稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

コロナウイルス下の図書館に関する意識:国会図書館調査

2021-05-01 11:40:02 | ご存知ですか?
国立国会図書館では,数年に一度「図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査」を実施しています。
新型コロナウイルス感染症の流行により人々の意識や行動に大きな変化が生じたことが推測されたため,2019年に続けて2020年12月11日から15日にかけてオンライン調査を実施し、このほど調査結果が公表されました。

特に新型コロナ感染症については、以下の質問が設定されています。

「今年は、新型コロナウイルス感染症の流行防止により、一時的に多くの公共図書館が休館していました。あなたが普段使っている図書館は休館しましたか。休館した場合どのような影響がありましたか。」
1 休館しなかった / 14.1 %
2 休館したためとても困った / 17.5 %
3 休館したため少し困った / 31.4 %
4 休館したが特に困らなかった / 36.9 %

休館して困ったという人が約半数いる反面、困らなかった人も4割でした。

「新型コロナウイルス感染症の流行が収束した後のあなたの行動についてあてはまるものを選んでください。」
1 公共図書館には以前ほど行かなくなると思う。 / 27.6%
2 公共図書館には以前と同じように行くと思う。 / 65.3 %
3 公共図書館には以前よりも行くようになると思う。 / 7.1 %

以前ほど行かなくなるという回答が3割近いのはショックですね。

「あなたの最もよく利用する公共図書館の新型コロナウイルスの対策についてどう思いますか。」
1 充分に対策が取られていると思う / 52.5%
2 対策が足りないと思う / 18.1 %
3 特に気にしていない / 29.4 %

これはさすがに5割以上の人が十分と回答しています。

一方、緊急事態宣言中に利用したかったサービスについては
「緊急事態宣言が出されている間,公共図書館にあれば利用したかったと思うサービスはありますか。(複数回答可)」という質問に対して
1 本を自宅まで郵送するサービス / 41.1%
2 スマートフォンやタブレットで図書館の本を閲覧できるサービス / 45.0 %
3 メール、電話で図書館員に本や情報の調べ方について相談できるサービス / 13.7 %
4 オンライン会議システム(Zoomなど)で図書館員に本や情報の調べ方について相談できるサービス / 10.7 %
5 その他 / 10.4%

やはり本や情報を何らかの形で手に入れたいという回答が多いですね。

調査結果の詳細については、国会図書館カレントアウェアネスのサイトをご覧ください。

再び緊急事態宣言下にある東京ですが、こうした調査結果も参考にしながらサービスを進化させていただければ嬉しいですね

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