キャラファージュとデキャンタージュの違い

おはようございます。店長の田口好明です。
◆キャラファージュとデキャンタージュの違い

昨日、当店でよく買ってくださるお客様からメールが届きました。最近飲んだワインのティスティングコメントなどを書いていただきました。そのお客様は「クリスチャン・ビネール」がお気に入りというか合うそうです。

こちらがコメントです。

”Binnerのワインはどれもホントよく出来てますね。Gewurztraminerは好きでいろいろ呑むのですが、Binnerのものはホントに僕の中でスタンダードと言える味です。Riesling,
Auxerroisも非常にバランス良く、深いのに余分なものがなくするすると呑めますね。ただ、pinotnoirは開けた当日は良かったのですが、次の日はたてておいたにもかかわらず全体に澱っぽくなっちゃって、残念でした。自然派の赤は多かれ少なかれ皆この傾向がありますね。”

▼それと「リエッシュ」の”シルヴァネールにもコメントいただきました▼

”Rietschのvieille vigne Sylvanerは開けてからかなり時間がたってから威力を発揮しましたね。よく裏ラベルをよんだらcarafage conseilléとあり納得。ほんとにSylvanerらしい味でした。

この「carafage 」について説明します。（というか改めて調べました）

「carafage（キャラファージュ）」とは、香りをひきだし、タンニンをまろやかにする目的で、ワインをボトルからキャラフ（デキャンタ）に移し替え、十分に空気と触れ合わせてあげる行為のこと。

それに対して「décantage（デキャンタージュ）」とは、ワインと澱を分離させる目的で、ワインをボトルからデキャンタに、静かに移し替える行為のこと。

お客様もチェックが鋭いですね。店長もまだまだ日々勉強です。ワインは本当に奥が深いです。またこのような事例がありましたら、ご紹介したいと思います＾＾

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