皆さまこんばんは。まだ休眠中です。
成田山新勝寺「智光」2月号より。
「釈迦堂 釈迦如来像」お不動さまを思わせるかたち・・・
降魔触地印 (ごうまそくちん) ・・・お釈迦様が菩提樹下で修行中、修行を妨げる様々な魔が現れたため、お釈迦様は指先で地面に触れて大地の神を出現させ、それによって悪魔を退けたと言う。
彫りの深い顔立ち。
「お不動さまのようなお釈迦さま。彫りの深いはっきりとした顔立ちの釈迦如来像。 伏し目がちでなで肩の落ち着いた如来像が多い中、この尊像は切れ長の大きな目と起伏のある表情が精悍で肩幅も広く、どこか不動明王のような迫力を感じます。光背の文様にもお不動さまの迦楼羅炎 (かるらえん) を思わせる火炎形雲気文が用いられています。また、日本の仏像には珍しい悪魔や障碍 (しょうげ) を降す降魔触地の印相を示されるお姿は、まるで私たちの煩悩を滅してくださるお不動さまの御利益を表しているかのようです。
この尊像をおまつりする釈迦堂は、大本堂が建立されるまでの本堂でした。百年以上にわたってお不動さまをおまつりしていた御堂。その後を託されたお釈迦さまに、お不動さまの後を担う力強さが求められたと考えると、一風変わった尊容にも納得がいきます。
お不動さまのようなお釈迦さま。その力強さを感じながら、手を合わせておまいりしてみてください」・・・(智光より)
不動明王のルーツは、インドの破壊神シヴァにあると言う説が有力ですが、もう一方では、「菩提樹下で、あらゆる煩悩と魔を降伏 (ごうぶく) した、お釈迦様の降魔成道の智慧そのもの」と言う説も・・・あります。(筆者付け足し)
前述したと思いますが、お釈迦さまが悟りを開く過程で、「心が清浄で透明で不動に至った時・・・」と、「不動に」と言う文言が何度も入っています。(アマゾンで買った原始仏典)
明治から昭和にかけて活躍した禅僧・澤木 興道師は簡潔に「お釈迦様のような人は二度と出ない」述べておられますが、まさにその通りだと思います。
日本の歴史では、不動法の達人は・・・天台宗では、「相応和尚(そうおうかしょう)建立大師 (こんりゅうだいし) 」、「元三大師」が特に有名で、
真言宗では、「弘法大師 (浪切不動尊) 」、「寛朝大僧正 (成田山開山) 」、「興教大師 (覚鑁・・・かくばん) 」「理源大師・聖宝 (しょうぼう)・・・直接、不動明王との関係はわかりませんでしたが、当山派修験道の祖でもあります 」が有名です。
・・・今日は、トンビの「ニュー(丹生) 」が現れ、巣に帰っていくのを見守っていると、北側から、大きな猛禽類も現れて、少し離れた木に留まりました。トンビの「金若」かと思ったのですが、少し白茶のツートンカラーにも見えたので、ミサゴさんかも知れません。または、「ニュー」の奥さんか。
一昨日は、この辺りで最も大きなトンビ、「初代お嬢 (翼開長170センチ超) 」も久しぶりに現れました。
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