母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

ほぼ決定

2006-02-26 16:40:20 | 母の居ない生活
ずっと悩んでおりました、お墓問題。
解決しそうです。

今日、父と一緒に、ある霊園(というかなんというか)を見に行ってきました。
そこは、市内にある、建物の中に墓地があるところで、札幌に住んでいる方なら、
「あっ、あそこか!」と、すぐにピンとくるのではないでしょうか。
そうです。あそこです。

室内霊園といいましょうか、建物の中に沢山の墓石が並んでいるんです。

外の墓地よりも墓石の感覚が狭いのですが、前に見に行った納骨堂とは比べようも
無い開放感です。

奥様を亡くされた方でしょうか。
お年を召した1人の紳士が、イスに座り、墓石の前で静かにお参りしていました。

外のお墓の様に、下が土になっているわけではないので、土に還る事は出来ないで
すが、荒らされる事はなく、写真なども置いておけます。
大きな窓と、天井にも細長い天窓があって、天気のいい日なら充分に明るいと思わ
れます。

時間は限られていますが、年中出入り自由で、毎週日曜日に霊園の近くの駅から送
迎バスも出ているらしく、交通便もまあまあです。
前に見た納骨堂よりはかなり遠くなってしまいますが、車で行けば、ほぼ30分で
行けます。
もちろん建物の中なので、真冬でも気軽にお参りが行けます。

大事なのは、悲しいかな金額。

宝くじでも当たればもっと広い所にいれてあげられるのですが、ウチはかなりギリ
ギリの生活なので贅沢はできません。
以外にも、納骨堂よりは高いものの、色々と聞いていた金額より安い。

父と充分に相談をして、本日仮契約してきました。
ほぼ決まりです。
偶然にも、母の命日までに納金すれば本契約完了です。

毎日、母のお骨が入った箱の背中をさすって家を出ているのですが、それをできる
のもあと僅かになりそうです。
ちょっと寂しいけれど、ちょっと安心したような…複雑。

とり合えず報告まで…。