稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

デジタル教科書ってどんなもの?~多様な特性を持った子どもたちの学び

2021-09-04 11:30:54 | ご存知ですか?
先週デジタル教科書を取り上げましたが、頭の固い管理者は、その利点についてご紹介していませんでした

今日は東京書籍さんのサイトを参照しながら、一番の特長だと思われる点をご紹介しましょう。
(同社のサイトはとてもわかりやすいので参考にさせていただきました!)
こちらは実践例の紹介です。
「デジタル教科書・教材で学習上の困りを克服・偏りを補う」
つくば市立みどり学園義務教育学校 桜庭はるみ先生

桜庭先生は情緒に課題のある小学校一年生のクラスの国語授業を紹介しています。
授業では、以下のようにデジタル教科書をフル活用
・読み上げ機能を使った一斉音読
・読み上げ機能を使った個別音読
・デジタル教科書の「特別支援教育用データ」を印刷し、ワークシートとして配布
・デジタル教科書の付属資料を使って課題整理
・電子黒板で答え合わせ
・書き順アニメーションと一緒に空書き
・子どもたちが興味を示した事項についてリンク先の動画を見る

視覚刺激を伴う授業なので注意力が最後まで持続するのだそうです。

読み上げ機能以外にも、文字の拡大機能や、背景色の変更など子どもたちの特性に応じた表示ができます。
今まで配布された教科書を使うことが事実上できなかった子どもたちにとって、みんなと同じ内容を見る・聞くことができるというのは大きな進歩です。
一斉授業がほとんどの日本の学校教育において、デジタル教科書をどのように活かしていけるか、これからの課題ですね。

先生方や教科書作成者の研究や工夫に期待したいです

この他にも同社のサイトには以下の実践例等が紹介されています。
「デジタル教科書・教材の利点「視覚化と動き」を生かす」(算数)島根県雲南市立木次小学校
「学びにくさの壁を乗り越える」(通級指導教室 算数)横浜市立仏向小学校
東京書籍「デジタル教科書特集サイト」
コメント
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