コメント転載ここまで)

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奥の御用聞き、元朝日記者 (Unknown)
2016-11-19 21:51:01
>今回のヒアリングメンバーではありませんが、ゴー宣なんかはまさに“陛下の代弁者”の立ち位置ですね。今回も、岩井だけが正解らしいです。

あぶらちゃんさま
小林氏は今上陛下を含む「天皇」信仰の人ですから、岩井が代弁した陛下のご意向に賛同したのでしょう。ただし、岩井については、正確を期するために引用させていただきます。

…………引用…………
だが油断してはいけない。
実際に、皇室典範改正となれば、岩井は女性・女系天皇を認める改正に反対するだろう。
この男は「男系派」であるから。
しかも、旧宮家系の一般人を皇族にでっちあげる件にも反対している。悠仁さま一人にし
てしまえという考えだから、もちろん皇統は終わる。
それが分かってやっているのだ。
つまり極左である。
極左も安倍政権のヒアリング対象になっているのが嗤える。
……………
岩井は皇位継承について:「秋篠宮は28歳ごろまでに2人お子様を設けているので、(悠仁さまが28歳ごろまでは)急がなくてもいいのではないか。」(2010年3/7テレビ朝日:サンデープロジェクト)と述べ、他の雑誌座談会では、旧皇族の早急な復帰には反対、検討するなら次世代以降としています。
返信する
時事通信のアンケート (あぶらちゃん)
2016-11-18 22:34:28
昨日、時事通信社のアンケートについての記事が出ていました。

天皇公務軽減、8割超が賛成=11%は「国事行為限定」-時事世論調査
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111700559&g=soc

いわゆる“公務”には、国事行為と公的行為があること。
公的行為には明確が根拠がなく、今の陛下のもとで拡大してきた経緯があること。
にきちんと触れた上で、個別面接形式で実施された点が注目かなと思います。

“公務”と呼ばれているものが実はどういうものなのか、について論じられるのはいい傾向だと思います。
(おそらくご本人たちの本意ではないでしょうが)
そして、「公的行為は減らす方向で」という結果になっているのもいい傾向だと思います。

>Unknownさま

今回のヒアリングメンバーではありませんが、ゴー宣なんかはまさに“陛下の代弁者”の立ち位置ですね。
今回も、岩井だけが正解らしいです。
返信する
感想には感想で (Unknown)
2016-11-17 08:18:45
>岩井は、退位後の身位は太上天皇もしくは上皇とし、敬称は陛下にしろと主張しています。一方の石原氏は、退位の際には天皇の権威はすべて新天皇に譲るとはっきりさせるべきという主張で、この二人を“賛成”と一括りにするのもどうかなという感じです。

“賛成”、“反対”の他に“陛下の代弁者”という立ち位置を設けたいですね。
制度に対し残酷などという扇情的な言葉を用い、その根拠が自分の感想というのですから、国民の情に訴えるしか代弁のしようがないのでしょう。

しかも、昭和天皇や皇族方のご最後を引き合いに出していますが、直接のお訴えを取材した訳ではありません。極めて失礼な手法です。
老いて、病んでという状況が、この女の腐ったような男の目には同情に値するものに映ったのかも知れませんが、老いて、病んで、肉体が悲鳴を上げるのは万人の常です。
心が弱ることがあったとしても残酷な制度のせいではありません。

「全てを包含してそこに在り続ける」その胆力にひれ伏す想像力がないなら、皇室をうろうろするんじゃねえ、この宦官野郎。

この男には声を大にして言いたいです。

返信する
賛成の二人 (あぶらちゃん)
2016-11-15 18:14:27
二回目のヒアリングで、朝日の岩井と石原元官房副長官が退位に賛成の立場だとされました。

岩井は、退位後の身位は太上天皇もしくは上皇とし、敬称は陛下にしろと主張しています。
一方の石原氏は、退位の際には天皇の権威はすべて新天皇に譲るとはっきりさせるべきという主張で、この二人を“賛成”と一括りにするのもどうかなという感じです。
返信する
妥当な結果 (にゃーこ)
2016-11-15 13:46:34
有識者会議、第2回ヒアリングが実施されました。

・渡部昇一 上智大学・名誉教授(英語文法史)
・笠原英彦 慶応大学・教授(日本政治史および日本行政史)
・今谷明 帝京大学・特任教授(日本中世史)
・桜井よしこ ジャーナリスト
・岩井克己 ジャーナリスト
・石原信雄 元官房副長官

個人的には、反対意見はどれも妥当なもののように感じます。
仕事をしなくても退位しなくていい、二重権威になる、摂政でいいと、当たり前の意見ばかり。

報道のスタンスを見るために、いくつかリンクを貼っておきます。
朝日新聞と毎日新聞は、どちらもweb版は有料記事になっているので、リンクしませんでした。
見出しだけでも、反対と賛成のどちらに軸足があるのか、わかります。

朝日新聞
退位に2人賛成4人反対 有識者会議が2回目ヒアリング

毎日新聞
生前退位有識者会議 保守派は退位反対 2回目聞き取り

産経新聞
有識者会議第2回ヒアリング 櫻井よしこ氏「ご譲位でなく摂政」 渡部昇一氏「終身在位、問題ない」 石原信雄氏「特例法で退位を」
http://www.sankei.com/politics/news/161114/plt1611140032-n1.html

有識者会議で渡部昇一氏が意見陳述「安倍晋三首相は国民に『摂政』の意義を訴えよ」
http://www.sankei.com/politics/news/161114/plt1611140016-n1.html

有識者会議で櫻井よしこ氏が意見陳述「譲位に代わる摂政か、そのほかの道を探るのがよい」
http://www.sankei.com/politics/news/161114/plt1611140023-n1.html

朝日新聞OBの岩井克己氏が意見陳述「終身在位は残酷な制度だ」
http://www.sankei.com/politics/news/161114/plt1611140020-n1.html

東京新聞
生前退位で専門家4氏が「慎重・反対」 賛成は2氏 政府意見聴取
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201611/CK2016111502000124.html

「生前退位」有識者会議発言要旨
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201611/CK2016111502000113.html

時事通信
生前退位、保守系が反対論=専門家の意見二分-有識者会議
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111400526&g=soc

NHK
退位有識者会議 2回目の聴取 4人が反対や慎重な考え
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161114/k10010768631000.html


今回のメンバーは、日本会議の関係者ばかりで偏っているという意見もあるようですが、もしそうだとするなら、日本会議は退位に反対しているということになります。

今回の結果、また、第3回の結果がどうなるかわかりませんが、それによって宮内庁から意見が出てくるかもしれませんね。

あるいは、そもそも人選が間違っていて、意見は参考にできないという方向に行くかもしれません。
安部首相を敵認定している朝日新聞は、そういう政権批判に行きそうです。

世間的には、高齢でゆっくりしていただきたいという人は多いですが、そのために法律を改正して退位しなくても可能だと認識されれば、そちらの方に流れるように思います。
返信する
因果応報ってこういうことかと思いました。 (Unknown)
2016-11-12 14:19:42
ヒアリングの内容が活字になると、感慨深いものがあります。
人の数だけその人なりの天皇制がある、それはそれで面白いです。
それでも続いてきたのはなぜだろうとつらつら考えました。
結論はもちろん出せません、だから続いて来たのでしょうか、なんてね。

陛下の「おことば」はもろ刃の剣だと思います。
両陛下のご意志に反し、長きに渡る執拗な東宮バッシングの構造が明らかになってしまいました。国民は見たいものを見る傾向にありますが、見えないものも見えるのです。

「おことば」は短いスパンでは東宮家を叩くこん棒として使えるでしょうが、長いスパンでは秋篠宮、悠仁親王を叩き潰すこん棒ともなるでしょう。

天皇の大切な公務は人々の中に分け入り苦楽を共にすること、
公務も減らさず、
名代も摂政も置かず、天皇の公務は天皇でなければ務まらない、
これから後もそのようにせよ。(by 明仁)

女性宮家を作ったところで、天皇のお役には立てないことになります。
では何のために?サービスですか??
秋篠宮、悠仁親王も又、この基準でこん棒の前に晒されるのです。
もちろん、その頃には両陛下の権威をかさに着ることもできません。
紀子妃も、眞子・佳子内親王も生きていれば弱りもするし病むでしょう。しかし
休めば税金泥棒ですし、離婚ですし、いやというほどこん棒で叩かれるのです。

両陛下は晩節、ものの見事に平成の本質を開帳されました。
返信する
ヒアリング対象者の男系男子派と秋篠宮派 (INDEX)
2016-11-10 07:05:01
遅ればせながら、有識者会議第3回目、6人の専門家へのヒアリング内容を読んでみました。

>第3回 天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/koumu_keigen/dai3/gijisidai.html

ヒアリング対象者は、平川祐弘(東京大学名誉教授)、古川隆久(日本大学教授)、保阪正康(ノンフィクション作家)、大原康男(國學院大學名誉教授)、所功(京都産業大学名誉教授)で、平川氏、大原氏は、たしかに安倍さんと仲良しの日本会議系。

平川氏は、天皇の考え方を「ちょっとおかしい」と言ったために、『リテラ』がこんな記事を書き、批判しています。

>「天皇はちょっとおかしい」 安倍首相が生前退位ヒアリングにゴリ押しした“日本会議系学者”が天皇批判!
http://lite-ra.com/2016/11/post-2684.html

これがリツイートされて批判が広がっているようですが、平川氏の指摘はもっともだと私は思います。自分が広げに広げた公務を天皇が必ずやらなければならないものと勝手に決めて、それができないから退位する(摂政は絶対イヤ)というのは、ちょっとというか、かなりおかしい。

平川氏は「その偏った役割解釈にこだわれば、世襲制の天皇に能力主義的価値観を持ち込むことになりかねず、皇室制度の維持は将来困難になる。そこまでお勤めをせねばならぬとすれば、適応障害の方はどうするのか」と書いています。「適応障害の方」というのは文脈上からも唐突感があるのですが、「適応障害で公務ができない皇太子妃をかばうなら、皇太子の位を弟に譲れ」という一大バッシングがあったことを思い出させます。

天皇の「おことば」通りなら、皇太子さま登極後、そうした批判にさらされて退位を余儀なくされる可能性が残ってしまう。これまで東宮批判派がやってきたことを考えれば当然の危惧と思うのですが、その恐れをまさか日本会議系の平川氏が指摘するとは意外でした。

ヒアリングのなかでいちばん面白かったのは、古川氏です。ここでもご指摘がありましたが、天皇に対し、最も厳しい意見になっていると思います。

今上ご夫妻は「上皇」を名乗り、新天皇皇后の「上」の立場で、これまで通り好きな公務に自由に出かけるつもりだろうと思います。あの秋篠宮派の牢名主・岩井氏などは、「新天皇」→「上皇夫妻」→「新皇后」の順だなどと言っていましたからね。

古川氏は、天皇の上にさらに象徴的存在をつくることは憲法に抵触するとし、「皇籍離脱も選択肢」であり、「皇族にとどまる場合も、天皇より上位であるかのような呼称は避け、皇位継承権や摂政就任権、国事行為等の権能なし、公的行為も最小限とする」ことを試案としています。名称は「前天皇、前皇后」とし、「公的行為は行なわない。ただし、皇族全員あるいは成年皇族全員が参加することが慣例となっている儀式や行事には参加してもよい」「名誉職等の役職には就任しない」など、毅然としたものです。「摂政はイヤ、退位でなければ」などと言うなら、これぐらいの覚悟はおもちですね、というわけです。

古川氏は54歳、ヒアリング対象者の中ではいちばん若いのではないでしょうか。ウィキを見ると、著書に『大正天皇』(2007年)があり、原武史氏の『大正天皇』(2000年)の大正天皇像に反論。『昭和天皇』(2011年)では、昭和天皇の戦争責任を論じているようです。読むべき価値がありそうです。

所氏は最悪ですね。「高齢譲位(仮定)」として、こんな仮定をしている。

・3年後(平成31年)正月:上皇(84)、新天皇(58)、皇太弟(53)、皇甥(12)
・33 年後(2049 年)正月:次の上皇(88)、次の天皇(83)、次の皇太子(42)
・53 年後(2069 年)正月:次の上皇(103)、次の天皇(62)、次の皇太子(?)

「皇太弟」「皇甥」、どうしても言いたいようでw 典範改正案としては、こんなことを言っています。

>「皇室典範」第4 条の本文を修正する案「天皇が崩じたとき、又は皇室会議の議に依り退いたとき、皇嗣が直ちに即位する」(第3 条で皇嗣の変更も「皇室会議の議により」とされている)
>同条の付則を追加する案「天皇が、皇室会議の議に依り退いたとき、皇嗣が直ちに即位する。皇嗣は、皇位継承の順序が一位の皇族とし、皇太子と称する」(旧典範の増補に相当)

 「皇嗣は、皇位継承の順序が一位の皇族とし、皇太子と称する」、つまり秋篠宮を皇太子にするということですよね。皇位継承1位でも直系でなければ皇太子になれない縛りを取っ払いたいわけです。直系で愛子さまがいらっしゃるのに、余計なこと。

 こうしてみてくると、天皇皇后の意図を正確に汲んで、その通りに実現しようとしているのが所氏ですね。彼は日本会議系の男系男子派ではなく「秋篠宮派」と規定するべき。平川氏、古川氏は正しく日本会議系の男系男子派。自分が信じる国家観のためには天皇批判も辞さないわけです。古川氏はどちらにも属さない、民主主義の王道を行っている。

 あと2回行われるヒアリングの対象となる専門家は、指摘通り日本会議系が多いわけですが、彼らと「秋篠宮派」は峻別するべきです。次回ヒアリングでは岩井氏が登場しますが、彼も所氏と同じく、日本会議系の人たちとは違う天皇皇后べったりの意見を言うでしょう。女性宮家案のときと同様、「秋篠宮派」の企みを、「男系男子派」が批判するという構図です。

 『リテラ』のような単純な左巻きは、日本会議系の人々を批判すればリベラルの責任を果たせると思い込んでいるようで、「秋篠宮派」の企みにはまったく気づかない。結果として、天皇皇后の暴走を許してしまう。古川氏のような真のリベラル目線を持ったメディアに育ってください。>リテラ

※有識者会議の活動をフォローするトピックを立てますね。少し間が空いてしまうかもしれません。

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天皇の義務でもなんでもないゴコームを「減らせない!」という不思議 (シロキジ)
2016-11-09 12:22:31
生前退位の話題とともにとともにだんだん突っ込まれるようになってきた皇室のゴコーム。ゴコーム調査班(さぼってばかりですみません。)としては実にうれしい限りです。
「年取ってコームができなくなった。だから退位したい。」と言われればまともな人なら「じゃあ公務を減らせばいいのでは?義務じゃないんだし」という反応に当然なりますよね。


○天皇の公務縮小も提言検討 退位巡る有識者会議
2016年11月5日22時02分(朝日デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASJC55H1HJC5UTFK002.html

休日に新聞で読んで「おっしゃ!やれ、やれー!」と思っていたら
ソッコーでクナイチョーから牽制が。

○天皇陛下の公務「大幅削減は困難」 宮内庁が認識示す
2016年11月7日21時17分(朝日デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASJC7647CJC7UTIL059.html
> 宮内庁があえて説明した背景には、天皇陛下が自ら率先して公務を増やしているわけではないということを伝える狙いがある。

…うそつけ。両陛下発案のゴコームが山とあるだろうが。

両陛下のせいでなければ誰のせいでアホな公務が増えたのか。
何故昭和時代は必要なかった公務、現天皇を退位に追い込み(自業自得ですが)、次代の陛下に多大な負担を与えかねない公務を何故減らすのが不可能なのか。
クナイチョーには説明責任があるでしょう。

天皇位よりもゴコーム死守?クナイチョーの必死さに逆にご公務疑獄の闇の深さが垣間見えるような気がしますね。

ゴコームの胡散臭さにどこまでメスを入れられるか。
国家、マスメディア、良識が試される時期ですよ。

これができなければわが国は本当に腐り果ててるといってよいでしょう。
返信する
生前退位への厳しい意見 (秋の夜長の夜更かし)
2016-11-08 02:04:01
今回の有識者全員のヒヤリング調査について、官邸が公表している以下に掲載されているものを読みましたが、考えようによっては、古川氏が一番厳しいのかも、と思いました。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/koumu_keigen/dai3/gijisidai.html

皇位の安定的継承の確保から、本来、生前退位は認めるべきではないとしながらも、国民が、皇位の継承に不安定性が生じることを承知の上で認めるのならば、民主主義国家である以上、生前退位を可とするのもやむを得ない、という考えです。
ただその場合、皇室典範改正をすべきだと言っています(あくまでも生前退位について)。

その改正試案が、なかなか面白いというか、厳しいな、と思ったのですが、
「天皇の公的行為は週に40時間以内とする」とか、
「生前退位した場合、前天皇、前皇后となり、一切の公的行為(つまり公務)を行わない」と書かれています。

おそらく、今上夫妻がどれほどどうでもいい出歩きをしてるかや、接遇相手の範囲を勝手に増やしてきたかをきちんと分析して詳細に把握しているんでしょうね。

だから、皇族の公的行為(国事行為を除いた公務の事)についての範囲をもっとはっきりすべきだとして、皇室典範である程度、既定すべきだと考えているのでしょう。

それから、やめた天皇について、一切の権威や権限を持たせないよう配慮もしています。
これも、かなりのパワハラ状態が皇室内に生じていることが、ひそかに識者の間で周知されているからではないでしょうか。

早速天皇は今夕、宮内庁を通じて、国連加盟国が増え会見する大使が増えたからとか、副大臣制度ができたからなどという理由で国事行為が増大したので、公務は減らせない、だから負担が大きくて生前退位しないといけない、などと全くお門違いの言い訳をばら撒いています。

今上夫妻の公務の最大の問題点は、連日のどうでもいい外出だったはずです。
たとえば平成25年の鑑賞系のお出かけは、ざっと数えただけで50回ほどあります。

こういうどうでもいいお出かけを公務と称して、雅子様への嫌がらせも兼ねてやたらと回数を重ねているにも関わらず、肝心の国事行為が増えて負担が大きくやっていかれない、などとは本末転倒も甚だしい。
優先順位が間違っていますよ、本来、国事行為さえやっていればいいんですから。

今回のヒヤリングの有識者は明らかに日本会議系が圧倒的に多く、たとえ部分的であっても同調するのは危険だろうと思いますが、それでも、生前退位に厳しい意見が出ることで、今上夫妻の公務のあり方への疑問と、これまでのマスコミのあまりの偏向報道に気が付く人が増えるといいな、と思っています。

これまでマスコミが、「熱心」だの「命がけ」だの「国民への慈愛」だのと賛美していたものが、法的にも学問的にも全く評価されないどころか、むしろ問題にさえなっているわけですから。

さて、今頃天皇は、こんなはずではなかったと真っ青になってると思います。
11月末の秋篠宮の誕生日の会見で、何を言わせるのか、今、一生懸命に4人で考えているだろうと思います。

そしてもしかしたら、12月23日の天皇誕生日には、「生前退位、やっぱりやめます」と突然、言い出すかもしれません。






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ヒアリング (にゃーこ)
2016-11-07 23:37:12
「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の専門家へのヒアリングは3回に分けて行われるようです。

初回の7日は、次の5名からヒアリングが行われました。
・平川祐弘 東大名誉教授(比較文化論)
・大原康男 国学院大名誉教授(宗教学)
・古川隆久 日大教授(近現代史)
・保阪正康氏 ノンフィクション作家
・所功 京都産業大名誉教授(日本法制史)

このうち上の2名、つまり東大の平川氏と、國學院の大原氏は、生前退位に反対。残りは賛成だったそうです。

>古川氏は世論の理解があることなどを条件に「生前退位を認める余地がないわけではない」と指摘。
>保阪氏は、年齢など客観的な基準を設けた上で天皇の意思や国民世論を踏まえて退位の是非を判断する機関を政府に置く必要性を訴えた。
>所氏は年齢のみを理由とする「高齢譲位」を認めるよう主張した。

>退位の制度化については、保阪氏は将来の典範改正を前提とした特例法での対応を主張し、所氏も2段階論を展開。古川氏は典範改正が「適切」と表明した。

>平川氏は「陛下が(公務に対する)完璧主義を前提として、憲法にない生前退位を示唆されたのはいかがなものか」として、摂政の設置などで対応すべきだと表明。
>大原氏は、「陛下の『ご存在』の継続そのものが『国民統合』の要となっている」と強調し、高齢により国事行為の遂行が難しい場合は摂政を置けるよう皇室典範を改正すべきだとの見解を示した。

「生前退位、賛否割れる=特例法・典範改正2段階論も-専門家の聴取開始・有識者会議」
時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110700440&g=soc

ニュースでちょっと見ましたが、平川氏は「ご自分で定義され、拡大された天皇の役割を果たせないことを絶対的条件にして退位というのはおかしいのではないか」。
また「お元気な時は全国を回っていただくのは、たいへんありがたいことですが、今は宮中にいらして、祈っていただければいい」というご意見でした。

保阪氏は天皇の歴史に詳しいノンフィクション作家として紹介されていましたが、語っている内容もともかく「述べている」とか「天皇が」とか、言葉遣いがとても専門家とは思えないものです。
さらに自分たちの時代に皇室典範改正をするべきだとも。

時事通信によると、ヒアリングは「5人から事前に提出を受けた書面を基に、1人につき約30分かけ、専門的な見地から意見を聴いた。テーマは天皇の役割や公務負担の軽減、退位の制度化など8項目。」とのことで、ここにはありませんが、日経では「生前退位や天皇の公務のあり方、摂政を置く是非など」とあります。

日経によると、古川氏は国事行為の臨時代行を活用すればよい」「退位は皇位継承の安定性確保のために避けるべきだが、国民の意思として認めるなら否定する理由はない」という意見だそうですから、生前退位に賛成派としてカウントするのは間違いではないかと思います。
時事通信の記事では、反対は2名とありますが、賛成が多いというミスリードでも誘っているのかと思ってしまいます。
古川氏は敢えて言うなら「明確な反対ではない」という程度ではないでしょうか。

日経では賛成と反対のベクトル図があって、賛成のトップは所氏。「何より陛下の意向に沿った法整備」
次の保阪氏は「人権的観点から考える必要がある」
真ん中が古川氏。
次が平川氏、もっとも反対ベクトルが大原氏となっています。
大原氏は「陛下を楽にして差し上げたいという心情が先行しているが、このような空気だけで判断していいのか疑問だ」ということです。

ヒアリングは、次回は14日で皇室制度と歴史などの専門家6人、ここにはジャーナリストの桜井よしこ氏などだそうです。
3回目は30日、憲法などの専門家として元最高裁判事の園部逸夫氏ら5人を対象に実施されるとのこと。
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有識者会議第2回の議事概要 (anima mea)
2016-11-07 21:09:17
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1104/jj_161104_0471553690.html

天皇、災害多発で公務増大=有識者会議第2回の議事概要
時事通信11月4日(金)12時22分

政府は4日、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」第2回会合(10月27日開催)の議事概要を公表した。陛下の公務が増大してきた背景として、大規模自然災害の多発により被災地のお見舞いが増えたことなどを宮内庁が説明した。
同日の会合で示された資料によると、昭和天皇と今の陛下の82歳時点の比較では、象徴の地位に基づく公的行為が年間344件から529件に増えた。この要因として宮内庁は、自然災害のほか、陛下が戦後の節目節目で太平洋戦争の激戦地を慰霊の旅として訪問されてきたことや、平成に入って世界の国の数が増え、外国要人との会見が頻繁になったことなども挙げた。
これに対し、有識者は、これまでの公務見直しがどのような基準に基づいて行われたかを質問。宮内庁は「特段の基準はない。見直したものは定例的なものに限られる」と説明した。
このほか、有識者からは「退位した場合とそうでない場合とで、相続税などさまざまな制度の適用がどう違うか整理してほしい」「(生前退位について)一般国民、特に若い層がどう思っているかについて知る必要がある」といった意見も出された。 

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>陛下の公務が増大してきた背景として、大規模自然災害の多発により被災地のお見舞いが増えたことなどを宮内庁が説明した

>象徴の地位に基づく公的行為が年間344件から529件に増えた。この要因として宮内庁は、自然災害のほか、陛下が戦後の節目節目で太平洋戦争の激戦地を慰霊の旅として訪問されてきたこと

平成に入ってから自然災害が増え、それに伴い両陛下の被災地訪問も増えたとのことですが、何とも言えない皮肉を感じてしまいます。
しかしこれは建前で、本当に公務が増大した理由は「観賞系」のお出かけが増えたせいでは?という気がしてなりません。しかしこの観賞系出歩きについては宮内庁も有識者も触れておらず、不完全さを感じます。よほど触れてはまずいことなんでしょうか。

また、陛下が生前退位するか否かで相続税がどう変わっていくのかということも挙げられていますが、陛下の財産を狙っている方が皇室の中にいるように思えてなりません。いつも「カネが足りない足りない」と言っているあの宮家の方々でしょうか?
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譲位どころか (あぶらちゃん)
2016-10-30 16:21:00
「上皇になる」とおっしゃったそうですから、恐ろしい話です。
そして「生前退位」という言葉がご不満で「皇室の大事を決めるときに配偶者や親族が口をだすべきではない」とおっしゃった方は、陛下のその発言に対して「葬儀等の話が先」とおっしゃったそうなので、これまた恐ろしい話です。
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譲位は間違い (icu)
2016-10-30 12:57:10
産経は「譲位」に変更 「生前退位」派の他メディアはどうする
http://www.j-cast.com/2016/10/28282096.html?p=all
 
皇后陛下のコメントによって、メディアの報道のあり方が
変更に追い込まれるという異常な事態が起きていますね。

これについては、↓の2chのコメントが正鵠を射ています。

34 :名無しさん@1周年:2016/10/29(土) 18:40:37.68 ID:pJaVcAAA0
譲位はダメでしょ。

今の天皇には憲法上皇位を譲る権限はないからわざわざ譲位という言葉を避けてきているんだから。

退位する結果として次期天皇が即位するだけで。

35 :名無しさん@1周年:2016/10/29(土) 18:40:50.14 ID:V7Vaqbqd0
皇后が気にしすぎなんだよ。
普通は死んだときに退位するものを生きてるうちに例外的に退位するから、
生前退位って分かりやすく呼んだんだろ。


にもかかわらず、宮内庁参与に対して「譲位」という言葉を使った今上陛下は、
天皇位を自身の判断で譲ることができる私物と勘違いされているのでしょうね。
今上陛下の憲法理解の内容をよく表しています。

そもそも、今上陛下は即位の礼のときに、
「(国民の)皆さんとともに日本国憲法を守り」
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h01e.html
と発言されていますが、これは端的に言って間違いです。
憲法99条に、
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」
と規定されているとおり、憲法を守らなければならないのは国民ではなく、天皇を含む権力の側の人たちだけです。
国民とともに憲法を守るという発想は、評判の悪い自民党改憲草案と同じで立憲主義を壊すものです。
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議事録 (にゃーこ)
2016-10-24 13:34:04
「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の第一回会議の議事録が公開されました。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/koumu_keigen/dai1/gijigaiyou.pdf

内容は、今後の運営についての確認事項が中心で、特記すべきことはないように感じます。

「今上陛下が現在82歳と御高齢であることも踏まえ、公務の負担軽減等を図るた
め、どのようなことができるのか、今後、様々な専門的な知見を有する方々の御
意見もしっかり伺いながら、静かに議論を進めてまいりたい」
この首相挨拶から、政府の方針は見て取れると思います。

今後、このページに情報が掲載されていきます。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/koumu_keigen/index.html

報道とは別に、会議そのものの進行についても経緯を見守っていきたいと思います。

何故、譲位が難しいのか。摂政制度の意義や意味。公務の定義の見直し・・・など、詳細を積極的に情報発信していって貰いたいものです。
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ショックを受けるなら (あぶらちゃん)
2016-10-23 21:01:18
NHKがニュースで報じたときだと思います。
極秘裏に話し合われていたはずのものが表に出た。
普通はそこでショックをうけるはず。

しかし、皇后さまは、新聞で大きな活字になったのを見たときにショックを受けたとおっしゃった。
NHKのスクープにショックを受けてないということは、ご存知だったのだろうと思わざるを得ません。

表現にまでケチを付けられたことにさすがに腹がたったのか

>1984年の国会議論で「生前の退位」との言葉が使われたこともあります。

という反論が載っていました。
当時のやり取りがありますので、載せておきます。

昭和59年4月17日
第101回国会 内閣委員会 第6号
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/101/1020/10104171020006a.html

>太田淳夫君 
>天皇陛下も御高齢であられますし、皇太子殿下も銀婚式を迎えられたわけです。
>満五十歳を超えられていますが、そのためかどうかあれですが、一部には天皇の生前退位ということも考えてはどうかという声もあるわけですけれども、宮内庁としてはこれはどのように考えてみえますか。
>検討されたことがございますか。

>政府委員(山本悟君) 
>御指摘のとおり、いろいろな御意見を伺う機会はあるわけでございますが、先ほど来申し上げますように、現在、陛下は御高齢ではいらっしゃっても非常にお元気に御公務をお務めあそばしていられるわけでございます。
>現行の皇室典範は、御指摘のとおりに、生前の退位というものについての規定を全く置かない。
>置かないということは、制定当時からその制度をとっていないということを申していいのだろうと思います。
>この現行の皇室典範が制定されます際にいろいろな場において議論がされているようでございますが、制定いたしました趣旨としては、退位を認めると歴史上見られたような上皇とか法皇とかいったような存在がでてきてそれが弊害を生ずるおそれがあるのではないか。
>歴史から見るといろいろな批判があり得たわけでありまして、こういったことは避けた方がいいということが一つ。
>それから、そういった制度があれば必ずしも天皇の自由意思に基づかないで退位の強制ということがあり得る可能性もないとは言えない。
>これも歴史の示すところだと思います。
>それから三番目には、逆に今度は天皇が恣意的に退位をすることができるということになるとそれもまたいかがなものか。
>こういったようないろいろな観点からの論議がございまして、典範制定当時、そういった制度は置かないということになったと存じております。
>結局、ねらったところは、天皇の地位を純粋に安定させることがいいのだ、それが望ましいというような意味から退位の制度を認めなかったというように承知をいたしているわけでございまして、こういったような皇室典範制定当時の経緯を踏まえて、かつまた身体の疾患または事故等がある場合には現在でも摂政なりあるいは国事行為の臨時代行なりというような制度によりまして十分対処ができるわけでありますので、現在、宮内庁といたしましてこの皇室典範の基本原則に再考を加えるというような考えは持っていないところでございます。
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皇后陛下のお怒り (Unknown)
2016-10-23 08:14:59
皇后陛下は怒りを真綿でくるみ次のように仰っています。

「新聞の一面に『生前退位』という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。それまで私は、歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので、一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。」

憲法にある象徴天皇の身位、そこに過去の天皇制をそのまま当てはめることには無理があるかと思います。譲位と言う規定がないのですから、生前に退位されるという必要十分な表現となることも致し方ないと思います。解説では譲位のご意向だとフォローしているのですから。
むしろ、NHKに意図してリークされ、第二の玉音放送として国民の耳目を集めたのですから、結果にいろいろな齟齬が生じても仕方がありません。
そういう方法を取られた、そのご自覚にいささか欠けておられるのではないかと思います。

死を連想されショックを受けられたのではという宮内庁関係者の言葉がありますが、皇后陛下はすでに火葬、陵墓、祠などについてご意向を示されており、今更な感があります。
むしろ譲位とセットしていた先帝の優位性や上皇をそぎ落とされたことへのお怒りが強かったのではないでしょうか。
今回の生前退位という文言、私は譲位・上皇という権威の暴走に「暫く」と待ったをかけた意味で適正であったと思います。
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生前退位への違和感 (にゃーこ)
2016-10-22 11:59:12
Yahoo!の個人ニュースに、日本報道検証機構代表という人の記事が掲載されました。

「生前退位」は「歴史の書物にない表現」 皇后さま、違和感表明 NHKの反応は…
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yanaihitofumi/20161022-00063507/

どうして「譲位」ではなく、「生前退位」だったのか、違和感をもつ人が多いわけですが、それについて、もっと検証がされることは、いいことだと思います。

皇太子殿下へ引き継ぐのが譲位なんだから、それでいいではないか。

その認識がきちんと広まることで、わざわざ、その言葉を避けた意図について考える人が出てくるのではないかと思うからです。

ところでタイで国王が亡くなられましたが、即位は先延ばしになるそうですね。
ギャップが大きいので内紛になる可能性があるからだとは思うのですが、皇太子はあまりにも悪事が多いので、その証拠を消すためではないかと勘ぐってしまいます。
その中には秋篠宮殿下がらみのものもあるのではないでしょうか。
つまり、タイの即位が遅くなることで、秋篠宮殿下の身辺も多少はきれいになる可能性があるのかもしれません。
そのために時間が欲しいのかもしれない、というのは、いくらなんでも考えすぎだとは思うのですが・・・。

おそらくは、もっと行きたいところがあるので、時間が欲しいというのが、両陛下のお気持ちなのでしょうね。
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やっぱりそうですよね (MAX)
2016-10-21 10:45:56
皇位継承に直接連なる方というなら、秋篠宮は不要です。

私もなんで皇太子様に相談してだけでいいのに秋篠宮の名前も一緒に出すんだろうと思いました。その前に皇位継承に連なる云々との発言があつた後なので皇后の考えが分かりますね。
第一、生前退位に反対したというのも夫唱婦随のご夫婦でないのもよく分かりました。
まあ天皇が退位ということはご自分も退位ということだからよく納得したなとは思ってたのですが反対だったとはね、配偶者はあれこれ言ってはいけないのでは?
それにいつも思うのですが両陛下は自分の息子とはいえ宮家なんだから線引きはハッキリしてほしいですね。
そして他の宮家も大事になさらなくてはと思います。

ところで陛下が退位急いでないと言い始めましたね。
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冷血 (通りすがり)
2016-10-21 01:18:16
>私は以前より,皇室の重大な決断が行われる場合,これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり,その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりました。

皇位継承に直接連なる方というなら、秋篠宮は不要です。
けれど、皇位継承権をもつ方というなら、常陸宮殿下と三笠宮殿下も関わっていただくべきです。
それを、親族の意見は無用だと言い放つとは、皇室一のご高齢の方に大変失礼です。

そのくせ、お気持ち会見前後の食事会には、なぜか嫁いだ娘を呼び寄せてましたが。
それで、雅子様のことを実家べったりとか、雅子様と愛子様を母子密着と叩かせるのだから、タチが悪すぎます。

この誕生日会見文を読んで、今までのイメージが崩れ去りました。


今上天皇は、ご自分でかってに多くの公務を作っておきながら、それができない人間はダメ(退位)と言われた時点で、病人や年寄りに冷たい人だと思ってました。
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あれ? (毘沙門天)
2016-10-21 00:27:16

美智子皇后は紀子妃の手を取って涙を流しながら「お願い……」と言った。

というような記事がありましたよ。
紀子妃3人目妊娠に関する記事でした。

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Unknown (あぶらちゃん)
2016-10-20 23:45:31
>私は以前より,皇室の重大な決断が行われる場合,これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり,その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりました

そもそも、陛下、皇太子さま、秋篠宮の三者の会合は皇后の発案だったと風岡前宮内庁長官が退任会見で述べています。
この時点で皇后の回答は詭弁に過ぎません。
(そもそも秋篠宮を入れる必要がないと思います。でも、皇后の発案で入っている)

また、これは先日の「文藝春秋」にも書かれていたことですが、本日

皇后さま 6年前「退位」意向に慎重姿勢
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161020-00000099-nnn-soci

という報道もされました。
おかしな話です。
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美智子皇后の白々しい態度 (anima mea)
2016-10-20 22:59:28
皆様、意見やコメントをありがとうございました。NHKはもはや公共放送としての役割を放棄しているとしか思えません。今回の有識者会議の意図も分かっていないように見えますし、「皇太子という地位が不在になるから秋篠宮の地位をどうするかも検討されるかも」なんて、ミスリードもいいところだと憤っておりました。
こういうことをいちいち「ぶっこんで」くるNHKと秋篠宮サイドは、まだまだ諦めていないことも多いと思いますし今後もミスリードに惑わされないように注意すべきだと感じました。

本日は美智子皇后のお誕生日でしたが、コメントの中でも陛下のご意向について触れていました。

>8月に陛下の御放送があり,現在のお気持ちのにじむ内容のお話が伝えられました。私は以前より,皇室の重大な決断が行われる場合,これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり,その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりましたので,皇太子や秋篠宮ともよく御相談の上でなされたこの度の陛下の御表明も,謹んでこれを承りました。ただ,新聞の一面に「生前退位」という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。それまで私は,歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので,一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。私の感じ過ぎであったかもしれません。

>私は以前より,皇室の重大な決断が行われる場合,これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり,その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりました

こういうことをおっしゃる辺り、「私は何も知りませんでした、私は無関係です」という必死な言い訳に聞こえてしまいます。陛下のあのビデオメッセージの場にもずっと立ち合われていたらしいのに、「私は陛下のご意向に関しては何も知りませんでした、皇太子殿下と秋篠宮しか知らないことでした」などという言い訳が通用すると思っているんでしょうかね?
火葬希望の件、女性宮家希望の件、そして生前退位希望の件、美智子皇后は絶対にずっと関わってきて色々ご自分の意見をおっしゃってきたはずです。また、秋篠宮夫妻に第三子=悠仁さまを作ることを許したのも、敬宮様の女帝の道を塞いだのも、両陛下だったのではありませんか?
上記の事柄はすべて「皇室の重大な決断」だったと思うのですが、美智子皇后は全てについて「私は何も関わっていません」という態度で逃げるおつもりでしょうか?
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世論誘導する公共放送 (Unknown)
2016-10-20 00:13:27
>抵抗勢力による世論誘導

宮内庁は表向き否定しましたが、秋篠宮を介した両陛下とNHKのラインもこれに当たります。
そもそも、NHKは、「全国にあまねく放送を普及させ、豊かで良い番組による放送を行うことなどを目的として、放送法の規定により設立された法人」です。
放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保する、この自立及び自律を可能にするのが受信料の筈です。

昨今、政権との距離を問題視されてきましたが、今回は皇室との距離、いいえ、距離どころか、まるでイタコ状態なのですから性質が悪い。
憲法に抵触する恐れのある天皇陛下のお言葉、それをスクープし、センセーショナルに報道するする。どこが不偏不党、どこが自律でしょう。
世論のミスリード、有識者会議への圧力ともなりかねない大きな問題だと思います。

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有識者会議 (にゃーこ)
2016-10-19 12:31:38
世論調査を何度も行い、恒久法を国民が支持という流れを作りだそうとしてるように感じます。
どのように質問しているかはわかりませんが、お気持ちに配慮した方がいいですかと尋ねられたら、多くの人は肯定するでしょうから、支持が多いのは不思議ではありません。

ただ、条件がつけば、意見が異なる人も多いのではないかとも思います。

ひとつは予算です。生前退位を実行するための予算、その後の予算がどれほど増大するのか。
それらは摂政あるいは代理であれば発生しない金額であること、生前退位をしなくてもご公務は削減できることなどを知れば、多くの人は、恒久法を早急になど言わなくなるだろうと思います。

そういう意味で、有識者会議から発信されるものには関心があります。

決めなくてはいけなことも多いので、いますぐに退位は無理だということも含めて、問題が明らかになることを願っています。

皇太弟について、皇太子の公務を誰がやるのかという観点からしか語られていませんが、仮に秋篠宮殿下が皇太弟になられたとしたら、男性皇族が行う公務はどうなるのかについて、言及されたものを見かけていません。

内廷皇族と一般皇族では、いわゆるご公務が異なりますよね。
たとえば名誉総裁といったものは、一般皇族のご公務のはずです。
いま男性皇族がほとんど居ないため、それらの多くは秋篠宮殿下がされていますが、もし皇太弟になられたら、引き継ぎをする人がいないことになります。

成人した内親王は皇族ではありますが、宮様ではありません。
代理として内親王が行うのはともかく、やはり正式な引き継ぎは不自然です。
女性宮家の話は、そのため、宮様にして公務を引き継ぐために必要だから、出て来ているのではないかと考えています。

いずれにしても、制度にするのであれば女性宮家を作らなければならないでしょうし、それについては今回は取り上げないと明言されています。
従って、皇太弟については議論されないだとうと推測します。

そもそも皇太弟という肩書きがなくても、代理になることはできます。
昭和天皇が即位されて、今上が皇太子になられるまでの27年間という前例があるのですから、それに従えばいいのです。

有識者会議の議題のなかで、個人的にもっとも気になるのは「(6)退位の是非」です。
法律的に退位は認められないという結論になることも考えられます。

一連の有識者会議をめぐる報道を見る限りでは、政府は断固とした態度で臨むように見受けられます。

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生前退位 「丁寧に」「長引けばご心労」被災者ら有識者会議の行方見守る
産経新聞
2016年10月17日
http://www.sankei.com/life/news/161017/lif1610170058-n1.html

 天皇陛下が意向を示されている「生前退位」への対応などを検討する政府の有識者会議が17日、始まった。「ご意向を早期に実現すべきだ」「退位ではなく摂政の設置を」。8月の陛下のお気持ちご表明以降、さまざまな立場から議論が交わされる中、有識者会議はどのような結論を導くのか。

(中略)

■「摂政」何の問題もない

 渡部昇一・上智大学名誉教授の話「政府の意図は分からないが、有識者会議のメンバーは少なくとも皇室制度の専門家ではなく、期待することはない。現行の皇室典範で摂政を設けることができるのだから、何の問題もない。陛下が摂政を否定されているが、天皇の公務の本質は、宮中で祭事を行い、国と国民の平安を祈ることにある。高齢になっても戦没者慰霊や被災地慰問をなされるのは、ありがたく、尊いお心だが、本質ではない。公務は、摂政である皇太子さまがなさると言われれば、誰も異議は唱えない」

■プロセスが分かる形で

 古川隆久・日本大学教授(近現代史)の話「天皇陛下がご高齢となり、公務を果たすのが難しくなるから制度改正を急ぐのであれば、天皇の政治力の行使といわれかねず、本末転倒になる。陛下のお気持ちへの対応にはいくつかの選択肢があるが、有識者会議では結論まで出さず、それぞれのいい点、悪い点を示してもらえればいい。その中から国民主体、最終的には政府の責任で決めたのであれば筋が通る。結論よりもプロセスが分かる形で進めてほしい。期限を区切ってやらなければいけないものでもない」

----------------------------

他の記事でも、今井座長は、「会議の意義については「陛下のお言葉とは切り離す」と述べるにとどめた。」などとあります。
これは「政治的」「憲法違反」とみなされることを避けるためには必要なことだからです。

しかし、そうさせまいと考える人たちも居るのでしょう。
「6年前に強いご決意」などと、元参与が語る記事などが出て来ました。
やればやるほど、陛下が法律を無視しても自我を通したいという印象がより強くなるので、逆効果だと思います。政府に徹底抗戦しようという意思表示のようにも見えます。
その態度が、政府批判したい人にはうってつけなのでしょう。

この会議では、敬宮さまについては語られることはないでしょう。そして女性宮家や皇太弟についても語られることはないと思われます。
それだけに、抵抗勢力による世論誘導などは激しくなることと思われます。

テレビなどで特集が組まれるのであれば、予算などを含めた疑問点を取り上げてもらえるように要請することで、問題が周知できればと思っています。
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国事行為の委任 (あぶらちゃん)
2016-10-19 10:49:28
昭和の時代に浩宮さまが国事行為の代行をされているので、そのために皇太弟云々なんてことはないと思いますよ。
その上の“公務負担軽減”“摂政の設置”と同様に、今上が在位のままで負担を軽減できないか検討する項目じゃないでしょうか。

「生前退位に関する有識者会議」とか言っていますが、正確には「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」ですしね。
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秋篠宮の地位 (MAX)
2016-10-19 08:54:57
よく分かりませんが5番に当たるのでは?
皇太子様がなさっていた国事行為の代理はどうなるのかと思ってました。
2年後だと愛子様はまだ18歳になってませんのでどうなるのかと嫌な感じしてました。
私としては上皇が代理すればいいと思うのですが。
ただ典範変えないわけですから皇太弟はないんじゃないですか?
これも特措法でやるのでしょうか?
なら愛子様皇太子も一緒にやってほしいですね。
憲法では皇族が継承するとなっていて男系男子指定ではないんですから。
称号は別にして内廷皇族には入れるのでしょうか?
お金余分にあげるだけで済めばいいんですけど。
返信する
検討する予定の8項目 (anima mea)
2016-10-19 00:10:24
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101700500&g=soc

有識者会議、生前退位の論議スタート=制度化など8項目検討
(2016/10/17-22:12)

上記ニュース記事に、有識者会議で検討する8つの項目の内容が具体的に挙げられています。

(1)天皇の役割
(2)天皇の公務
(3)公務負担軽減
(4)摂政の設置
(5)国事行為の委任
(6)退位の是非
(7)退位の制度化
(8)退位後の地位や活動

基本に立ち戻って、本当に生前退位で良いのか?摂政や国事行為委任も検討すべきではないか?そもそも公務とは何か?天皇の役割とは?ということまで検討するようですね。

NHKはニュースの中で「秋篠宮を今後どう位置付けるかも検討することになりそうだ」と勝手に解釈していますが、上記8項目のどこで検討するというのでしょうか?「退位後の地位や活動」というのはあくまでも今上陛下のことのみを指すと思いますし。

「女性・女系天皇や女性宮家創設は検討しない」ということは明確に述べられているものの、「皇太弟についても検討しない」とは言われないことが、勝手な解釈を許すことにつながっている面もあります。しかし上記8項目を見ると、秋篠宮の地位について検討する場面など無いと考えるのが自然だと思うのですが、ほかの皆さんはどう解釈していますか?
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これが公共放送のやることか―NHK、どさくさ紛れで秋篠宮推し (anima mea)
2016-10-17 21:49:44
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161017/k10010732171000.html

生前退位の有識者会議きょう初会合 提言に向け検討本格化
10月17日 4時46分

いよいよ生前退位に関する有識者会議が始まりました。
有識者からの様々な意見が掲載されています。
「摂政なんて嫌だ!」と駄々をこね、政府や有識者の手を煩わせて、ご自分の我儘を貫き通そうとする今上陛下には辟易します。こんな方が上皇という地位を得て新たな権威を持ったら、日本は大変なことになります。

そして上記のニュースですがこんな一文が…

>また、現在の皇室制度では、皇太子さまが天皇陛下に代わって即位されると、皇太子が不在となるため、秋篠宮さまをどのように位置づけるのかも検討の対象となってきそうです。

NHKはまだこんなことを言ってるんですね。さすが、秋篠宮家と懇意な橋口和人記者がいる局ですよ。こういう所からもNHKはあくまでも「秋篠皇太弟推し」で行くつもりなんでしょうね。
そもそも、今回の有識者会議は「天皇の公務の負担軽減等」をメインに話し合う場であって、秋篠宮の地位をどうするか否かについては踏み込まない予定ではないのでしょうか?公共放送のNHKがこんなミスリードをすることが非常に腹立たしいです。

秋篠宮の地位などどうでもいい。次世代のことについて話し合うなら、敬宮様のお立場と、各宮家の長子の皆さまのお立場を早く明確にして差し上げることの方が先です。
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「上皇になる」 (あぶらちゃん)
2016-10-17 21:33:57
先程のNHKの21時のニュースで、元参与が、陛下が参預会議の席上で生前退位を口にしたとインタビューで答えていました。
「平成30年までは頑張る」と言ったというのは、先の「文藝春秋」の内容とも一致すると思います。

驚くことに「上皇になる」と自分で言ったそうです。

この人は象徴天皇制をまるで理解してなかったのでしょう。
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平成30年の大嘗祭、ICUはまた異議を唱えるのか? (anima mea)
2016-10-16 17:55:57
平成30年11月に大嘗祭を行う旨のニュースを見て、政府はかなり具体的に新しい時代に向けて着々と道筋を付けているんだなと、その決断の早さに驚いています。ズルズルと5、6年くらい先延ばしにするのかと思っていましたので…

にゃーこさまが指摘してくださっているように、ICU大学はかつて今上陛下の時の大嘗祭について1990年4月12日、関西学院大、フェリス大、明治学院大と提携して異議の声明を出しています。具体的な声明の内容は下記の湯木洋一氏の論文から読むことができます。

「四学長声明」(1990)-人権教育のための記録-
http://ci.nii.ac.jp/els/110000034254.pdf?id=ART0000362266&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1476606149&cp=

そして今上陛下ご自身も、平成2年のお誕生日会見の際に即位の礼と大嘗祭について記者から質問を受けています。

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h02e.html

問4 陛下にお伺いします。即位の礼と大嘗祭の実施にあたって,憲法の国民主権や政教分離の原則に触れるのではないかという意見もありましたが,この点については如何お考えでしょうか。

天皇陛下 この問題については,政府で十分検討が行われたと聞いております。

記者 今のお話に関連して,今回の大嘗祭は公費の支出をもって執り行われましたが,そういうなかで皇室に伝わる伝統的な儀式の内容をもう少し見たかった,公開して欲しかったなと,そういう声が大嘗祭が終わったあとに国民の間からでているが,陛下ご自身はどんなお考えをお持ちですか。

天皇陛下 この問題については,宮内庁で儀式の性格を考え,十分検討したというふうに聞いております。それに従い私の意見は差し控えたいと思います。

-------------------------------------------
陛下としてはこの回答で十分だったのではないかと思われます。
おそらく、現皇太子殿下も大嘗祭後のお誕生日会見で同じような質問をお受けすることになると思いますが今上陛下と同じような回答で必要十分なのではないかと思います。

しかし後になって、今上陛下の次男夫婦の娘が2人も大嘗祭に異議を出した大学に行くことになるとは、陛下も日本国民も誰も予想していなかったのではないでしょうか。
平成30年は、佳子さまは大学4年生としてまだICUに在籍しているはずです。眞子さまももしかしたらICU大学院に残って研究を続けているかもしれません。
そのような状況でICU学長が平成30年の大嘗祭にまた異議を唱えることなどできるのでしょうか。
私個人は好きにすればいいと思います。そして「こういう大学に籍を置いているのが秋篠宮家の娘たちだ」ということが、世間にもっと広まればいいと考えています。
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Unknown (Unknown)
2016-10-16 15:54:09
ネットニュースや雑誌などを総合すると下記のような図式になるんですよね。


天皇は生前退位したいと以前から希望している。

秋篠宮が外部に出すべく、宮内庁職員の西ヶ廣渉に伝える。
(ニュースや記事などを読んで総合的に判断すると、秋篠宮は意図を持って外部に出したように感じる。)

宮内庁職員の西ヶ廣渉が、秋篠宮から、天皇の本心を聞き取り、外部に出す。

NHK記者の橋口和人が受け取る。

NHKが放送する。(臨時速報とは思えないほど慌てておらず、関係者や専門家は呼ばれており、粛々と解説された。)


天皇の生前退位をマスコミは、天皇も生身の人間であると分かりウンヌンと好意的に報道していますが、政府や法学者は難色を示しています。

天皇も生身の人間だと分かってはいるけれど、天皇が希望しているそれは政府を巻き込むこと必至です。

それを秋篠宮は分かっていたのでしょうか。皇族であるなら天皇の希望であるとしても外部に漏らすべきではないと思うのですが。

西ヶ廣氏もですが、天皇の私的希望を外部に出した秋篠宮もタチ悪いと思います。
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新潮の記事 (にゃーこ)
2016-10-16 14:53:17
週刊新潮の記事が、デイリー新潮に掲載されたようです。
記事そのものは陛下擁護、政権批判というスタンスですね。

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NHKの「生前退位」スクープ 手引きの宮内庁幹部を安倍官邸が更迭
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/10160557/?all=1

10月1日付の宮内庁人事で、宮家のお世話をする責任者である西ヶ廣渉・宮務主管(66)が退任した。宮内庁担当記者が言う。

「我々に内容が知らされたのは9月29日でしたが、記者会では“やはりあの一件か……”と、憶測を呼んでいました」

 外務省出身の西ヶ廣氏は、リビア大使やルクセンブルク大使を経て、2014年4月から現職にあった。

「内閣府に任命権のある特別職であり、定年はありません。前任者も退任の目安となっている70歳まで10年務めてきました。それが、わずか2年半での交代ですから、異例と言わざるを得ません」(同)

 加えて、前述した“一件”が大きかったというのは、さる政府関係者である。

「NHKがあのニュースを最初に報じた7月13日の直後から、官邸では、誰がどうスクープを仕掛けて記者に伝えたのかという“犯人探し”が始まりました」

 その早い段階で、西ヶ廣氏の名が浮上したという。

「陛下のお気持ちを受け止められた秋篠宮殿下の意を受け、宮務主管がNHKの記者を殿下に引き合わせる役割を担ったと分かりました。殿下を通じて“お気持ち”を内々に聞かされた記者は、ここからスクープに向け準備を始めたのです」(同)

 情報源としては、これ以上のお墨付きはあるまい。

(後略)

----------------------------------

西ヶ廣氏→NHK橋口記者
こういうラインが存在していたということになりますね。

果たして西ヶ廣氏の更迭で健全化されるのかは疑問ですが、怪しいところは潰していかなくてはなりません。


大嘗祭には、その年の新米を捧げるため、半年の時間が必要になるようです。
今上陛下の即位の礼が11月12日でしたから、そのあたりになるのでしょう。
その時の一連の儀式は1月の期日奉告の儀から始まっていますから、年明けから年号が変わるのでしょうか。御崩御ならともかく、自由に選べるのに11月12日から改元はしないように思います。

今上の大嘗祭では、当時のICU学長が憲法違反であると発表しました。再来年ならば佳子内親王が在学中ですが、それでも同様の意見を出すでしょうか。

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Unknown (Unknown)
2016-10-16 14:08:26
天皇陛下、6年前に強いご決意 「譲位」というお言葉明確に 「『摂政』じゃ駄目なんだ」と

http://www.sankei.com/life/news/161016/lif1610160017-n1.html


「生前退位」来年中に法整備へ 30年11月に大嘗祭…「お気持ち」にじむ節目

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161016-00000039-san-soci



今上は、

皇 室 典 範 に 記 載 さ れ て い な い 方 法 で、

つまり、

そ れ を 行 う に は 典 範 改 正 を せ ね ば な ら な い 方 法 で、

しかも、

天 皇 が 政 府 に 希 望 し て 政 府 を 動 か す と い う 憲 法 違 反 の 果 て に な る と い う こ と に な っ て で も、

生前退位を希望しているようだ。

しかしそこまで強く希望するのなら、来年にヴェトナム訪問するというのは矛盾しているのではなかろうか。

皇太子徳仁親王が天皇になるまでは今上が天皇ではあるが、憲法違反をしているという誹りを受けてでも生前退位を強く希望しているのであれば、早々に全ての公務を皇太子徳仁親王を、名代とか臨時代行という形式をとってでも、譲るべきではなかろうか。

そうすれば、
今 上 が 何 故 か 拒 絶 す る 皇 室 典 範 に あ る 摂 政
を取り入れずとも、政府も国民も「今上は本当にお疲れになっているのだから典範改正して生前譲位していただこう」という気持ちになるし納得するしスムーズに改正論議が行われるのではなかろうか。

現状の報道を聞くかぎりでは、「今上は自分の加齢や皇室典範に適応できずにワガママを言っているだけ」のように見えてしまうのである。

皇室典範に適応障害に陥っている天皇明仁___と後世に記されても仕方ないのではなかろうか。
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譲位後の身位 (にゃーこ)
2016-10-14 14:35:25
有識者会議では年内に7回の会合を設けるそうですが、それに関連したニュースでは、譲位後の今上陛下の身位についても検討するそうですね。

皇室典範には太上天皇や上皇についての記載がないため、これらの尊称を使うためには、皇室典範の改正が必要になります。
また、憲法にも記載がないため、憲法を改正しない限り、現行にある天皇の政治的発言を禁じるなどの、規定ができないようです。
一代限りの特別立法で新たな尊称にすることで、行動についての禁止事項についても規定するという方向のようですね。
禁止しておかないと、政治的な言動、実力行使の可能性があることを、政府はよくわかっているということではないでしょうか。

これを報じた共同通信では「生前退位が可能かを検討する有識者会議の初会合が開かれる」とあります。
検討して、不可能という結論になることもありうるわけです。

現行の法律だと、生前ご譲位の場合は三種の神器も贈与税の対象になってしまうそうです。
尊称、身位、お住まい、儀式の手順など、新たに決めなくてはいけないことも膨大に存在しています。

関連の報道などを読んで、どうしても腑に落ちないのですが、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じる」ことが、どうして「将来にわたる恒久的な退位制度」とイコールだと報じられるのでしょうか。
むしろ逆だと思うのですけれど。

公務といわれているものも、正式に譲位しなくても交代できるものばかりなのだから、むしろ、そういう方向性で報道が行われるべきなのではないでしょうか。
有識者会議による発表によっては、そういった方向になる可能性もあるのかもしれないと、ちょっとだけ期待しております。
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生前退位後の今上天皇の呼称の検討が始まるとのこと (anima mea)
2016-10-10 22:14:51
http://this.kiji.is/157911021960381949

退位後の新たな「身位」明記へ
時期定める案も浮上、政府
2016/10/10 03:01

政府は、天皇陛下の生前退位を巡る法整備で、退位後の陛下の呼称を法案に明記する方向で検討に入った。政府関係者が9日、明らかにした。退位後も皇族として新たな「身位(身分・地位)」を位置付ける。政府は今の陛下一代に限った特別法を軸に調整する構え。対象が限定されることを明確にするため、退位時期を条文に盛り込む案も浮上している。

退位後の具体的な呼称は、17日に初会合を予定する有識者会議の今後の議論を踏まえ検討する。

------------------------------------------
今上陛下が生前退位した場合の呼称を検討するというニュースがありました。
ネットの一般人(?)の意見を見ると「上皇(太上天皇)」という案が一番多いように思うのですが、私は反対です。歴史的に見ても「天皇」と「上皇」の争いは枚挙に暇がないですし、権威が天皇派と上皇派に二分されて争いの芽を残すことは今の時代でもあまりにもリスクが大きいと感じてしまいます。

今上陛下が新しい時代を現皇太子殿下に全てお任せする、自分は口出ししないという姿勢の方であればよかったのに、今上陛下はそういう方ではない。仮に上皇などという新たな地位を授けてしまうと、自分がさも天皇よりも上の地位であるという態度を見せつけ、自分の息がかかった側近(千代田連中)を使って新天皇陛下のことを妨害してくるかもしれない怖さがあります。
新天皇陛下が何かしようにも上皇(仮)のお伺いを立てなければいけないとか、常に上皇(仮)の立場に配慮して動くべきとか、余計な心身の負担を強いられそうな嫌な予感がします。これでは現皇太子殿下が新たに天皇陛下の地位につく意義が半減してしまいます。

「ある宮内庁参与経験者は生前退位について議論する際、天皇自身が『上皇』という言葉を使ったと記憶しているという。『上皇』は太上天皇の略語だ」というAERAの記事からも分かるように、退位後は自ら上皇と呼んでほしいと望んでいるような話が出ている今上陛下ですから、退位後も何か企んでいるだろうことは容易に想像できます。

ですから、まるで新たな権威を授けるような「上皇」という呼称は危険なのでやめてほしいですし、明確に新天皇陛下や新皇太子殿下よりも地位・身分が劣るということをはっきり示すためにも、「明仁親王殿下」に戻っていただくことが一番良いと私は考えます。
もし今上陛下が「その呼称では不満だ、○○と呼べ」という我儘を言ってきても無視すればよろしいかと。
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Unknown (がたみん)
2016-10-08 19:38:52
このお言葉を聞いたときの疑問として、なぜ陛下は象徴天皇とはこういうものだと勝手にお決めになっておられるのだろうかというものがありました。

象徴としての天皇というものがなにかは、簡単に表せるものではありません。陛下自身も模索してきたむねをおっしゃっています。ならば一代で完成できるものではなく、代々の天皇の模索があって当たり前だし、その時代に合わせたその時の天皇のやり方があってよいのではないかと思います。

平成も平成流などと言われています。即位当初は昭和と違うとバッシングがありましたが、銃弾が撃ち込まれていらい、なりをひそめ絶賛の嵐です。

それはおくとしても、陛下の言葉には次代にまかせるむねの言葉がありません。上に立つものなら、ご自分のやり方はやり方として、次の時代は次の時代のやり方に任せるという大らかさ、度量があってしかるべきだと思うのですが、ご自分のことばかりで、事前報道によると、てっきり皇太子殿下にまかせるという言葉があるのかと思っていたらそれもありませんでした。

このお言葉やこれまでのものを見ていると、象徴天皇の在り方を勝手に規定し、自分のやり方を次代にもそのままやってほしい、でないと自分が否定された気分になる、ほかのやり方は許さないなどと思っているのではないかという気になります。

また、自分のやり方をそのまま受け継がせるためにも生前退位をして見張る気ではないかとさえ思ってしまいます。
次代のやり方に、なにも口をはさまずにまかせる姿が逆に浮かびません。あれこれいらぬ口をはさむ様子が目に浮かびます。そんなのは見たくありません。
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生前退位を最優先している場合ではない。 (Unknown)
2016-10-06 12:24:12
二回目のお気持ちメッセージが放送されるとか?

天皇は一体なにを考えているのでしょうか⁉︎

今の日本は問題が山積みです。
待機児童、老人介護、労働者人口の減少、膨らみ続ける医療費、防災、災害支援、外資による買収、年金、、、

全て大問題であり全て速やかに対応せねばならない問題ばかりです。
正直に申し上げれば、天皇の生前退位など、それら問題に比べたら、どうでもよい話しです。
すでに憲法と典範にある法律つまり摂政を導入すればよいのです。

平成の天皇によるお気持ちメッセージは、世紀の戯言にしか聞こえません。
今の日本の状況を理解できずにお気持ちメッセージを再び放送するのであれば、法にのっとって、天皇明仁はそのままに、皇太子徳仁を摂政にすべきです。

それが法治国家たる日本がすべきことです。
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生前退位反対 (Unknown)
2016-10-06 11:00:36
陛下の憲法違反のお気持ち表明に付き合う必要はありません。

あの「お気持ち表明」の気持ち悪さ、、、。失望いたしました。

何故、摂政ではダメなのですか?皇太子が公務をなさればいいだけのことです。
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象徴としての公務 (にゃーこ)
2016-10-04 15:18:31
そもそも、象徴としての天皇を具現化するというのは、日本語としてもおかしいわけです。具現化できるなら象徴ではありません。

それは別にして、「象徴天皇にふさわしい公務ができないから退位する」という前例をつくることが、問題だと思うのです。

たとえば身体障碍になられた時、公務ができない=天皇にふさわしくない、と言われてしまうことになりかねないからです。
くも膜下や脳梗塞で後遺症が残るとか、一般的に起こりうることがいくらでも可能性があります。

8月の「朝まで生テレビ」で生前退位を特集した折、皇室芸人の竹田氏が、昭和天皇の最後の数ヶ月、ひたすら眠っていらっしゃるだけでも誰も天皇ではないと思わなかった、公務は関係ない、といった内容を述べていましたが、まったく同感です。
天皇は、存在そのものが重要で、お出ましするとかしないとか、関係ありません。

そもそも公務=天皇の資格という設定で、皇太子殿下や雅子様を批判している人も居るなか、まるでお墨付きをあたえてしまうように思います。

考えれば考えるほど、このお気持ち表面は問題ばかり、まさに皇室破壊のためのテロリズムのようにしか思えなくなります。
政府が落としどころを上手に見つけてくれることを願うばかりです。
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称号 (にゃーこ)
2016-10-04 15:08:56
speranzaさま

ご指摘ありがとうございます。
自分のよく知っているものを念頭に書いてしまいました。
敬称がかわるということが、いちばん言いたかったことです。

スペインは、崩御されても国王という称号ですね。

ヨーロッパの王家と日本の皇族の大きな違いは「名前」でしょうか。
ヨーロッパの王族あるいは貴族の場合、称号だけがなくなりますが、日本の皇族はそもそも氏がないわけです。
またヨーロッパの王族はほとんどが領主でもあり、数々の称号をもっていますよね。なので、別の称号で呼ばれることもあるわけです。

やはり日本は特殊です。
太上とは「最高の」ということで、上皇は天皇より身位が上と考えられていたわけですが、それだと問題だと思いますが、おそらく、前例にならって太上天皇になるのでしょうね。

その場合、崩御されたら、あらためて諡の平成天皇になるのでしょうか。上皇だった方が天皇にもどるようで、なんだか妙です。
代替わり後に崩御されるわけですから、平成上皇ではなく、あたらしい元号+上皇ということになりますよね。
また上皇の葬儀はどういう名称になるのか、その手順はどうなるのか、そういうことも決めないといけないわけです。
本当に面倒くさいですね。

歴史上の上皇のかなりの方は、危篤寸前に譲位されているはずです。天皇が亡くなるということを避けるためです。
ですから、今回のお気持ちを正当化する理由としてもちだすには、あまりふさわしくないと思います。
天皇になっていない太上天皇という方もいらっしゃるわけですから。

退位については時限立法でできるかもしれませんが、明治の旧皇室典範の時に、譲位とともに太上天皇の規定も削られているので、称号をどう立法するのかも、難しいのかもしれません。

これらのことを公表のうえ、「摂政をすすめる」というような提言を行うのが、いちばんすっきりした解決方法のように思えてなりません。
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細かくてすみません。 (speranza)
2016-10-04 13:36:27
>ヨーロッパでは退位された女王はただのプリンセス

確かにオランダのベアトリクス女王は退位後プリンセスの称号になりました。
しかし、スペインの退位したファン・カルロス1世とベルギーの退位したアルベール2世は国王の称号を維持しています。
なおファン・カルロス1世の敬称は「殿下」、アルベール2世は「陛下」のままです。

退位なさった国王・女王の意向にもよると思われます。

日本の場合、過去を例にとると「太上天皇」となってしまいます。
お気持ち発表のついでに、いっそのこと(例)正田宮明仁と自ら決めてくださるといいのですが、まだまだもめそうな退位問題ですね。
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上皇 (にゃーこ)
2016-10-04 11:49:07
記事で、今上陛下は退位後は上皇と呼ばれることを望んでいるとあったと思うのですが、これに違和感があります。
上皇とは、太上天皇の略称です。
天皇を退位したのに、太上天皇になるというのは、矛盾していると思うからです。

過去に生前に譲位がなされたときに上皇と呼ばれたことは確かですが、その時代の天皇とは為政者でした。
つまり、大統領とか首相と同じ役割だったわけです。
だからこそ退位ということもありえたし、その後、上皇になることは不自然ではありませんでした。

でも、いまの日本は法治国家であり、天皇は地位ではなく身位です。
つまり、本来なら、天皇というのは退位ができるものではないのです。
ましてや、上皇は無理です。

だとするなら、別途、名称を考えなくてはいけません。
ヨーロッパでは退位された女王はただのプリンセス、日本での報道は前女王と書かれますが、日本で前天皇というのはなじまないでしょう。
かといって生きている状態で諡号で呼ぶのもどうかと思います。

本当に面倒くさくてやっかいなことを、持ち出されたものだと思います。
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背乗り (同い年)
2016-10-03 22:43:00
四国の札所巡りでは、半島系の勢力が、勝手に順路にステッカーやハングルのチラシを貼ったりして汚しています。札所寺院の住職夫人に納まった半島人が、寺院経営を牛耳って、壇家と悶着を起こしています。神社にもそうした勢力が食いこんでいるのでしょう。キコヒの弟が、由緒ある神社の娘と結婚していましたが、東日本大震災を利用した詐欺まがいの事をして、結局離婚されましたね。一次産業の衰退で、日本の伝統を縁の下で支えていた、農山村が消滅中です。集落の消滅は寺社の消滅です。本来、そうした、地域の神社支援の為に、神社本庁から宮司派遣があるはずが、別目的に利用されているのでしょうね。
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このブログとはスレチですが。 (匿名希望)
2016-10-03 15:02:23

伊勢神宮の式年遷宮が行われる数年前。


・神社本庁が、日本各地の神社に「式年遷宮のために募金という名の資金を出せ。」と キツく お達しが出ている

・有名な神社は金を出せるが、小さな神社は金を出せないので、神社本庁から抜ける神社が出始めている


という話を聞いた。



式年遷宮は20年毎だと言われてはいるが、
(戦国時代など式年遷宮が行われなかった期間あり。
終戦後の遷宮はできなかったので、宇治橋だけが新しくなった。)
遷宮を行うためには10数年前から用意をする。

日本国憲法は政教分離なので(あからさまに)国から金を出させるわけにはいかないから、寄付金などの他、いきおい下部組織の神社から巻き上げることになる。

しかしどのような神社とて維持費はかかる。

神社本庁も盤石ではないのかもしれない。

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人権問題 (にゃーこ)
2016-10-03 13:03:52
詳細は知りませんが、神社本庁は、いま現在は、憲法改正や原発推進、皇室典範改正など、政治活動に熱心で、宗教的ではなくなっているという噂がありますね。
きわめて政治団体的になっているようです、
憲法改正に700万だかの署名も集めています。

おそらく、この動員力で、生前退位の世論誘導をおこなっているのではないでしょうか。

あくまでも感覚ではありますが、周囲では生前退位に賛同という雰囲気は、それほどないように感じます。
ご公務を減らせばいいだけではないか、何も退位の必要がないのではないか、そういう感じです。

アンケートそのものが恣意的で、「法律に定められていない生前退位」「法律のままでおこなえる摂政、あるいは公務をしない」どちらかを選べといわれたら、後者が多くなると思います。

「陛下のお気持ちにそって」と敢えてマスコミが報道するのは、それが、憲法違反に抵触する可能性があるためではないかと思っています。

神社本庁は過激になっていて、男子の継承者がいない神社には、本庁から乗り込んでいるようです。
宇佐神社では、歴代の世襲社家の到津家の跡取りである長女が神社本庁から権宮司を免職、神宮解雇となり、本庁の関係者が宮司になって、係争中です。いまの宮司は東京の神社本庁の総務部長だった人だそうで、乗っ取りとも言われているようです。
皇室ともかかわりが深い古い神社で、世襲を否定したわけです。

その神社本庁、創立70周年記念式典に参列など、秋篠宮殿下を利用しているように見えます。
あるところは皇室にすりより利用しつつも、どこまで敬意を持っているのかは疑問に思うところがあります。

そんな神社本庁がかかわっている日本会議も政治的な集団だといえるでしょうし、今上陛下を政治的に支持しているということでもあります。

日本会議は、元は、おそらくは仏教界への対抗手段としてつくられた団体で、共通した思想はそれほどなかったはずです。生長の家が主体で、統一教会も関係しているのに神社本庁が関わったのは、そういうことだと思います。

一部は明治の大日本帝国の再建を目指しているといわれていますが、どこまで本気なのかわかりません。その主張の人にとっては、天皇陛下は軍の総帥ですから、男子でなければならないわけです。
そのため日本会議は秋篠宮を支持し、地方で動員をかけています。
かといって、秋篠宮殿下が総帥にふさわしいとは、思っていないと思います。
象徴だから中身はなくていい、とにかく男であればいいという感じなのではないでしょうか。

政府は、もっとリアリストだと思います。
法治国家なのですから、当然です。

小泉政権時代の有識者会議の提言については、共通認識としてもっていると思います。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kousitu/houkoku/sankou.pdf
ここには、皇室をめぐるリスクなどが、わかりやすく説明されていると思います。

男系男子でなければならないとは、おそらく思っていないでしょう。
しかし、女系を認めることで世論の反発を招くことをおそれているでしょうし、それが本当に皇族や皇室にとっていいことなのか、判断できない状態なのではないでしょうか。

たとえばヨーロッパでは、皇位継承者の配偶者については国会承認が必要で、認められない場合には継承権を失います。
法律によってコントロールされています。その一方、定められていないことについては、自由です。
いまの皇室典範はあいまいですが、それを、どこまで踏み込んで改正するのか、そういう部分からの検証が必要になる可能性もあると思います。

本来であれば、人権を問題視するのなら、こういう部分であるはずですが、とにかくマスコミは揚げ足取りしかしませんからね。

政教分離に問題は、非常に難しいです。
ヨーロッパの王族は、たとえばイギリスはプロテスタントでなければ皇位継承からはずされるというように、むしろ宗教がメインです。
日本の場合、やはり戦争がからんでいるので、皇族は神道とはいえないでしょう。
そもそも法皇がいらしたし、庶子が出家したり、仏教とのかかわりの方が長く、明治政府による国家神道によって定められたものが多いわけです。
たとえば冷泉家を見てもわかるように、宮廷祭祀は必ずしも現在の神道とイコールではないわけです。
古い家では仏壇と神棚があり、どちらがメインなのかわからないところもありますが、その曖昧さこそ日本固有のものではないでしょうか。
それゆえ、皇室典範や憲法もあいまいで、解釈で判断して来たわけですが、改正となった場合は非常に難しくなるでしょう。

日本を貶めたい、政府の足をひっぱりたい、そのための材料として生前退位を使いたいという勢力が、いまのマスコミ報道のメインであり、世論誘導によって、国民世論が天皇陛下を決めることができるという方向にもっていきたいことは、明らかに思えます。

また政府が懸念しているのは、退位されたあとの今上陛下の扱いでもあるでしょう。
政府の反対を押し切って訪中され、勝手に謝罪された過去を考えても、手綱を握っておかないと日本に害をなす可能性があると考えても、おかしくありません。
かといって、敬意を示さなくてはならないでしょう。
その両立も難しい問題です。

それにしても「法の下の平等に反する」とは、笑ってしまいますね。
天皇は国民ではないのに。
納税はされているようですが、健康保険には入れないですし、選挙権もありません。そもそも日本国民としての人権がないわけですから。
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日本会議と秋篠宮派 (闇鍋)
2016-10-03 00:09:59
男系男子派で、愛子様の立太子(女帝・女系)に反対している日本会議(安倍の集票組織)は、生前退位に反対し、特措法で良いとしている。彼らがそう主張する理由は、皇室典範に手を付けると女帝論議が再燃してしまう、それを避けるためだという。

この日本会議など保守勢力に反対の立場をとるリベラル派は、特措法ではだめだ、皇室典範を改正せよと言う。なぜか、ここぞとばかりに、天皇のご意思を尊重するべし、特措法では天皇の意思に反する、死ぬまで働かせようとは人権問題だ、などと主張する。

不思議なのは、このブログに集まる人たちが案じているように、天皇の生前退位希望の隠された意味は秋篠宮のクーデターにあり、それが実現すれば愛子さまが皇統から排除されてしまうから駄目だと主張する論者は一人もいない。(私の知る限り。もし、いるのであれば教えてほしい)

なぜ、日本会議は皇室典範に手を付けると女帝論議が再燃するから駄目だとするのか、その思考回路が謎だ。宮内庁が飼いならした皇室ジャーナリストたちが異口同音に言っているように、生前退位となれば皇太子が不在になる、秋篠宮さまを皇太弟とし、秋篠宮家を東宮家と位置付けて予算を増やすように、と主張すればいいはずではないか。日本会議派は、秋篠宮派ではなかったのか? 畏れ多くも廃太子を主張し、息子をもつ秋篠宮に皇太子位を譲れと騒いでいたのは彼らだったはずだ。

本来、手を結んでしかるべき皇室ジャーナリストたちの主張(秋篠宮皇太弟)に、なぜ日本会議は与みしないのか? 皇室ジャーナリストたちの主張こそが、天皇の意思を反映したものであることは明瞭であるのに。

生前退位をめぐる論議は、従来の保守リベラルの枠を超えて混戦状態であり、男系男子派も女系容認派も筋が見通せず、闇鍋状態になっているようにみえる。
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Unknown (Unknown)
2016-10-02 22:21:52
今上陛下の発言によって、

政府が動かされているという事実は、

今上陛下は政治に関与していると断定できるものである。



今上陛下は違憲をしたのであるから、

政府は日本国憲法をもって今上陛下を諫めるべきである。



法治国家である日本国政府は、

日本国憲法と皇室典範にのっとって、

今上陛下の生前退位を許してはならない。

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特措法反対派の必死な抵抗 (anima mea)
2016-10-02 19:45:26
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016093000827&g=pol

生前退位の時期明記=政府、「一代限り」の措置-特別立法
(2016/09/30-19:53)

生前退位の意向をにじませた天皇陛下のお気持ち表明を受け、政府が検討している特別立法について、条文に退位の具体的な時期を明記する方向で調整を進めていることが分かった。今の陛下に限ったものであることを明確化する狙いがあり、「今上天皇は平成○○年に退位する」と、現在の元号と将来の年数を書き込む案が浮上している。政府関係者が30日、明らかにした。

特別立法で元号を使い退位時期を定める理由について、政府関係者は「新たに天皇が即位し、元号も新しくなれば、その特別法は効力を失う」と説明。具体的に「平成」とすれば、特別立法が今の陛下にのみ適用され、一代限りの特例措置との位置付けを明確にできるとみている。

生前退位の在り方をめぐっては、政治的圧力による強制退位を防止する観点などから、皇室典範改正による恒久的な制度設計を求める声も出ている。ただ、典範改正に踏み込むと、女性・女系天皇や女性宮家創設などに論点が拡散し、議論の長期化も予想される。

政府は、陛下が82歳とご高齢であることを踏まえ、早期に結論を出す必要があると判断。法整備の対象を今の陛下に限定した特別立法で対応する方向で、退位時期を明示すれば、強制退位を防ぐ手だてになり得るとみている。

一方、生前退位を今の陛下にだけ認めることには、「法の下の平等の観点からおかしい」との意見もある。政府は10月17日に初会合を開く予定の有識者会議の議論などを踏まえ、法整備の在り方を慎重に検討する考え。

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今上陛下の生前退位の特措法制定に向けて、少しずつ具体的な内容が見えてきました。あくまでも今上陛下に限って退位させるということを強調するために、「平成○年に退位する」という明文を入れるという案をとるとのことです。
基本的にこの案で賛成ですが、どういうわけかこの特措法について「法の下の平等」の観点を持ち出して反対する人までいることにかなりの違和感を抱きました。

というのも天皇や皇族の存在自体、憲法14条の「法の下の平等」規定の例外的存在です。一般国民とは異なる権威を持つ一方で、制限されている面も多々あります。
天皇制自体がそもそも憲法14条が当てはまらない制度であるのに、ここでその条文を持ち出して「今上陛下だけを生前退位させる法律は法の下の平等に反する」という言い草はかなり無理があるように思います。
そうであるなら、女性が天皇になれない今の皇室典範はどうなのでしょうか?こちらの方が分かりやすい「法の下の平等」違反ではないんでしょうか。しかしこちらの問題に関しては、平等だの女性の権利だの普段は声高に叫んでいる連中もなぜかダンマリを決めています。

そもそも今上陛下が自ら生前退位希望を匂わすような発言をなさり、国民や政府を動かしてこういう特措法を作る方向に行かせたこと自体が違憲行為だったと思います。そうであるならお望み通り今上陛下だけを生前退位させてあげればよく、そこに法の下の平等の観点など考慮しなくてよろしいのではないかと思います。

なお、今上陛下に限って生前退位を認めるという特措法については、なぜか民進党や共産党などの野党が反対し典範に条文を盛り込むべきだと言っているようです。与党のすることにいちいち反対するのが今の野党の仕事になっているので深い意味はないのかもしれませんが、反対している理由に少し興味があります。

また、東宮家アンチ&秋篠宮家シンパである朝日のAERAが「特措法は違憲」という記事を出しています。

https://dot.asahi.com/aera/2016092600168.html
天皇の生前退位 「特措法」は違憲の可能性
(更新 2016/9/27 11:30)

これは小林よしのり氏と同じく憲法2条の観点から違憲だと言っている記事です。が、この点についても「特措法を典範の一部と捉えれば違憲にはならない」という解釈で決着がついているはずです。

特措法ではなく典範に生前退位の規定を盛り込むべきだという考え方をする人々のしつこさは一体何なのでしょうか。
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Unknown (Unknown)
2016-09-28 08:20:57
山本信一郎、新宮内庁長官が、
「内閣官房と連携を取り、しっかりと協力していく。」
と会見で抱負を語った。

これが天皇の政治関与でなくて何と言うのだろうか。

実際に内閣官房と議論するのは宮内庁長官らだろうが、そこには天皇の意思が入っている、と言うよりも、天皇の意思、要望である。

明仁天皇の政治関与は、山本信一郎宮内庁長官の会見で明らかになったと同時に、明仁天皇の憲法違反は明らかにもなった。
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皇后の発案 (あぶらちゃん)
2016-09-28 00:55:19
退任会見で、いわゆる、天皇、皇太子さま、秋篠宮による月1回程度の会合は、皇后の発案だと言っていましたね。
本来、一宮家の当主は同席する立場にないはずなんです。
それを悪平等主義の皇后の“発案”で可能にしてしまった。
そして、その発案に唯々諾々と従う天皇。
平成皇室の縮図を見るようです。
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最後まで気持ち悪い風岡氏の会見 (anima mea)
2016-09-27 23:19:11
風岡氏が会見で、唐突に両陛下の水俣ご訪問の件を称賛※したことは私も不気味に感じました。最後の最後まで雅子様に当て付けるようなことを言うその執着心が恐ろしく感じました。

※2013年10月に陛下が熊本を訪れ、水俣病の語り部に対して「真実に生きることができる社会を」と述べられたお言葉が心に残っていると風岡氏は述べた。

数多い公務の中で敢えてそれをチョイスする風岡氏のゾッとするような底意地の悪さ、そして妻(皇后)の実家と姻戚関係にある一族が起こした新潟水俣病をスルーしてシレッと「真実に生きることができる社会」という言葉を放つ陛下にも背筋が寒くなりました。新潟で被害に遭った人々は、今でも「真実に生きられない状態」を強いられているのですよ。

そして風岡氏は「今はどの組織においても、責任ある立場の人は前例が必ずしも参考にならない時代」というコメントも会見で言ったそうです。風岡氏はあくまでも「今上陛下のお気持ちを汲んで、前例のない生前退位制度を認めてあげてほしいし、象徴としての色々な思いを表明されることもある程度は認めてあげてほしい」と言いたかったのでしょうが、そうであるなら次代天皇皇后両陛下になられる皇太子ご夫妻も前例(平成のやり方)にならう必要はないわけですし、男系男子維持という前例を破って女帝や女系を認めても良いということになりますね。

しかし風岡氏をはじめここ数年の歴代長官は本当に両陛下のイエスマンなんですね。
というか両陛下のスピーカーとしての役割しか果たしていない感じです。揃いも揃って東宮家の悪口しか言わないので非常に不愉快でした。
山本新長官もそういう傾向の人なんでしょうね。
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Unknown (Unknown)
2016-09-27 21:32:31
風岡典之前宮内庁長官が会見した。

水俣で陛下が述べられたお言葉を聞いて感動

陛下は慰問や慰霊は公平にしたい、公平にしているとかって言ってたよね。
だったらどうして昭和電工が引き起こした新潟水俣病患者を慰問しないんだ?
公害で苦しんでる患者は他にもいっぱいあるんだよ。
四日市喘息も有名だよ。
砒素ミルク事件だって企業が引き起こした公害だし、サリドマイドだってそうだよね。
全国区じゃなかったけどカネミ油ってのもあった。
慰問したことあるかもしれないけど、どうして熊本水俣だけ出すんだ?
それって慰問の不公平なんじゃないの?

生前退位は皇后にも皇太子にも伝えているって話だった。
最初は秋篠宮のリークだったのが、実は天皇がリークってことになった。
そしたら今度は皇后は反対したなんて話しが出てきた。

いったいどうなってんの?

天皇の録画メッセージでみんなが混乱してるってのは大問題だよ。
天皇だって年をとる生身の人間だっていうなら、自分の発言で周囲がどうなるかってのを考えるべきだよ。
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首相官邸の「怒り」と、新潮の陛下批判記事 (anima mea)
2016-09-25 21:24:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500057&g=pol

官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満

宮内庁長官の風岡典之氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。

宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。政府関係者は、退任が早まった理由について「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。

陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。

宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に宮内庁を代表して参加する。 

ただ、官邸サイドの思惑通りに事態が進むかは不透明だ。安倍晋三首相は政府内の検討について「期限ありきではない」としているが、風岡氏は21日の記者会見で「できるだけ優先的に対応していただきたい」と述べ、ことさら検討をせかした。別の政府関係者は「人を代えたらうまくいくとは限らない」との見方を示した。
(2016/09/25-14:46)

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やはり、安倍総理(官邸)は生前退位をめぐる宮内庁や陛下の言動に憤りを感じていたようですね。
風岡長官は事実上の更迭と見てよいのでしょうか。

また、週刊新潮9月15日号の陛下批判の記事がネットにアップされていました。

http://news.ameba.jp/20160919-95/

巷は賞賛一色でも専門家たちの違和感
天皇陛下「お言葉」は「違憲か暴走」と断じる皇室記者の失望

2016年09月19日 05時51分

8月8日に公表された天皇陛下の「お言葉」は“平成の人間宣言”などと称えられている。近代以降、前例のない生前退位へのお気持ちを示された約10分間の談話は、国民の心を強く揺さぶった。が、長らく皇室を見続けてきた専門家たちは、違和感が拭えないというのだ。

***

さる5日には、陛下のお気持ちに応えるべく政府が特別措置法を制定し、皇室典範の付則に明記する形で検討に入ったと報じられた。

あらためて「お言葉」を振り返ってみると、

〈次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています〉

傘寿を超えた陛下がそう吐露されたことで、例えば読売新聞の世論調査では「お気持ちの表明」について「良かった」が93%。朝日新聞や共同通信のそれでも「生前退位」について、実に80%以上の人が「できるようにした方が良い」と回答していたのだった。

が、その一方、陛下をはじめ皇族方の動静を日々、専門に取材している「宮内記者会」においては、論調は大いに様相を異にしていた。

「あのような『お言葉』を陛下が発せられたことに、失望を禁じ得ませんでした」
とは、大手紙の皇室担当記者である。

「テレビの街頭インタビューも『長い間お務めを果たされた』『ゆっくり休んでほしい』といった賞賛の声に満ちていましたが、そうしたレベルの話ではない。あのお気持ちの表明によって、陛下が皇后さまとともに28年間、ひたすら慎ましやかに積み重ねてこられた“あるべき象徴としてのお振舞い”が台無しになってしまった。端的に言えば禁じ手、『やってはいけないことをなさってしまった』ということ。記者会の内部はもちろん、OBや本社デスクなど、長らく皇室取材に携わってきた者ほど、こうした思いを強くしているのが現状です」
というのだ。

陛下がお気持ちを示されれば、多少なりとも政治性を帯び、すなわち憲法に抵触する虞(おそれ)が――。そんな懸念は、お言葉の公表前から存在した。もっとも、宮内庁担当OB記者によれば、

「これまでも陛下が強いご意向をお持ちになり、行動へと移されたことはありました。2011年に表面化した『女性宮家構想』など、まさしく陛下の思し召しに他なりません。また07年にはバルト3国を訪問されましたが、この時は生物学者のカール・フォン・リンネ生誕300年を記念して母国のスウェーデンにも赴かれている。陛下はリンネ協会の名誉会員で、かねてより強いご関心を寄せてこられた。いわば“ご趣味”も踏まえた外遊であったといえます」

さらには一連の“慰霊の旅”である。

「戦後50年の節目に始まり、05年のサイパンや昨年のパラオ、そして今年のフィリピンまで。すべてご自身のお考えから実践されたのは言うまでもありません」(同)

むろん、それらの際には、

「徹底して水面下で調整がなされてきました。万が一にも陛下の『これがしたい』とのご意向が露わになれば、憲法上の問題へと発展しかねないので、周囲が十重二十重に忖度する形をとって実現をみてきた。そもそも、それが皇室の美徳であったはずです」(同)

■「受動的」のはずが…

そうしたご活動を通じ、国民の敬意はおのずと育まれていったわけだが、

「今回、陛下はその美徳とは相反するかのように『全身全霊をもって象徴の務めを果たしていく』『国民の理解を得られることを、切に願っています』などと、いつになく直截な表現をなさっていた」

社会部の皇室担当デスクはそう振り返り、

「さらに驚いたのは、メッセージの中で、皇室典範に定められた摂政の適用について明確に否定的なお立場を示されたことです。冒頭で『個人として、これまでに考えて来たことを話したい』と前置きされているものの、7月に麻生副総理が摂政制度に言及したことへの返答とも受け取れる。もはや“国政に関する権能を有しない”と定めた憲法を踏み越えているのは明らかです」

陛下は3年前、80歳のお誕生日会見で、

〈平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り――〉
と述べられ、続けて、

〈知日派の米国人の協力も忘れてはならない〉
そう付言されていた。

「米国による“押しつけ憲法”から脱却し、改正しようと躍起になる安倍政権を牽制されてきたとも拝察されますが、そのご自身が憲法に抵触なさってしまえば、全てが水の泡です。お年を重ねられ、皇室の抱える諸問題をのらりくらりとやり過ごす現政権に痺れを切らされたのかもしれません。いずれにせよ、こうした“暴走”を、宮内庁は止められなかったわけです」(同)

かつて陛下は皇太子時代の1972年12月、お誕生日の会見で、こう述べられた。

〈皇室は常に受動的なもの〉

最近では秋篠宮さまも2004年のお誕生日に際し、

〈公務というものはかなり受け身的なもの〉

そう仰っている。これは皇室ならびに象徴天皇制の根幹をなすお考えともいえるのだが、別のベテラン記者は、7月13日のNHKスクープに端を発した一連の動きと陛下との関わりについて、こう指摘するのだ。

「今回のスクープの最大の“情報源”は、いわば陛下です。陛下のご了承のもと、宮内庁が公共放送とタッグを組み、壮大なシナリオを描いたわけです。侍従たちに筋書きを作らせ、事前にメディアにリークして世論の反応を探り、その上で報じた通りのご発言をなさるというのは、多分に政治的だと言わざるを得ません」

受動的どころか実に能動的なお振舞いであり、こちらもまた“違憲”の疑いが濃厚だというのだ。

「ですが、大半の国民は“陛下もあれだけ頑張ってこられたのだから”と、感情に流されてしまった。その時点で日本中が思考停止に陥り、憲法との兼ね合いから目を逸らされてしまったのです。あえて言えば、これは陛下がたびたび『深い反省』とともに言及なさってきた、先の大戦時と同じ構図になってしまったのではないでしょうか」(同)

それでも当の記者たちは、

「崇高なほどストイックに憲法を守り、黙々とご公務に取り組まれる陛下のお姿をずっと拝してきたのに、今までは一体なんだったのか。そんな違和感を記事にできるはずもなく、忸怩たる思いで情勢を見続けています」(同)

落胆は、依然広がったままだというのだ。

「週刊新潮」2016年9月15日号 掲載

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生前退位に関連することのみならず、これまでの陛下の政治的言動や公務に関する「強いご意向」というものが案に批判されています。また、「公務は受動的なもの」という陛下と秋篠宮の過去の発言と、それに反するような能動的な言動の矛盾点についても言及されています。

我々の言いたかったことがコンパクトによくまとまっているとは思いますが、生前退位の件をNHKにリークした秋篠宮の存在がごまかされている点が若干不満ですね。
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パズル (another unkown)
2016-09-24 20:03:51
先のunkownさんのコメント、 >トヨタは動いていた  を見て思った。
私の知っている団塊・左の人が元トヨタの上層部で、とにかく親中親韓ついでに親米で、政財界にもちょっとコアな人。
ときどきセミナーを開くような人だが、人前でキッパリ 「トヨタは民主党。」 と(何故か知らないが)言いきっていた。
悪い人ではないけど何故そこまで日本が嫌いかなぁ?と思って聞いていた。その人が当時どこに属していたかまではわからないけど、コメントを読んでピンと来た。トヨタは自粛などしないだろうな。 きれいな理由はいくらでもつけられるし。

これは決して、その日仕事をしていた人全てが反日と言っているのではないです。皆が皆休業をするわけにはいきません。


あと最近知ったのだが、天皇が反日で呆れる、とか戦後の自虐史観に染まった人びとが裏で動いている、とか、皇居に赤旗が立っている、とか言う人が着実にいて、もうこれはこれは……。
厄介なのは、保守の中にも自虐史観で動く人たちがいるので複雑を極めているということ。

それと厳密に言えば、天皇が先の戦争の『深い反省』 に言及した時点で政治介入だとかで、その時点でおかしいのだから皆気づけ、とか、『お気持ちメッセージ』 にいたっては、政府は構わず怒れよ! とも。 れっきとした政治介入なので。

そういえば旧正田邸を壊したのは共産勢力だったそうだし、昭和帝の自然林?を壊したというのもきっとそうだろうな。御所を迎賓館みたいに建て直したのも、赤の集う場所にしたい勢力がいるんだろうなとみている。


しかし考えるべきことは、9回裏フルカウントからどう逆転するか。 
日本人として皇室を潰すわけにはいかないから。

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昭和天皇が崩御された後 (Unknown)
2016-09-24 15:16:18
2016年09月24日12:00
1980年代の事件事故を振り返っていくンゴ

http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5109244.html




96: 名無しさん@おーぷん 2016/09/24(土)03:22:37 ID:lk4
1989 昭和天皇崩御

1987年(昭和62年)4月29日、天皇誕生日の祝宴を体調不良から中座する。以後、体調不良が顕著となり、
特に9月下旬以降、病状は急速に悪化し9月19日には吐血するに至ったため、9月22日に歴代天皇で初めて開腹手術を受けた。
病名は「慢性膵臓炎」と発表された(後述)。同年12月には公務に復帰し、回復したかに見えたが体重は急速に減少しており、
1988年(昭和63年)9月以後、大量吐血をするなど容態は再び悪化した。8月15日、全国戦没者追悼式が最後の公式行事出席となり、
日本各地では「自粛」の動きが広がった(後述)。



97: 名無しさん@おーぷん 2016/09/24(土)03:23:21 ID:lk4
十二指腸乳頭周囲腫瘍(腺癌)[注釈 5]のため長く療養していたが1989年(昭和64年)1月7日午前6時33分に崩御(宝算87)。神代を除く歴代の天皇で最も長寿。

同日午前7時55分に宮内庁長官・藤森昭一と内閣官房長官・小渕恵三がそれぞれ会見を行い崩御を公表。
同年(平成元年)1月31日、今上天皇が、在位中の元号から採り昭和天皇と追号した。2月24日、新宿御苑において大喪の礼が行われ、武蔵野陵に埋葬された。
愛用の品100点余りが、副葬品として共に納められたとされる[10]。



98: 名無しさん@おーぷん 2016/09/24(土)03:24:51 ID:lk4
1988年(昭和63年)9月19日の吐血直後は、全放送局が報道特別番組を放送。不測の事態に備えてNHKが終夜放送を行ったほか、
病状に変化があった際は直ちに報道特番が流され、人気番組でも放送が中止・中断されることがあった。また、一進一退を続ける病状や血圧・脈拍などが
定時にテロップ表示された。9月時点で関係者の証言から癌であることが判明していたが、宮内庁・侍医団は天皇に告知していなかった[注釈 12]。
そのため天皇がメディアに接することを想定し、具体的な病名は崩御までほとんど報道されなかった[注釈 13]。



99: 名無しさん@おーぷん 2016/09/24(土)03:25:49 ID:lk4
NHKでは、1989年(昭和64年)1月7日の午前5時24分から「容体深刻報道」を総合テレビ・ラジオ第1・FMの3波で放送。
午前6時36分18秒から午前10時までの「危篤報道から崩御報道」[注釈 14]と午後2時34分30秒から午後2時59分までの「新元号発表」[注釈 15]は
NHKのテレビ・ラジオ全波(総合テレビ・教育テレビ・ラジオ第1・ラジオ第2・FM・衛星第1・衛星第2)で報道特別番組が放送された。
1989年(平成元年)1月8日午前0時5分40秒(平成改元後の最初のニュース)までラジオ第1とFMで同一内容(ラジオの報道特別番組)が放送された。
ラジオ第2では1月7日に限り一部番組が音楽のみの放送に差し替えられた。教育テレビでは1月7日に限り一部番組が芸術番組や環境番組に差し替えられ、『N響アワー』は曲目変更をした上で放送された



100: 名無しさん@おーぷん 2016/09/24(土)03:26:22 ID:lk4
7日の新聞朝刊には通常のニュースや通常のテレビ番組編成が掲載されていたが、号外および夕刊には各新聞ほとんど最大級の活字で
「天皇陛下崩御」[注釈 17]と打たれ、テレビ番組欄も通常放送を行ったNHK教育の欄以外はほとんど白紙に近いものが掲載された。
報道特別番組では「激動の昭和」という言葉が繰り返し用いられ、以後定着した。1月8日に日付が切り替わる直前には
「昭和が終わる」ことに思いを馳せた人々が町の時計塔の写真を撮る、二重橋などの名所に佇み日付変更の瞬間を待つなどの姿が報道された。



101: 名無しさん@おーぷん 2016/09/24(土)03:27:53 ID:lk4
影響

・88年優勝の中日がビールかけ自粛
・神宮大会中止
・大相撲初場所が一日延期
・ラクビー高校選手権中止、二校優勝
・サッカー高校選手権延期
・競馬中止




昭和の天皇陛下ご闘病中の年末。
昭和の天皇陛下崩御。

国民生活に支障が出たと言われれば出たと言えるし、特に問題は無かったと言われれば無かったとも言える。

「大喪の礼」が行われた日、休校になったりスーパーが営業を自粛した。
しかし開店しているコンビニはあったし、ビデオレンタル店は繁盛していた。(当時はDVDではなくビデオ)

こうしてみると歌舞音曲を自粛してはいたが、日本国民が全員、自粛していたわけではない。

ちなみにトヨタ自動車のラインは動いていた。経済活動へ悪影響を及ぼさないために。

なお、今まさに秋篠宮眞子さんと佳子さんが在学しているICUに至っては声明を出して、休校とはならず堂々と講義を行っていた。

結論として。
天皇の生死など関係なく日本国民は図太く生き抜いてゆくのである。
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有識者会議 (にゃーこ)
2016-09-24 01:30:01
すでに報道されていることではありますが、有識者会議のメンバーが発表されました。

今井敬:経団連名誉会長(座長)
御厨貴:東京大学名誉教授(日本政治史)
山内昌之:東京大学名誉教授(国際関係史)
宮崎緑:千葉商科大学教授(国際政治学)
清家篤:慶応大学塾長(労働経済学)
小幡純子:上智大学法科大学院(行政法)

ここに、専門家が混ざって、非公開で進めるようですね。

ところで、このネーミングですが「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」となっています。
もともと「生前退位」というのが造語ですから使わないのは当然として、譲位についてではない議論を行うということが、はっきりわかるネーミングではないでしょうか。

それにしても宮内庁長官による異例な政治的発言には驚きました。明らかな政治への関与です。
そもそも国会がまだ招集されていません。

北朝鮮からはミサイルが発射され、為替相場も安定せず、なにより台風や大雨で被害を受けている人も多いのに、それらよりも生前退位を優先しろということでしょうか。

宮内庁長官の交代も発表されました。
ベトナム行きや、ベルギー国王ご夫妻来日のおもてなし、異例の長時間の慰問など、長官が交代したら自由にできなくなるということでの強行なんでしょうか。

あまりにも晩節を汚す行為が連続しているように想います。
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摂政で良いじゃないか (ふんふん)
2016-09-23 09:15:30
どうして道理のわからない呆けた年寄りの世迷い言としか思えないワガママな要求に、特別に配慮して早く答えねばならないというのでしょうか。
いろいろ考えるに、摂政という制度は実によくできていると思います。それで良いじゃないですか。

大正天皇についてはいろいろ変な噂がありましたが
摂政という制度を粛々と受け止めておられた、その一点だけでも今上陛下よりはるかに立派な方だったと思います。

さまざまな課題が山積みのなか、自分のわがままだけのために、近日中に皇室典範を変えよとは
ほんとうにどれだけ自分勝手で迷惑な方なのでしょうか。
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Unknown (あやしいヤフー)
2016-09-23 08:26:38
タイトルとは少しずれるのですが、「報道のされ方」の疑問点・問題点についてという点から、気になることを一つ書かせて下さい。

ヤフーの皇室関連ニュースはそのコメントの異常さで際立っていると思うのですが、最近ではニュース記事のあげ方に明確に異常さが現れていると思います。

先日は突如、何年も前の眞子さんの成人についての会見文がupされたかと思うと、今日は秋篠宮家の日程がupされてます。

ヤフーにとっての皇室は、あの家だけということみたいです。

ヤフーって、思想的にどういう背景を持っているのでしょうか?
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陛下のお気持ちを優先してね!」→でも海外公務は絶対に次代に譲りません! (anima mea)
2016-09-22 14:02:12
風岡長官の定例会見の言葉、私も驚きました。少し前は「陛下はそんな意向を表したことはない!」と必死に隠そうとしていたのに、今では「内閣官房は陛下の気持ちを優先してくれ」と言い放つ始末。この言葉を聞いて安倍内閣はいっそうカチンときたのではないでしょうか。政府を振りまわす陛下や宮内庁に言いたいことはたくさんあるはずです。

皇太子ご夫妻が敬老の日公務にちなんで高齢者施設に行かれました。雅子様が明るい笑顔でいられたので国民としても嬉しいです。しかし、Unknownさまもご指摘の通り、10月に来日するベルギー国王夫妻の接待はなぜか両陛下がなさるようですね。
国民の目から見ると海外VIPの接待の方が心身ともに負担が大きいと思うのに、なぜ両陛下はこういうことは決して東宮ご夫妻に譲らないのでしょうか。

陛下が以前から高齢を理由に心身への負担を訴えていたことはわかっていました。
だからこそ、敬老の日公務や子どもの日公務は東宮ご夫妻や秋篠宮夫妻に譲られていますし、祭祀を簡略化したり代行してもらったり、会見文章を短くしたりという方向で陛下の公務の削減を少しずつやってきたのでしょう。
しかし、両陛下は海外関連に関しては「譲る」とか「削減する」という方向に全然動いていません。
先日報道されたベトナム公務も行くのは両陛下、10月のベルギー国王夫妻接待も両陛下。ベルギー国王夫妻を臨時新幹線で茨城までお連れするという張り切りよう。
こちらは両陛下にとって「負担」ではないんでしょうか?

長官まで使って「陛下の気持ちを優先しろ」と言わせるわりには、なぜか一部の公務だけは死守したがるその姿勢に矛盾があることに、国民が気付いてないとでも思っているのか。そして両陛下ご自身が「あっちの公務は譲ってもいいし削ってもいいけど、こっちの公務(主に海外関連)は今後も自分たちがやらせてもらうから」と、公務の選り好みや差別化をはかっていることにほかなりません。

生前退位をしたいと匂わせる会見を行って世界まで巻き込んで議論を引き起こしたくせに、代替わりを見据えて次代お披露目ということは決して行おうとしない陛下の態度にもう国民も政府も振り回されるのはやめにしませんか、と言いたいです。
とりあえず政府は陛下の意向を汲んで、今上陛下だけをサッサと退位させる特措法だけを制定すればいいと思います。それでいいんですよね、風岡さん?それともまだ何かそれ以上のことを望みますか?
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生前退位後の称号 (みつ)
2016-09-22 12:45:05
https://dot.asahi.com/aera/2016090700183.html

「生前退位」退位後の称号と住まいは? 天皇自身が使った言葉から…

>ある宮内庁参与経験者は生前退位について議論する際、天皇自身が「上皇」という言葉を使ったと記憶しているという。「上皇」は太上天皇の略語だ。

AERAの記事で気になった部分です。
太上天皇の「太上」とは、「最もすぐれたもの。きわめてよいもの。最良。」を意味し、天皇より上位にあることを示す言葉です。
過去の上皇の中にも、そういった振る舞いをされた方がいました。
いくら、形式的な尊称であったとしても、日本国統合の象徴である「天皇」より上位の概念が相応しいのか疑問が残ります。
それに、退位後の称号は、民主的に選挙で選ばれた現在の政府が決めることなのに、ご自身で「上皇」と発言されていたのは正しいのでしょうか。
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Unknown (Unknown)
2016-09-21 23:12:18
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160921/k10010702131000.html
宮内庁長官 天皇陛下のお気持ち「優先的に対応を」
9月21日 18時44分

>宮内庁の風岡長官は、
>天皇陛下が「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されたことについて、
>「 内 閣 官 房 に 優 先 的 に 対 応 し て 頂 き た い 」と述べ、
>検討が速やかに進むよう期待する考えを示しました。



これこそ天皇の政治介入であり,政治関与でなくて何と言うのでしょうか!

国民にとって良い事であれ悪い事であれ,天皇の発言によって政府が動くということは,それはすなわち天皇が政治介入をしたということになるのです。しかも「優先的に対応していただきたい。」とは!

天皇の気持ちは大切にすべきでしょうが,今の日本は問題山積みなのです。先送りできる問題など1つもありません。天皇の生前退位が,今の日本が抱える問題より最優先に行われなければならないとは思えません。

皇室典範には摂政という制度があるのですから,それを利用すればよいのですし,摂政がお嫌であるならば臨時代行とすればよいのです。



風岡長官もですが,あまりにもブレすぎています。

http://mainichi.jp/articles/20160715/k00/00m/040/041000c
生前退位意向
宮内庁長官「お話しになられた事実はない」
毎日新聞2016年7月14日 19時44分(最終更新 7月14日 19時44分)

>「従来陛下は憲法上のお立場から、制度について具体的な言及は控えている」と繰り返し、
>皇室典範など制度に関する陛下の発言はないことを強調した。


天皇は録音メッセージにおいて,御自分の老化などを訴えられましたが,来月に訪日するベルギー国王ご夫妻を茨城にお連れして接待するという報道がありました。
そこまでするのであれば,生前退位などという発言をする必要なありませんし,最優先に対応するほどのことではありません。
それでもと希望するのであれば,天皇明仁による政治観よであり日本国憲法違反と断じてよいのではないでしょうか。

東宮バッシングの1つに廃太子という文字が出ていますが,天皇明仁が政治関与を続けるのであるならば,「天皇明仁を廃帝に!」という声が出てきてもよいのではないでしょうか。
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大喪礼と即位礼との間で礼宮文仁親王と川嶋紀子の結婚が行われたという事実 (Unknown)
2016-09-20 23:26:09
今上陛下は録画メッセージで、

「天皇の終焉に当たっては,
重い殯の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,
その後喪儀に関連する行事が,
1年間続きます。

その様々な行事と,
新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,
行事に関わる人々,
とりわけ残される家族は,
非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。」

と発言しましたが、それら諸行事は天皇家・皇室における祭祀であり私的行為です。

天皇家・皇室の私的行為つまり日本国民で言うところの冠婚葬祭が大変であると今上陛下に言われましても、わたしたち一般の日本国民にはどうしようもできません。
それら諸行事は皇室と一般の日本国民との共同作業ではないからです。

それよりも、今上陛下がそのようなことを発言したことに非常に違和感や納得できないものを感じます。

今上陛下は「残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。」と発言しましたが、礼宮文仁親王と川嶋紀子は昭和天皇の喪中に婚約発表をし、大喪礼と即位礼の間に結婚までしています。
遺された家族は厳しい状況に置かれるどころか、非常に楽しくやっていたではありませんか!

今上陛下の発言は、今上陛下がされてきたことと矛盾
していると断定せざるをえません。

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FRIDAYには抗議しています (あぶらちゃん)
2016-09-15 12:45:34
「FLASH」と同種の写真週刊誌と言っていいと思う「FRIDAY」の記事にはつい先日宮内庁が抗議をしていますから、チェックはしているのではないでしょうか。
くまモンとか初音ミクとか下情に通じていることを自慢される方ですし。

「FLASH」は「女性自身」と同じ光文社の雑誌です。
「女性自身」は2016年9月13日号で“愛子さま「女性天皇への道」開けた!”という記事を掲載しているのも興味深いです。
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FLASHの記事 (ASA400)
2016-09-15 09:56:50
先週、今週とまともな記事が出ました。
先週号は、敬宮さまが次期皇太子にふさわしい女性にお育ちだということ。
今週号は、今までの天皇の半分が妾腹、側室を認めない限り男系維持は無理と、ごく正論。

でも表紙からしてレジに持っていく気になれないもの。
大急ぎでそこだけざっと立ち読みしましたが、中身も殆ど女性のヌードばかり。

ふと思いましたが、美智子皇后は週刊誌を取り寄せて細かくチェックされてるとか。気に入らない内容は出版社に抗議させてるのかもしれません。
でもまさかあの手の本を取り寄せてくれと頼むのは、皇后としては恥ずかしい。
出版社もそこを考えて、あんな本に本音を書いたのかもしれません。

同時期の女性週刊誌に、雅子妃と皇后がそれぞれの同窓会に出られた記事が。
雅子妃の方は「とてもお元気そうでした。皇后になられても大丈夫」
皇后の方の記事は「とてもお疲れのようでした。でも雅子妃は美智子様のような皇后にはなれないでしょう。生前退位が良いのか」と、すかさず他紙の記事に水を差している。死ぬまでしゃもじは譲らないと。
女性週刊誌の記事はすべて美智子皇后の統制下におかれているのでは、という気がします。

宮内庁がFLASHの記事に抗議したら、「へえ、皇后さまってあんな雑誌を読まれるの?」になる。
出版社の苦肉の策かなと思いました。
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生前退位を表明してもなお消えない「海外への執着心」 (anima mea)
2016-09-14 22:16:37
http://www.sankei.com/life/news/160914/lif1609140021-n1.html

天皇、皇后両陛下が来春のベトナム訪問で調整
2016.9.14 11:48

菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、天皇、皇后両陛下が来春にもベトナムを訪問される方向で調整していると明らかにした。

菅氏は「わが国とベトナムは友好関係を着実に進展させ発展させてきており、ベトナムからは歴代国家主席がわが国を公式訪問している。これに対して、両陛下のベトナムご訪問はこれまで実現しておらず、ベトナム政府から累次にわたって両陛下に対し、ご訪問の招待が寄せられてきた」と説明した。

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http://mainichi.jp/articles/20160914/k00/00e/010/247000c

天皇、皇后両陛下 ベトナム初訪問へ 来春で日程調整
毎日新聞2016年9月14日 12時25分

菅義偉官房長官は14日の記者会見で、天皇、皇后両陛下が来年春にベトナムを初めて訪問されることを明らかにした。宮内庁によると、友好親善を目的とした訪問になる。

同庁によると、ベトナムからは2007年と14年に当時の国家主席が国賓として来日し、両陛下の訪問を求めていた。また、昨年9月に来日したベトナムの共産党書記長も天皇陛下と会見した際「訪問していただきたいと切望しています」と話していた。

両陛下の外国訪問は、友好親善と戦没者慰霊を目的とした今年1月のフィリピン訪問以来となる。【高島博之】

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本日、上記ニュースを目にしたとき、非常に腹立たしい気持ちになりました。陛下が年齢や体力等の問題で生前退位のご意向を示されたにも関わらず、まだ海外に行きたいのか!と心底呆れ返りました。

あれだけ大騒ぎして生前退位の意向を示したのであれば、次代両陛下となられる方々の「お披露目」も兼ねて普通は皇太子ご夫妻をもっと海外に行かせようという判断になりませんか?それなのに両陛下は次代のことをまったく考えず、相手国からの招待があったという点(社交辞令)を盾にして意地でも自分たちが海外に行きたい!という態度を変えようとしません。

上記ニュースでも「両陛下がベトナムを訪れるのは初めて」という点を報じています。要するにあのお二人は「世界地図でまだピンを刺していない箇所があるからそこに行きたい!」という執念で動いているのだと思います。

両陛下のこういう「海外への執着心」を目の当たりにしていると、今上陛下が生前退位をした後も何かと理由をくっつけて海外に行きまくるのではないかと懸念してしまうのです。「もう天皇の地位は降りたので、今度は象徴としてではなくもう少し自由な感じで海外に行きたい」と言い出しかねません。

こちらのブログで「平成皇室実録」を作成している最中ですが、「雅子様に海外行きを禁止したという事実」に関連する別ソース(?)を見つけました。本来ならこのソースは実録トピックの方に挙げた方がいいのかもしれませんが、両陛下の狭量さや海外行きに対する執着心の証左ともなりうる情報なので、こちらに挙げさせていただきます。

(引用開始)
>海外では、ベンヒルズの「プリンセスマサコ」以外にも雅子様の本が何冊か出版されています。
>筆者は東京在住のドイツ人ジャーナリストで、ヨーロッパのいくつかの国で出版されている本にこのような事が書かれているようです。

>『皇室が与えている古いイメージの問題に気づいた宮内庁幹部は天皇皇后両陛下に進言した。

>「世界は速いスピードで変化しており、皇室にとって難しい時代になった。
>昔と同じ事をしていてはやっていけなくなるだろう。
>幸い雅子様には国民の関心も高いので、現代にあった皇室の新たなイメージ作りのためにも雅子様に公の場に今まで以上に出て行ってもらってはどうか。」

>しかし、天皇皇后両陛下この提案を受け入れなかった。
>その代わりに自分たち自身が今まで以上に公の場に出ていくようになった。 
>噂によると、この進言はむしろ悪い方向に作用したようだ。

>皇后陛下は彼の言葉にひどく腹を立てた。雅子様の人気は既に十分すぎるではないか、と。』

>愛子様が生まれる以前の話で、宮内庁幹部も実名で書かれています。
(引用終わり)

上記はネットに投下されていた情報だと思います。著書のタイトルや原文があればいいのですが、海外の著書ということなので難しいかもしれません。
しかし、両陛下が雅子様の能力や人気に嫉妬して表に出したがらないこと、海外に行かせないことがよく分かる今となっては、非常にスンナリと腑に落ちる内容だと言えるでしょう。
海外のジャーナリストの方が物事の本質を見ていると感じます。
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「週刊新潮」の記事 (あぶらちゃん)
2016-09-12 19:32:11
「FRIDAY」でも「お上のご内意を受けて秋篠宮が」という体をとっていたので、リーク元が陛下というのはある意味そうなのでしょう。
ただし、「週刊新潮」では、他媒体でNHKに直接リークした人間として名指しされること多かった秋篠宮について一言も触れていなかったはずです。
新潮は山下晋司あたりを使って秋篠宮(家)を持ち上げる記事が多かったように記憶していますので、意図的でしょうね。
賛同が多ければ、「陛下の信任厚い秋篠宮さま」とでもいって持ち上げたのではないでしょうか。
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一線を越えた (にゃーこ)
2016-09-12 15:22:27
現在書店店頭にある『週刊新潮』の末尾の方に、見開きの記事が掲載されています。
大手新聞社の皇室担当者の発言を中心にしたもので、記事構成としては簡単なものですが、かなり厳しい内容になっていると感じました。

曰く、陛下の「お気持ち」はやってはいけないことをやってしまった、というのが、皇室担当記者たちの共通見解ということです。
特に、法律で認められている摂政を否定したことは、政治への口出しで、憲法違反になると、あくまでも個人的見解としてですが、書かれています。

いままでも「ご自分の趣味のような」公務をされてきているが、宮内庁がはかって陛下が表に出ないように、憲法にふれないようにしていたのに、今回は違うとも書かれています。

また、リーク元はいわば陛下だとも。宮内庁がNHKとはかって行ったものだとも書いてあります。
それによって国民から同情を受けることに成功したと(そういう表現ではありませんが)、世論誘導をしたと書いてあります。

皇室担当記者は海外にも同行していることが多いですし、どれだけお金がかかっているのかも知っているわけですよね。
それでも、とりあえず大義名分があるからと容認できていたのが、今回はそのラインを踏み越えたという認識だということです。
特に古くから皇室担当している人ほど、その気持ちを強くもっているということです。

個人的には、この放送はテロだと思っていますから驚きませんが、表にはでていないところで、かなりの反発があったということなのでしょう。
まず特別措置法で退位いただくというのも、次なるテロを防ぐためではないでしょうか。

また政府としては、宮内庁がこういうテロを実行できないような組織もつくったうえで、譲位いただくという風に考えているでしょう。
そうでなければ、内部から、またマスコミ誘導という形で世論や宮内庁を思うままに動かそうとなさるに違いありませんから。
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東宮家応援 (同い年)
2016-09-10 23:32:18
せめて、首相官邸へのメールくらいはしなくっちゃ!
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血税を湯水のように使って秋篠宮家に皇統を移す「生前退位」プラン (INDEX)
2016-09-10 23:20:44
 天皇が退位後も「上皇」を名乗り、自ら高評価している『慰霊の旅』などを継続するとしたら、皇后は衣装とっかえひっかえしての鑑賞公務を続けるのだとしたら、いったいなんのための退位かとゲンナリします。また、住まいについても、山下晋司氏が言うようなことになったらと想像すると、ぞっとします。

・天皇が生前退位したら公務は? 続けるかもしれない公務、引き継ぐ公務〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160907-00000207-sasahi-soci&p=1

 教えていただいた上記記事で、山下氏は「秋篠宮が皇太子あるいは皇太弟になる」などと当たり前のように口にし、「皇太子殿下の公務を秋篠宮殿下が引き継ぎ、公務が増えるだろうことも予想され」「秋篠宮邸は確実に手狭になる」ため、東宮御所を明け渡せ、というわけですね。まったく山下晋司らしい物言いです。

 参与を集めて御所で行われていた「ワーキングディナー」は2010年から続いていて、生前退位についてあらゆることを想定して議論したということですから、公務についても住まいについても話し合われたことは間違いありません。退位スクープや「お言葉」の後に、所功氏や山下晋司氏が言っていることは、その「御意を受けて」のものである可能性が高いと思います。彼らはこれまで、天皇皇后秋篠宮および宮内庁の一部の代弁者でしたから。

 彼らが示す青写真を見せられてまず思うことは、「オカネがかかりすぎる!」ということと、「秋篠宮がトクすることだらけ」ということ。国民は、こういう大事なことについては目隠しされ、キレイなところだけ見せられて、「陛下がおいたわしい」「早く生前退位の実現を」という方向へ誘導させられてしまうわけです。

 政府はさすがに全て見通せますから、苦々しく思っているでしょう。二階幹事長が女性天皇に賛意を表明したのは、安倍政権が皇居に向けて放った牽制球だと思います。そこまでワガママを言うなら、国民がこぞって賛成するだろう女性天皇女系天皇容認へもっていくぞと。実際にはやるつもりはないが、皇太弟路線で突き進みたい天皇案への牽制として。天皇秋篠宮サイドは、ここで女性天皇へシフトされたら元も子もないと震えあがったでしょう。ここからどんな綱引きが展開され、どこに着地するのか、見当もつきません。

 住まい一つとっても、山下氏が言うように東宮ご一家が御所に移れば、そこが空くので、家族が多い秋篠宮家が入るという話が通りやすく、秋篠宮家が実質的東宮家ということになりかねない。4+1人でしょうもない公務をしまくり、マンセー報道をさせ、実質東宮家の立場を築き上げる心積でしょう。日本の北朝鮮化がどんどん進んでしまう…。

 そうなるのを防ぐには、「民が声を挙げる」「NOと言う」しかないと思うのですが。日本会議と違って、サイレントマジョリティなのですよね。東宮派は。世論調査に応える以外、なんのロビー活動ができるわけでもなく。
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生前退位は問題ありすぎ (エスポワール)
2016-09-10 17:05:31
日本国憲法にも皇室典範にも、生前退位に関する項目は存在しません。
だから天皇の生前退位を可能にするには、法改正や特措法という手続きを踏まねばなりません。
それを実行するには政府が動かねばならないし、今秋にも特措法を打ち出すとなれば、天皇明仁は政治関与をしたことになります。

つまり天皇明仁は日本国憲法を犯した、ということです。
後世、平成天皇は日本国憲法を犯し、時の政権安倍政府を動かしたと書かれることでしょう。

しかし問題はそれだけでは済みません。


天皇が生前退位したら公務は? 続けるかもしれない公務、引き継ぐ公務〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160907-00000207-sasahi-soci&p=1

この記事において、公務以外の話で「住まう場所」が出ているのですが注視したい一文が出てきます。
抜粋します。

>退位後、現天皇が公務を控えるなら、現皇太子家が御所、秋篠宮家が東宮御所、現天皇が秋篠宮邸、という選択も合理的だという。

>「吹上大宮御所は老朽化が進み、使うには建て替えに近い改修が必要でしょう。皇居内にこぢんまりした住居を新築する可能性もあるかもしれません」(山下氏)

この(山下氏)というのは山下晋司という人物で、事あるごとに「秋篠宮家に職員と予算を増やすように。」と訴えている人物です。
その山下氏が「退位した天皇のために、皇居内に住居を新築する可能性」と言っていますが、それこそ税金の無駄遣いです。

今の天皇が日本国憲法を遵守し、崩御するその時まで天皇でいれば、「皇居内に住居を新築する」という税金支出は無くなります。

まさか「退位したのだから仮設住宅でよい。」というわけにはいかないでしょう。
天皇と皇后は、新婚時代から、即位後は新天皇皇后として、それぞれ新築物件に住んできたのですから、庶民が言うところの、こじんまりとした住宅とは意味も規模も違うはず。

やはり天皇明仁の生前退位は、日本国憲法を犯す違憲であると同時に、あまりにも問題がありすぎます。
やはり東宮殿下に摂政となっていただき、天皇明仁は崩御するその瞬間まで平成の天皇であるべきです。
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開かれた皇室 (にゃーこ)
2016-09-09 10:29:44
別のカテゴリ(一般庶民の・・・)に村人様がコメントされていたAERAの記事ですが、朝日新聞のサイトである「dot」に掲載されていたので読みました。

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「生前退位」退位後の称号と住まいは? 天皇自身が使った言葉から…
https://dot.asahi.com/aera/2016090700183.html?page=2

小田部教授は言う。
「天皇が費用のかかる新築をあえて好まれるとは思えず、住み慣れない環境に移るのも負担でしょう。天皇は引き続きいまの御所に住み続け、皇太子夫妻が吹上大宮御所などを改装して新御所として使うのでは」

東京大学の三谷太一郎名誉教授(日本政治外交史)は、御所を東宮家に譲り東宮御所に移るのではと推測する。
「天皇、皇后は、結婚以来30年以上を過ごし、手ずから庭木などを整えられた現東宮御所に深い思い入れをお持ちと聞いています」

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この記事では生前退位について語る時に、今上陛下が上皇と言っていたという関係者の証言もあります。
上皇と名乗って御所にそのまま住むというのは、後鳥羽上皇のような「上皇政治」を目指しているのかと思ってしまいます。

このサイトからは、他にもAERAの記事が読めます。

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 天皇の周辺で生前退位が議論されはじめたのはここ数年のことではない。ある宮内庁参与経験者が、匿名を条件に内幕を明かした。

「天皇自身の意向を初めて聞いたのは、2010年7月と記憶しています。以来、皇后も交え、幾度も議論されてきました」

 御所で行われる会食兼会議、いわゆるワーキングディナーが議論の場だった。熱心な議論は時に深夜まで及び、天皇は立ち上がったまま議論することもあったという。天皇も皇后も参与も自由に、忌憚なく意見を出し合った。当初は実現が難しいのではと考える参加者も多かったが、天皇の決意は固かったという。

「当時、陛下は70代。『80歳までは』という気持ちも伺ったように思う。責任感の強い方ですから、早く意思を表明したいというお気持ちもおありだったろうし、その意思をどう国民に伝えるかも議論されてきた」
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このワーキングディナーのメンツが気になるのですが、まったく触れられていません。いずれにしても、知っている人は何人も存在していたわけです。
そして「天皇の決意は固かった」。
公務が多いのが負担だということでしたが、生前退位を考えはじめた2010年7月からの6年間には、何度か海外にも行かれています。それも、日本の外交上にどうしても必要なものではありません。
大きな矛盾ではないでしょうか。

このAERAの記事の冒頭は「逝去を待たずに天皇が退位し、皇太子が新天皇になる」とあります。
タイトルの「天皇自身が使った言葉」というのにも驚きますが、崩御ではなく逝去です。

文中では「天皇」と呼び捨てが、ごく当たり前になっています。テレビで討論などでも普通です。
随分前から、「皇太子殿下」と呼ばずに「皇太子さま」と呼ぶようになっていますし、敬宮さまはずっとお名前です。

これこそが「平成流の成果」ではないでしょうか。

安っぽい芸能人のように取り扱われることを、恥と思わないばかりか、むしろ歓迎する態度で、庶民のようになりたいと推し進めてきたのが平成流です。
昭和には、畏れ多くて無理だっただろう表記や表現、報道がされるのは、平成流によって皇室が開かれたためです。
その結果として敬称は必要ないという認識になったわけです。

かつては天皇陛下の老後について庶民が意見を言うなんて考えられなかったと思いますが、いまや生前退位について、芸能人の不倫と同じレベルで扱われているわけです。

象徴としてのありかた云々とおっしゃっていますが、マスコミに取り上げられること=国民から支持されていること、それが象徴としての価値だという勘違いが、ここまで来てしまったのではないでしょうか。

世論調査で譲位についてきくなど、昭和の時代には考えられなかったことです。

小泉内閣の有識者会議も、あの頃はまだ、皇室について自分たちがすべてを決めることは畏れ多いという感覚が、残っていたのではないかと思います。
そのため、懐妊テロに屈する形になりました。
あの頃は少なくとも報道では陛下と尊称がありましたし、逝去という表記はされなかったはずです。

でも、いまは当時よりもっと「開かれた」状態。ですから政府も触れてはならないものという扱いにはなっていないのだと思います。
なにより皇族がいなくなることは国としてのあり方に関わるもの、それを維持することも政府の務めだと認識していると思います。

もしかしたら、生前退位には皇室典範改正が必要、それには時間がかかるので、政府の摂政という案を退けて長く天皇としてとどまれるという目論見がおありだったのかもしれません。そう思える部分があります。
それが、国民に好意的に受け取られるまではいいけれど、好意的すぎてすぐにやめていただいていい、また政府も特別措置法ですぐに対応という流れになったわけです。
でも、それも、ご自分たちの平成流の結果ですから、受け入れていただく他はありません。

それよりも、NHKがこんな大きなことを、確かな出所も明らかにせず、確認もせずに報道したのだとしたら、問題です。
万が一、正しくなかったとしたら、騒乱罪です。
そういう意味で宮内庁の発表はおかしいものです。

ただ、これには「秋篠宮殿下ではない」という意味もあります。
『週刊文春』ではNHKの橋口記者は「秋篠宮と親しい」と書かれていて、殿下とは書かれいないので、殿下ではない秋篠宮という意味なのかと、深読みしてしまいます。

いずれにしてもこの宮内庁のコメント、お気持ちが憲法違反ではないかという、想像していなかったリアクションも多かったことが理由ではあるでしょう。

AERAにある「ワーキングディナー」のメンバーも知りたいです。
おそらく、これが「私的な会合」なので公開されないんでしょう。

頻繁にお出かけになり、公表されない私的なお出かけもあり、さらにワーキングディナーで立ち上がって熱弁をふるわれるとか、お元気ですし、時間がたくさんあるんだなと感じます。

政府は特別措置法ではない方法を探るとか、公務見直しも探るとかいう記事もあります。
いろいろな思惑のある人たちによる報道合戦でもあり、それぞれ観測気球をあげたり、探り合いをしているということなのでしょう。

ただ政府は、いますぐに皇室典範改正は行わない意向だということは間違いないでしょう。
できるだけはやく譲位していただき、女性天皇を含めた皇室典範改正はその後になるのではないかと思われます。
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新聞協会賞は天皇も受賞すべき、ということになりますね。 (正田 はる)
2016-09-09 00:06:28
>週刊新潮2016年9月15日号(8日発売)
>今回のスクープの最大の情報源(リーク元)は陛下


では、新聞協会賞は天皇陛下も受賞すべきですね。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160907/k10010674071000.html

優れた報道に贈られる今年度の新聞協会賞に、
NHKが7月に報じた「天皇陛下『生前退位』の意向」のスクープなどが選ばれました。



天皇陛下が、
NHK宮内庁担当記者の橋口和人に「生前退位したい。」と教えて、
橋口和人がNHKにニュース速報として流し、
それが新聞協会賞受賞につながった。

NHKと橋口和人は、天皇陛下に足を向けて寝られませんね。

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雑誌記事からうかがえる「内ゲバ」?の始まり (anima mea)
2016-09-08 23:18:08
私も「新聞協会賞にNHKの「生前退位の意向」報道」のニュースにびっくりしました。あんなものに新聞協会賞なんてあげるべきではありませんよね。

>「現代にふさわしい皇室像などをめぐる国民的議論を提起した。国内外に与えた衝撃は大きく、皇室制度の歴史的転換点となり得るスクープだ」

受賞理由について新聞協会は上記のように述べているようですが、陛下が政治的発言を行ったこと、陛下のご意向をNHKに漏らした犯人が現実にいるということ(この「犯人」が秋篠宮夫妻であったなら当然大問題であるし、宮内庁幹部や職員であったら守秘義務違反に問われる案件)、政府や国民を巻き込んで実際に特措法制定に向けた動きを生じさせてしまったことなど、問題点の方が多いのに「賞」はないでしょう、と言いたいです。

このニュースで、過去に黒田清子さんの婚約をスクープした岩井克己が何やら賞をもらっていたことを何となく思い出してしまいました。清子さんの件だって、岩井に情報を漏らした人物が皇室や宮内庁にいるからこそ「スクープ」となったのですから。
雅子様の最初の流産も、雅子様のご懐妊を早々にスクープとして報道した朝日(これも岩井?)が原因でしたね。これも雅子様のご懐妊を早々とリークした犯人が皇室や宮内庁にいたということの証左です。
上記のスクープは全て秋篠宮夫妻の影がちらついています。マスコミとどっぷり癒着している皇室など芸能界と大して変わりありません。

お話は変わりますが、いくつかの雑誌で今回の生前退位問題をめぐる顛末と言いますか、何やら「内ゲバ」が生じているのか?と疑いたくなるような記事が出てきたようです。

●まず、「文藝春秋」2016年10月号(9月9日発売)より。

「真相スクープ 皇后は退位に反対した」

http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1991

あれ?美智子皇后って陛下の生前退位に反対なさってたんですか?
というかどうして今になってこんなこと言い出すのでしょうか?陛下のビデオメッセージ撮影の場にも立ち会ったのに?

●続いて、週刊新潮2016年9月15日号(8日発売)より。

「巷は称賛一色でも専門家たちの違和感  天皇陛下「お言葉」は「違憲か暴走」と断じる皇室記者の失望」

http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

まだ発売中の雑誌なので記事をそのまま貼ることはできませんが、陛下に対してかなり厳しい口調で問題点を指摘している記事のようです。今までこんなに厳しく陛下の言動を断罪した記事はなかったのではないか?と思うほど、辛辣なことが書かれています。

・陛下はやってはいけないことをなさってしまった
・象徴としてのお振る舞いが台無しになってしまった
・摂政制度に明確に否定的なお立場をとったことは憲法の規定を踏み越えている
・今回のスクープの最大の情報源(リーク元)は陛下

…など。これは全文を直接読んだ方がいいかもしれません。

私が特に驚いたのは、「リーク元が陛下である」と書かれた部分です。
今までは「秋篠宮がスポークスマン()となって懇意のNHK記者(=橋口和人氏)に陛下のご意向を話した」という趣旨の記事がいくつかの雑誌に出ていましたが、宮内庁も否定し、秋篠宮(と紀子妃)も逃走し、とうとうリーク元は陛下だったんだよ!ということになってしまったのでしょうか。

確かに陛下にも落ち度(非)はありました。しかし、政府が「今上陛下“に限った”特措法で生前退位“だけ”を制定する」という方針を固めたとたん、美智子皇后が「だから私は生前退位に反対だったのに…」と言ったり、秋篠宮夫妻が「自分たちはリーク元じゃないしー」とでも言わんばかりの逃げの態度に出るなんて、何か「内ゲバ」みたいなものが起きていないか?と感じてしまうのです。最後は全て陛下一人に騒動の責任を押し付けて、皇后も秋篠宮夫妻も知らんぷり?という展開になってきたように思えるのです。

こうして見ると、今回の生前退位問題の本当の目的は当初の見立て通り、「秋篠宮を皇太弟に、眞子さまと佳子さまに女性宮家創設を、そして生前退位規定を典範に盛り込んで皇太子殿下の将来も法で縛る」ということだったと改めてわかります。

上記の本来の目的が全て実現せず、ただ陛下の生前退位だけがサクッと決まってしまったこと、美智子皇后にとっても秋篠宮夫妻にとっても想定外だったのでしょうね。だから今になってオロオロし、陛下お一人の責任で終わらせようとしている。自業自得な面もありますが、少し陛下が気の毒になってしまいました。そして元は平民のくせに陛下を掌で転がすような人生を歩んでいる美智子皇后と紀子妃が改めて恐ろしく感じました。

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宮内庁発表と、NHKの新聞協会賞受賞の矛盾 (INDEX)
2016-09-08 01:46:48
★ (anima mea)さま

宮内庁の苦しい言い訳を教えていただき、ありがとうございます。
秋篠宮は今回の件だけでなく、自分にとって都合のいい皇室典範改正にもっていこうと、これまでも何度か政治介入発言をしていますが、宮内庁としてはそれを認めるわけにはいかず、否定見解を出さざるを得ないわけですね。天皇が生前退位を希望しているというNHKスクープを全否定したのと同じ行動原理で、誰も信じやしません。

「FRIDAY」ほかが報道した通り、

>陛下の意向を汲んだ秋篠宮がA氏(NHK宮内庁担当キャップ・橋口和人氏)を媒介にNHKと接触。NHKの記者は宮邸で秋篠宮に直接面談取材した。
>事の重大さに、橋口氏は後日上層部を伴って再度宮邸に赴き、最終確認も行った。秋篠宮は覚悟を秘めた表情で,「お上のご内意をいただいて申し上げることですがー」と切り出した。

ということなのでしょう。
しかし、このNHKスクープが、新聞協会賞を受賞したというニュースを聞いて、耳を疑いました。

・新聞協会賞にNHKの「生前退位の意向」報道
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160907/k10010674071000.html
9月7日 18時02分
優れた報道に贈られる今年度の新聞協会賞に、NHKが7月に報じた「天皇陛下『生前退位』の意向」のスクープなどが選ばれました。
7月13日にNHKが報じた、このニュースは、天皇陛下が天皇の位を数年内に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁関係者に示し、広くお気持ちを表される方向で調整が進められていることを明らかにしました。天皇陛下は先月8日、「生前退位」の意向がにじんだみずからのお気持ちを国民へのビデオメッセージという形で表されました。
授賞の理由について、日本新聞協会は「現代にふさわしい皇室像などをめぐる国民的議論を提起した。国内外に与えた衝撃は大きく、皇室制度の歴史的転換点となり得るスクープだ」としています。(引用ここまで)

 耳を疑うというのはまさにこのことで、私は逆に、あのスクープは、BPO(放送倫理・番組向上機構)に告発し、取材背景を調査するべき案件だと思っていました。2006年2月にさかのぼって、紀子妃懐妊リークも、BPOが取材背景を調査し、宮家の政治介入の疑い濃厚として告発するべき案件であると思っています。

 日本新聞協会はいったい、どこを見ているんでしょうか。宮内庁がNHKからの取材を否定しているということは、取材事実が明らかではない、「闇」ということ。ソース不明のまま、憲法違反の疑い濃厚な天皇の政治介入を許容する番組を作成したわけです。情報提供者が秋篠宮で、皇太弟への誘導をもくろんでの行為なら、NHKはクーデターに加担したことになる。2006年2月の懐妊リークも、同罪です。

 『ドキュメント みなさまのNHK 公共放送の原点から』(津田正夫著、現代書館)という本を読み始めたところなのですが、そこから少し引用させてください。

>放送の公共性の解釈は多様だが、専門家の国際的な基準では、経営においても、取材・編集においても、「独立性・透明性・公平性・多様性・参加性などの原則」が保たれることによって、「社会の民主的基盤が保障される」と合意されてきた。特に社会の基礎的な情報であるニュースや報道の基本的な枠組みに、どこまで政治的・経済的・宗教的な独立が貫かれているかが決定的に重要だ。(引用ここまで)

 生前退位スクープには、「透明性」が決定的に欠けています。このニュースに賞を授けた日本新聞協会は、取材方法・取材背景をきちんと調査すべき。さかのぼって、紀子妃懐妊スクープについても同様に。もし、このニュースに対する姿勢を放置するなら、また同じことが繰り返される可能性は大きいと思います。2006年2月の紀子妃懐妊リークの不透明さを不問に付したからこそ、2016年7月、2度目のNHKスクープが起きたのでしょう。天皇皇后秋篠宮および宮内庁の一部にとって、NHKは「利用し甲斐があるメディア」になってしまっている。3度目のNHKスクープはどういう形でくるのか…思いやられます。
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生前退位をスクープしたのは、 (匿名でお願いします)
2016-09-07 22:52:47
NHK宮内庁担当キャップの 橋口 和人 だと、テーミスという雑誌に書かれてましたよ。
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秋篠宮サイドからの苦しい言い訳来ました (anima mea)
2016-09-07 22:28:13
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/taio-h28-0906.html

「FRIDAY」(平成28年8月19・26日合併号)の記事について

平成28年9月6日

「FRIDAY」(平成28年8月19・26日合併号)に掲載された「生前退位「天皇の意向」を受けとめた秋篠宮の覚悟」と題する記事の中で,秋篠宮殿下に関わる以下の誤った記載がありましたので,その点をお伝えいたします。

「宮内庁の内情に詳しい人物が明かす。「陛下は皇太子殿下,秋篠宮さまと定期的に食事の機会を持ち,生前退位についても話されていましたが,陛下の意向を汲んだ秋篠宮さまがA氏を媒介に,NHKと接触したんです。NHKの記者は宮邸で,宮さまに直接面談取材した。」,「事の重大さに,記者は後日上層部を伴って再度宮邸に赴き,最終確認も行った」」,「秋篠宮は覚悟を秘めた表情で,「お上のご内意をいただいて申し上げることですがー」と切り出したという」と記載しています。

秋篠宮殿下には,これまでも情報の取扱いについては極めて慎重な対応をしておられるところであり,また,入門や参邸の記録を確認しても,NHK記者や上層部の人が取材のために宮邸に伺ったという記録はなく,記事のような事実は一切ありません。

なお,記事の中で「A氏」とされている宮内庁幹部にも確認しましたが,そのような事実は全くありませんでした。

国民の皆さんに不要な心配をかけないためにも,宮内庁ホームページを通じ,お伝えすることにいたしました。

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何やら言い訳文章が宮内庁HPにアップされていました。
今更こんな言い訳をして何を企んでいるのやら。
「秋篠宮家はNHKと何かコネクションがあるのか」
「秋篠宮が陛下の代弁者気取りとはどういうことだ」
「秋篠宮は次男のくせに出しゃばりすぎではないか」
「秋篠宮が生前退位のどさくさに紛れて皇太弟の地位を狙っているのは本当なのか」

こういった問い合わせや批判が、予想外に宮内庁に殺到したのではないかと思わざるをえません。

しかし、宮内庁は相変わらず内部調査しか行わないのに「記事のような事実はない」と断定してしまうんですね。秋篠宮や宮内庁幹部の一方的な話しか聞かず、NHKにきちんと確認をとった形跡もなさそうです。もしかしたら取材という正式な手続きをとることなく、私的に隠密にNHK記者と秋篠宮家が接触してたかもしれないのに。その場合は訪問や取材の証拠は残らないと思うのですが。

政府は秋篠宮サイドの怪しい動き(皇太弟の地位要求や眞子佳子さまのためだけの女性宮家創設狙い)をかなり警戒したために、サクッと生前退位の特別措置法だけを制定するという方針を固めたような気がしてなりません。「皇位継承については今回は検討しない」とのことですが、これは皇太弟や一部の皇族にだけ有利な女性宮家についても議論しないよ、という政府の意思の表れだと思います。

しかし、陛下はとりあえずご自分のお気持ちが通る形になるので、ほっとしているのではないでしょうか?
それとも、ご自分の生前退位だけサッサと決められてしまったことに本当はご不満なのでしょうか?
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法治国家 (同い年)
2016-09-06 21:38:07
天皇と言えども、法律の下にいるわけですから、天皇の務めが果たせないと、ギブアップしたなら、さっさと皇太子殿下に摂政になって頂き、明仁天皇は終身静養で終了です。美智子皇后は体力的には元気そうですから、明仁天皇の介護を為さればよい。世間では老老介護は当たり前ですから。次代の事は国民と、東宮家、常陸宮家、三笠宮家、高円宮家で決定すればよい事です。
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MSNは女性天皇 (ふんふん)
2016-09-06 09:51:19
続けて失礼します。
ちなみにMSNは同じ読売新聞の記事について
「有識者会議、女性天皇の検討を先送り」
と立てています。
やはりこうすべきではないでしょうか。
問題の本質は女性天皇問題の検討です。
これを先送りして認めない日本という国のあり方、それが象徴であることが、何を意味するかが、今問われているのだと思います。
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yahooの見出しがおかしい (ふんふん)
2016-09-06 09:32:16
yahooの見出しは
「生前退位議論 女性宮家先送り」

けれど、クリックすると読売新聞の記事で、そちらは
「政府有識者会議、生前退位問題の決着を優先」

皇太弟が優先されちゃかなわないので、ゴリオシ爺さんのわがままに付き合うなら「生前退位」だけで良いし
記事内にあるように
>有識者会議について、生前退位と公務の負担軽減策にテーマを絞る方向で調整に入った。
>女性・女系天皇の容認や女性宮家創設など、安定的な皇位継承や皇族減少への対応策については検討を先送りし、退位問題の決着を優先させる。
は仕方ないかなと思うけれども。

先送りにする一番の問題は、「女性・女系天皇の容認」ですよ。
新聞記事にもそう書いてあるじゃん。

勝手に変えないで欲しいなあ。
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生前退位「特別の場合に限る」と明記へ (INDEX)
2016-09-05 14:21:40
今朝の産経ニュースは、次のように伝えています。

(引用開始)
「生前退位」実現に特別措置法 政府検討、皇室典範の付則に「特別の場合に限る」と明記へ

年内の有識者会議設置は見送り

 政府が、天皇陛下の「生前退位」について、特別措置法制定で可能にする検討に入ったことが4日、分かった。ただ、憲法は皇位継承について「皇室典範の定めるところによる」と規定していることから、皇室典範の付則に「特別の場合」に限定して特措法で対応できる旨を追加する。複数の政府関係者が明らかにした。また、皇室に関する問題は慎重な上にも慎重な協議を必要とすることから、年内に有識者会議を設けることは見送る。

 政府は当面、内閣官房の皇室典範改正準備室を中心に、識者などから幅広い意見を聴取し、特措法案の内容を詰める。提出は年明け以降になる見通しだ。

 今回、特措法を制定するのは、陛下のご意向について国内の各種世論が高い割合で理解を示していることから、政府としてはあまり時間をかけずに対応する必要があるためだ。また、皇位継承のあり方への影響を最低限に抑える狙いもあるとみられる。

 政府は当初、特措法単体の制定による対応も検討したが、憲法は「皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」(2条)と定めていることから、単独では憲法違反になると判断した。

 そのため、皇室典範の付則を追加する方法での調整を進めている。この場合、皇室典範の本則部分の改正に当たらないことから、典範改正に慎重な世論にも配慮できるとみている。=以下略=
http://www.sankei.com/life/news/160905/lif1609050002-n1.html
(2016.9.5 05:00更新 ) 

 生前退位リーク直後に、御用学者・所功氏は、できるだけ早い対応が望ましい、有識者会議などは招集せず、皇室会議でチャッチャと決めるのがいい、皇太弟の地位、悠仁さまへの継承も明確にしなければならないと、なぜか切羽詰まった表情で解説していました。

 それこそが両陛下と秋篠宮家・宮内庁の一部が希望するところだったのでしょう。いまでもワイドショーなどではこの方向に沿った世論誘導ととれる番組構成が行われています。女性天皇という言葉は極力使わず女性宮家という言葉を多用し、映像は愛子さま単独ではなく、必ず佳子・眞子さまとセットで登場させ、東宮家と宮家の境界を無いものとして扱っている。そうするように指示が出ているかのようです。

 しかし、生前退位と同時に皇太弟の地位を盛り込み、秋篠宮家を次代の東宮家扱いにするという陰謀(ほかに適切な言葉が見つからず)は、そう簡単には通らないことを、この政府の方針は教えてくれます。

 今後、どんな方向へ舵を切られるかとても安心できるものではありませんが、所氏が切羽詰まった表情で言わされていた「時間をかけず、早急に、生前退位と皇太弟と悠仁さまへの継承を可能にする典範改正を」という野望(ほかに適切な言葉が浮かばず)は、ひとまずは退けられたようです。ひとまずは。
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何で今頃?NHKの世論調査 (anima mea)
2016-09-03 22:56:20
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160903/k10010666931000.html

「生前退位 認めたほうがよい」84% NHK世論調査
9月3日 5時27分

天皇陛下は先月8日、「生前退位」の意向がにじむお気持ちを表明されました。NHKの世論調査で、天皇陛下の「生前退位」を認めたほうがよいと思うかどうか尋ねたところ、「認めたほうがよい」と答えた人は84%、「認めないほうがよい」と答えた人は5%でした。

NHKは、先月26日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行い、調査対象の61%に当たる1660人から回答を得ました。

今の皇室制度では認められていない天皇陛下の「生前退位」について、制度を改正して認めたほうがよいと思いますか、それとも、認めないほうがよいと思いますか、と尋ねました。「認めたほうがよい」と答えた人は84%、「認めないほうがよい」は5%、「わからない、無回答」は10%でした。

「認めたほうがよい」と答えた人に、制度の改正はどのような方法が望ましいと思うか、2つの選択肢から選んでもらいました。「皇室典範を改正して、今後すべての天皇が『生前退位』できるようにする」が70%、「今の天皇陛下に限って『生前退位』を認める特別法を作る」が25%、「わからない、無回答」が5%でした。

同じく「認めたほうがよい」と答えた人に、制度の改正はなるべく早く行うべきだと思いますか、それとも、時間をかけて慎重に行うべきだと思いますか、と尋ねたところ、「なるべく早く行うべきだ」は69%、「時間をかけて慎重に行うべきだ」は28%、「わからない、無回答」は3%でした。

-------------------------------------------
政府が特別立法で今上陛下に限って生前退位を認める方向で検討を始めようとする中、NHKの最新世論調査の結果が出たようです。
驚くべきことに、回答者の7割が「皇室典範を改正して、今後すべての天皇が『生前退位』できるようにする」ということに賛成しているという結果になり、政府が考えている「今の天皇陛下に限って『生前退位』を認める特別法を作る」ということに賛同する回答はわずか25%しかいませんでした。

政府や一部有識者が「生前退位の規定を典範に盛り込んで後世の天皇たちまで縛るのは危険だ」と唱えているにも関わらず、多くの国民がそれを理解していないことに何だか残念な気持ちになりました。

しかしそれよりも、NHKが8月下旬になってこの調査を行った理由は何なんでしょうね?その頃は政府が「特別立法で今上陛下限りの生前退位を検討する方針」と報道された後でした。政府がそういう方針を決めたのに、わざわざ問題点を蒸し返すような世論調査を行ったことに少し訝しさを感じています。
そして日経はきちんと女性天皇について言及した調査を行ってくれたのに対し、NHKはそこまでは踏み込まない。

公共放送でありながら一部の宮家=秋篠宮家との癒着疑惑がかなり濃いNHK。そのNHKが今になって「特別立法じゃなくて、(後世の天皇まで縛る)典範改正による生前退位にまで踏み込め」と言わんばかりの世論調査を持ってきた意図は何なのでしょうね?
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ご投稿について (ゆきのした様へINDEXより)
2016-08-26 19:09:17
こんばんは、お名前をタイトルに出しての呼びかけ、ご容赦ください。先ほど、
「自由に語ろう。。。」の方にコメントをしたつもりだったのですが、最新トピックの方にしてしまったかもしれません。」というご連絡をいただきましたが、どちらにも、投稿されたコメントが見当たりませんでした。

なにか、ミスやトラブルがあったのかもしれません。
お手数おかけしますが、もう一度、ご投稿いただけたら嬉しいです。
どうぞよろしく、お願いします。
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意外!皇太弟で視野狭窄の原武史氏、女性天皇容認発言の二階幹事長 (INDEX)
2016-08-26 05:50:46
朝日新聞8月25日「論壇時評」(小熊英二氏)は天皇と公務がテーマで、そこで紹介されていた2つの論文が気になり、目を通してみました。『世界』9月号の、横田耕一氏「憲法からみた天皇の『公務』そして『生前退位』」と、原武史氏「象徴天皇制の“次の代”」です。

横田氏の論考は、先日紹介した中日新聞のコメントと同様、天皇の公務についてすっきりと腑分けし、国事行為以外の余計なことをしなければ何の問題もないことを明らかにするもので、頭も心のモヤモヤも晴れる内容でした。

原氏の文章は、読んでいる最中も読後も頭の中に「?」が点滅しました。天皇が生前退位し、皇太子殿下が即位した後、皇太子の位置につくものとして当たり前のように「皇太弟」を出し、皇太弟夫妻が力を増すと予測。雅子さまは祭祀をなさらないので皇太弟夫妻に支持が集まるかもしれないとか、徳仁天皇が早期に退位すれば、そうした支持の分散という問題は解決するだろうとか。愛子さまが皇太子になられれば起きようもない問題をえんえんと予想し分析している。皇太弟ありきで愛子さまのご存在無視という点で、御用学者・所功氏と変わらず、期待外れでした。

『世界』も『中央公論』も『正論』も、生前退位を扱った雑誌すべて、皇太弟は論じても女性皇太子については無視なのかと暗澹とした気分になっていたところ、NHKのニュース画面に「女性天皇を認めるべき」という文字が大写しになり、仰天してしまいました。

なんと、以前から893の親分のようと毛嫌していた自民党の二階幹事長が、「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」と、あまりにも顔に似合わない、まっとうなことを話しているではないですか。なんですか、この意外すぎる展開。

安倍総理の支持組織は女帝・女系天皇に一貫して反対してきた日本会議で、閣僚も日本会議の面子で埋まっている現状、なぜこういう展開になるのか。幹事長が公の場で総理と反対のことを言うわけがなく、安倍総理とも菅官房長官とも十分に根回しをしたうえでの発言でしょう。

天皇皇后宮内庁サイドから示されているはずの「皇太弟とセットの生前退位」要望に、官邸は「NO」という結論に至ったのでしょうか? 政権を担当する立場では、やはり国内外の意見・情勢を無視した舵取りをするわけにはいかないということで。いくら明治時代でストップしたオヤジ脳の日本会議・自民党でも、手前勝手な私情で次代を縛ろうとしている天皇皇后宮内庁よりは百倍マシな舵取りができるということでしょうか(まだ半信半疑)。

ここで思い出されるのは、2013年の皇太子ご夫妻のオランダ訪問。天皇皇后宮内庁の馬鹿々々しい理由(国内公務を優先すべきで、それができていない段階での海外公務は国民の理解が得られない)による反対で訪問は阻止されるかに見えたが、最後の土壇場で急転直下、ご訪問が実現した。あのときも政府が見かねて動いたのだと思います。オランダ王室が望み、東宮ご夫妻も望んでいるのにそれを断れば、日本国の面子が立ちませんわね。

さらに、式典出席時の雅子さまの衣装が十数年も前の古着だったことに、官邸も驚き呆れ怒っていたようです。あれだけひどい政府から見ても目に余るほどひどい、天皇皇后宮内庁の仕打ちだったわけですね。

皇太子さまの早期退位と悠仁親王早期即位という新潮リーク時も、菅官房長官が「宮内庁は一度解体したほうがいい」と怒りを露わにしていたと憶えています。

天皇皇后宮内庁に言いくるめられて女性宮家案を通そうとした情けない民主党・野田総理には心底失望したものですが、もし今、自民党が女帝女系容認へ舵を切るつもりなら、それより千倍マシということに。

もっとも、この皇室の混乱を招いたのは、もともと女帝法案を握りつぶした安倍晋三その人なのですから、その罪滅ぼしをするチャンスが与えられたというだけですが。きっちり、やり遂げていただきたいですね。10年前の大罪の償いを。
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「公務を優先」と先に言った意味がすぐにわかった (anima mea)
2016-08-24 22:58:44
INDEX様、中日新聞の記事ご紹介をありがとうございます。陛下の生前退位のご意向に関する報道や記事は多く出たものの、「公務を減らすわけにはいかない・減らすのは無理」という主張を曲げない陛下独自の考え方に疑問を呈する意見はまだまだ少ないと感じるため、中日新聞のような記事は有り難いと思います。
「陛下のあの会見は違憲の疑いがある」という議論と同時に、「そもそも公務(国事行為以外の公的行為)は本当に重要なのか?国民にとってのデメリット(警備や日程における過重な税金投入など)もあるのではないか?」という点ももっと議題にのぼるといいですね。

上記のことに関連しますが、呆れるニュースがありました。

http://mainichi.jp/articles/20160824/k00/00e/040/207000c

眞子さま 9月6日からパラグアイ訪問

毎日新聞 2016年8月24日 10時42分

秋篠宮家の長女眞子さまが、9月6〜16日の日程で南米のパラグアイを訪問されることが、24日の閣議で了解された。日本人の移住80周年にあわせてパラグアイから招待された。

宮内庁によると、眞子さまは移住80周年記念式典に出席するほか、主な移住地を訪ねて移住者や日系人らと面会する。70周年の2006年には秋篠宮さまが訪問された。【高島博之】

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眞子さま、来月に10日間ほどパラグアイに行くようですが、ICUの大学院も来月から始まると報道されています。大学院が始まるのに早々にいきなり海外に行くとは随分優雅すきやしませんか?この間、東大総合研究博物館のお仕事も当然「お休み」になります。
しかもこれはあくまで「相手国からの招待」による「公式訪問」とのこと。70周年の時は親が行き、80周年は長女が行き…もしや90周年は次女の佳子さまが行くとか?これは10年おきという短い間隔で頻繁に訪問すべき重要な公務なのでしょうか?

重要性の低い海外行きをわざわざ「相手国から招待を受けた公式訪問」と報道させる点にいやらしさを感じますし、この海外行きにも当然国民の血税が使われます。両親の秋篠宮夫妻も今年イタリアをゆったりと訪問していましたが、内容を見るとほとんど観光と変わりませんでした。
こういう無駄な海外行きに血税が多く費やされる事実をもっと報道で取り上げるべきだと思います。
しかも眞子さまは「大学院に行く」と言った矢先にこれですよ。学費だって税金から出ているはずなのに。あまりにも国民を馬鹿にしています。

眞子さまパラグアイ訪問のニュースで、更に若い研究者たちが怒り心頭に発することになりそうです。彼らはのんびり海外旅行をしながらの片手間の研究などできないし、しないでしょう。

眞子さまが「あくまでも公務を優先」とわざわざ報道させたのも、こういうおいしい海外コウムを後回しにしたくないから、なんでしょうね。
こういう点、本当にお爺様とお婆様にそっくりです。

しかし眞子さまが母校の大学院で安上がりに博士号を得ようと考えたのは、もしかしたら東大総合研究博物館で厳しい立場にいるからでは?と感じました。
「あなたは皇族だからたかが修士レベルで東大総合研究博物館に入れていいご身分ですね、せめて博士号くらいとってほしいものですね」という感じで、冷たい視線を浴びているのかもしれません。で、針のムシロ状態が嫌になって「だったら博士号をとればいいんでしょ!ICUなら多少のワガママもきくしとってやろうじゃないの、それなら文句ないでしょ!」という顛末だったのでは…と想像してしまいます。
返信する
大事なことは公務ではなく人としての在り方 (ヒマワリ)
2016-08-22 18:55:58
某掲示板のコメントを紹介させてください。
2016/06/13(月)の日付です。

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行動あっての象徴と天皇はお考えとか皇后が言って、 動き回ることが大切みたいに言ってるようだけど、それって違うと思う。
人間の尊厳、男女の平等、生命倫理の遵守、そういうあり方が象徴として大事なんだと思うよ。
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言いえていると思います。
天皇皇后は病気の雅子様、幼かった愛子様をあれだけバッシングさせて平気で、「人間の尊厳」を踏みにじったと思う。
国民の前で悠仁さんだけをちやほやして愛子様を隅に追いやり、「男女の平等」も踏みにじった。
一般人にはできない方法で悠仁さんを誕生させ、「生命倫理」も平気で踏みにじった。

公務以前の問題、人としておかしい。踏み外している。
うまく隠しているつもりでも、わかる人にはわかる。

眞子さんは、ズルして大学院へ行って博士号をとって優秀なように見せて、
若い人が集まるところへ行って、もっともらしい挨拶やらお手ふりなんかをして、
それで公務をしたつもりなんだろうけど、そんな公務って何の意味があるのかわからない。

皇族特権を使ったズルをしないことのほうが大事。
勉強できないのに良い学校へ普通の人が受ける試験なしで入って、優秀なふりをしないでほしい。

社会のルールを守って生きるということ。
人として、最低限のことを踏み外しているくせに、みんなのお手本みたいな顔をして、公務に出てこないでほしい。
欺瞞だらけの皇室。

返信する
話はズレますが。 (Unknown)
2016-08-22 13:39:47

>女系天皇はダメ! 絶対に!


これはまぁ、分からないでもないんです。
男系男子カルトにとっては絶対に外せないものですから。

※ 男系とかY遺伝子についての科学的根拠ウンヌンは、ここではひとまず置いておきます。 ※


でも、敬宮愛子内親王殿下はじめ、今いらっしゃる女性皇族は、
(美智子皇后、皇太子妃雅子殿下、他すべての宮妃は別として)
みんな 男系女子 なんですよね。


だったら、
敬宮愛子内親王殿下が
 (現在の皇室皇族からはかなり離れているけれど)
旧皇族の血筋を受け継ぐ男性と結婚されて、
男のお子様が生まれたら、
そのお子様は男系男子になるんですよね。

眞子さん佳子さん、彬子さん、瑶子さん、承子さん、絢子さんも、みんな男系女子の皇族です。

その方々が、
旧皇族の男性と結婚して、
男子が生まれたら、
その男子たちは男系男子になりますよね。

女の子であっても男系女子で、
男系の子供であるのは事実。

今いる女性皇族はみな男系女子なんだから、
みんな旧皇族の男性を結婚すればいいじゃないか!
という考えにならないのが不思議で仕方ない。

ブリーダーみたいな考え方で嫌だけど、
日本会議みたいなのが
「男系男子でなきゃ意味が無い!」
と叫ぶなら、
どうしてそういうアドバイスというか案を出さないんだろう?

そりゃ秋篠宮家は宮家の中では最高位だけど、
三笠宮家も高円宮家も妃殿下の出自を考えたら、
秋篠宮家なんかより遙かに身位は高いのだから、
4人の女王殿下は、眞子さん佳子さんより低いとは思えない。

だから、
ここんところの議論を見ていると、
「秋篠宮家だけを残して得をさせたい!」
というのが見え見えで気色悪い。

そりゃね、
眞子さん佳子さんが必死で勉強して真面目に過ごしているならいいけれど、
どう見ても、
ズル、裏口、卑怯、皇族特権、
そんなのばかりでしょ。

こういうこと言うのはなんだけど、
天皇のメッセージだって意味不明。
即位の礼の時に、
「日本国憲法を守って」と宣言したんだから、
国民統合の象徴なんだから、
あーだのこーだの言わずに黙って、
皇室典範にあるように、
「皇太子を摂政とします。」
とすればいいだけ。


妊娠6週リークで当時の国会審議が中断して、
今回の録画メッセージで政府が余計な審議をしなきゃならなくなった。

ワガママなのは天皇そのものって感じがして仕方ない。









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ズルして生きている人にお手ふりされても有り難くない (INDEX)
2016-08-22 06:27:35
anima mea様

 眞子さんの公務への姿勢について、私もまったく同じように感じていました。それが、今上天皇の言う「象徴天皇としてあるべき姿=公務がすべて」という姿勢の”なれの果て”の姿を示しているということも。

 オークリー様のブログでも紹介されていたのですが、中日新聞(東京新聞)が連載している「生前退位 こう考える」の2016年8月18日分、憲法学者・横田耕一さんの記事を読まれました?

◆「公務とは」まず考えたい
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2016081802000101.html

 「お言葉」の内容は憲法的に賛成できない点がいくつかあるとして、次のように述べています。

(引用開始)一つは、憲法は天皇の任務として「国事行為のみ」と定めていますが、お言葉の「国事行為や、その(天皇の)象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます」からは、天皇は国事行為以外の公的行為もやるべきだという印象を受けます。天皇がしなければならないのは国事行為のみであって、政府の見解でも、公的行為は「やってもよい」とされる行為です。

 国事行為は、憲法で内閣の助言と承認が必要とされています。一方、憲法に規定がない公的行為は、内閣が責任を負うとされていますが、天皇の主導権を認めていて歯止めがありません。天皇陛下の忙しさは、その多くが公的行為です。

 もう一つは、「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには」のお言葉から、天皇が国民をまとめるような印象を受けることです。これも、憲法は天皇に国民をまとめることを求めていない、という憲法学の通説とはずれがあります。

 憲法の「国民統合の象徴」とは、天皇に国民統合を期待しているのではなく、天皇は国民統合を表しているものにすぎません。ただし、社会心理的に統合する機能を果たす、と解釈されています。例えると、天皇は国民を積極的にまとめるような扇の要ではなく、国民の姿を映す鏡です。とはいえ、象徴天皇制があることで、結果的に国民をまとめるような働きはあるとの考え方です。

 天皇陛下は生前退位という言葉を使わなかったものの、生前退位の希望を述べたことは自明です。憲法は天皇が「国政に関する権能を有しない」と定めています。お言葉がテレビで一斉に放映され、退位の制度化に向けて政治が動きだすのは憲法上、望ましくありません。こうした状況をつくった宮内庁の責任は大きいと言えます。=中略=

 国民主権の原則から言えば、「陛下がこう言ったから」という理由で議論するのではなく、陛下の事情とは別に、天皇制のあり方を客観的に考え、その中で生前退位の是非を検討すればよいと思います。その場合、「天皇の公務とは何か」から考え直す必要があるのではないでしょうか。(引用ここまで)

 これまで読んだ誰の言葉よりもすっきりと頭の中に入ってきました。「天皇の公務とは何か」から考え直す必要があるということ、私もこれが第一と思います。これをきちんと問題提起した記事はこれまでほとんどなかった。「こんなにご多忙に、国民のために働いてくださっている」「ありがたや」ばかりで。うんざり~!

 その公務偏重の成れの果てが、眞子さんの姿。紀子妃の姿。秋篠宮の姿。ズルしてとった博士号で箔をつけて、行事に出かけてお手ふり。誰かありがたいですか、それ? 今上天皇の追い求めてきた「象徴天皇」は誤りだったということです。天皇が「アキシノなんかはわかっている」とご自分の後継者として皇太子さまを差し置いて褒めたたえたという秋篠宮ですが、どれだけ公務をしようと、まったくありがたくないです(きっぱり)。
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「お許しが出た」が意味するもの (INDEX)
2016-08-22 05:48:56
douji様

鋭いご指摘をいただき、ありがとうございます。同じ疑問を持つ身、ここで考えを整理したくなりました。

>結局、いまの天皇・宮内庁って男系維持派でもなく、直系長子派でもなく、秋篠宮皇統&女性宮家派なんですか。

その通りと思います。私もそれを理解するまで手間取ったのですが、いまの天皇・宮内庁の言動を継続的に見てくると、そういうことになるんですよね。

紀子妃懐妊による国会潰し(女帝法案潰し)の頃は、安倍晋三も男系男子派も天皇皇后・秋篠宮・宮内庁も、同じグループに見えていたのですが。その後、女性宮家案の愁訴(野田政権時)や、悠仁親王早期即位の企み(新潮リーク)などをウオッチしてくると、彼らが一枚岩ではないことがわかってきました。

百地章氏など日本会議に属する男系男子派は、女性宮家は女性天皇・女系天皇につながるという理由で反対の立場です。しかし、天皇皇后(+秋篠宮家、宮内庁)は、眞子佳子内親王を皇室に残したいがために女性宮家を切望している。ここで、天皇皇后(+秋篠宮家、宮内庁)と男系男子派とは袂を分かつことが明瞭になりました。

しかし、天皇皇后は、もちろん直系長子派(女性天皇・女系天皇容認)でもない。愛子さまを皇太子にとは決して考えず、悠仁親王に皇統をつなぎたいと考えておられることは、これまでの言動ではっきりしていると思います。

おっしゃる通り、天皇皇后は「秋篠宮皇統&女性宮家派」であって、皇太子殿下の即位と同時に秋篠宮を皇太弟とし、その嫡子である悠仁親王に皇統をつなぐことを望んでいる。悠仁親王だけでは心もとないので、姉二人を女性宮家当主として残し、悠仁親王を補佐させることも必須としている。その先は? 悠仁親王には御子は望めないことを考慮し、女性宮家当主とした眞子佳子姉妹に婿をとり、男子を生ませて継承していくという青写真が描かれているはず。男系男子派の危惧通り、悠仁親王から先は女系容認とするわけです。
秋篠宮家に皇統を移した後に女系継承とするなら、なぜ今、直系長子である愛子さまへ継承しないのか。これは、douji様が次の疑問を呈しておられることと共通する疑問です。

>ただ秋篠宮家に第三子のお許しを出したということは、その前は止めていたわけで、もともとは直系長子で行くつもりだったはずなんですが。どうしてこうなった? 郵政選挙直後の盤石の小泉政権で、官房長官に保守派の安倍晋三を据えて、国民世論の80%の支持があったのに、典範改正の絶好の機会を潰してしまった。

 天皇皇后と秋篠宮、宮内庁がまとまって東宮ご一家を追い詰めるようになったのは、皇太子さまの「人格否定発言」「公務の見直し発言」の頃から。皇太子さまのこの2つの発言は、利益共同体である天皇皇后と宮内庁の危機感に火をつけ、「東宮が屈しなければ弟宮に皇位を継承させる」という方向で調整がなされ、天皇皇后と宮内庁、秋篠宮家で一致をみたのではないかと私は見ています。

 東宮が何に屈するかと言えば、利益共同体である天皇皇后と宮内庁の「国民に知られてはまずい、公にできない闇の部分」に決してふれないこと。「人格否定」発言と「時代に即した公務」発言には、それに抵触しかねない部分があったのだと思います。どれだけ税金を浪費し国民に負担がかかる公務であろうと見直すなどと言ってはいけない、雅子さまがどんな扱いを受けようと声を上げるな黙っていろと。

 皇太子ご夫妻が、男子限定懐妊を了承・実施すれば、「公にできない闇」の中に取り込めたはずですが、ご夫妻はそうはなさらなかった。ご夫妻はどこを叩いてもホコリが出ない、公明正大な方々。そういう方が皇位については、闇をかかえる人たちは安心できないわけです。醜聞を抑える言論統制ができなくなってしまう。同じように闇を抱えた人が皇位につけば、その力で、これまでどおり、闇は闇として葬り去っていける。

 天皇皇后・宮内庁が、秋篠宮に「お許しを出した」のは、そのためだと私は見ます。皇位を継承させてはいけないと言われてきた宮家に「お許しを出す」。そこには男系派とか女帝容認とかの思想信条や大局を見る目があるわけではない。ただ保身があるのみ。ご自分たちの「決して国民に知られてはならない闇」を隠し通すため。生前退位のご要望もおそらく、それがかなり影響しているはず。『昭和天皇実録』が編まれたのを見て、ご自分たちが後世どのように書かれるか、恐れおののいたのではないでしょうか。闇が暴かれてはならない。生前退位すれば、『平成天皇実録』に目を光らせることも可能であると。

>原武史氏ではないけど、あの過程で何があったのかがきちんと検証されない限り、もやもやとした感じが完全に晴れることはない。そうでないと、政治家も官僚も皇統の問題に触れることが出来ないと思います。

 おっしゃる通りです。皇太子さまの「人格否定発言」から「NHK紀子妃懐妊リーク」までの間に、いったい何があったのか。そこに広がる闇を明らかにしない限り、皇室の未来が国民の前に清々しく開かれることはない。しかし、そこは天皇皇后・宮内庁がもてるすべての力をもって隠し通したいところなので、明らかにすることは容易ではないでしょう。どうでもいいことしか書いていない『プリンセス・マサコ』を出版停止に追い込んだほどナーバスな方です、美智子さま。政府にとっても、それを検証し明らかにすれば国益を損ずる可能性が高いため(反日国家が大喜びで日本バッシングに利用)、手が出せない。

 しかし、いくら悪評高い安倍政権でも、皇太子さまの即位後のご身分を不安定にするような典範改正はしたくないし、世界の笑いものになるような皇太弟の規定も盛り込みたくないはず。心身に大きな問題があるらしい親王の皇位継承、頭脳芳しからぬ内親王に宮家を創設することも乗り気にはなれないでしょう。

 こういうとき日本人がしてきたことは、有耶無耶にして問題を先送りにすること。見て見ないふりをすること。だから、「やったもの勝ち」になってしまうんですよね。安倍政権がどういう対応をしてくるか注視するとともに、国民も見て見ぬふりはやめて、見えていることは口にし、書き残し、禍根を残さないようにしたいですね。
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祖父も孫も「公務至上主義・公務病」 (anima mea)
2016-08-21 22:45:07
http://www.sankei.com/life/news/160820/lif1608200011-n1.html

眞子さま、ICU大学院でご研究
2016.8.20 07:37

宮内庁は20日付で、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが国際基督教大(ICU)大学院(東京都三鷹市)の博士後期課程に合格し、9月に入学されると発表した。

公務を優先しながら、比較文化の分野で博士号取得を目指される。

眞子さまは平成26年春にICUを卒業し、同年秋から1年間の英国留学で博物館学の修士号を取得された。ICUには、妹の佳子さまがご在学中。

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村人様が既にコメントしてくださっていますが、秋篠宮家の長女が母校の大学院に進学するようですね。この件に関しては研究者たちから特に評判が悪いようで、秋篠家アゲ意見が比較的多いネットでも批判意見が相当目に付きます。
眞子さまは今年の4月に東大総合研究博物館の特任研究員になったばかりなのに、半年もたたないうちにまた新しいことに手を出して一体どうしたいのか?と呆れています。おそらく「コネと我儘がきく母校のICUでお手軽に博士号を得ておきたい」というのが目的なのでしょうが。

眞子さまは「公務・研究員としての仕事・大学院での研究」の3つをこなすように見せかけそれを国民から評価してもらいたいようですが、すべてが片手間で何とかなるという印象がぬぐえません。公務は月に数回程度、研究員としての仕事は週3日程度、その合間に大学院に通って博士号を目指すとは、何とも世間を舐めていますね。

しかし私が気になったのは、眞子さまがあくまでも「公務を優先」とアピールしている点です。眞子さまが一番優先すべきはお給料をもらっている研究員の仕事ではないのか?と疑問です。

「公務を優先しますよ」と言いさえすれば、国民から許してもらえると思っていそうなところがおかしく感じます。眞子さまのやる公務ってそんなに大事なことでしょうか?研究員の仕事をきっちりやり、それに関連した専門分野の見識をもっと広めたいと考えて社会人として大学院に行きたいと思うのなら、公務なんか後回しでも国民は怒りません。現に妹の佳子さまは学生の身分なので公務に出なくなっても国民は誰も批判していないし、むしろ学生としての本分に打ち込んでほしいと思っているくらいです(以前よりも露出が不自然に減りましたが勉強に打ち込んでいるのなら今くらいの報道量が本来のあり方だと思います)。

ここで私が感じるのは、祖父の天皇陛下の「公務こそすべて」という独自のお考えが、孫にまで悪い形で影響を与えているということです。
陛下は先日の会見で
「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。また,天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。」
とおっしゃりました。これは「自分の思う通りに公務ができなくなったら天皇の地位にいても意味がない」という趣旨だと思われます。公務の質というよりは数を重視し、公務を多く出来なければ天皇も皇族も失格くらいのことを考えているように感じました。
孫の眞子さまもそういう祖父の考えを受け継いでいるのか、大学院は行くけど公務を優先するから許してね、と言いたげな感じに見えます。この「公務さえすれば何もかも許される、公務さえしていればほかは好き勝手してても構わないだろう」という平成皇室の考え方にはついていけません。

公務さえしていれば税金使って大学院に行ってもいい。
公務さえしていれば税金で服を次々新調しまくっても構わない。
公務さえしていれば税金で好きに海外に行って羽根を伸ばしてもいい。
公務さえしていれば海外ブランドを持ってても叩かれない。
公務さえしていればお忍びであちこち遊び歩いても構わない。
公務さえしていれば政治的発言をしても文句言われない。
公務さえしていれば法違反をしてまでスーツケースの鍵だけ飛行機で運搬してもらい、航空会社や他の乗客に迷惑をかけても隠蔽してもらえる。
公務さえしていれば我が子を裏口入学させても構わない。
公務さえしていれば会見の場で一部のご家族を悪し様に言っても平然としていられる。
公務さえしていればマスコミと結託して偏った報道をさせてもいい。
公務さえしていれば…

しかし、逆に上記のような考え方は、公務をしなければ(数をこなさなければ)何をやっても許されない、ということになりかねません。現に雅子様はご病気で静養を余儀なくされ公務を思うようにできなくなってしまったのに、その件で数年にわたって叩かれ続けてきました。酷い捏造や思い込み、偏見も交えて本当に悪辣なことを言われ続けてきました。いつしか人格否定された経緯もご病気になった原因も追究されず、「サボリ」の一言で片づけられてしまいました。

この「公務至上主義」「公務病」とも言うべき平成皇室の異様さこそ、生前退位の件と合わせて問題視されるべきことだと思います。
皇族の公務は、ほかのすべてのことよりも優先されるべき重要性を本当に持っていますか?

我が国の象徴があくせくと「公務、公務」とせわしなく動き回り、それができなければ天皇や皇族とは言えないという考えでいるから、日本国民全体にうんざり感やギスギスした余裕のなさ、閉塞感を与えているのではないですか?と陛下には問いたいですね。
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結局 (douji)
2016-08-21 12:33:32
結局、いまの天皇・宮内庁って男系維持派でもなく、
直系長子派でもなく、秋篠宮皇統&女性宮家派なんですか。

ただ秋篠宮家に第三子のお許しを出したということは、
その前は止めていたわけで、もともとは直系長子で行く
つもりだったはずなんですが。
どうしてこうなった。

郵政選挙直後の盤石の小泉政権で、官房長官に保守派の安倍晋三を据えて、国民世論の80%の支持があったのに、典範改正の絶好の機会を潰してしまった。

原武史氏ではないけど、あの過程で何があったのかがきちんと検証されない限り、もやもやとした感じが完全に晴れることはない。

そうでないと、政治家も官僚も皇統の問題に触れることが出来ないと思います。
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やはり大学院 (村人)
2016-08-20 12:59:16
眞子内親王が大学院進学のニュースです。就職したと思いきや本当の狙いは大学院だったと後から判る、こういうの秋篠宮家は多い。宮内庁は公務優先と強調するがどうせまた留学となるのではないでしょうか。
それとも女性宮家狙いでしょうか。秋篠宮ご夫妻だけではなく眞子内親王も「上昇志向」がお強そうですね。
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象徴・・・ (ゆきのした)
2016-08-19 17:51:07
【天皇生前退位】美智子さまが報道直前に真意を告白していた!


こんなタイトルの動画があったので覗いてみました。
今まであまり出てこなかった内容なので、字幕のほんの一部を写しました。
敢えてリンクは貼りません。千代田関係者の話がいくつか出てきます。見て下さいとは申しませんが、全ての内容はとても書ききれません。
あとこの動画は譲位に関することだけで、その次の代のことには触れておらず、その話題はありません。



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【天皇生前退位】美智子さまが報道直前に真意を告白していた!

***
「これからいろいろ出てくるかもしれないから、気をつけて見ていて。」

ある千代田関係者は昨年末、美智子さまからこうお言葉をかけられたという。
そのお言葉にいろいろ想像を巡らせておりましたが、いま思えば “天皇陛下のあり方”について仰っていたのかもしれません。

両陛下は国民の中に分け入って、公務を出来る限りきちんとなさることが、ご自分たちのレーゾン・デートル
(存在理由)だと思っていらっしゃる。 

お仕えしていた者が軽々に発言できることではありませんが、陛下が単にお疲れになって、ご隠居なさりたいというお考えでは決してないはずです。 (元宮内庁関係者)

≪……今後年を重ねて、ご自身の考える天皇としてのあるべき姿が体現できなくなるのを前に、天皇の位を
次の世代に譲られたいという事だと思います。≫

公共放送であるNHKが天皇の「お気持ち」を断言した意味は深い。

別の千代田関係者が話す。
「今上陛下は実質的に初めて象徴天皇を具現化させた方です。昭和天皇には大日本帝国憲法下で『元首』と定められていた天皇のイメージが色濃く残っていました。陛下が象徴のあり方を模索され辿り着かれた一つの結論が、公務を通して『国と国民のために尽くす』ことだったのだと拝察します。」

天皇は一九九八年の誕生日にあたっての会見で、平成になって十年が経ち、昭和の時代と天皇のあり方が変わってきたことについて、こう述べられている。

<日本国憲法で、天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であると規定されています。この規定と、国民の幸せを常に願っていた天皇の歴史に思いを致し、国と国民のために尽くすことが天皇の務めであると思っています。>

千代田関係者が続ける。

「たとえば、被災地に赴き、膝を折って被災者と同じ目線で離されるという“平成流”です。
(略…当時は強い批判があったが) それでも陛下は皇后さまと一緒にその道を突き進み、多くの国民の支持を得たのです。 ≪務めが果たせなくなれば譲位すべき≫ だというのは 自分で形作られた象徴のかたちを次代に継いでもらいたいということでしょう。」


作家の半藤一利氏が話す。

「考えてみると、サイパン島やパラオ諸島のペリリュー島、フィリピンへの慰霊の旅は、憲法でいうところの象徴天皇としての公務であるとは思えないところがある。
ただ私に言わせれば、昭和天皇が崩御されてから天皇に即位された時、日本が平和で穏やかな国であるために、ご自分で何ができるかを考え、天皇が為すべきことを、ここまで広げて解釈されたと思うのです。」

宮内庁はフィリピンご訪問なあとの今年春頃から七年ぶりに公務軽減案を検討して、天皇陛下はかなり難色を示されたそうです。
五月九日に発表された『当面のご公務について』では、『拝謁』など一部を取りやめ、わずかですが皇太子ご夫妻に譲るという内容に留まりました。
『出来るうちは天皇としての務めを果たしたい』ということを常々おっしゃっていたそうです。(宮内庁担当記者)


「公務や公的行事をなさり、御簾(みす)の向こうではなく、国民の前に姿を現すことが、象徴のかたちならば、
つねにその横で天皇陛下を支えてこられた美智子さまの姿こそ、“皇后のかたち” といえます。
(略…陛下の隣には常に美智子さまのお姿がありそれが)二人三脚で創られた象徴のかたちなのです。」


***

(二〇一一年)この年の十一月二十二日、天皇の入院中に行われた誕生会見で、秋篠宮は意味深な発言をされている。
<定年制というのは、やはり必要になってくると思います……>

これは天皇のご意向を汲んだものと受け取れる。この時期に天皇は、大正天皇のご病気が深刻になるに伴って皇太子だった昭和天皇が摂政に就かれた経緯を、医学的な事柄や摂政制度の背景を含め調べさせたことがあった。

十二年春頃には月に一回、御所で天皇陛下、皇太子さま、秋篠宮さまのお三方が長官を交え、象徴天皇や皇位継承のあり方など、様々なテーマのお話しをされていました。
“頂上会談”などと呼ばれるものです。十三年十一月に発表された両陛下の葬送や、今回の生前退位についても共有されていたようです。

十三年初め、陛下は象徴として社会的弱者に光を当てて社会全体で支えていくことが継承されていくことを願っている、というお話を関係者にされたそうです。そのとき陛下は続けて『秋篠宮なんかは分っているみたいだけどね。』と仰ったそうです。(宮内庁担当記者)

皇后陛下は、『生きる悲しみ』をしみじみと感じる人生があるはずで、自らの定めを受け容れるということが、
本当に生きているということなのよ、ということを仰ったのです。

次代の雅子皇后に、美智子さまはどんな思いを託されるのだろうか。

「両陛下がご健在のうちに、次代の天皇皇后がうまれれば、さまざまに支えたりアドバイスできる。
『させてみて、ほめてやらねば人は動かじ』 というわけで皇太子ご夫妻を実際に重責に立たせることで自覚が深まり、病気療養中の雅子さまのご活動の幅も広がって、お二人でのお出ましに期待が持てるという面もあるかもしれませんね。(ベテラン宮内庁担当記者)

前出の千代田関係者はこうも語る。
「皇后陛下は、次代につないでいくことで何か明るい兆しが時代の中に生まれないかしら、とも仰いました。
雅子妃への不安と期待がない交ぜのお気持ちだと拝察しました。皇太子殿下が次代の天皇として務めを果たすことができるようお支えする存在になってくれることを切に願っておられるのです。

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ということで、
憲法を守り、熟慮の末に天皇のあり方も皇后のあり方も確立した。よってこれを継承するべし。
とのことのようですね。

私はこれを何度も読み返すうちに、「憲法憲法」 と繰り返すところや、実質初めての象徴天皇である、と強調するところに、何か左側の圧力を感じてしまいました。
「元首」 が色濃く残っている昭和天皇? 
そうでしたか?? 何か全力で否定されている気がします。 (黒幕がいるのでは?) 


あと最初の報道はリークでもなさそうだと思うようになりました。記者はだいぶ前から 「頂上会談」 の内容など、何かしら掴んでいたでしょう。わざとらしい速報テロップでかえって大騒ぎになりました。普通にNHKの取材によると、でよかったのに。
政府としても、選挙前もなにも、数年前から水面下で動いていたのではないでしょうか?
(だからといってすぐに解決できる問題ではないですが…。)


最後にあるブログからこのような言葉を見つけました。

『日本の中心を森にかえたのは誰なのか?その方こそ、皇居をお住まいとされていた昭和天皇、ご自身なのです。・・・あらゆる面で、日本を象徴する昭和天皇、そして陛下が創った森があることに感謝します。あ~日本に生まれて良かった^^。 』

大好きです、昭和天皇。
かなりな長文になってしまい失礼いたしました。
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報道のタブー (ゆらり)
2016-08-19 12:30:38
いろいろ思うところはあるもののまとまったコメントができない状況ですが、「識者」の皇后賛美について、少しだけ。

皆様仰るように、確かに「美智子様信者」の人たち、偏見かも知れませんが年配の男性を多くにいるように思えます。美智子様は(たとえ一見珍妙に見える服装をしていても)我々のためを思ってそういう恰好をして下さっているのだ(だから、批判するなんてとんでもない)、という人が実際にいたりしましてね。

それはそれとして、一方で、「美智子様を賛美しないと発言できない」という側面があるのではないかと思っています。両陛下のお心には一点の曇りもない、というのもそのバリエーションでしょう。言わば、昔の共産圏の国々で、体制万歳と書かないと論文が発表できなかったというものを連想します。共産圏並みの言論の自由なのか、と思うと憮然とするところはありますが、そのラインを守らないと活字にはできない暗黙の了解があると思っています。なので、もしかすると、美智子様・両陛下・その他の皇族賛美は、書き手の本心とは言えないのかも知れません。

一般人の知らぬところで暗黙のルールがあるのだろうと思ったことの一つには、いつぞや私は北海道の千歳空港で、シュタイフネイチャーワールドというところに立ち寄ったのですが、そこに展示されていたあるテディベア、1994年に作られたものでしたが、名前は「MASAKO」、その説明は「最初の日本限定のテディベア」で、「当時もっとも有名な女性の名前が付けられた」と書かれてありました。明らかに、雅子さまに因んで名付けられたのだと思われます。なのに、察してくださいと言わんばかりの書き方で、「皇太子妃雅子さまに因んで」などとは説明できない何かがあるとしか考えられません。

一体どれほどの手間暇をかけて、報道を規制し誘導しているのかと考えると、あきれるというか、何と表現すれば良いのか分かりません。
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一旦例外を認めたら (昭和育ち)
2016-08-19 09:10:16
話が逸れますが、今多くの老人が意識のないまま胃瘻や呼吸器で辛うじて生かされています。
介護体験した多くの人が、「自分はそこまでして生かしてくれなくて良い。尊厳死法案を作ってくれ」と思っています。

それでも政府が慎重なのは、それを認めた場合、本人は生きていたい、だけど周囲が「生きていても仕方ないよね。もう死にたいよね」と追い詰めるケースがあるからだと思います。

どこかの知事みたいに「生殖期を過ぎた女性が長生きするのは無駄で罪」なんて言う人もいますから。
実の子供だって「遺産が目減りする前に死んでほしい」と思う人も少なくありません。

今上陛下に限って特別法で生前退位を認めたら、必ず次世代でも「こういう例があったから」と蒸し返されます。
徳仁さまが天皇になられた時に、「お世継ぎのいない天皇は無駄。秋篠宮に譲るべき。退位の前例があった」という声が出るでしょう。
皆さんのおっしゃるように、今回の騒ぎはそのための布石だという気がします。

急に祭祀、祭祀と騒がれ出したのも最近だと思います。それならまさに平成は天災の御代。霊験はどうなのかと問いたいです。
「地球がそういう時期になっただけ。祭祀なんて関係ない」と思ってるから、責めないだけです。

皇后教育?も、美智子様以前の御后は公家出身、幼い時に結婚を周囲に決められ教育をされた。
平民育ちで、大学を出てから急に決まった美智子様とはレベルが違うでしょうに。
なぜか美智子様のやり方が完璧なスタンダード。それに近いほど良しにされている。
今のマスコミ報道は全く信じられない。
何かの圧力がかかっているとしか思えないのは、皆さまと同じ気持ちです。
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小林もしょせん皇后信者 (のんのんばあ)
2016-08-19 09:00:12
皇太子ご一家を評価する「識者」は一定数いると思います。
その人たちが、秋篠宮家に批判的なコメントをしたり、天皇の言動について問題視する発言も目にします。

でも、その人たちの口から「皇后批判」が出る事はありません。
小林もそのクチでしょう。
皇太子ご夫妻を賛美しつつ、皇后批判に辿り着かないのは、最初からニセモノです。

原武史も皇后シンパで来たけど、さすがに学者ですから、今回の件は自身の研究者としての姿勢として軽視できないのでしょう。

小林はそういうの、無いですから(笑)。
時々の流行にいっちょかみしては追い出されて(本人は自分から出たようなポーズを取る)きた人間です。
最後の砦なんじゃないですか、皇后が支配する現天皇制が。
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生前退位による問題点は山積状態ですね (anima mea)
2016-08-18 23:36:28
INDEX様、小林よしのり氏のメルマガコメント等を紹介してくださり、ありがとうございます。あれから小林氏の考え方がかなり苦手になり、彼のブログなど見る気持ちも起こらなくなっておりました。女帝・女系天皇支持を表明してくれている数少ない人なのに「どうも何かが違う…」と感じてしまっています。

そして、「生前退位の規定は特別立法でしのぐのではなく典範に盛り込むべき」という考え方と、男系男子でいくべきか女系・女帝も認めるべきかという考え方は必ずしも連動せず、どちらの立場からも一枚岩ではないのだということを改めて痛感しました。生前退位規定の考え方に関しては、小林氏よりも原武史氏の感じ方に共感できます。原氏の危惧する通り、陛下の「お気持ち表明」によって実際に多くの国民が「生前退位を認めてあげればいいじゃない」「こういうお気持ち表明は別に法律上問題ないよね」という感想を持ってしまい、国民全体が「陛下のために政府は早く何とかしてあげるべき」という雰囲気になりつつあるのが怖いところです。このまま政府が時間稼ぎをして何もせずにモタモタすれば、政府に対する批判が展開され多くの国民もそれに同調することになるような気がします。

小林氏はあくまでも「両陛下をはじめ皇室の方々は崇高で悪いことなど考えるわけがない」という「皇族性善説」に立ってしまっていますが、小林氏もあれだけ雅子様バッシング&両陛下と秋篠宮一家アゲ報道を目の当たりにしておきながら、どうしてそう甘い認識になれるのか不思議です。口を開けば「美智子皇后だって過去にバッシングを受けてきた」と言い張ります。

小林氏の主張通り、典範に生前退位の規定を盛り込み後世の天皇の地位まで縛ることになると、たとえ敬宮様が女帝に即位されたとしても男系男子カルトの残党や自分の長男を推したい秋篠宮夫妻がタッグを組んで、愛子女帝を玉座から引きずり降ろす余地を残してしまいかねない。そうしたらいくら小林氏のように女帝・女系賛成の立場に立っていたとしても、その女帝の地位は非常に危ういものとなります。小林氏にはそこまで想像力を働かせてほしいものですが、「皇族性善説」に立つから聞こえないフリなんでしょうか。

ちなみに政府は「特別立法も典範の一種として考えれば憲法2条に反することにはならないだろう」という考えに立つようですね。立法するにあたっては当然法学者や元裁判官などの意見も聞くことになると思うので、そこは抜かりなくやると思います。そうすると小林氏の「特別立法は憲法2条違反だ!」という批判も当たらなくなりますし、陛下の政治的発言を問題視せず、憲法5条にも規定がある摂政制度は否定するのに憲法2条だけを切り取って違憲だ違憲だと喚く小林氏の考え方のあまりのバランスの悪さや偏りっぷりがますます目につくことになると思います。

あと、私は生前退位した後の陛下のお立場については、ただの一親王殿下に戻るという形にしてほしいと思います。上皇や院などの新たな地位を認めれば権威の二元化が起きてしまい、やはり政争の道具に利用される危険性があると思います。生前譲位したオランダのベアトリクス元女王は一王女のお立場に下がり、ウィレム国王とマキシマ王妃の第一子であるアマリア王女=王太子よりも地位が下となりました。皇室もこうあるべきと考えます。

>天皇のご意向通りに典範改正するのが、国民の側からの感謝の証であろう。いいかげんに天皇陛下に反逆するのは止めてほしい

小林氏の上記コメントには心底ゾッとします。今上陛下を盲目的に支持するこういう人々がいるから、尚更退位後の新たな地位(上皇や院)など到底認めるわけにはいかないのです。ただの親王殿下に戻っていただいて、次代天皇陛下や次代皇太子殿下よりも明らかに地位は下だということを知らしめるべきだと思うのです(美智子様も夫の地位に合わせて皇太后ではなくただの一妃に戻るべきかもしれません)。
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妃殿下という存在 (にゃーこ)
2016-08-18 11:17:16
皇族において、妃殿下というのは特殊な存在だと思われます。
一家において、唯一の民間人、生まれついての皇族ではない存在、それが妃殿下です。
だからこそ、一家でのお出ましでは、殿下、親王、内親王の後ろを歩かれるわけです。

高円宮妃殿下だったかが、「皇族をお育てする立場」だとおっしゃっていたことがありますが、正に、殿下を支え、親王や内親王を育てること、それこそが妃殿下の存在意義です。
名誉職を受けられることはありますが、それは殿下から派生したものであって、妃殿下の公務というものは存在しません。
そういう意味で、皇太子妃殿下は申し分なく妃殿下としての務めをまっとうされています。言うまでもありません。

そもそもお妃教育を行うのは、宮内庁の専門職あるいは外部の専門家です。
仮に皇后教育というものがあるとしても、それを行うのは専門家であって皇后ではありません。
いつもこの手の記事を見ると、その皇后教育のカリキュラムとか中身を書いて見ろと思います。

また宮中祭祀も、実際の行事を支えるのはであって、それゆえ代拝というものもあります。
なにより、いまは私的行事とされています。それは、政教分離に抵触する可能性を鑑みての、いわば言い訳ではありますが、建前ではそれを責務とすることはできません。
天皇は政治に介入できないという原則からすれば、政教分離には抵触しないという意見もありますが、使われるのが税金であることから抵触するという意見もあり、これについては複雑です。

余談ですが、り国家安泰のための祭祀であるなら、近年の災害の多さは職務怠慢といえるレベルです。江戸期なら元号の改元あるいは譲位されるほどの多さです。

天皇についても、実は「実権」があったのは明治から昭和初期に限定されていて、江戸期は象徴に近い存在だったと考えられます。
あくまでも施政は幕府が行い、天皇は政治に介入できないもののお墨付きを与えるという立場。
いまの閣僚承認式など、それに近いもののように感じます。つまり戦後は江戸期に戻ったともいえるのではないでしょうか。

それでも天皇が存続していたのは、やはり、国の要石だからだと思います。
要石はじっと動かずに存在していることに意味があります。
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よしのり氏が批判する男系派、生前退位懐疑論 (INDEX)
2016-08-18 03:15:40
anima meaさま

>「そもそも「退位=譲位」を特別立法でしのぐという案は、「憲法違反」である!」
小林氏のこの論理は理解できません。誰か説明できる方いらっしゃいますか?

教えていただいた小林氏の日記?を読むと、次の記述があります。

(引用開始)そもそも「退位=譲位」を特別立法でしのぐという案は、「憲法違反」である! 日本国憲法第一章第二条に「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」とある。譲位のときは、あくまでも「皇室典範」の条文によって行われるのが憲法の規定である。皇室典範に「退位」「譲位」の規定がないのならば、国会議員は皇室典範を改正するしかない。典範改正なしに、まったく恣意的に「特別立法」でしのぐという手法は、憲法違反であり、皇室典範を形骸化することになる。典範規定なんてどうにでも無視していいとなり、ことあるごとに「特別立法」を作ってしのげばいいことになるではないか!(引用ここまで)

 小林氏の盟友の高森氏も、この論理で、「退位=譲位」を特別立法でしのぐ案は「憲法違反」としているようです。小林氏はさらにこの後、次のように続けています。

(引用開始)そもそも天皇陛下が「特別立法」で、自分の「退位」「譲位」だけで終わらされて満足なさるはずがない。あくまでも未来の皇室の姿を示してほしいというのが、「公」的な希望のはずだ。天皇のご意向通りに典範改正するのが、国民の側からの感謝の証であろう。いいかげんに天皇陛下に反逆するのは止めてほしい。(引用ここまで)

 小林氏は、永続可能な皇位継承について皇室典範に盛り込むことを天皇は望んでおられる、それは女帝・女系を容認する改正だと信じているのですね。たしかに、「お言葉」には皇統の永続を願う旨が述べられているので、ふつうに読めばそういう理解も可能です。実際、そう解釈したのか、男系にこだわらない皇位継承をと社説に書いた新聞もありました。

 日本会議に属する男系派の論者たちが生前退位に反対するのも、皇室典範改正となれば、女帝・女系容認論が再燃するのを恐れてのことだそうです。また、日本会議が長年にわたって熱望し、安倍政権下でようやく実現しようとしている「憲法改正」が後回しになってしまうことも嫌っているでしょう。彼らは産経新聞などで、皇室典範を大きく変えずに済む方法、すなわち「一代限りとする」「摂政の運用を緩和する」案などを提示しています。小林氏は「天皇陛下に公然と叛逆する国賊たち」として、そういう論者たちを斬りまくっています(8/16配信メルマガ)。

 いっぽう、男系派ではなく、女帝・女系天皇を希望する人たち(私自身を含む)も、生前退位には逆の意味で、疑いの目を向けているわけです。天皇の生前退位希望には皇位継承にかかわる企み(秋篠宮家の皇統のっとり)が隠されているとみるためで、生前退位スクープと同時に御用学者たちが「皇太弟」を当たり前のように唱えたり、スクープには秋篠宮が関わっていることが明らかになったり、雅子さまが皇后教育(!)に耐えられるかなどという案の定の勘違いバッシングがなされたりしているわけですから、疑って当然ですよね。

 また、コメントにも書かれていますように、憲法学者はじめ憲法を大切に考える方々も、生前退位には疑問の声をあげておられる。ここで「象徴天皇」を規定するタガが外れたら今後どんな事態が招来するかわかったものではないのですから、慎重になって当たり前です。原武史氏の8月11日のツイート(下記)を読んで、私は背筋が寒くなりました。

(引用開始)「国民」が11回、「人々」が6回出てくるように、「お言葉」は政府でなく国民に向けられている。国民が天皇個人の気持ちに共感し、生前退位を支持すればそれが「民意」となる。天皇が政府や議会をすっ飛ばして「民」との直接的な回路を開こうとするところに危うさを感じないわけにはいかない。(引用ここまで)

 天皇はNHKという公営放送を利用してスクープさせ、それを手掛かりに「お気持ち」を国民に伝えるというイレギュラーな行為に打って出たわけです。媒介したのはNHKと結託した秋篠宮です。かつて、女帝を可能にする皇室典範改正を頓挫させた「秋篠宮妃の懐妊スクープ」もNHKでした。これが何を意味するか、今後どんな悪用がなされうるか、すこし考えれば、その危うさに誰もが背筋が寒くなるのではないでしょうか。しかし、小林よしのり氏は天皇皇后、秋篠宮の無謬を固く信じ、慎重論について次のように批判するわけです。

(引用開始)國學院大学名誉教授の大原康男といえば、皇室や靖国、歴史問題などで多大な功績を上げた人ではあるが、どうやらキャリアの最後を「国賊」で閉じることになりそうだ。大原は天皇陛下が明白に摂政を否定した後も、頑なに「摂政設置」を訴え続けている。

 8月9日の朝日新聞で大原は、「譲位が政争の具とされたり、皇位継承をめぐる対立で血が流されたりした悲史を反省し、明治時代に皇位継承は天皇崩御の場合に限るとされ、それを昭和の皇室典範も受け継いだ」としたうえで、「こうした歴史を配慮すべき」で、譲位ではなく摂政を置けるようにすべきだと主張している。

 大原も櫻井と同様、陛下が悠久の歴史の体現者だということを全く理解していない。陛下は当然、明治時代に譲位が否定された理由など百も承知の上で発言されているはずなのに、大原は天皇よりも自分の方が歴史を知っていると思っているのである。

 明治以前に「譲位が政争の具とされたり、皇位継承をめぐる対立で血が流されたりした」のは、天皇が権威と権力の両方持っていた時代があったからである。さらに、明治政府は「玉を担ぐ」形で幕府側から権力を奪取した薩長の連中である。天皇を政治利用して、権力を握った明治政府にしたら、譲位を認め、上皇を作ると、上皇を担いで政府に叛逆する旧武士たちが出てくることを恐れただろう。

 だが、現在では「権威」と「権力」は分立されるのが国民の常識となっており、上皇が権力の奪取を目指すことはもうないだろう。その保証を担保するためには、皇室典範の条文に譲位の規定を明文規定し、皇室会議を厳格に運用すれば、そのような事態は回避できるし、陛下がそういうことを理解されていないはずがない。(引用ここまで)

 小林氏は、現在の天皇は権威だけであって権力はもっていない、政治利用もされるはずはないと考えているわけです。しかし、今上天皇・皇后が権威と同時に大きな権力も持っていることは明らかではないでしょうか。「第4の権力」とされるマスメディアを操作して気に入らない出版を差し止めたり、秋篠宮家の悪事を隠蔽してやりたい放題を容認したり。また、膨大な公務の裏には、省庁の利権がからんでいないわけがない。

 退位後、上皇(という名称となるかは不明ですが)の立場から、新しい天皇を操作しようという企みが蠢いていないと、なぜ信じられるのでしょうか。これまでの「千代田」のえげつない東宮いじめを見てきた身には、火を見るより明らかなのですが。彼らはそのまま上皇夫妻を支える組織として生き延び、巨大な予算を食み続け、皇位のっとりを企む秋篠宮家と結託し、メディアを使ってさまざまに情報操作し、新しい天皇ご一家をいたぶっていくつもりでしょう。せいぜい10年で退位させて皇太弟に譲位、というプランを隠しもっていないとなぜ断言できるのでしょう。あの「新潮スクープ」の過去があるのに。

 原武史氏は8月15日のツイートで、「7月13日の突然のNHK報道から8月8日の天皇のお言葉に至るまでのわずか1カ月足らずのプロセスの裏に何があったのかがきちんと検証されない限り、もやもやとした感じが完全に晴れることはない」と述べていますが、まったく同感です。一連のプロセスの裏には、案の定の面子がそろっているはず。

 もちろん、小林氏が信じるように、天皇皇后はまったく無謬で高潔な方々で、秋篠宮家には野心など一筋もなく、生前退位と同時に愛子さまが皇太子となられる道筋が検討されるというなら、こんな素晴らしいことは無いわけですが。秋篠宮が仕組んだNHKスクープから、そんな清々しい未来が開けてくるとは信じがたい。なぜ、小林氏はそう信じられるのか不思議でならない。田中卓先生の純粋な天皇崇拝を受け継いでいるわけなのでしょうが、田中先生は高くそびえる孤高純粋の方に見えても、小林氏は純粋というより、ただ現実を見ようとしない狂信者に見えてしまう。なぜだろう?
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父帝と真逆を選んだ天皇。 皇后の継承など存在しない。 (Unknown)
2016-08-17 22:59:47
【孝明天皇】 ・・・ 開国に反対

徳川斉昭の義兄であった鷹司太閤は開国論を主張したが、孝明天皇は容れなかった。

宸翰(シンプルに表現すると手紙)で、開国は日本国の瑕瑾であり承知はできないとする意思を伝える。




【明治天皇】 ・・・孝明天皇の実子

孝明天皇とは真逆の選択をし、開国し、西洋化へと突き進んだ。




孝明天皇の女御は、英照皇太后という。
旧名  九条 夙子 (くじょう あさこ)
身位  女御 → (准三宮) → 皇太后

孝明天皇の実子である明治天皇は、英照皇太后が生んだ皇子ではない。

明治天皇の生母は 中山慶子。
典侍であるが親王を生んだので「国母として相応に厚遇された」とあるが皇后ではない。




【大正天皇】 ・・・ 明治天皇の実子

生母は、明治天皇の皇后・一条美子(昭憲皇太后)ではなく、明治天皇の典侍である 柳原 愛子。

柳原 愛子は、一位の局、梅ノ井、早蕨典侍などと呼ばれることがある。

柳原 愛子も大正天皇の生母として節子皇后から厚遇されていたが、明治天皇の皇后ではない。



他の天皇には、皇后がいなかった天皇もある。

皇太子妃雅子殿下をバッシングする時に必ず持ち出されるものに、
「美智子皇后は、皇太子妃雅子殿下に皇后としての祭祀を伝えたく・・・・」
というものがあるが、皇后がいない御代があるのだから「皇后としての祭祀」を持ち出すのは理解しがたい。





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また新たな造語が… (AB型)
2016-08-17 20:38:13
追加という形となってしまい、恐縮です。こちらの趣旨と異なるのかなと思いますが、一応生前退位(譲位)に関係するお話ですので、ご紹介を。デイリー新潮が、皇后陛下から皇太子妃殿下への引き継ぎをテーマにした記事を掲載しました。


天皇陛下のお気持ち表明で、美智子皇后と雅子妃の“引き継ぎ”は…(デイリー新潮、2016年8月17日配信)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160817-00511392-shincho-soci

(引用開始) そこで気になるのは、皇室典範の改正はもちろん、皇室内の「課題」である。生前退位は、天皇陛下が皇太子殿下に地位を譲られるということに留まらず、同時に女性皇族間での「引き継ぎ」も意味するからだ。
「生前退位がなされた場合、天皇陛下のご負担が減り、陛下の身体を常に案じられている美智子さまも一息つかれることでしょう。しかし、別の懸念がおありのようです」
 こう憂慮するのは、ある皇室関係者だ。
「雅子さまのことです。生前退位が実現した暁には、必然的に雅子さまが皇后になられます。皇后陛下と妃殿下は似て非なるもの。皇后になられるにあたっては、お立場にふさわしい所作やしきたりを学ばなければなりません。それは皇后陛下から妃殿下へと受け継がれるものですが、美智子さまと雅子さまがおふたりで面会される機会は皆無と言って差し支えない状況が続いています」
 確かに、ご病気を患われて久しい雅子妃は、長らくご公務等をなかなかこなせない日々が続いている。畢竟(ひっきょう)、「皇后教育」も充分に受けられていないのではないかと指摘されてきた。(引用ここまで)


内容としては、女性皇族間の引き継ぎや雅子さまに対する不安、とりわけ長期療養で公務をこなすことが難しい時期があったため、「皇后教育」とやらを充分に受けてないこと。確かに最近では公務に復帰しつつあるものの、依然として「宮中祭祀」と「勤労奉仕団へのご会釈」はなされないというものでした。

ここでまた、面白いことに「皇后教育」という新たな造語が生まれていることでした。そもそも皇后教育というのは何なのかが分かりませんでした。今でも分かりません。
なぜなら、今までそんな言葉は耳にしたことがないからです。私は、幼少の頃から皇太子同妃両殿下、高円宮同妃両殿下がお出ましになっている姿を当時のブラウン管を通して拝見したのをきっかけに皇室の存在を知り、今から10年ぐらい前から明治以降の皇室の歴史や制度について学ぶ機会がありました。これまで昭和天皇、香淳皇后のご生涯や皇室の近現代史などをテーマにした書物を読んできましたが、10年も皇室に関する書物などを読んで、「皇后教育」という言葉は聞いたこともないし、歴代の皇太子妃がそういった教育を受けたという事実も聞いたことありません。

本来、皇后、皇太子妃にはご成婚直前に「お妃教育」があり、特に皇太子妃となられる方に対するお妃教育には、将来皇后になられることも考えて、他の親王妃・王妃の場合以上の時間をかけて行います。歴代の皇后陛下、とりわけ貞明皇后、香淳皇后もそのお妃教育での経験があったからこそ、多彩な趣味をお持ちになり、社会的に弱い立場にある方々に寄り添い、皇后として夫である天皇陛下を支えてきました。また、貞明皇后の場合、大正天皇とご成婚されたから12年後に皇后になられたため、皇太子妃の時代が少ない方でした。この時期は3人のお子さまをお産みになったりと大変な時期でもあったので、そうした中で、果たして当時の昭憲皇太后から皇后教育とやらを受けていたのか疑問です。それでも貞明皇后は、皇后として、ご病気の大正天皇を献身的になって支え、ハンセン病問題など福祉に取り組まれ、関東大震災では被災者に寄り添われ、4人のお子さまを立派にお育てになりました。

私は、皇后というのも、天皇と同様、皇太子妃時代に含めて、実際にその身分に就いて、多くのことを経験されるからこそ、後世では国母として人々から尊ばれる存在であると考えます。従って、仮に今の皇后陛下と皇太子妃殿下が会う機会を増やしたりしたからといって、将来的に立派な国母となられるとは必ずしも言えないでしょう。お立場にふさわしい所作やしきたりというのも、そういうことも考えた上で皇太子妃へのお妃教育は特別に実施している訳ですし、実際に皇后となられた時に次第に身につけていくものだと考えます。この記事の言っていることは正直、理解できません。

実際、雅子さまは皇太子妃という今のお立場でも充分にお務めを果たしていると思います。夫である皇太子殿下を影ながら支え、敬宮さまの子育てに力を尽くされ、ご体調が優れない中でも、お忍びで福祉施設などをご訪問になり、社会的に弱い立場にある人々に寄り添われるご姿勢は、まさに歴代の皇后陛下、美智子皇后陛下から受け継がれたものではないでしょうか。公務という形でお出ましになることだけが、皇后として当然の務めと言われたら、正直そこは首を傾げるところです。何も前の皇后さまのお務めすべてを真似る必要はないでしょうし…。美智子皇后陛下のような振る舞いや公務への姿勢が目立つ秋篠宮妃紀子さまを見ていると、アンチ東宮の人々は「日々公務に勤しみ、両陛下を支えてる」なんていい加減なことを言ってますが、私は「この方は宮家なのに何か勘違いしているのでは」といつも疑問に思います。

宮中祭祀でお出ましになれないという話は、祭祀は基本的に天皇陛下お一人がおやりになることが何よりも大切であり、そもそも今の日本ではもはや国家的な存在意義などありません。あくまでも天皇家の私的行事であり、天皇家の問題。外部がとやかく言うことではないでしょう。療養中の妃殿下も祭祀が天皇家で重要な存在であることを誰よりも理解され、中途半端な状況で臨んではならないというお考えだからお出ましになれないだけでしょう。逆に祭祀にお出ましになり、途中で体調が悪くなり中断されたりしたら、それこそ祭祀を軽視していると思われます。もっとも、祭祀に熱心だからと言っても、普段は国民の前に見えないものですから、それで国民に尊ばれるとは思いません。

勤労奉仕団へのご会釈についても、元々は空襲で焼かれた皇居のために何かできればと有志が始めたのがきっかけで、昭和戦後期にも引き継がれましたが、近年の勤労奉仕団を見ていると、単に両陛下に直接お会いしたい、少しでもお近づきになりたいためだけの存在に成り下がっていると思うことがあります。必然的に美智子さまファンが多いというのも、「人気スターの握手会、ファンサービス」じゃないんだから、何を考えてるんだと思います。団体参加のため、宮中歌会始のように個人が気軽に参加できる訳でもないし、最近では変な保守系団体が絡むこともありますし、果たしてそこまでして皇室からのご会釈をやる必要はあるのか、勤労奉仕団そのものを続けていく必要はあるのかという疑問は残ります。

話は戻りますが、「皇后教育」とやらを充分受けていないからといって、皇后としては難しいと断定するのは愚かなことです。私は、今の雅子さまのご姿勢を見たら、貞明皇后や香淳皇后のように立派な皇后陛下になられると確信しています。

皇后教育なんていう元々なかった造語をつくってまで、このような記事を書くのは、次の皇后陛下になられる皇太子妃雅子さまにかつてのお世継ぎ話題とは違う形でのプレッシャーを与えるという意図を感じます。
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にゃーこ様、ありがとうございます (AB型)
2016-08-17 13:24:45
にゃーこ様、貴重な資料の提供とご意見、ありがとうございました。先日のコメントで、私の方で誤って「同心円」を「円心円」と表記してしまいました。この場を借りて、お詫びいたします。

にゃーこ様のおっしゃる通り、確かに「象徴としての務め」という存在について、真剣に考えることもなく、今日に至っている現状にあるのは、その通りだと思います。

戦前であれば、「統治権の総攬者」であった天皇は、陸海軍の大元帥という立場にもあったわけですから、憲法の天皇大権に基づく執務、皇室行事以外では、陸大の卒業式や秋季大演習など軍の行事にお出ましになられることは、大元帥として当然の公務であると考えることができます。

戦後の憲法下では、「日本国及び日本国民統合の象徴」となった天皇は、国民のために、首相の任命や国会召集、栄典の授与などの国事行為のみを行う存在となりました。それでは、それ以外の象徴天皇としての務めとして適合する公的行為では、具体的などのようなものがあるのか。国会開会式や認証官任命式への臨席、外国のお客様の接受、外国公式訪問、園遊会といった公的行為であれば、憲法上の国事行為に密接に関連する公的行為と看做すことができるので、象徴としての務めとして考えられるでしょう。

これについて、憲法学界では、国事行為に密接に関連する行為として容認できるという学説もございます。詳細は、2004年2月5日に衆議院の憲法調査会で行われた調査小委員会の議事録を参照にされたらと存じます。


憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 平成16年2月5日
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/012615920040205001.htm


しかし、憲法学界ではこうして天皇の行為がどこまで許されるかについて真剣に議論がなされている一方で、「象徴としての務め」とはどのようなもので、どこまで許されることなのか、などを考えないまま現在に至り、結果として拡大解釈などで、平成に入り、公務が膨大に増え続け、宮廷費も平成に入ってから急増しています。昭和から平成への改元の頃もそうですが、当時のメディアなどでは、主に昭和天皇の戦争責任や天皇制の在り方に関する議論ばかりが目立ったため、肝心の公務については誰も触れることなく、宮内庁も歯止めをかけるための措置を考えてこなかったのでしょう。今の宮内庁が各府省からの出向組で多数を占めるようになったため、各府省の立場に関わる公務を減らすことが困難であったという指摘もあります。

結果的に膨大な公務は、両陛下のみならず皇太子妃雅子さま始め平成の皇族方への負担にもつながり、お世継ぎ問題や子育てを巡る問題にも影響を与えました。また、国民体育大会などでは一時、各都道府県の持ち回りでの開催のため、一部の自治体で財政的に負担であるとして、返上すべきという話もあったと言われています。全国植樹祭についても、会場の設置、道路工事などが、財政的にも負担になり、環境破壊にもつながっているとして批判する意見があり、出版本まで出ていたと思います。

「象徴としての務め」に対する今上天皇皇后両陛下の行動は、確かに多くの国民が皇室に親しみを抱く要因になったと思います。しかし、「象徴としての務め」とは何か、具体的などういうことなのか、どこまで許されるのか、といった議論がなされないまま、拡大解釈による公務の急増を許し、結果的に両陛下のお身体や各方面への負担になっていることも事実です。

・「象徴としての務め」とは何か
・ 「天皇陛下を中心とした同心円、または天皇陛下を頂点にしたピラミッド」という高円宮殿下のお考えを原点として立ち返り、今後の皇室のあり方をどう考えていくか
・いたずらに増えた皇室の公務を今一度整理し、どこを縮小し、どれを皇族方が担っていくのか


などなど…陛下の生前退位(譲位)を特別立法として認める方向で議論を進めることも大切ですが、現在の皇室の現状を鑑み、何が問題で、どこを解決すべきも合わせて真剣に議論することが求められます。生前退位一本で議論が先行しないことを願うばかりです。


将来の皇位継承について、田中卓氏の「重要なのは直系である」とのスタンスは非常に興味深いです。確かに日本では、直系女子が婿養子を迎えて家督を相続するということにも積極的なところがある。

更に面白いことは、皇室に最も近い血筋にある五摂家の近衛家の家督相続。近衛家では、近衛文麿元首相が戦犯指令で服毒自殺を遂げ、長男・近衛文隆がシベリア抑留で死去しました。文隆氏には子がおらず、後継ぎが不在となったため、近衛家は文麿の次女・温子夫人と旧熊本藩主細川家の細川護貞の次男、近衛忠煇氏を養子として迎え、現在の当主になっています。これは近衛家に限らず、他の旧華族家でも実際に行われています。

旧華族家も確かに皇室と同様、男子が家督を相続することが慣例として残っていますが、一方で皇室ほど厳しくなく、五摂家の近衛家でさえ、直系から見て、「女系の男子」、しかも大名家という公家との繋がりが元々ない旧華族家の子孫が養子入りし、当主になっている。もし、敬宮さまが女系の子をお産みになったとしてもし、近衛家の事例を適用するなら、女系の子でも皇統に繋がる子孫として皇位継承が認められるのですから。この辺りは非常に興味深く、面白いものです。

男系男子派の方々は、女性天皇、女系天皇を認めれば、どこぞの知らない家が接近し、皇位が断絶するばかりか、皇室が危うい方向に進むと懸念しています。週刊誌報道によれば、安倍首相も皇位継承の話になると「男系男子でなければダメなんだ!」と感情的になることもあるそうです。

しかし、その懸念はお妃を迎え入れている今の皇室でも言えることで、かつてはそうやって藤原家が実権を握ったこともあります。それに、お婿候補も考える場合、流石の皇室も、宮内庁も旧皇族や旧華族、お婿候補として相応しい家柄の人物などに絞って進めていくでしょう。皇太子さまのお妃候補の選定でもそうやって苦労して候補を絞り、最終的には家柄でも人物としても申し分のない雅子さまが皇太子妃として入内したのですから。適当な人などから候補に入れたりはしませんので、そのような懸念はないでしょう。
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皇太弟について (にゃーこ)
2016-08-16 17:42:07
連続したコメントで申し訳ありません。

皇太弟については、どこの王朝や王族でも認めていませんよね。
たとえば、雅子さまが亡くなられて皇太子殿下が再婚され、その再婚相手に男子が誕生した場合には、現状の規定ではその男子が第一位皇位継承者となります。
仮に皇太弟が認められていたとして、こういうケースの場合には、非常に問題が複雑になり、混乱と争乱の火種となります。
そのため、どこも認めてはいません。

さすがに、今の日本でこれを強行するのは無理なのではないかと思うのですが。

宮内庁はずっと、天皇の地位安定の見地から退位は認められないと国会でも答弁してきたわけですから、政争の具の可能性となるようなことは、歴史的な観点からも認めることはないと思っています。

枠組みはシンプルであればあるほど汎用性があり強固なものです。あとは解釈などで運用する方がいいわけです。
限定的な生前退位というのも、枠組みを変えることはせず、運用の一種として行うということではないかと思います。

また、皇統を傍流にうつすということは、さすがに、今上は求めていないのではないかと思うのです。なぜなら秋篠宮殿下が天皇という責務をつとめられないこと、そして、悠仁親王が(少なくとも)身体的に虚弱であることは、よくご存知だと思うからです。
むしろ、男系男子という伝統を、自分の代に変更するという英断を行いたくない、逃げ腰から、とにかく男子という考えなのではないかと思います。

将来のことなどよりご自分の感情が最優先、将来それで困ることになっても、自分が責任を負わないことの方が重要なのではないかとも思います。

女性皇族の場合、枠組みを大きく変えるという考えになるのか、直系継承という意味では枠組みは変わらないという考えになるのか、そこが難しいところでしょう。

田中卓先生のように「重要なのは直系である」というスタンスからすれば、性別は大きな問題ではありません。
そもそも日本では、直系女子が婿養子をとって継承することが一般的で、直系ではない男子の継承するより、違和感が少ないと感じる人が多いのではないでしょうか。
それが、敬宮さまの女帝を支持する人が多いことにも、あらわれています。

男系男子は側室制度とセットでないと不可能なシステムで、そのためヨーロッパの王族では男系男子ではなく直系継承となっていることなどを、どこも取り上げないのはどうしてなのか、不思議ではありますが、そもそも傍流にうつすことを政府は考えていないからとも考えられます。

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象徴としての務めとは (にゃーこ)
2016-08-16 17:17:42
AB型さまのコメント「同心円」というのは、とてもよくわかります。
昭和の時代は、そういう感じで進められていたと思います。

ここでも皆様が書かれていますように、そもそも「象徴としての務め」というものが存在するのかどうかという根本、存在するとしてそれはどういうものかということが考えられないまま、平成が進み、「象徴としての務め」とされるものが膨張していったのが、現状ではないでしょうか。
その現状に無理が生じたのであれば、根本に立ち戻って原則から見直し、また、整理することが必要です。

先日、朝日新聞で生前退位についての特集記事がありましたが、そこでこうした違和感や危惧について掲載されていますね。

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「お気持ち」切り離し議論を
西村裕一(憲法学者・北海道大学准教授)

「象徴としてふさわしいあり方」を果たせないのであれば退位もやむを得ない、というのが天皇の意思だと報じられ、一連の議論の出発点になっています。前提には、天皇は象徴である以上「象徴としての務め」を果たすべきだという考えがあるのでしょう。

 しかし、日本国憲法4条は「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と定めています。したがって、天皇には国事行為以外を行う「能力」を求めてはいけない、というのが憲法の立場だと解することもできます。

 にもかかわらず、現天皇は積極的に「象徴としての務め」の範囲を広げてきました。とくに先の大戦にまつわる「慰霊の旅」のように、「平成流」に好ましい効果があることはたしかです。しかしそれは、民主的な政治プロセスが果たすべき役割を天皇にアウトソーシングするものともいえます。

 まず問われるべきは、天皇に一定の「能力」を要求するような、現天皇が行ってきた「象徴としての務め」のあり方でしょう。

 生前退位の可否については、天皇の「能力」を前提とした議論とは別に、人権論の観点からも考えることができます。憲法学者の故・奥平康弘先生のいう「脱出の権利」としての「退位の自由」です。天皇は、職業選択の自由もなく、婚姻の自由や表現の自由も制約されている存在です。そのような重大な人権制約を正当化するためには「ふつうの人間」になる権利が認められなければならない、というのが奥平先生の主張です。

 もっとも、仮に天皇に退位の自由を認めるとしても、別の「誰か」の人権が制約されることに変わりはありません。天皇制は一人の人間に非人間的な生を要求するもので、「個人の尊厳」を核とする立憲主義とは原理的に矛盾します。生前退位の可否が論じられるということは、天皇制が抱えるこうした問題が国民に突きつけられる、ということを意味します。

 80歳を超えて、退位を望んでも認められないのはお気の毒であると考える人も多いでしょう。しかし、天皇をそのような境遇に追い込んでいるのは誰なのか、国民は自覚すべきであると思います。

 今回の事案が提起したのは、日本国憲法下における天皇制のあり方という国政上の重要事項でした。指摘しておかなければならないのは、その発端が「天皇の意向」であったということです。

 そもそも「天皇の意向」といっても、天皇自身ではなく、「天皇の意向」なるものを報道機関に伝えた人物がいるのでしょう。「天皇の意向」が皇室典範改正論議の引き金になった以上、当該人物による天皇の政治利用が問題となるだけでなく、この人物が宮内庁に属しているのであれば、天皇の発言をコントロールすべき内閣にも政治責任が発生し得ます。

 にもかかわらず、だれが天皇の意向をメディアに伝えていたのか、責任を負うべき内閣はどんな判断をしていたのか、全く明らかにされていません。宮内庁や内閣の責任追及を可能にするためにも、メディアには一連の経緯を検証することが求められます。

 今後この問題は国会などで議論されることになるでしょうが、そこでは、天皇の「お気持ち」を持ち出すことは厳に排除されなければなりません。それは、天皇の影響力を国政に及ぼさないためであると同時に、天皇の「お気持ち」が切り札となることによって、議論がショートカットされるのを許さないためでもあります。

 生前退位を認めるのか。認めるとすればどんな条件をつけるのか。制度設計の議論にあたり、世論も含めた政治プロセスの中から天皇の「お気持ち」を切り離し、国民が自律的・理性的に判断をする。それによって国民主権原理が貫徹されることになるでしょう。(聞き手 編集委員・豊秀一)

http://www.asahi.com/articles/ASJ8772CDJ87UPQJ00D.html

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他にも、このような記事がありました。

■求められる「象徴」、時代と共に変化
加藤陽子(東大教授・日本近現代史)
>メッセージには深い問いが内在していた。「国の象徴であり国民統合の象徴」と憲法が定める天皇の果たすべき「象徴の務め」とは何か、との問いだ。

■退位以外の解決法、まず考えるべきだ
古川隆久(日本大教授・日本近現代史)
>皇位継承の安定性だけを考えれば現状が一番だが、陛下が懸念するのは「象徴天皇の務めの安定的継続」。これは退位でなければ解決できないのかを、まず考えるべきだ。行事出席や国内外訪問といった公務は天皇の義務ではない。皇族が分担しても構わないわけで、憲法に規定のない公務を理由に退位を論じるのは踏み込み過ぎの感がある。

■皇位継承の歴史に配慮、摂政設置が妥当では
大原康男(国学院大名誉教授・宗教行政論)
>象徴天皇としてのご公務に万全を期したい、という強い責任感に深く感銘した。ご懸念は大変ありがたいが、天皇陛下は国民統合の中心であり、お一人の天皇が終身その位にいらっしゃることにより、日本社会が保たれる。

内容の是非はともかくとして、<朝日新聞でさえ>摂政でいい、退位は必要ない、公務を見直すべきという識者の意見を掲載しているということは、注目していいことではないかと思います。

上記の記事の中に、「現在の皇室典範を起草した内閣法制局は1946年末に作成した文書で、生前退位を認めない理由の一つに、旧憲法下の天皇は統治権の総攬者だったが、新憲法下の天皇は象徴なのだから退位の必要性はより減るはずだとの点を挙げた。天皇の役割が戦前に比べて小さくなったので、重病などの場合に摂政を立てれば退位は不要との意だろう。」という文章があります。
つまり、存在していること=象徴であるということだと思われます。

膨大に増加していくご公務は、ご本人だけではなく、財政的にも大きな負担となっているのですから、それを見直すことは必要です。

ただ、とてもひねくれた見方をすると、そういう見直しを阻止しようとして生前退位などを言い出したのではないかと思うのです。
憲法違反の可能性があることは、宮内庁も政府も再三再四伝えて翻意を願っていたにもかかわらず、強行突破したのはどうしてなのか。まっとうに考えても答えがわかりません。

昭和天皇までは京都御所で行われた即位の礼ですが、今上は高御座を京都から運んで皇居で行いました。
たとえば皇太子殿下が、昭和天皇と同じく京都で行いたいと思われていたとして、生前退位の場合、ご意志は通るのでしょうか。横やりが入るような気がしてなりません。
即位された後も、平成流とは異なったことに対して、宮内庁や政府が承認しても、「ご憂慮」という記事などで非難するなど、マスコミを使って攻撃させるなどの方法で、妨害されるようなことにならないでしょうか。

もしかして、こういうコントロールのために生前退位ということを言い出されたのかもしれないとさえ、思ってしまいます。
私の悪意から来る、荒唐無稽な想像であってくれればと思うのですが、いままでの言動から、信じられない気持ちの方が強いのです。

皇太子殿下が昭和天皇のような天皇陛下になられたら、自分たちだけが異端である、場合によっては正統から外れているという評価になる、それを避けたいのではないかという気もします。
存在が象徴である、という正論に対しても、それを認めることは自分の非を認めることになりますから、今上はお認めにならないのではないでしょうか。

お気持ちを述べられることが憲法違反ではないかということ以外にも、ご公務のありかた、皇族がこのままでは消滅してしまうことなど、多くの問題が内在していて、ひとくちに語ることができないと思います。。
きちんとテレビや新聞などを幅広くフォローしていないのですが、いまは検証ということがまったく行われないまま、感情に訴えることで力業で押し切ろうという感じなのではないでしょうか。
とても危険なことのように感じます。
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皇族の在り方の原点に立ち返って (AB型)
2016-08-16 12:33:22
皇族の在り方と公務の問題。生前、高円宮さまが理想的な日本の皇族の構成として、同妃久子さまが思い出を振りかえられるという形で次のような考えをお持ちでした。


『宮さまとの思い出』(高円宮妃久子、産経新聞社、2003年)

(引用開始)皇族としてのお考え(P.285‐)
 理想的な日本の皇族の構成としては、
 「天皇陛下を中心とした円心円、または天皇陛下を頂点にしたピラミッド」
 とおっしゃって、ご自分の活動範囲をその円の円周、またはピラミッドの底辺と位置付けていらっしゃいました。両陛下がお出ましになれないところ、皇太子殿下や皇太子妃殿下のお成りをお願いするには至らない会合などには、ご自分が積極的に出向いて行かれれば良いとのお考えでした。
 結婚直後の産経新聞のインタビューにも、
 「私は皇族の一番端っこですから、大変自由があります。どこへでも気軽に出かけることで国民との接点となり、誰もが気軽に受け止めてくれる状態が定着すればと思います」
とお答えになっていらっしゃいました。(引用ここまで)



なるほど、高円宮殿下のお考えから皇族のこれまでの在り方というものが確かに見えてきました。昭和天皇の時代では、天皇皇后のお立場にある方々が、宮中でのご執務や皇室行事、拝謁などを除けば、外出を伴う公務をされるのは少なかったです。それは内廷のお立場から限定され、必要があれば、「両陛下のご名代」として比較的自由な行動が許される皇族方がお出ましになっていました。両陛下ではなく、「天皇の藩屏」である皇族という身分にある方々がお出ましになることも、政府や自治体などが進める事業の重要性を内外に知らしめることにもなり、大きな意味があったからです。昭和の初め、昭和天皇の弟宮でいらっしゃった秩父宮同妃両殿下がとある地方を訪問されるという話が出た時は、地元住民らが町おこしのチャンスと両殿下のお成りを歓迎することもあったようです。戦後は、天皇皇后両陛下のお出ましも増え、昭和では2回の国際親善が実現しましたが、基本的には従来の皇族の在り方が根強く残っていました。今の両陛下も皇太子、皇太子妃時代は「両陛下のご名代」として国際親善を務められ、ご名代であってもそれはそれで十分に意義はありました。その他、当時の秩父宮妃殿下、高松宮同妃両殿下、三笠宮同妃両殿下とそのご一家の皇族方も、従来の皇族の在り方の中で全国をお出ましになられました。少なくとも平成の初めまでは、殿下の皇族としてのお考えが上手く皇室の社会で機能していたのではないかと思います。

しかし、平成に入り、皇室の公務が拡大解釈で増えていく一方で、今の両陛下の代から「ご名代」を立てることも少なくなり、両陛下の外出を伴うお出ましに年々増えていきました。そのせいか、皇室の中でもバラバラな感じが目立ち、皇族方もそれぞれのお務めだけをこなす日々が増え、「天皇陛下を中心とした円心円、または天皇陛下を頂点にしたピラミッド」が徐々に崩れていくようにも見えました。

両陛下の公務軽減が大きな課題となり、今こそ高円宮さまが示された「理想的な日本の皇族の構成」の原点に立ち返り、公務を整理縮小しつつ、皇太子同妃両殿下を始め他の皇族方にも必要ならば「ご名代」を立てるなり、国事行為臨時代行をもっと活用するなりしても良かったと思います。両陛下のすべての公務を他の皇族方が担えるわけではありませんが、最低でも両陛下の負担軽減にはつながると考えるからです。

しかし、陛下が「摂政」案に否定的な考えを示されたように、恐らく「ご名代」を立てることについても否定的な考えでしょう。摂政案のように、直接言及はされていませんが、これまであまり「ご名代」を立てなかったのを見れば、ご名代を立てること自体も両陛下としては納得できないのでしょう。

生前退位(譲位)というお考えも議論の余地はあると思いますが、象徴としての公務についてのお考えで、いきなりそれを持ち出すのは正直、時期尚早であったと思います。「天皇陛下を中心とした円心円、または天皇陛下を頂点にしたピラミッド」としての原点に戻り、まずは公務の整理縮小、分担などを図り、両陛下の負担軽減に真剣に取り組むべきだったと思います。

政府や国会は特別立法で生前退位を一度認めるという方向で検討するようですが、同時に皇室の公務についてどう考えて行くのか、いかに見直していくのか。これも真剣に考えて行かなければなりません。

今の膨大な公務を次の世代にも引き継ぐというのは、正直、あまりにも無理がありますし、皇族が少ない中で強引に引き継ぎをしても、体調を崩す皇族をまた増やすだけです。皇太子さまが次代として減らすことが難しいというなら、政府の方から真剣に整理して、公務の増加に歯止めをかけるための措置は取って欲しいものです(それさえも難しいでしょうけど)。
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Dianthus様へ (esul)
2016-08-16 08:15:04
あなたが例示してくださったデンマーク王室のことですが、
フレゼリク2世じゃなくてフレゼリク9世の話です。
フレゼリク2世は1534年~1588年の在位期間をもってる王です。
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一月の川さまに賛成です (Unknown)
2016-08-14 10:26:16
久しぶりにお邪魔する者です。

皇室典範に皇太弟の規定がないのは、一月の川さまのおっしゃる通りです。
今の皇室典範は、男尊女卑思想によるものいという欠陥はありますが、皇位簒奪を防ぐという意味においては、良く考え抜かれたものだと思います。
将来の天皇において、お子がおられぬまま(独身を貫いてということもあれば、お子様を授からなくてということもあれば、皇后に先立たれてということもあると思います)、老年期を迎えられたとしても、結婚もしくは再婚してお子を授かる可能性がある限り、皇太弟だの皇太甥など立てられるはずがありません。
英国のエリザべスⅡ世陛下は、ウェールズ女公とはならす、推定相続人第1位のエジンバラ公爵夫人エリザベス王女殿下として即位を迎えられています。当時の英国は、兄弟姉妹間では男子優先だったので、それこそあり得ない話ではありましたが、可能性の問題として弟君が生まる可能性が0でない限りウェールズ女公にはなれなかったのです。今は、生まれた順ですから、もし、将来、国王の第1子に王女が生まれたら当然ウェールズ女公におなりになるでしょう。弟が生まれても王位継承順位に変化はないのですから…。
これを見ても「秋篠宮を皇太弟に」などという話がいかに世界的な非常識かつ尻尾丸見えかが分かります。はっきり言えば、皇位簒奪を企む謀反人ですよ!

第一、美しく聡明で、しかも品があって照り輝いている敬宮様(まだ中学生ですよ!)を見て、皇位を他に持っていこうなどと考えるのはおかしいです。
摂政が嫌で典範改正して、というなら、長子継承に治す方が先でしょうと思います。

最後に一言。今上陛下とお子様たちの間で、皇位継承がどういう風に話し合われているのかは知りませんが、どんな話であれ合意であれ、一切無効です。皇位に関しては、国民が決めさせて頂きます。憲法にそう規定されていますので…。そして、国民の8割は女帝賛成ですから、典範もそれに沿って改正されるべきであり、陛下も他の皇族方もそれに従うべきと考えます。
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40~50年どころか10年も、もたなかった悠仁親王。 (Unknown)
2016-08-13 21:50:14
「秋篠宮妃紀子が妊娠6週」という臨時ニュースが流れた時、
よほどのバカではないかぎり、
(秋篠宮妃紀子は、国会審議を潰したくて妊娠したのだな。
自然妊娠などありえない。
もちろん男が生まれるように操作したのだな。
そしてそれは天皇の意向、希望、後押しがあったのだな。)
と判断した。

そして天皇と皇后、秋篠宮夫婦の希望通り、国会審議は中断された。
「妊娠6週」というニュースに潰された。

※ 女性の生理周期、受精、子宮着床、妊娠の数え方など説明トピックスを立ててほしい。
そうすれば 「妊娠6週で心音が確認できた。」 という事が、いかに人為的であるかが明らかになる。
そしてそれは 「天皇の政治介入」 という事になるだろう。

そして生まれたきたのが悠仁親王だ。

悠仁親王が誕生した時、元総理は「これで40~50年は大丈夫だ。」と新聞に答えた。

天皇は「立派な親王で・・・。」と感涙した。

来月に悠仁親王は10歳になるのだが、実際には10年もたなかった。

天皇は約5年ほど前から、そういう気持ちであったとか。

つまり悠仁誕生から4年、5年で、天皇と皇后と秋篠宮夫婦による画策は破綻したのだ。

天皇は自身の年齢を持ち出しているが、今までの発言や行動を考えると、そこからは明らかに 「自分の目が黒いうちに悠仁親王への継承を確約させたい。」 という意思が見てとれる。

天皇は悠仁親王が誕生した時に、自分の年齢を確認しなかったのだろうか。

自分の年齢を確認していれば、そして皇室には親王が異常なほど誕生していない、継宮明仁親王とて昭和天皇と香淳皇后の5番目の子供である。

とにかく皇室には親王が少ないというのを理解していれば、皇室を永続させるために国会審議が継続していたであろうし、今このような混乱___メッセージによって政府が動く事になれば、天皇による政治介入になる___という事は発生していないはずだ。

国会審議を中断させ、さらには皇室典範改正がダメなら特別立法も制定させようとする天皇は、政治介入しているし憲法違反していると考えざるをえない。
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わけわかめ (mew)
2016-08-13 12:47:14
瀬畑源‏@hajime_sebata 8月8日
今回の天皇の発言を踏まえて政府が動くのは憲法的にはかなり危ういと思うが、天皇への同情の圧倒的な世論は、憲法上無理という慎重論を吹っ飛ばすだろう。政府は何か有識者会議的なものを作らざるをえなくなるんではないか。その会議を慎重に進めることで、世論が落ち着くのを待つという状況になるか。

原武史@haratetchan 8月11日
「国民」が11回、「人々」が6回出てくるように、「お言葉」は政府でなく国民に向けられている。国民が天皇個人の気持ちに共感し、生前退位を支持すればそれが「民意」となる。天皇が政府や議会をすっ飛ばして「民」との直接的な回路を開こうとするところに危うさを感じないわけにはいかない。

目についた研究者のツイートです。

あれだけ護憲派アピールをしていた天皇が違憲行為をしたわけで、原武史みたいな天皇皇后に好意的だった学者も距離を取り始めましたね。

憲法違反の批判を覚悟したうえでもあのお気持ち表明をやる必要性が本当にあったのか。

典範改正の動きが進まないので、天皇が危機感から動いた、政治の怠慢が原因ともっともらしく解説するひともいましたが、それはおかしい。
事前の報道では、参院選後、菅官房長官のもとで皇族数の減少に対応するため女性宮家などの検討を本格化させるはずでした。
そもそも、小泉政権下で、典範を抜本的に改正するはずだったのをストップさせたのは誰だったのか。
おかげで皇統をめぐる議論は袋小路に入り込んでしまった。

小泉政権の時も、今回も、長期政権下で皇室をめぐる議論が進もうとすると政治介入をする。
その意図をいろいろと深読みしたりもしますが、
ただのデタラメで考えても仕方ないのかもしれません。
憲法を遵守すると言ってみたり、憲法を無視したり、
とても深い考えがあってのこととも思えません。

だいたい今の皇室の最優先課題は、皇統の行方であり、皇族数の減少です。
それなのに生前退位なんて制度設計にどれだけの労力がかかるか分からないものに政府を手こずらせるなんて。
徹頭徹尾、自分のことしか関心がないのですね。

マコカコだってこれから配偶者を探すのに、降嫁するのか、女性宮家で残るのかで全然条件が変わってくるわけで、はやく将来を確定させてあげるのが、祖父としての愛情でしょうに。
どうせ憲法違反を犯すのなら、皇統の行方を含めて、皇室の将来について語るべきだったと思います。
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衣の下から鎧が見える (一月の川)
2016-08-13 10:28:07
先日、よそで「女性自身」があったので皇室記事をパラリと読みました。
「紀子さま、母のいらだち」とかいうようなタイトルでした。
内容からして、まだ陛下の放送前なのだと思います。

秋篠家を決して悪く書かないマスコミが「紀子様が相当イライラされている」と書くくらいだから、現実には手が付けられないほどヒステリックになられてるのでしょう。
原因は悠仁さまに帝王教育を施さなければならないのに、東宮家と比べて予算も職員も格段の差がある。
いつまでも一宮家待遇のままでいいのか。
早い話、自分たちを東宮待遇にしてくれということ。

そのためには東宮の地位を空位にしなければならない。今上陛下が皇太子さまを摂政にするのでは、自分たちのポストはそのまま。
まず現皇太子さまを天皇にする。自分たちが皇太弟なり、東宮家の立場になる。
陛下も存命のまま自分たちの応援をしてほしい。
天皇になった徳仁さまは、皇后が病気という理由で早めに生前退位させる。
そういうシナリオなのです。

記事には「陛下はこのようなお気持ちを述べられるでしょう。秋篠家の待遇も考え直されるでしょう」と、うろ覚えですが、書かれていました。

「おやおや、本音を書いちゃったね。やっぱり今上の目の黒いうちに、自分たちの皇統を確かにしたいのが、今回の騒ぎの目的なのね」と思いました。

どこにも「女帝を望む声も根強くある。典範改正をするなら、そのことも論議されるだろう」なんて一言もなし。
あくまで悠仁さまが天皇になることは確定のような書き方。
たとえ典範改正しなくても、縁起でもないけど雅子妃が亡くなり皇太子さまが再婚され、男児が生まれる可能性はゼロではない。
悠仁さまはあくまで推定後継者。
しかも女帝容認が今なお7、80%もある。
紀子さまは気が気ではないのですね。

それに金をかければ悠仁さまはご優秀になられたか。
学習院に入れれば、皇族を育ててきた経験である程度の帝王教育はできる。
「学習院を避けたのではない。試験に落ちたのだ」と聞きました。皇族はある程度は優遇されるだろうに、それでも落ちるほどの成績だった。
「論語を教えてほしい」と頼まれれば、ただでも教えて差し上げたいという学者はいるでしょう。
お金さえあれば解決できる問題ではないと思います。

実際に放送を聞いた後でも
高齢でお疲れなのはよくわかった、それでも摂政はダメという意味が全く分かりません。
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俯瞰すると、はっきり判るある意思 (ベクトル)
2016-08-12 10:35:37
敬宮さまが続けて公務デビューされ、美しく聡明に育たれたご様子に、今までのご苦労が報われて何よりうれしく思いました。

お生まれになった時、国民は心から祝福した。女の子でも「法律をチャッチャと変えろ」という空気だった。
すると「愛子さまは自閉症か」とあらぬ噂がマスゴミをにぎわした。

雅子妃が病に倒れると、「公務出来ない妃は失格。離婚しろ」とまで叩かれた。

国会で女帝容認寸前に紀子妃が懐妊した。明らかに人為的作為の行われた懐妊。

悠仁さまが生まれても敬宮さま人気が衰えないと、虐めっ子という刺客が放たれた。
虐めっ子でなく、付き添う雅子妃が叩かれた。
陛下が虐めっ子を庇う発言をした。

中学に入り、少し欠席や遅刻が続いただけで「不規則登校」と叩いた。

よくもまあ、こんな罪もない幼い女の子を叩き続けるなんて残酷な真似ができたものです。
哀しいことに、高貴高齢者が「そんな真似は止めろ」と一言おっしゃれば出来なかったはずなのに、むしろ火に油を注ぐ発言ばかりされた。

保険金殺人のように「この流れで誰が得をするのか」と考えれば、黒幕は自ずとわかります。

これだけの妨害にも負けず、敬宮さまはご立派に育たれた。このまま行けば、「次期皇太子さまは敬宮さまに」の声は抑えきれないのは確か。

今回の今上陛下の発言は
「歳を取って天皇の役目が果たせない。だけど摂政は置きたくない」という矛盾したもの。
なぜ生前退位を認めないかは、今までの歴史を見れば判ること。
今上 天皇のまま
皇太子 摂政 では、ポストの空きが出来ません。
自分は上皇か何かになって徳仁さまを天皇にすれば、皇太子のポストが空く。
そこに誰を持ってくるかの議論を起こしたかったのだと思います。
皇太弟なんて、先に亡くなるかもしれない。
でも一旦地位をそちらに動かせば、次の後継者は秋篠家になる。
自分の目の黒いうちにそれを確定したかった。


失礼ながら敬宮さまと悠仁さまのスペックは天と地。
もはや世界の潮流は男性優先ではない。
その潮流をご自分の我儘で、流れに逆らって道筋を付けようとなさっている。
不敬ながら愚帝としか申し上げようがありません。
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うまくだませたと ()
2016-08-12 08:42:02
今回のことを仕組んだ人たちはうまくだませたかもしれないと、ほくそえんでいるのではないでしょうか。

今朝の日経朝刊によりますと
生前退位「恒久制度に」76%
憲法上問題があるとは思わない が83%

女性宮家を検討すべきは6%なのですが、
女性天皇・宮家「検討を」は58%と 大きな見出しで、誤解を招きます。女性宮家を望む人も多いと勘違いさせます。
選択肢が、どちらも検討すべきとなっているところが、ミソかと・・・。

女性天皇は大賛成ですが、女性宮家までなしくずしにされてはたまりません。


「高齢なのに、退位できないなんて陛下がおかわいそうだ」と、涙をこぼしている高齢者に私はお会いしました。
どんな人かというと、実はその方、大変教養のある方なのです。戦前の教育、天皇は神、いまだにそれがしみ込んでいる方々というのが一定数いらっしゃることを知らされました。インターネットも使っているし、情報過疎でもない都心部にすんでいても、まったく、生前退位の何が問題かということに考え及ばないというのは、ある意味、恐ろしいことだと思いました。

マスコミを動員したキャンペーンの成果で、生前退位と合わせて女性宮家も可能になり、秋篠宮家の、眞子さま佳子さまが、終生悠仁さまを、お支えする。
絶対にそれは願い下げです。

皇太弟についても、皇太子の弟だから、皇太弟というのだろう。問題ないだろう。そのように誤解している人もいます。
女性宮家? 愛子さまには、ぜひ、皇室に残っていただきたいから、賛成だ。それぐらいの感覚しかない人も多いのです。

問題点が、メディアで報じられることはほとんどありません。したがって、うのみにしている人も多数いるわけです。

両陛下が、被災地で、スリッパを脱いで、被災者とお話しする姿がテレビで何度も流されれば、なんとご立派な両陛下と、涙ぐむ人もいるのです。神のようなお方が、膝をついてスリッパもはかないでと、感動する人にも私はお会いしました。
ある意味、心を動かすのは、簡単ですね。

日経は普段は経済記事ばかりなのに、今回は、異様に生前退位に関する記事が多く、誘導されないように、気を付けなければいけないと思っています。どの新聞も、権力にすり寄っていくようでは、未来は、暗いですね。
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憲法学者も会見の問題性に言及している (anima mea)
2016-08-11 15:21:08
http://biz-journal.jp/2016/08/post_16248.html

2016.08.09
天皇陛下「お気持ち」表明、憲法違反の恐れ…象徴天皇制否定や政治活動該当の懸念も

8日の天皇陛下による「お気持ち」表明が波紋を呼んでいる。メディアは一斉に天皇陛下が「生前退位」への強いご意向をお示しになられたと報じているが、現行の憲法や皇室典範には生前退位に関する定めはなく、実現のためには新法制定や新たな制度設計が必要となる。

また、天皇陛下は「私が個人として、これまでに考えてきたことを話したいと思います」と前置きをされつつも、こうしたご意向を表明したことについて、「政治への介在」に当たる懸念があるとの指摘も一部の有識者からなされているが、天皇の政治的活動を認めていない憲法との関係について、憲法学者(大学教授)は次のように解説する。

憲法との整合性

天皇陛下は「お気持ち」のなかで次のように語られました。

「従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました」
「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」
「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます」

さらに、憲法で定められた、天皇の行為を代行する「摂政」を置く案を明確に否定されました。以上より、天皇陛下は今回の「お気持ち」表明で「現在の憲法や法律では想定されていない、新しい制度をつくってください」と政治側に要求しているとも受け止められます。

実際に「お気持ち」表明直後、安倍晋三首相は「重く受け止めている」「どのようなことができるのか、しっかりと考えていかなければならない」と語り、政府としてなんらかの対応を行う意向を表明し、与党内でも特別法制定に向けた動きが出てきているとも報じられています。

憲法では天皇の政治的活動は認められていませんが、実質的に天皇陛下のご意向を受けて政治の側が動き始めており、明らかに憲法違反の状態が生まれつつあります。

また、憲法において天皇は「主権の存する日本国民の総意に基づく」存在と定められており、終身在位であることが象徴天皇制を支えているとする説も有識者の間にはあります。つまり、終身在位の否定が象徴天皇制の否定につながりかねないという点も、今後議論を呼ぶでしょう。

いずれにせよ、天皇陛下のご意向を受けて政治の側が動くというのは、現行憲法にはそぐわない状況であるといえます。

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上記憲法学者(出来れば名前を明らかにしてほしかったですが)の意見はまっとうだと思います。しかし上記のような意見があまり大きく取り上げられないのは、陛下に対してある意味苦言を呈することになるからでしょうか。皇太子殿下に対しては「諫言」と称してあれこれ好き勝手言う連中が、陛下の会見にはダンマリなんておかしいです。

先ほど小林よしのり氏の極論に呆れたとコメントしましたが、小林氏は憲法二条のことだけを取り上げて「特別立法は憲法違反!」と息巻いていますが、憲法にも規定がある摂政制度については批判を行い、陛下ご自身の政治的発言には憲法違反だと全く言わないのは矛盾だと思います。小林氏の意見は突き詰めると「天皇主権」を認めることになりかねないと危惧します。

両陛下、昨日は皇太子殿下、秋篠宮、黒田清子さんのお子様方だけを呼んで一緒に食事をなさったとのこと。皇太子殿下だけ時間できちんと帰られたようですが、秋篠宮と清子さんは遅くまでダラダラ残って両陛下と何か話をしていたようです。一体何を相談してたんでしょうね?
返信する
国が保障する世襲制度 (のんのんばあ)
2016-08-11 14:00:34
天皇は「職業」ではなく「身分」であって、「もう嫌だ」とか「できない」とかで下りるものではないでしょう。
だからこそ、「摂政」が置けることになっている。

伝統芸能や技能集団の多くは世襲だが、こちらは「職業」だ。
どの人も身体が動く限り現役を貫くのは、「職業」であるからだろう
そして後継者は、親世代と同時進行で仕事を開始する。
世襲によって稼いでいく宿命なのだ。

天皇は、国家が生活を保障する世襲制度の中の地位だ。
そのレールに乗っかって来ておきながら、摂政は置くな・でも自分はやめさせろ・天皇制は永遠に続くように、はない。

亡くなった桂宮さまのような生き方もあったでしょうに。
返信する
特別立法という方向でいくようですが、さて… (anima mea)
2016-08-11 13:10:48
管理人様、新しいトピックを立てていただきありがとうございます。

先日の陛下の会見放送のすぐ後、安倍総理が生放送でコメントを言っていましたが、当たり障りのないコメントを手短に済ませた後、プイッとそっけなく記者たちの前から立ち去っていく姿が妙に印象に残りました。記者たちも総理の態度が予想外だったのか、総理が立ち去っても皆キョトンとした感じでいました。安倍総理のあの態度を見て、「ああこの人は陛下の会見の内容に納得いってないし、苛立ってるのが本音だろう」と感じました。

ロイター通信は「日本国民の多くが生前退位の考えに共感しているものの、安倍首相を支持する保守層が反対していると報じている」と述べているようですが、その見方は違うのでは?と思います。安倍政権支持だから、保守だから生前退位の規定を設けたくない(典範の内容をいじりたくない)のではなく、生前退位の規定を新たに設けることの弊害の方を危惧するからです。
安倍政権(官邸)が摂政案や今上陛下限りの時限立法を優先して考えようとしているのも、
「陛下のおことばに影響されて典範改正してしまった」
「ここで典範を改正してしまったら陛下の政治的要求を飲んでしまったとみなされる、これは明らかに憲法に抵触する」
「仮に生前退位の規定を典範に盛り込み、後の世代になってそれが政治的思惑の道具に使われてしまう(時の政府等の都合によって恣意的な退位を認めさせてしまう)ようになったら、安倍・自民政権の永遠の汚点として歴史に残ってしまう」
といった問題点が出てくることになるからでしょう。

安倍総理は官房長官だった当時、「紀子妃が懐妊しても有識者会議で出た結論を踏まえた(女帝容認の)法制化を粛々と進めていきたい」と官僚から差し出されたメモを独断で握り潰し、女帝容認に向けた典範改正議論を凍結するという発表をしてしまった過去があります。この段階で既に安倍氏には「汚点」があったと言えますが、その後色々な問題を経てこれ以上の汚点を残したくないと考えても不思議はないと思います。

そして政府は改めて「特別法を軸に調整を進める」という見解を発表したようです。

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http://mainichi.jp/articles/20160811/ddm/001/040/150000c
生前退位 特別立法軸に検討 政府、制度化を避け
毎日新聞2016年8月11日

政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受け、現在の陛下に限る特例として退位できる特別法の制定を軸に検討を始めた。皇室典範改正で永続的な制度とした場合、皇太子さまも含めた将来の天皇にも退位を認めることにつながり、象徴天皇の地位が不安定になるとの見方も出ているためだ。世論の動向や近く設置する有識者会議などを参考にしながら、調整を進める。

安倍晋三首相は周辺に「現在の陛下に限った制度を考えている」との趣旨を漏らしているという。

憲法2条は皇位について「皇室典範の定めるところにより」継承すると定めている。現在の典範には退位規定がないため、生前退位を実現するには「天皇が崩じたときは、皇嗣(継承順位1位の皇族)が、直ちに即位する」と定める典範4条の改正が必要になる。または1代限りの退位をできるようにする特別法でも可能で、政府関係者は「特別法も事実上、典範の一部だとみなせば、憲法2条と矛盾しない」と話す。

法整備では退位の条件をどう明確に規定するかが課題だ。陛下は8日に公表されたビデオメッセージで、高齢に伴い「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなる」と述べた。典範改正でこうした条件を明文化すると、将来の天皇も縛られ、強制的な退位につながりかねない。首相を支える保守系の自民党議員らは、退位の制度化に慎重で、必要最小限の法的措置にとどめたい考えが強い。「あらかじめ制度化するより特別立法とする方が、恣意(しい)的な退位や強制退位の弊害が比較的小さい」(園部逸夫・元最高裁判事)とする学説もある。

憲法1条は天皇の地位を「主権の存する日本国民の総意に基づく」と定めているため、政府関係者は「安全保障関連法の強行採決のような事態は避けなければならない」として、与野党の幅広い賛成が必要との見方を示す。与野党の議論も政府の対応に影響を与える可能性がある。【田中裕之】

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>皇太子さまも含めた将来の天皇にも退位を認めることにつながり

ここをはっきりと表明してくれたことは良かったと思います。

もし仮に陛下や秋篠宮支持者らが「今上陛下限りの特別法なんて納得いかない」という意見を言い出したらおもしろいことになると思います。連中の本当の狙いが見えてくるからです。

その点、小林よしのり氏の極論には正直呆れています。女帝・女系天皇支持を表明している数少ない人が、こういう極論を出してきたことに引いてしまいました。
「そもそも「退位=譲位」を特別立法でしのぐという案は、「憲法違反」である!」
小林氏のこの論理は理解できません。誰か説明できる方いらっしゃいますか?

参考までに:
憲法違反の「特別立法」は許されない
https://www.gosen-dojo.com/?page_id=906

天皇陛下のお言葉を聞いて
https://www.gosen-dojo.com/?page_id=906

小林氏は敬宮様より眞子佳子様の未来の方が大事なの?
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やっぱりわがまま、不必要な制度変更 (大和なでしこ)
2016-08-11 11:19:16
もう疲れたしゆっくりしたいという方にこれ以上重責を担って頂く必要はないけれども
ご自分が「摂政はイヤ、生前退位にしてちょ」っていうと政府が動いて、このときだけの特別法とはいえ退位できるっていう先例を作るのって、かえすがえす間違っていると思う。

天皇のご意思によって政府が動いた(ご本人が望まなければ生前退位は今後もない)という形であったとしても、それは天皇の意思によって国政が動くという先例になるから
象徴天皇のあり方に大きな汚点を残すことになる。

一方で、天皇の意思とは無関係に、政府が今の天皇にはご退位頂くのがよいと判断してこうなったのだとすれば
それはそれで、時の政府の恣意によって天皇の退位を定め得るということになり
象徴天皇のあり方に汚点を残すことになる。

生前退位以外に今の重責から解放される方策がない(制度的欠陥を抱えている)というのなら話は別だが、摂政を置き、本来象徴天皇には求められていないさまざまな「公務」を削減すればクリアできる問題を
公務削減はイヤ、摂政を置かれるのもイヤという個人的なわがままによって制度をいじるのはどういうものか。


制度をいじるのは、個人の意思とは無関係に、どうみても大きな欠陥だという部分を変える、ので良いのではないか。
その意味では、女性にも皇位継承権を、というのは、制度の欠陥を補う、必要な改正である。
実際そこに居る存在を、居ない者として扱う、そんな非人間的な論理を押しつける男系男子は、単なる制度的な欠陥である。

これを維持するためには、側室制度を復活させるか、あるいは受精卵選別によって男子を選択的に妊娠させる(とは、女性になる可能性のある受精卵を捨てるということでもある)か、二つに一つで
どうみても大きな欠陥を抱えた制度である。

皇太子ご夫妻は、お子様を本当に慈しみ育てておられる方々なのに、敬宮さまお一人だけで、次のお子様がいらっしゃらないのは、今の制度だと次は男子以外要らないから選択的に男子になる受精卵だけを、と強要されたからではないのか。
その結果、生まれ得る可能性のある女子の誕生の機会を奪ったのではないか。

高度な医療の手を借りなくともやすやすとお子様を授かった秋篠宮夫妻が、3人目は長い時間をかけて高度な医療の手を借りたのは、心音を確認できるや否や懐妊を発表して皇室典範改正論議を強制的に終了させた(くらい41年ぶりの奇跡の親王誕生に自信満々だった)のは、禁じ手を使ったからではないのか。

そういう疑いを招き寄せるという部分において、今の皇室典範は象徴天皇のあり方にぬぐいようもない影をおとす、制度的欠陥を抱えている。

そういう部分については、改正を考えるのはありだろう。
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言い訳がましい (田舎婆)
2016-08-11 00:15:18
田舎婆の感想を率直に述べますと「言い訳がましい」の一言です。このブログでも取り上げられる過剰公務について、常に国民と喜怒哀楽を共にし、国民と触れ合うために日本各地をご訪問したとの事、腹が立ちました。国民の幸福を願うとはですね、あちこち出歩くことではないんですよ。今、日本国民がどのようなことで苦しんでいるかと社会現象に目を向け、天皇として(仁、徳、祈り)の模範を、どのようにお手本として見せ国民を励ますことができるかと心を痛めることなんですよ。虐め、うつ病、貧困、老人介護、失業、、、このような現実に「家族や身近の人々が助け合い守る」というメッセージを送ることなんですよ。それが何ですか、もうバリバリ働けないから、体力の限界だから引退するとは。今だからこそ、衰えた老人をいかに周囲が尊敬し支えるかを見せるのがお役目ではありませんか。摂政をたてるでいいんです。

とにかく言い訳がましい。天皇ともあろうお方が陰徳という言葉をご存じなのでしょうか。こんなに頑張ったというばかり。何を頑張ったんですか。地方公務を楽しんだだけと思いますよ。特に皇后さま、奇麗なおべべ着て、やれ今度はあそこに行きたいだの、やれコンサートだの美術展だの。あちこち歓呼の声で迎えられ、こんなに楽しいことないですよ。

いつも不思議に思ってたのは、そんなに出歩いて、じっくり日本の現状について本を読んだり、どういった行いが国民を勇気づけるかと真に悩んだことあるのかしらということです。

いったいに、平成天皇皇后は何をしたのかと思い致せば、ただただ出歩いてたこと。そして次期天皇皇后を励まし、応援し、日本や世界にデビューさせなかったこと。正直申しまして最低。田舎婆のゲスな勘繰りですが、元凶は皇后さまの雅子様への嫉妬と思ってます。

かつての美智子皇后讃美者であった田舎婆は「わたくしが一番」にしがみつき、週刊誌に目を通し、皇后讃美の記事にほくそ笑んでいるお姿がみえて、もう哀れの一言です。皇后さま、どうか晩節を汚さないでください。あなた様を長くお慕い申し上げた田舎婆の期待を裏切らないでください。

すみません、知力皆無の過激な感想で。
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なんだかなあ (がたみん)
2016-08-10 19:58:21
今回のお言葉、いろいろ思うことはありますが、実のところたいしたことを言っているようには思えませんし、わざわざ放送するほどの内容かなと思いました。

気になったところとしては、

>>更に日々新たなる日本と世界にあって、日本の皇室がいかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています<<

ここについて、うそつきと思いました。こう思っていたのなら、ならばなぜ雅子様は活躍できなかったのか。本当にそう思っていたなら、雅子様はもっと海外親善に行って活躍できていたのではないでしょうか。
国民もそうなると思っていたでしょう。
ところが現実には、雅子様は子供を生むまで海外に行くことを禁止され、お好きなスキーすら体によくないと長年禁止されました。
いきいきとすることはできなかったのです。
皇室は期待に応えるというのなら、雅子様を活躍させてほしかった。昔ながらの価値観でしばってほしくなかった。
どうも天皇陛下が新たな世の動きについて考えたとは思えません。
ここの文章部分、ふだんの陛下からは離れています。

あと公務は減らしたくない、次代も今のままの量でやってほしいと聞こえますが、葬儀は簡素にというやさしさ(?)はあるのに、公務はこの大変な量をこなせというのは、きづかいがないなあと思います。
それもご自分方が、どんと増やしたものをです。
次代が減らしたら、自分が否定されたように感じる気がします。
次代は次代のやり方で、という余裕ややさしさがないのはいかがなものかと思います。

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海外の「王太子」不在 (Dianthus)
2016-08-10 10:35:26
日本も昭和の初期など、長く皇太子不在だったことを外の方が書いていらっしゃいますが、ヨーロッパ王室も同じです。

モナコではアルベール2世の在位のはじめ、嫡子が生まれるまでの2005年~2014年の間は大公世子は不在で、姉のカロリーヌ大公女が推定相続人でした。

ベルギーではボードゥアン1世の在位中、1951年~1993年のまさに42年間、王太子(ブラバント公)は不在でした。弟のアルベール王子は推定相続人(リエージュ公爵)でした。

デンマークではフレゼリク2世の在位のはじめ、1947年から1953年まで、王太子(kronprins til Danmark)は不在でした。弟のクヌーズ王子は世継ぎ王子(Arveprins)と呼ばれていました。しかし、1953年に憲法が改正され、女性にも王位継承権が認められたため、フレゼリク2世の長女マルグレーテ王女が推定相続人となり、父王の崩御に伴って女王となりました。

このマルグレーテ王女が王太女とされなかったのは、このときのデンマークの王位継承法が、女子にも王位継承権があるにしても、直系姉弟間では男子優先であったためのようです(弟が生まれる可能性を一応考える)。
ですが、そのデンマークも2009年に直系長子制に変更されました。

エドワード8世の在位中(1963年)、王太子(プリンス・オブ・ウェールズ)は不在でした。弟のジョージ王子はヨーク公のままでした。エドワード8世が王冠をかけた恋によって退位したあと、ジョージ王子がただちに国王となり、長女のエリザベス王女が推定相続人となりました。

このエリザベス王女が王太女(プリンセス・オブ・ウェールズ)にならなかったのは、この時点の王位継承法が直系姉弟間では男子優先であったため、弟の誕生の可能性があり得たからです。そのイギリスも、2013年より直系長子制に変更となりました。

そういえば、2006年の日本で招集された有識者会議では、21世紀の皇位継承法として望ましい形は直系長子制であると結論づけました。この時点では、女性にも王位継承権を認めている国でも、直系内での男子優先とする国もあったのです。
直系長子制を取っていたのは、スウェーデン・オランダ・ノルウェー・ベルギーでした。
その後ここに、イギリス、デンマークも加わっています。
直系内男子優先だと、女子の場合は即位までずっと推定相続人に過ぎず、王太子(女)とならない不合理さに鑑みたのでしょうか。
まだ直系内男子優先のスペインの場合、アストゥリアス公は推定相続人に与える称号に過ぎないようです。

脱線しましたが、安倍首相が次に招集するかもしれない有識者会議は、2006年と違う答えを答申するのでしょうか。
すでにヨーロッパの主要な王国は直系長子制に切り替わっており、国連から皇位継承の男女差別撤廃について勧告を受けているのに。
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Unknown (月ふた)
2016-08-09 20:29:56
初めまして。月ふたと申します。
今回の天皇陛下のお気持ち、はっきり言って何が言いたいのか分かりませんでした。
つまり自分は疲れた、だけど摂政はやーだよ、と言うことですか。
あともがり、とか言いたかっただけでは無いのでしょうか。
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どこをどう読めば (のんのんばあ)
2016-08-09 18:23:58
「生前退位のご意向」になるのでしょうか?
そして、「そうなんですね、ゆっくりしていただきたい」という「国民の思い」に結論付けられるのでしょうか?

身体が辛い、年だし病気だし。
でもコームはやめないよ。
摂政なんてやらせないよ、オレに無能の烙印を押すのかよ。
未来永劫、天皇はずっと存在すっからヨロシク。

としか、受け取れないですけどねぇ。
皇太子・天皇として散々贅沢をして生きて来たのだから、最後まで生き恥晒して務め上げてくださいとしか、言えないなぁ。
返信する
深く考えない国民の一人としての感想 (余裕のない庶民)
2016-08-09 14:31:48
そんなに摂政が嫌ですか…でも何故そんなにお嫌なの?そしてこれは違憲行為なのでは?が最初の感想でした。
次に思ったとしても、自画自賛ばかりだし、上から目線。
さらに言うならば、ああ雅子さまを公務しない祭祀しないなどとぶっ叩きまくったせいでその言葉に自分が追い詰められてるなぁくらいですかね。

象徴天皇を人生をかけて模索していると仰る陛下。
昭和天皇も時代に即してご自分に求められている天皇像と理想などをお考えになりながらそうなさっていたでしょうし、陛下がそれをなさっていてもそれはそれで構わないと思います。
そのことから自分の考えてきた象徴天皇の像に今の自分が値しないので位を退きたいと仰るならば、今回の発言が違憲行為なのでは?とは思わなかったと思います。
ですが、昨日のお言葉からは「天皇はかくあるべきなのだ。後の者も自分に倣え。だから皇室典範改正しろ」というふうに聞こえました。
あと私は平成育ちなので昭和天皇のことも昭和の時代もよく知らないのですが、やはり思わずにはいられなかった。
お父様はそれほどまでに偉大でしたか、と。
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これで政府が動いたら、天皇による政治介入になります。 (Unknown)
2016-08-09 14:30:55
「天皇は政治に関与できないので、生前退位など具体的な表現は避けている。」と賛辞されていますが、賛辞されるような事ではありません。

具体的な表現は出さない、出せないのが当然です。
賛辞するような事ではありません。

今の憲法では、皇室典範もですが、天皇は政治に関与してはならないのです。

そんな事にはなりませんが、もしも、
「皇室は廃止します。
天皇をはじめとする皇族全員、明日から一般市民です。」
という法が国会審議で決定し施行されたら、天皇をはじめとする皇族全員、拒否できません。

天皇はじめ皇族は黙って政府の決定に従わねばなりません。

それが今の日本国憲法であり皇室典範なのです。

2016年8月8日、今上天皇は録画メッセージを放送しましたが、もしこれで政府が憲法改正、典範改正に動ければ、それは「天皇による政治介入」になります。

具体的な表現が無くとも、今上天皇の気持ちは読み取れますし、録画メッセージが流れる前から「今上天皇の希望」が伝えられています。

その「今上天皇の希望」は、憲法改正、典範改正でなければ実現しないことです。

もし政府が「今上天皇の希望に添うように」憲法改正、典範改正したならば、いくら「天皇の気持ちは重い」と言えど、それは、
「今上天皇による政治介入すなわち天皇の憲法違反」
になるのです。


日本国憲法を遵守する今上天皇であれば、録画メッセージを放送したという事実のみに留めて、政府は絶対に改正へと動くべきではありません。
返信する
摂政体制にすべき (同い年)
2016-08-09 11:45:12
政府が天皇の負担軽減の為に摂政体制移行を検討していたのなら、そのまま進めるべき。普通の国民は、高齢の天皇陛下が、もう仕事は無理とおっしゃるなら、皇太子殿下が摂政になられるのは自然の流れと納得します。皇統をどう繋ぐかは、今上の隠居とは別の議論。女系女性天皇を認め、長子継承に改正すべきです。秋篠宮やヒサ親王がいても関係ありません。男系男子は前時代的な側室制度があって成立するもの。その側室制度ははるか昔になくなっているわけで、女子男子問わず長子継承で行くしかありません。政府は今上や美智子妃、秋篠宮家に必要以上の遠慮をする必要は無いです。
返信する
大きな禍根を残すことないように… (AB型)
2016-08-09 10:52:32
8月8日午後3時からの天皇陛下の「お言葉」は、仕事のため生放送で聞くことはできなかったので、帰宅してから宮内庁のHPで確認いたしました。

確かに80歳を超え、高齢に伴い「これまでのように象徴天皇としての務めを果たすことが困難になっている」というお気持ちは大変に分かります。私もここだけは素直に重く受け止めました。

しかし、だからといって、陛下の「お言葉」の下で、皇室典範の改正、又は特例法の制定ということをしてまで、生前退位、いわゆる譲位という方向に果たして進んでいいものなのでしょうか。生前退位(譲位)自体にはいくつかの問題がありますが、それ以前に問題は「お言葉」によって国政が生前退位(譲位)という方向に進みつつあると言う現状です。

これまでの報道を見る限り、政府は「生前退位(譲位)は恣意的な運用などの問題を抱えていて、憲法上にも問題あり」として、陛下の公務負担削減として、皇室典範の規定にある「摂政」を立てることを軸に話を進めていました。これは極めて賢明な方法です。摂政であれば、宮内庁と内閣官房など関係機関が水面下で調整すれば良いし、皇室会議の議を経るだけで実現は可能です。今の陛下の現状が、典範16条2項にある「精神若しくは身体の重患又は重大な事故」に該当するのかという問題もありますが、これは関係機関で調整した上であれば、国会での改正も視野に入れて良かったと思います。皇太子殿下が摂政宮となられた場合、天皇と同等の立場となって、国事行為を執り行うことはできますし、必要とあれば、両陛下が務めていた公務を摂政皇太子殿下と同妃殿下にお譲りになることもできました。これだけでも十分、次世代に委ねることにもなり、天皇皇后のままでも両陛下は余生をゆっくりお過ごしできることは可能なはずです。

ところが、陛下は、憲法に抵触しない範囲で「お言葉」を内外に明らかにすると言いながらも、摂政を立てるというお考えについては、敢えて「しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。」と言及され、否定的な考えを示されました。これは、摂政案を軸に検討が進められていた政府の方針に、陛下ご自身が不可としたということになり、憲法の「国政に関する機能を有しない」に違反しかねないことです。

更に、「お言葉」発表後、国会では与野党問わず「陛下のお言葉を尊重して、生前退位(譲位)も含めて議論を行いたい」という方向に進みつつあり、世論も同情的に陛下の御心を尊重したいという声になっています。私はこの風潮に危機感を抱いています。こうした動きは、戦前のように「天皇陛下の思し召し」の下で国政も世論も左右されているといってもおかしくないからです。これはこれまで日本が敗戦を経て培ってきた「君臨すれども統治せず」「立憲君主制」「民主主義」を根本的に否定することにもなるのではないでしょうか。こうした懸念も含まれている今回の「お言葉」に対して、やはり同じように懸念の持つ声はありましたが、あまりメディアでは取り上げられず、「天皇陛下お可哀そう、お気持ちに国は応えるべき」だとか「生前退位は何としても実現できるように国民として叶えてあげたい」とか、そういう一方的な考えに国を導いていこうという動きには不安を感じざるを得ません。民主主義国家である今日の日本は、天皇陛下の思し召しで国政が左右される戦前のような体制ではないはずです。お気持ちを優先しすぎて憲法を軽視することはあっては絶対にならないと考えます。

但し、天皇陛下も人間でありますので、確かに高齢によりこれまでのように公務を行えないというお気持ちは理解できます。しかし、やはり憲法に違反するようなことはあってはなりません。それでも摂政という案では困ると言うなら、宮内庁や内閣官房などが水面下で、anima mea様のような提言を軸に進めても良かったと思います。その提言を踏まえた上で私個人としては、



1、国事行為は当面、陛下がおやりになるとした場合、必要に応じて、昭和天皇の事例に従って、皇太子さまに国事行為臨時代行をお願いする(陛下が国事行為全般を行うことが困難な場合は、皇太子さまに国事行為臨時代行を永続的にお願いする)。

2、これまで天皇皇后両陛下をなさっていた公務(公的行為)を整理縮小し、必要とあれば、皇太子さま(又は雅子さま、皇太子ご夫妻)にご名代としてお願いする。

3、天皇陛下は天皇の地位のままで、皇后陛下は皇后の身位のままで、ご静養や私的なお出ましをなさり、余生をゆっくりお過ごしになるようにお願いする。



こういった方法で進めても大丈夫ではと思います。国事行為臨時代行であれば、摂政と異なり、内閣の助言と承認により、陛下の思し召しのみで発令が可能なので、まず生前退位(譲位)のように恣意的な運用や二つの権威の存在、皇位継承の不安定化という不安要素もありません。皇太子さまはすでに国事行為臨時代行を通じて、今の陛下が皇太子であった時以上に名代としての務めを果たされており、国会開会式へのご臨席(2003年。国事に関係する公的行為)や認証官任命式(2016年には国務大臣の認証式にも臨まれた)、勲章親授式(2011年など)なども経験され、国賓歓迎行事・宮中晩餐会(2011年・2012年)などにおいても十分お務めを果たされています。次世代に委ねるという意味においても、陛下の名代として問題ありません。

公的行為の整理縮小についても、5月に宮内庁が発表した公務の見直しのように、整理縮小や皇太子ご夫妻にお譲りになるなどすれば問題なかったはずで、十分高齢となった両陛下の負担軽減にもなります。

一方、皇后さまのお務めを皇太子妃雅子さまが担うことができるのか、という意見もございます。皇后には元々、お務めというのは法的な根拠はないという前提で申し上げますが、その意見については「問題ない」というのが私の答えです。なぜなら、雅子さまはすでに皇后さまの名代としてのお務めを果たされた経験があるからです。皇后としてのお務めといっても、挙げられるのは、全国赤十字大会(毎年開催)、フローレンス・ナイチンゲール記章授与式(2年ごと開催)、私的なお務めとしてご養蚕がございます。
実は、これらのうちフローレンス・ナイチンゲール記章授与式には、1999年に正田英三郎氏の逝去により皇后陛下が喪に服されたため、雅子さまがご名代としてこの年に開催された第37回に出席されています。これまでは長期療養ということもあり、なかなかご名代を務めることが難しい状況にありましたが、現在では着実に回復傾向にあり、今年7月には療養入り以来初めて日本赤十字社名誉副総裁として、献血推進運動全国大会に13年ぶりにお出ましになられました。
あまり知られていませんが、2003年1月に陛下が前立腺がんの摘出手術のため入院された際にも、皇居での「農林水産祭天皇盃受賞者との接見等」には、雅子さまが皇太子さまとご一緒に両陛下の名代としてお出ましになっています。
ご体調が良好でなかったときにもお一人での公務にも臨まれておりますし、現在の雅子さまのご体調であれば、全国赤十字大会へのご出席も可能だと思います。ご養蚕についても公の場に出るわけではないので負担の少ないお務めです。将来的には雅子さまにも受け継がれていくと思います。
最近では神武天皇崩御二千六百年式年祭にも皇后名代としてお務めを果たされました。元々、宮中祭祀に皇后という立場にある方がお出ましになる祭祀はそんなにあるわけではないので、そこの心配も無用だと思います。

高齢を迎えた天皇陛下の公務負担軽減には、何も生前退位(譲位)という極端な方法よりも、摂政、国事行為の永続的な臨時代行、平成に入って大幅に急増した公務の整理縮小、ご名代を立てるなど、多くの手段があったはずです。今回の「お言葉」によって、憲法に抵触する恐れもある状況になってしまったのは、本当に残念でなりません。今後の動向によって、皇室に将来大きな禍根を残すことがないよう祈るばかりです。
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「お言葉」の偏向(非論理性) (Dianthus)
2016-08-09 03:30:10
80歳を超えた高齢で、いままでと同じ仕事はできない、だからそのことはよくわかるのですが、いくつかどう考えても理屈に合わないことがあります。

まず、anima meaさまのおっしゃるように、なぜ公務の削減と摂政宮を立てる方向ではいけないのかというのがわかりません。
生前退位という、新たな法改正が必要となる面倒な手続きでなければ、なぜいけないのか。

そして、これは陛下自身のおことばでなく、陛下のお気持ちを忖度していると自称する皇室評論家や識者のことばではありますが
どうして、皇太子が空位になると言い立てるのか、またそこを危惧するなら、なぜ皇太女ではなく、皇太弟にこだわるのかという点です。

ここ数年、ヨーロッパの王室では生前譲位が相次ぎましたが、そのオランダ、ベルギー、スペイン、いずれも新国王の即位に伴って、新国王の長女である王太女が立ちました。
オラニエ女公2003年生まれ
ブラバント女公2001年生まれ
アストゥリアス女公2005年生まれ
なぜこの中に、2001年生まれの敬宮愛子さまが入らないのか。秋篠宮家などという傍系宮家を皇太弟だかにしなければならないのか。
敬宮愛子内親王殿下がちゃんといらっしゃって、健やかにお育ちだというのに。

一番大事な部分を誤魔化して、さして必然性もなさそうな、理屈に合わない生前退位を望む陛下。
それを唯々諾々と放送し、そのご意思に沿わねばと連呼する皇室評論家。

こういうのは、象徴天皇のあり方を明確に踏み越えているのではないでしょうか。
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