母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

母の手のぬくもり

2006-06-18 13:41:09 | 母の居ない生活
昨日、たまたま京都の旅番組を見ていて、母と行った京都旅行を思い出し、母が元気だった時に連れてってあげられれば…と後悔して、「ごめんね、お母さん。」と思いながら、うつらうつらしてしまったせいか、夢の中にまた母が出てきてくれました。
夢の中でもやはり、「ごめんね、お母さん。元気な時に一緒に旅行をしてあげられなくて。元気な時だったら、美味しいもの沢山食べられたのにね。」と謝り続ける私に、母は私の手をしっかり握りながら、「なんも、いいんだぁって…。」と、優しい笑顔で答えてくれました。
その母の握ってくれた手の感触の懐かしいこと…。
分厚くて、ガサガサしてて、でもとっても温かい母の手に心がスーッとしました。
夢だと分かっていたから、目は絶対開けたくないと頑張った私なのでした。(笑)

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4 コメント

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もう一度 (ほたる)
2006-06-18 22:21:15
何だか歌謡曲のようなタイトルになってしまいました。

私も、両親ともう一度旅に出て思いっきり親子したいと思います。

あの温かな両親と一緒に…。



毎日の生活に忙しくしていても、いつも頭の隅っこにこういう気持ちがあります。
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いいなぁ・・・ (hiromi)
2006-06-19 02:33:50
お母様、夢で逢いに来てくださったのですね。

私も母の手が大好きです。inazoさんのお母様の手と、似ているかもしれません。私の母の手も丸くて、分厚くて、ころっとした温かい手だったなぁ・・お手玉がとっても上手でした。

母がいなくなってしまってから、もうすぐ一年になります。同じように母親を亡くした友人は「一年過ぎたら吹っ切れた」と話していましたが本当に吹っ切れるものなのでしょうか・・

私は未だに母がいない事が寂しくて、この世から旅立ってしまったという実感がないのです。

でもやっぱり、いないんですよね。ひとりでいる時、気がつくと「おかあさん」って話しかけたり、母を思い出してばかりです。

inazoさんの様に夢で逢いたいなぁ・・
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一周忌でした (ake)
2006-06-22 22:00:39
今年は父の日が父の命日で その日に一周忌をしました。

一年ってあっという間ですね・・・

いまだに父がこの世に居ないということが信じられません。

先日父の夢をみました。高い木の枝に座ってニコニコと私達を見下ろしていました。

なんでそんなとこに居るんだろうと思って私は父を見上げていたんです。

父の夢をみても いつも話ができなくて、目が覚めると寂しくなります。

一周忌を無事済ませると その日から極楽の門を開ける方法を学んで行くんだそうですよ。そして三回忌の時に 極楽へと入れるそうです。

それまでは色々あの世でも忙しいんでしょうね。



hiromiさんのご友人は吹っ切れたんですね・・・私はまだまだだめです。

母親を亡くした私の友人は 七回忌になって やっと母親はこの世にいないんだと納得できたそうですよ。

いつまでも引きずってはいけないと思っても 心のことはなかなか思うように行かないものですね。
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コメントありがとうございます (inazo_)
2006-06-27 03:03:38
>ほたるさん

元気な時に何でもしてあげれば良かったなっていつも後悔しています。

特に母は、この京都旅行が、最初で最後の道外旅行で、それまでは飛行機も乗ったことがなかったんですよ。

京都なんて美味しい食べ物や、素晴らしい風景が満載じゃないですか。

ホント元気な時に連れてってあげられれば、もっともっと楽しめたのにと、思い出す度に悔しくて…。



>hiromiさん

この頃、よく母が夢に出てきます。

ソファーに座って普通に母と話してるんだけど、そこから見える和室には仏壇と母の遺影があって、その事が不思議でしょうがないというような夢でした。

私にとっては、まだ、夢の中での母と話している事が普通で、現実の方が夢の様な感覚なんですよね。



>akeさん

不思議な夢ですね。

でも、お父様、そうやってakeさんを上から見守ってくれているのかもしれませんよ。

ニコニコしているのがいいじゃないですか。きっと、病気から開放されて、のんびりとあちらで暮しているのではないでしょうか。

私もまだまだ母の居ない生活にしっくりきていません。

1年以上経っても、やっぱり母がふらっと帰って来てくれそうで…。







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