田舎都会からの便り

北海道新幹線・新函館北斗駅のある北斗市から発信してます

落合集落のテッペンの家&里道

2018年12月13日 03時33分39秒 | その他

 

落合集落のテッペンの家里道

徳島県三好市東祖谷・落合

TVの映像で見た美しい山村風景に惹かれ 訪ねました

「落合集落を見るなら 展望所だよ」という地元の情報を得・・・そこから撮った全景です

私の目的は 高低差約400mに在るテッペンの家に歩いて行くことです

街で高齢女性の方が近道を教えてくれました

この話は後日記す予定です 

急斜面に石垣で造られた畑 は 遠望の時は美しく見えました

ところが急斜面の道路から眺める現場は 生活の厳しさが伝わってきました 

 

上り始めると 落合のような集落が あっちにも こっちにも そっちにも・・・・・

生活道路の近道は整備されていました

この集落も鹿さんに悩まされていました 

上り始めるてすぐ テッペンの家が見えず方向音痴になりました

近道の選択に悩みながら上りました

 

高度を上げるほとに道はわかりづらくなりました

上に行くほど利用度が少ないよう

高齢化により 利用が無理になっているのでしょう

テッペンの家に近づくにつれ 道迷いしてしまいました

迷い込んだ場所はワラビ畑

もったいない もったいない 

採らず放置の場所が数カ所ありました

テッペンの家には 道の無い場所を無理矢理直線で上りたどり着きました

たかじょう履いたご主人と挨拶を交わしましたら 「ばあさんがいるから・・・」

耳が・・・よう

おじいちゃんは軽四を二台所有してました

一台は買い物や通院の乗用タイプ

もう一台は野良仕事用の軽トラでした

見ず知らずの私を温かく迎えてくれました 

写真のもてなしまで・・・

健康番茶が特産品だという

テッペンの家の老夫婦の悩みは 意外なことでした

おじいちゃんは耳が遠くなり 運転免許更新を認めてもらえないのでは・・・

最近高齢者の運転免許返上ニュースが多い

でも急斜面地帯の高齢者の免許返上は 死活問題に映りました

生活の術を奪われる不安な心境をおばあちゃんは教えてくれました


今回 急傾斜地域をいくつも歩き回りました

目にしたのは おばあちゃんの運転する軽四の多いこと多いこと

見た目で90歳を超えた方が 狭い道を難なく走行する光景も目にしました

テッペンの家から眺めた 対面の展望所方向です

急斜面地帯ですがトイレは水洗化され 都会と同じく文化的生活をしています

住めば都ですが 通院距離など不安・心配もたくさんありそう

 

過去記事    雲南省⑲ 元陽・棚田③

           棚田が130k㎡の規模を誇る元陽

  1000年以上前 平地を追われたハニ族などが山岳地に築いた

       元陽の新街鎮から約25kmにある多依樹風景区

     朝日と棚田のコントラストが素晴らしい場所というが

          太陽が思うように顔を出してくれない

         

     この棚田は12万haというから 日本の棚田の半分を超える

        

        軽いフットワーク急登を駆け上がってくるのは 女性

       転げ落ちそうな斜面を 子供を背負って上がって来た

        

       慣れているとは言え 息も上がらず涼しい顔をしている

  手提げに入っている「ゆでタマゴ」を売るためにやってきたのです 

     買ってくれる人には笑顔だが そうでない人には・・しい顔

        

        

             朝日が顔を出すが 棚田の底は暗い

        

      棚田に太陽が当たると 銀メッキをしたように 水面は輝く

        

         

        

   落合集落里道

徳島県三好市東祖谷・落合

展望所から眺めた落合集落

テッペンの家まで生活のための近道があるはずです 

 

集落の中心街にある商店で道を聞くことにしました

お店で近道を聞いたら 居合わせたお客さんが「私が途中まで案内してあげるよ」 

ありがたいお声がありました

街歩きをして私の一番の困りごとは 人影がなく 道を尋ねることが難儀なことです

ここが近道の入口

住民以外の利用は 皆無に近いのでしょう

途中に里道の解説がありました

外国語も標記されているので 散策者が多いのかも知れない

近道は登山道並みの急登の連続です

高齢になるにつれ 苦痛を覚えそう 

案内してくれた女性の言葉 「最近 苦痛の道になりました」

膝を悪くし この先不安だそう

健康・元気な時は苦にならないのでしょうが・・・わかるなあ

振り返れば 高度を急に上げていることがわかります

この方の道案内は ここまで

住まいは 左上の方

ここから上がる道があるそう

案内していただいたお陰で テッペンの家まで上る元気をいただきました


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 年賀状 | トップ | 下栗の里&おもてなし »

その他」カテゴリの最新記事