母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

おしまい

2005-10-30 00:37:54 | 母の居ない生活
母の手記はこれでおしまいです。
何故か11月からは何も書いてありません。

思い出してみると、11月に入って、身体の調子が良いとよく言っていました。
そのせいか、病気の事も少し忘れられたのかもしれません。
いい意味で、気がゆるんだのかも…。

母の体調も良かったので、京都旅行にも行って来ました。
健康な私にとっては、何て事はない2泊3日の旅でしたが、母にとっては体力的にかなり無理をしていたのでしょう。
帰ってから体調を崩し、その後、再入院。
1度退院したものの、直にまた再入院。
年末年始と1月の末頃の2回、一時帰宅。
どんどん状態が悪くなっていく中、途中一時的に元気になり、自分から歩くリハビリをしたいと、先生に伝え、何度かリハビリもできました。

どんな状況になっても、私は、お母さんは絶対に治ると信じていました。
強くて逞しくて、何よりも家族想いの母でしたから。

3月5日に母が亡くなって以降、未だ悲しみは治まりません。
逆に、どんどん強くなっています。
毎日、夢の中にいる様です。
何をやっても、まるで現実味がありません。
母が病気になったのも、母が死んでしまったのも、全て夢で、いつか母が帰って来てくれる様な、そんな気がします。

私は、母をとても愛しています。今でも1番大好きな人です。

時間が戻らないかなぁ。


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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お母さんに会いたいです。 (hiromi)
2005-10-30 02:07:36
inazoさんの気持ち、私も全く同じ気持ちです。母がいなくなってしまってから、三ヶ月以上が過ぎましたが、未だに悪い夢を見ているようで・・日々忙しさに気持ちを紛らせてはいるものの悲しみは増しているような気がします。

ひとりになると、泣いてばかりです。

それでも、生きていかなくてはならないんですよね・・私も母が一番好き。生まれ変わってもまた母の娘として生まれたい。そう思います。

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コメントありがとうございます (inazo_)
2005-10-30 22:53:39
hiromiさん、お久しぶりです。

お母さんって、本当に色んな意味で大きい人。その穴を埋められる人なんて、存在しない。早くその事に気付いて、もっともっと大切にしてあげればよかったと、今更思っても、もう遅いですね。

同じ気持ち、分かってくれて、心が救われます。ありがとう。
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辛いですよね・・・ (ake)
2005-11-04 12:51:26
父が旅立って4ヶ月になりますが、まだ苦しくて辛くてどうしようもないときがあります。

父でこんな状態なんですから 母だったらと思うと・・・・

父親の存在も大きなものですけど、母親の存在は子どもにとって 父親以上にもっと大きいものなんじゃないかなって思いますよ。

体の一部っていうか・・・ずっと一緒というか・・・母親のお腹の中から生まれて来たんですものね!



いつになったらこの悲しみの気持ちから抜けられるのでしょうね・・・

でも、我が子や 遺された人 今生きている人のために 頑張って生きなければならないんですよね。



時間が戻らないかなぁって私もいつも思います。せめて せめて早期発見 切除可能なところまででも・・・って・・・



辛い気持ちを抱えて生きていくってしんどいです。

久々なのに 泣き言になっちゃいました。。。ごめんなさい。

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コメントありがとうございます (inazo_)
2005-11-07 01:09:32
akeさん、泣き言どんどん書いて下さい。

抱え込んでいないで、全部吐き出して下さい。

私ならakeさんの気持ち、分かります。

こうして、akeさんを励ましながら、実は自分自身に叱咤激励しているのです。

だから遠慮しないで下さいね。

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全く同じ気持ちです (みー君)
2005-11-07 12:45:09
本当に同じ気持ちです。毎日夢を見ているみたいで。今日は悪夢が終わって母が帰って来るかも!と思って目覚めて・・・やっぱり居ない・・の繰り返し。



三年前に父を亡くした従兄弟が、「これからもっと寂しくなるよ」って言うんですが、今より寂しくなるってどんなん!?耐えられへん!!

夫や子供がいたら日々の忙しさに気持ちも紛れるんでしょうが、一人の私はとことん自分の内面と向き合ってしまって・・・・

だめですね・・。

まだまだ立ち直れません。
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はじめまして (ぷかぷか)
2005-11-08 11:48:03
izumiさんのところから来ました。前から読ませていただいてました。

私は15年前に父を亡くしましたが、今でも忘れることなんて出来ないし、ふと会いたくなります。これが母だったら尚更だと思います。

私自身が病気で子供が3人いる母という立場なので、inazoさんの言葉を読むたびに、頑張って生き延びようと思うんです。

私が子供たちを愛してるように、きっと子供たちも私を愛していてくれると思うから。

私がいなくなってしまったらどんなに傷つくかと思うと負けてられませんね。

私の父が私の中にいるように、inazoさんのお母様もずっとずっと見守っていてくれるはずです。
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コメントありがとうございます (inazo_)
2005-11-14 00:14:59
>みー君さん

そうですね。

例えば、私が結婚していて、家庭を持っていたら、今とはまた違った感覚だったのかもしれません。(寂しい事には変りありませんが…)

これより寂しくなるなんて、頭がおかしくなりそうです。



>ぷかぷかさん

はじめまして。

そうですよ。子供にとってお母さんはとても大きな存在です。

私が3才の時、母は命にかかわる大きな病気をしました。

でも、家族の為に、大変な手術を乗り越え、頑張ってくれました。

もしかしたら、その時、母は亡くなっていたかもしれないと思うと、逆に、母は約30年も長生きしてくれたんだと思います。

だから、今年、母が亡くなるまでの時間は、本当にありがたく、貴重な時間だったと思います。

ぷかぷかさんも、家族の為に長生きして下さいね。絶対できます。応援してます。
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お父さんは? (ほたる)
2005-12-05 19:42:32
お元気ですか。

親がこの世からいなくなるのは悲しいですよね。

私の実家では、母が先に逝きました。

気を落としたのか、その数ヵ月後病気一つした事のない父が急死しました。

母が亡くなった後気が抜けたようにしていたのですが…。



一年の間に母と父のお葬式をしました。

ただただ走り回ったという記憶だけがあります。

未だに認めたくないことです。でも、現実なんです。

どうしてこんなに急いでという気持ちが今でも消えません。

何がこの気持ちを和らげてくれるのかわかりません。

突然、こんなことを書いてすみません。



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コメントありがとうございます (inazo_)
2005-12-07 01:07:43
ほたるさん、こんばんは。

私も、未だに母が亡くなったことが夢のようで、いつかこの夢が覚めるような、そんな感覚で毎日暮らしています。

一年の間にご両親を亡くされたその悲しみと虚無感。

辛かった事と思います。



>何がこの気持ちを和らげてくれるのかわかりません。



本当にそう思います。

でも、これは時間をかけて、自分自身で乗り越えていくしかない様です。

他人には分からない事ですからね。



ほたるさんが、これから少しでも幸せな気持ちになれるよう願っています。

お互いにがんばりましょうね。

この場が少しでもその助けになれれば光栄です。





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会いたいです (ほたる)
2005-12-23 23:04:32
私は両親が同じ年に逝くとは思ってもいなかったのです。

どちらか後に残った親と、先に逝った親の思い出を語り合ったりして残った親を慰めなければと、漠然と思っていました。

だから、数ヶ月違いで旅立たれた時は、本当に呆然として、夢でも見ているようでした。



両親に会いたいです。痛切に思います。

もう一度両親から子供として名前を呼んでもらいたいという気持ちになって、どうにもならなくなる時があります。

叶わぬ願いなんですけどね。

街にでると母子連れの姿が目に沁みます。

その時その時の私の精神状態で感じることも違う時があります。

安定はしておりません。



今夜は天気が凄いようです。雪の被害にあいませんように。
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