母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

2005-05-27 23:01:00 | 母の居ない生活
毎朝、お仏壇に手を合わせ、木魚を叩きながらお経を読んで出勤しています。(近所迷惑
今朝は仏壇の様子がちょっと違いました。仏花の他に桜の花がありました。
どうやら父がうめ吉の散歩をした時に、道にある桜の樹から拝借してきた様です。(ゴメンナサイ

母は入院中、桜の花が咲く季節を楽しみにしていました。
「外へ出たい。」ともよく言っていました。
もう少し長く生きていてくれたら、車椅子で散歩しながら、桜の花も観せてあげられたのに…。
外の暖かい空気と、優しい花の力で、またまだ長生きできたかもしれないと思うと、残念でなりません。

去年の夏は、病気の治療の為にと、朝早く近くのサイクリングロードを2人でウォーキングしました。
1日1日、1秒1秒、とてもゆっくりと母と過ごしていた事を思い出します。

2、3日前からそこにある桜の樹が色づき始めました。
今年の桜は遅いですが、そこの桜は特に遅いです。

これから、もっともっと道は華やかになりますが、それと同じぐらい母を思い出しちょっと辛くなります。
でも仕方がありませんね。どうしようもない事ですから…。

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2 コメント

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 (sumire)
2005-05-30 21:02:19
inazo_さん地方では、今頃が桜の季節なんですね。

もう六月になると言うのに。

桜って日本人にとって特別な花なんでしょうね。

私も桜の季節、父に見せたかったとか

父と最後に一緒に行ったお花見とか思い出して

綺麗な桜の花が辛い花になってしまいました。
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そうなのです (inazo_)
2005-06-06 01:09:57
周りは今や花が咲き乱れています。

でも、その分寂しさが倍増です。

母は花の好きな人でしたから、思い出がいっぱいです。
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