田舎都会からの便り

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炭の小話③原木~窯搬入封鎖

2022年02月22日 02時20分53秒 | その他

 炭窯

更新は 私が「元気で自遊人」している写真記録の便りです

「大技」

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氷柱氷筍氷壁「旧岩戸トンネル」2022年02月22日

 

 行雲流水 炭の小話原木~窯搬入封鎖

北海道森町(もりまち)駒ヶ岳地区 炭焼き工房

この地区には8軒ほどの炭焼き工房があるという

都会の飲食店で炭火焼きがブームになりましたが 安い価格の中国産に悩まされたよう

コロナ渦となり炭利用も変化・・・国産品の地位は落着いているようです

駒ヶ岳山麓は広く 人家は少ない

炭小屋の煙が近所に迷惑をかける心配無用地帯です 

以前はマサカリで割材づくりをしていた

今は体力消耗の少ない薪割り機が友だちです

細くても 太くても すぐパカン・・・一丁上がりです

窯の入口に用意された原木

窯の中は広い

この窯は最近増え始めたコンクリート造

駒ヶ岳地区の工房でも数軒コンクリート造に切り替えているという

若夫婦の経営する工房は アルバイトも若い女性

以前は 高齢者の仕事場という雰囲気でしたが 時代の変化を感じます

生木は重いのですが 若い女性は力持ちです

一本でも多く窯に入れる・・・原木を並べる知恵が必要な作業てす

原木搬入入口の封鎖は粘土・・・繰り返し使用できる貴重な資材だそう

窯を塞ぐブロック積み

石を積む窯など塞ぎ方は いろいろあるそう

石利用・・・木炭②窯蓋

上手く塞がないと 生産品が燃えて全部がパーとなるそう

右が火入れする窯口です

蓋をする作業・・・2時間ほどでした

  過去記事 

炭づくりの窯を見学した写真記録を連載しましたので 炭の話を少し掲載します

昭和時代 わが家には丸い火鉢が二つあり 炭は重宝な優れものでした

石油ストーブが普及してなかった頃 ストーブのある居間以外の部屋の暖房は火鉢が主役でした

 

当時の住宅は基礎がつか石 風は床下を自由自在に通り抜けていました

そのため炭が出す一酸化炭素のガスも薄まり 中毒の心配はなしでした

今時代の機密性の優れた住宅に 炭は馴染まないですね

 

数年前 炭火焼きがブームを呼び需要が高まったこともありましたが 消費の伸びは期待できないように映ります

炭窯を見学して思うことは 安い外国炭に押され 日本の山里から炭窯が消えるのではという心配です

日本の伝統技能が 失せることがないことを祈りたい 

 

炭づくり用・鉄製の炭窯知ってますか 

写真は 数年前・厚沢部町で見学した鉄製の炭窯です

特注の製作費はの〇百万円  

     

山形県金山町の知人宅に宿泊したのは平成16年の夏

当時築207年 3階建て 材料は天然杉

屋内の柱は黒光し 貫禄十分 床下には炭を敷き詰めていました 

炭は多孔質という性質を持ち 床下の湿度を調整するなどの利点を教えていただきました

しかし建築費が嵩むことで 普及はイマイチですね 

      

以前宮崎県綾町を訪れた時のお土産品にも 

毎日更新虹の仲間の日誌 2022年2月号

 


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