母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

迷い…

2006-01-29 23:30:54 | 母の居ない生活
あと、1ヶ月ほどで、母が亡くなってから1年が経ちます。
そろそろ、一周忌の準備もしなければならないのですが、その前に問題が…。
実は、お墓をまだ決めていないんです。

まず、外のお墓にするか、納骨堂にするかで迷っています。
外にすると、北海道は雪が多いので、冬になると御参りにはなかなか行けません。
その間にお墓も荒れてしまって、かわいそうな気がします。
私はできるだけ母に会いに行きたいのです。
そうなると、近くの納骨堂となりますが、昨日見に行ってみたところ、やはり狭くて、なんだかかわいそうな気がします。
この狭い納骨堂に入れてしまうなら、家にずっと居てもらった方がいい様な気がしますが、そんな事はできないのでしょうね。

どうして家にお骨を置いておいてはいけないのでしょう。
土に還れないから…?
でも、納骨堂でも同じことになるのでは?
要するに、死んだ人への執着心をなくすということなのだと思いますが、どうして執着していてはいけないんでしょうね。
執着していたって、生きている人は日常生活を送れるのに…、というか送らざるを得ないです。

しばらくまた悩みそうです。

また悲しい…

2006-01-19 01:19:11 | 母の居ない生活
前に、母が亡くなってすぐ、叔父さん(母の弟)が、大腸癌になったと報告したことがあります。
その後、抗がん剤投与、手術をし、回復に向っているという、冗談を交えた絵葉書が何度か送られてきたので、私もすっかり安心していました。
ところが、8日頃から体調を崩し、12日の15時13分、信じられませんが、天国へ逝ってしまいました。

土日にかけて葬儀がありました。
棺の中で眠っている叔父の顔は、母とそっくりで、倍悲しくなってしまいました。
母の死から1年も経っていないのに、本当に悲しいです。

母の骨を拾い、帰りのバスの車中では、お骨を持って寂しそうにしていた叔父の顔が目に浮かびます。
本当に癌が憎いです。癌はどうやったら無くなりますか?

叔父はイラストレーターで、とても綺麗な風景画や可愛い動物達を描いていました。
母が元気だった時には、個展が開かれると聞けば、一緒に観に行きました。
母にとっては自慢の弟だったのでしょう。その時は何だか嬉しそうでした。

生きるって何なんでしょうね?
この前、TVで自殺したいという若者が偉そうに語っていましたが、死にたい人が死ねばいいのに…。
世の中は、不条理な事ばかりです。何だか分からなくなってきました。

新年

2006-01-01 23:05:03 | 母の居ない生活
あっという間に、新年が始まりました。
去年は、母と新年を迎えられたことに、とても喜んでいたことを思い出します。
母が健康な時には分からなかった幸せが、母が病気になった事によって感じられました。皮肉なことです。
いつも平凡な生活がつまらないと思っていました。
でも、平凡ってすごく幸せな事です。
大好きな人がいつもそばにいてくれるって、すごく幸せな事です。
去年は泣いてばかりの1年でした。
今年は1つでも多く楽しい事を見つけたいと思います。